ゲスト
(ka0000)
【春郷祭】トマトクレープ・ア・ラ・モード
マスター:奈華里

このシナリオは2日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
関連ユニオン
魔術師協会広報室- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在14人 / 1~25人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 6日
- プレイング締切
- 2017/06/13 19:00
- リプレイ完成予定
- 2017/06/24 19:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
トマトが特産品であるカルドルビーノ村のパーザは悩んでいた。
開発したばかりの黒トマトはなんとか市場に流れ出した。しかし、それだけではまだまだだと思う。
(折角の春郷祭を無駄にしてはいかんのだ。それにヒントは既に得ているッ!)
手にしたメモには力強い筆跡で『デザート』の文字――それは、とあるハンターの呟きに由来する。
彼の黒トマトの危機を救うべく、やって来たハンターの一人が彼のトマトを食し言っていたのだ。
「ピザを食べた時も思ったんだけど、変な酸味もないしとろっとしていて……これひょっとしてデザートにもならないかしら?」と。
彼の開発したトマトは黒い。その見た目で怪訝されていたが、サクランボの例を挙げて彼女はタルトなどどうかと後で話していたのを記憶している。だが、問題は多い。まずはタルトとなると大量のトマトが必要だ。一応まだ出来たばかりのトマトで市場に卸し始めているから祭り用に確保して、市場に卸す分を減らすのはまずい。
「となると…ケーキ、いやそれは費用がかかり過ぎるか。クッキー…は在り来たりだな」
パーザが思いつく限りのスイーツを思い浮かべ考える。
それでもいい案に行きつかなくて、気分転換に街に出て…。
そこで彼の目に留まったのは一台の屋台だった。
看板には『Pクレープ』と書かれ、若者達がこぞってその店の前に行列を作っている。
「いらっしゃいませ~。Pクレープへようこそ」
愛想のいい笑顔で店員が注文を取り、商品作成に入る。
手際よく鉄板に流された生地は棒のようなもので丸く均され、両面が焼き上がった所でクリームやらフルーツがそれられる。
「あれだ!」
パーザは確信した。祭りと言えばテイクアウトにカップルだ。甘いものはカップルの距離を近付かせる。
「す、すまないが、私の所に来てくれないか!」
パーザが行列に割り込む形で店員の娘・南那初華(kz0135)に声をかける。
「ちょっと、順番守りなさいよ」
「おじさん、みっともないですよー」
そんな彼にはもれなく非難の声が上がって、慌てて列の最後尾へ。
「いきなりの告白なんてびっくりですよ~」
ほわんとした性格の彼女であったが、流石にこれには目を丸くする。
そしてようやく順番が回ってきた時、詳しく話したが彼女は首を横に振る。
「ごめんなさい。ちょっとその時期は忙しくって…お力になれたら嬉しいんですけど…」
先に予定があるらしく、彼のトマトクレープには手を貸せないらしい。
「そこを何とか頼む! 私の黒トマトを使えば絶対に売れる筈だ! この店にとっても悪くない筈だろう」
周囲の目を顧みず彼が頼む。そんな彼に困惑している彼女にさっきパーザをたしなめた少女達が助け舟。
「ねえ、おじさん。もしかしてピュアダークの生産者なの?」
パーザの黒トマトを知っているのか一人が尋ねる。
「あ、ああ…そうだが、君らは?」
「私達? 私達も農業やってるのよね。それで相談なんだけど、今の話。私達に任せて貰えない?」
いきなりしゃしゃり出てきた娘達にパーザが怪しむ視線を送る。
「大丈夫よ、損させないわ。だって私達」
「郷祭の仕出し弁当を担当された方達らしいんですよっ」
「な、なんとアレをかっ!」
パーザも食べた事があったのだろう。それを聞き、驚きの顔を見せるのだった。
その後はとんとん拍子で話は進んで、とある村の村娘達がパーザのトマトクレープを共同開発という形で制作する事となる。
「ふぅ、よかったぁ。今年の春郷祭は出れないかもって思ってたもんね」
村娘の一人が呟く。というのも彼女らの村は少し前に村長が歪虚に脅迫される事件があり、その時に畑が余所者の侵入により荒らされてしまい作っていた野菜が成長半ばで駄目になってしまったのだ。植え直しをしたものの、残念ながら祭りには間に合っていなくて…今回の話は渡りに船だったりする。
「とはいえ、しっかりとやならいとね。あの人、ノルマまで課して来たし」
当日の販売目標数はなんと三万個。この数は初華曰く、休みの日でも結構厳しい数ではあるらしい。けれど、達成すれば今回の費用は全て彼が負担してくれるという。であるから村娘達もそれなりに考えている。
「種類を沢山出すのは得策じゃないと思うの…作るのに手間がかかっちゃうしね。だから三つが妥当かな」
今までの経験からの判断。ちなみにトマトの量が限られているから生地に果汁を入れて練り込む形でいくらしい。
「しかも、ちゃっかり通常のトマトも使えって事だから…赤と黒、もう一つはダブルで巻いて超豪華にしない?」
色付きの生地で目を引いて二枚使いの豪華版を用意すれば、他店との差別化に加えてお祭り感も出せそうだ。
「後はトッピングよね…何が一番合うかしら?」
黒トマトを使うならば少なめに、赤は制限なし。後の食材については三人娘の村のものを使うつもりだ。
「フフッ、この時間が一番大変だけど楽しいよね♪」
期限内に仕上げなければいけないが、それもまたよし。この緊張感が癖になりつつある彼女達である。
ハンターオフィスへの手配も迅速に、今回はいつもに増して気合が入る彼女らであった。
トマトが特産品であるカルドルビーノ村のパーザは悩んでいた。
開発したばかりの黒トマトはなんとか市場に流れ出した。しかし、それだけではまだまだだと思う。
(折角の春郷祭を無駄にしてはいかんのだ。それにヒントは既に得ているッ!)
手にしたメモには力強い筆跡で『デザート』の文字――それは、とあるハンターの呟きに由来する。
彼の黒トマトの危機を救うべく、やって来たハンターの一人が彼のトマトを食し言っていたのだ。
「ピザを食べた時も思ったんだけど、変な酸味もないしとろっとしていて……これひょっとしてデザートにもならないかしら?」と。
彼の開発したトマトは黒い。その見た目で怪訝されていたが、サクランボの例を挙げて彼女はタルトなどどうかと後で話していたのを記憶している。だが、問題は多い。まずはタルトとなると大量のトマトが必要だ。一応まだ出来たばかりのトマトで市場に卸し始めているから祭り用に確保して、市場に卸す分を減らすのはまずい。
「となると…ケーキ、いやそれは費用がかかり過ぎるか。クッキー…は在り来たりだな」
パーザが思いつく限りのスイーツを思い浮かべ考える。
それでもいい案に行きつかなくて、気分転換に街に出て…。
そこで彼の目に留まったのは一台の屋台だった。
看板には『Pクレープ』と書かれ、若者達がこぞってその店の前に行列を作っている。
「いらっしゃいませ~。Pクレープへようこそ」
愛想のいい笑顔で店員が注文を取り、商品作成に入る。
手際よく鉄板に流された生地は棒のようなもので丸く均され、両面が焼き上がった所でクリームやらフルーツがそれられる。
「あれだ!」
パーザは確信した。祭りと言えばテイクアウトにカップルだ。甘いものはカップルの距離を近付かせる。
「す、すまないが、私の所に来てくれないか!」
パーザが行列に割り込む形で店員の娘・南那初華(kz0135)に声をかける。
「ちょっと、順番守りなさいよ」
「おじさん、みっともないですよー」
そんな彼にはもれなく非難の声が上がって、慌てて列の最後尾へ。
「いきなりの告白なんてびっくりですよ~」
ほわんとした性格の彼女であったが、流石にこれには目を丸くする。
そしてようやく順番が回ってきた時、詳しく話したが彼女は首を横に振る。
「ごめんなさい。ちょっとその時期は忙しくって…お力になれたら嬉しいんですけど…」
先に予定があるらしく、彼のトマトクレープには手を貸せないらしい。
「そこを何とか頼む! 私の黒トマトを使えば絶対に売れる筈だ! この店にとっても悪くない筈だろう」
周囲の目を顧みず彼が頼む。そんな彼に困惑している彼女にさっきパーザをたしなめた少女達が助け舟。
「ねえ、おじさん。もしかしてピュアダークの生産者なの?」
パーザの黒トマトを知っているのか一人が尋ねる。
「あ、ああ…そうだが、君らは?」
「私達? 私達も農業やってるのよね。それで相談なんだけど、今の話。私達に任せて貰えない?」
いきなりしゃしゃり出てきた娘達にパーザが怪しむ視線を送る。
「大丈夫よ、損させないわ。だって私達」
「郷祭の仕出し弁当を担当された方達らしいんですよっ」
「な、なんとアレをかっ!」
パーザも食べた事があったのだろう。それを聞き、驚きの顔を見せるのだった。
その後はとんとん拍子で話は進んで、とある村の村娘達がパーザのトマトクレープを共同開発という形で制作する事となる。
「ふぅ、よかったぁ。今年の春郷祭は出れないかもって思ってたもんね」
村娘の一人が呟く。というのも彼女らの村は少し前に村長が歪虚に脅迫される事件があり、その時に畑が余所者の侵入により荒らされてしまい作っていた野菜が成長半ばで駄目になってしまったのだ。植え直しをしたものの、残念ながら祭りには間に合っていなくて…今回の話は渡りに船だったりする。
「とはいえ、しっかりとやならいとね。あの人、ノルマまで課して来たし」
当日の販売目標数はなんと三万個。この数は初華曰く、休みの日でも結構厳しい数ではあるらしい。けれど、達成すれば今回の費用は全て彼が負担してくれるという。であるから村娘達もそれなりに考えている。
「種類を沢山出すのは得策じゃないと思うの…作るのに手間がかかっちゃうしね。だから三つが妥当かな」
今までの経験からの判断。ちなみにトマトの量が限られているから生地に果汁を入れて練り込む形でいくらしい。
「しかも、ちゃっかり通常のトマトも使えって事だから…赤と黒、もう一つはダブルで巻いて超豪華にしない?」
色付きの生地で目を引いて二枚使いの豪華版を用意すれば、他店との差別化に加えてお祭り感も出せそうだ。
「後はトッピングよね…何が一番合うかしら?」
黒トマトを使うならば少なめに、赤は制限なし。後の食材については三人娘の村のものを使うつもりだ。
「フフッ、この時間が一番大変だけど楽しいよね♪」
期限内に仕上げなければいけないが、それもまたよし。この緊張感が癖になりつつある彼女達である。
ハンターオフィスへの手配も迅速に、今回はいつもに増して気合が入る彼女らであった。
解説
内容
村娘達と共にトマトクレープを販売しノルマを達成する事
カルドルビーノで開発された黒トマト・ピュアダークの知名度を広げる為、
生産者であるパーザは条件付きでたまたま出会った村娘ちゃんズにクレープ作成を依頼しました
三人娘達も春郷祭に出たいと考えていた為その話に乗り、トマトクレープ作りを開始
そんな彼女らの制作、販売にご協力の程よろしくお願いします
・黒トマト『ピュアダーク』について
基本、通常のトマトよりは酸味と生臭みがなくさっぱりした味わい
焼く事でなおさっぱりして食べやすくなる
色は文字通り真っ黒であり、輪切りにすると気持ち赤が混じる程度
果肉部に関しても、表現するならば墨汁を吸わせたような見た目で残念な感じ
大きさは掌に収まるサイズであり普通のものと大して変わらない
(実際にある黒トマトと同じと考えて下さい)
・クレープ作成の条件
生地は二種類、赤いトマトを練り込んだ生地と黒トマトを練り込んだ生地を使用
売り出す商品は三つに限定>それぞれの生地を使ったモノと、特別に二枚を一つに巻いたものを用意予定
トッピングに関しては自由に提案して頂いてOKです(大概のものはあると考えて頂いて可)
ただし、まだ黒トマトは数が少ないので大量に使う事は出来ません
価格は通常のものが700G,特別仕様が1000Gを予定
●プレイングについて
イベント依頼ですので、『祭り当日』の行動についてタグ記載お願いします
具体的には下記のどれかを選択し、プレイング頭に記載下さい
お友達との参加の場合はお手数ですが、名前とID、間柄等あると大変助かります
なお前日の行動については考案を前提としますがその他でも可、描写は祭り当日がメインになります
【調理】調理場でクレープを作りまくります
【呼込】店先で販売&呼び込みを担当。今回は試食で釣るのはNGとします
【其他】呼び水になる大道芸を披露したり、実際に実食するもよし(但し、実食する方からは料金徴収有)
村娘達と共にトマトクレープを販売しノルマを達成する事
カルドルビーノで開発された黒トマト・ピュアダークの知名度を広げる為、
生産者であるパーザは条件付きでたまたま出会った村娘ちゃんズにクレープ作成を依頼しました
三人娘達も春郷祭に出たいと考えていた為その話に乗り、トマトクレープ作りを開始
そんな彼女らの制作、販売にご協力の程よろしくお願いします
・黒トマト『ピュアダーク』について
基本、通常のトマトよりは酸味と生臭みがなくさっぱりした味わい
焼く事でなおさっぱりして食べやすくなる
色は文字通り真っ黒であり、輪切りにすると気持ち赤が混じる程度
果肉部に関しても、表現するならば墨汁を吸わせたような見た目で残念な感じ
大きさは掌に収まるサイズであり普通のものと大して変わらない
(実際にある黒トマトと同じと考えて下さい)
・クレープ作成の条件
生地は二種類、赤いトマトを練り込んだ生地と黒トマトを練り込んだ生地を使用
売り出す商品は三つに限定>それぞれの生地を使ったモノと、特別に二枚を一つに巻いたものを用意予定
トッピングに関しては自由に提案して頂いてOKです(大概のものはあると考えて頂いて可)
ただし、まだ黒トマトは数が少ないので大量に使う事は出来ません
価格は通常のものが700G,特別仕様が1000Gを予定
●プレイングについて
イベント依頼ですので、『祭り当日』の行動についてタグ記載お願いします
具体的には下記のどれかを選択し、プレイング頭に記載下さい
お友達との参加の場合はお手数ですが、名前とID、間柄等あると大変助かります
なお前日の行動については考案を前提としますがその他でも可、描写は祭り当日がメインになります
【調理】調理場でクレープを作りまくります
【呼込】店先で販売&呼び込みを担当。今回は試食で釣るのはNGとします
【其他】呼び水になる大道芸を披露したり、実際に実食するもよし(但し、実食する方からは料金徴収有)
マスターより
どさでお話しさせて頂きましてOKを頂いたので、
深夜真世MS様の初華ちゃんをゲストとしてお迎えさせて頂きました奈華里です
内容がクレープなのでぜひ来て頂きたくて…
今のところOPだけですが、流れによってはリプレイでも…ゴホゴホッ
おかずクレープでもオーソドックスにスイーツ系でも構いません
食べたら美味しいだろうなを形にしてアイデアと販売の工夫をお待ちしています(^^ゞ
深夜真世MS様の初華ちゃんをゲストとしてお迎えさせて頂きました奈華里です
内容がクレープなのでぜひ来て頂きたくて…
今のところOPだけですが、流れによってはリプレイでも…ゴホゴホッ
おかずクレープでもオーソドックスにスイーツ系でも構いません
食べたら美味しいだろうなを形にしてアイデアと販売の工夫をお待ちしています(^^ゞ
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/06/24 02:10
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/06/12 23:57:27 |
|
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売り切れ!トマトクレープ! 星野 ハナ(ka5852) 人間(リアルブルー)|24才|女性|符術師(カードマスター) |
最終発言 2017/06/13 00:02:27 |