ゲスト
(ka0000)
【郷祭】水平線のカラマーロ
マスター:のどか

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/10/28 22:00
- リプレイ完成予定
- 2014/11/06 22:00
オープニング
「イカちゃん、ですか」
オフィスの斡旋相談窓口で、ルミはキョトンとして首をかしげていた。
「はい、イカちゃんです」
カウンター越しに対するヒゲ面の初老の男性も、その行為を真似するように首をかしげ、そう答えた。
「もっとも『ちゃん』付けで呼ぶには、いささか凶悪な相手ですが……」
そう言いながら、ヒゲの男性は「こんなに大きいのです」と両手を広げてみせる。
彼はヴァリオス・ジェオルジ間を結ぶ貨物船の船長。
ジェオルジで開かれる祭りで一儲けしようと多くのヴァリオスの商人が貨物船の乗船を希望しているが、その海路に数日前からイカ型の雑魔が巣食ってしまい、船を出せない状況なのだという。
ヴァリオスとジェオルジは陸続きではあるが、多くの商品を効率よく運ぶとなると主立って使われるのは海路である。そこが塞がれてしまい、このままでは祭りに参加するお店の大半が出店を諦める事になってしまうだろうとヒゲの男性は言う。
「何もこの時期に現れなくてもよいものを……先の半魚歪虚騒ぎで止まっていた航行もようやく再開したというのに。我々、貨物船乗りとしてもこのジェオルジでの祭りは経営を立て直すまたと無いチャンスなのです」
そう言った口ぶりはいかにも損得を勘定する商人のそれではあったが、言葉の端々にどこか海に出れない事に対する口惜しさが見え隠れしていた。
「ちなみに、大きいこと以外に特徴は?」
「そうですね……その10本の足がそれぞれ別の生き物のようにうねうねと動く事でしょうか。その何本かは船体を掴み、何本かはマストを掴み、何本かは船首を掴み、そうやって一握りで船を破壊すると言います。今のところ襲われているのは漁船ばかりで、その話を聞いて仲間の船乗り達も船を出し渋っています」
そう言いながら両腕をうねうねと動かして船を沈めるジェスチャーをしてみせる。
「祭りの期日は迫っております、これ以上船を出し渋るわけにもいきません。我々は危険海域の一歩手前まで荷物を積んだ船を出し、そこで一時停泊いたします。ハンターの皆さんにはその船に同乗して頂き、停泊地点から小舟で雑魔退治に向かっていただきたいのです。危険が取り除かれ次第、そのままジェオルジを目指そうと思います。連絡用に船と回線を繋いだ魔導短伝話をお貸ししますので、お使いください」
「分かりました、ではそのように受付させて貰いますね」
情報資料をとんとんと纏めると、ルミは得意の営業スマイルで男性に答える。
「どうか、よろしくお願いいたします」
そう言ってヒゲ面の男性もまたニコリと営業スマイルを浮かべると深々とお辞儀をしてみせた。
オフィスの斡旋相談窓口で、ルミはキョトンとして首をかしげていた。
「はい、イカちゃんです」
カウンター越しに対するヒゲ面の初老の男性も、その行為を真似するように首をかしげ、そう答えた。
「もっとも『ちゃん』付けで呼ぶには、いささか凶悪な相手ですが……」
そう言いながら、ヒゲの男性は「こんなに大きいのです」と両手を広げてみせる。
彼はヴァリオス・ジェオルジ間を結ぶ貨物船の船長。
ジェオルジで開かれる祭りで一儲けしようと多くのヴァリオスの商人が貨物船の乗船を希望しているが、その海路に数日前からイカ型の雑魔が巣食ってしまい、船を出せない状況なのだという。
ヴァリオスとジェオルジは陸続きではあるが、多くの商品を効率よく運ぶとなると主立って使われるのは海路である。そこが塞がれてしまい、このままでは祭りに参加するお店の大半が出店を諦める事になってしまうだろうとヒゲの男性は言う。
「何もこの時期に現れなくてもよいものを……先の半魚歪虚騒ぎで止まっていた航行もようやく再開したというのに。我々、貨物船乗りとしてもこのジェオルジでの祭りは経営を立て直すまたと無いチャンスなのです」
そう言った口ぶりはいかにも損得を勘定する商人のそれではあったが、言葉の端々にどこか海に出れない事に対する口惜しさが見え隠れしていた。
「ちなみに、大きいこと以外に特徴は?」
「そうですね……その10本の足がそれぞれ別の生き物のようにうねうねと動く事でしょうか。その何本かは船体を掴み、何本かはマストを掴み、何本かは船首を掴み、そうやって一握りで船を破壊すると言います。今のところ襲われているのは漁船ばかりで、その話を聞いて仲間の船乗り達も船を出し渋っています」
そう言いながら両腕をうねうねと動かして船を沈めるジェスチャーをしてみせる。
「祭りの期日は迫っております、これ以上船を出し渋るわけにもいきません。我々は危険海域の一歩手前まで荷物を積んだ船を出し、そこで一時停泊いたします。ハンターの皆さんにはその船に同乗して頂き、停泊地点から小舟で雑魔退治に向かっていただきたいのです。危険が取り除かれ次第、そのままジェオルジを目指そうと思います。連絡用に船と回線を繋いだ魔導短伝話をお貸ししますので、お使いください」
「分かりました、ではそのように受付させて貰いますね」
情報資料をとんとんと纏めると、ルミは得意の営業スマイルで男性に答える。
「どうか、よろしくお願いいたします」
そう言ってヒゲ面の男性もまたニコリと営業スマイルを浮かべると深々とお辞儀をしてみせた。
解説
ヴァリオス・ジェオルジ間の海路に生息するダイオウイカ型雑魔を退治してください。
皆さまには洋上に停泊する貨物船から小舟に乗り換えて、雑魔の居る海域へと侵入して頂きます。
雑魔は海域を通過する船を手あたり次第に襲っているようで、おそらく何もしなくても出会う事になるでしょう。
雑魔との戦闘は「水中」および「水上(船上)」で行うことが可能です。
何らかの特殊な状況を除き水上から近接攻撃を仕掛ける事はできません。
また小舟が破壊されてしまった場合は、自動的に水中フィールドへ侵入となってしまいます。
※水中・水上戦の詳しいルールはTOPページ「ルール>戦闘ルール>特殊な状況」を一読ください
皆さまには洋上に停泊する貨物船から小舟に乗り換えて、雑魔の居る海域へと侵入して頂きます。
雑魔は海域を通過する船を手あたり次第に襲っているようで、おそらく何もしなくても出会う事になるでしょう。
雑魔との戦闘は「水中」および「水上(船上)」で行うことが可能です。
何らかの特殊な状況を除き水上から近接攻撃を仕掛ける事はできません。
また小舟が破壊されてしまった場合は、自動的に水中フィールドへ侵入となってしまいます。
※水中・水上戦の詳しいルールはTOPページ「ルール>戦闘ルール>特殊な状況」を一読ください
マスターより
おはようございます、のどかです。
お祭り目指してジェオルジへいざ出発……しようと思ったら海路にイカちゃんが巣食っちゃいました。
画像はタコですが、敵はイカちゃんです。
このままでは多くの商人と船乗り達が文字通り路頭に迷ってしまうので是非とも助けてあげてください。
ちなみにイタリアには「イカ」を意味する単語が無いそうですね。種別ごとにすべて名前が違うのだとか。
英語もイタリア語と同じそうですが、あのエイリアンのような生き物を全部ひっくるめて「イカ」と呼べる日本語ってやっぱりすごい。
何か質問がございましたら担当受付嬢のルミちゃんがお答えできる範囲で答えますので、別途質問卓を立ててお問い合わせください。
お祭り目指してジェオルジへいざ出発……しようと思ったら海路にイカちゃんが巣食っちゃいました。
画像はタコですが、敵はイカちゃんです。
このままでは多くの商人と船乗り達が文字通り路頭に迷ってしまうので是非とも助けてあげてください。
ちなみにイタリアには「イカ」を意味する単語が無いそうですね。種別ごとにすべて名前が違うのだとか。
英語もイタリア語と同じそうですが、あのエイリアンのような生き物を全部ひっくるめて「イカ」と呼べる日本語ってやっぱりすごい。
何か質問がございましたら担当受付嬢のルミちゃんがお答えできる範囲で答えますので、別途質問卓を立ててお問い合わせください。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/11/06 09:13
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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イカ退治相談卓 神楽(ka2032) 人間(リアルブルー)|15才|男性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2014/10/28 02:17:21 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/10/24 21:46:04 |