ゲスト
(ka0000)
人ならずとも人のため
マスター:植田誠

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/06/21 15:00
- リプレイ完成予定
- 2017/06/30 15:00
オープニング
●
ゴブリンに占拠された村を奪還する。そう依頼を受けたハンターたちは近くにある別の村へとやってきた。ここには村から逃げてきた住人が多数いるということだ。
もっとも、近くがゴブリンに占拠されたとあってはここもどうなるか分からない。そういうわけで逃げ支度で大忙しの様子だ。
「あいつを助けてくれ! あの『ゴブリン』を!」
そんな中、やっとのことで見つけた当の村人。村人が開口一番言ったのはこの言葉だった。
●
「あのゴブリンは村外れのばあ様の家に住んでいたんだ」
聞くところによるとゴブリンは、瀕死の状態でその老婆の家の前で倒れていたそうだ。老婆はそのゴブリンを手当てし、食べ物まで与えた。だが、人がなかなか変わらないように、ゴブリンの性質が変わるわけもなく、次の日には家の食料を持っていなくなっていたそうだ。
それからしばらくして、同じゴブリンがまたも老婆の家の前で倒れていた。手当の後からそれが分かった。老婆は同じようにそのゴブリンを手当てしたそうだ。
次の日、ゴブリンは逃げ出していなかった。老婆が朝食に用意したパンを渡されるとありがたがるように受け取り食べた。
「その時、その眼には涙が浮かんでいたそうだ。ばあ様の話を信じるならな」
それ以後、このゴブリンはこの家に居着き、老婆の手助けをして布を織ったりちょっとした畑を耕して暮らしていたそうだ。
もちろん村人たちはすぐにこのゴブリンを追い出そうとしたが、それは老婆が納得しようとしない。加えて、石などを投げつけられ出て行けと罵られた当のゴブリンが反撃をしようともせずそれらに耐えている。そんな様子を見てきた村人たちはつい折れ、ゴブリンが住むことを了承した。それからしばらくは平和な日々が続いていた。
「あのゴブリンがばあ様を抱えて村長の家にやってきたのは朝早くのことだった」
なんのことかは老婆も分からなかったらしい。だが、家に入るとゴブリンは紙とペンをひったくると何か絵を描きだした。
森。そこから出てきている様子のゴブリン。そして燃える家。これらが村の襲撃を指していると気づくのに時間はかからなかった。
村長はすぐに村の人々に逃げるように伝え、取るものも取らず村をあとにした。この時、気づくとゴブリンの姿は見えず、この村人が老婆を連れて出ていった。
「……ゴブリンがどこにいったのか分かったのは村が遠くなった時だったよ。手に愛用の鍬を持ってよ……入口のあたりでこっちに手を振ってたんだよ」
早く来いと、村人たちは口々に叫んだそうだ。だが、その言葉が聞こえたのかどうか……ゴブリンは首を横に振り、そのまま村へと戻っていった。
「村のあたりから煙が上がってきたのはそのすぐあとだ。あいつは足止めのために残ったんだ……大して強くもねぇのにさ。でも、それよりも弱い俺たちはただ逃げるしかなかったんだ」
沈んだ声の村人はハンターに縋りついて言った。
「ゴブリンがどれだけいるのか分からない。だがそれでも頼む! 村と、あのゴブリンを助けてやってくれ!!」
ゴブリンに占拠された村を奪還する。そう依頼を受けたハンターたちは近くにある別の村へとやってきた。ここには村から逃げてきた住人が多数いるということだ。
もっとも、近くがゴブリンに占拠されたとあってはここもどうなるか分からない。そういうわけで逃げ支度で大忙しの様子だ。
「あいつを助けてくれ! あの『ゴブリン』を!」
そんな中、やっとのことで見つけた当の村人。村人が開口一番言ったのはこの言葉だった。
●
「あのゴブリンは村外れのばあ様の家に住んでいたんだ」
聞くところによるとゴブリンは、瀕死の状態でその老婆の家の前で倒れていたそうだ。老婆はそのゴブリンを手当てし、食べ物まで与えた。だが、人がなかなか変わらないように、ゴブリンの性質が変わるわけもなく、次の日には家の食料を持っていなくなっていたそうだ。
それからしばらくして、同じゴブリンがまたも老婆の家の前で倒れていた。手当の後からそれが分かった。老婆は同じようにそのゴブリンを手当てしたそうだ。
次の日、ゴブリンは逃げ出していなかった。老婆が朝食に用意したパンを渡されるとありがたがるように受け取り食べた。
「その時、その眼には涙が浮かんでいたそうだ。ばあ様の話を信じるならな」
それ以後、このゴブリンはこの家に居着き、老婆の手助けをして布を織ったりちょっとした畑を耕して暮らしていたそうだ。
もちろん村人たちはすぐにこのゴブリンを追い出そうとしたが、それは老婆が納得しようとしない。加えて、石などを投げつけられ出て行けと罵られた当のゴブリンが反撃をしようともせずそれらに耐えている。そんな様子を見てきた村人たちはつい折れ、ゴブリンが住むことを了承した。それからしばらくは平和な日々が続いていた。
「あのゴブリンがばあ様を抱えて村長の家にやってきたのは朝早くのことだった」
なんのことかは老婆も分からなかったらしい。だが、家に入るとゴブリンは紙とペンをひったくると何か絵を描きだした。
森。そこから出てきている様子のゴブリン。そして燃える家。これらが村の襲撃を指していると気づくのに時間はかからなかった。
村長はすぐに村の人々に逃げるように伝え、取るものも取らず村をあとにした。この時、気づくとゴブリンの姿は見えず、この村人が老婆を連れて出ていった。
「……ゴブリンがどこにいったのか分かったのは村が遠くなった時だったよ。手に愛用の鍬を持ってよ……入口のあたりでこっちに手を振ってたんだよ」
早く来いと、村人たちは口々に叫んだそうだ。だが、その言葉が聞こえたのかどうか……ゴブリンは首を横に振り、そのまま村へと戻っていった。
「村のあたりから煙が上がってきたのはそのすぐあとだ。あいつは足止めのために残ったんだ……大して強くもねぇのにさ。でも、それよりも弱い俺たちはただ逃げるしかなかったんだ」
沈んだ声の村人はハンターに縋りついて言った。
「ゴブリンがどれだけいるのか分からない。だがそれでも頼む! 村と、あのゴブリンを助けてやってくれ!!」
解説
●目的
敵の殲滅および村の奪還
●状況
PCたちは村人からの救援要請を受けてやってきたハンターとなる。
戦場は村の中。中央に水汲み場があり、そこから煉瓦製の家々が広がっている。
到着時間は昼過ぎ。天候は快晴。
村の中はすでにゴブリンたちに占拠されており、破壊された家などもある他、食物なども食い荒らされている。
作戦等はハンターに一任されているが、他の村への被害拡大の懸念もあるため可能な限り早期の決着を望まれている。
●敵情報
ゴブリン×不明
一般的な近接寄りのゴブリンから魔法、銃器を操るゴブリンなど多種多様。
ただ、個別の大まかステータスは大体同じぐらい。
※以下PL情報
●敵情報追記
『敵数』および『敵基本ステータス』はPCの戦力により変動するものとする。
●防衛対象
ゴブリン×1
老婆の家に住み着いたゴブリン。
現在村中央で多数のゴブリンに囲まれている。瀕死の状態。
敵の殲滅および村の奪還
●状況
PCたちは村人からの救援要請を受けてやってきたハンターとなる。
戦場は村の中。中央に水汲み場があり、そこから煉瓦製の家々が広がっている。
到着時間は昼過ぎ。天候は快晴。
村の中はすでにゴブリンたちに占拠されており、破壊された家などもある他、食物なども食い荒らされている。
作戦等はハンターに一任されているが、他の村への被害拡大の懸念もあるため可能な限り早期の決着を望まれている。
●敵情報
ゴブリン×不明
一般的な近接寄りのゴブリンから魔法、銃器を操るゴブリンなど多種多様。
ただ、個別の大まかステータスは大体同じぐらい。
※以下PL情報
●敵情報追記
『敵数』および『敵基本ステータス』はPCの戦力により変動するものとする。
●防衛対象
ゴブリン×1
老婆の家に住み着いたゴブリン。
現在村中央で多数のゴブリンに囲まれている。瀕死の状態。
マスターより
お世話になっております、植田です。
今回は単純な戦闘依頼となります。敵は村を覆いつくすゴブリンたち。大した敵ではありませんが、油断はしないように。
それでは、皆様の参加お待ちいたしております。
今回は単純な戦闘依頼となります。敵は村を覆いつくすゴブリンたち。大した敵ではありませんが、油断はしないように。
それでは、皆様の参加お待ちいたしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/07/01 00:27
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 カイン・A・A・カーナボン(ka5336) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2017/06/20 22:38:53 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/06/18 12:53:33 |