ゲスト
(ka0000)
養蜂場の悪夢
マスター:小林 左右也

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/07/06 19:00
- リプレイ完成予定
- 2017/07/15 19:00
オープニング
●ハンターオフィスの休憩スペースにて
休憩用のテーブルには、常日頃から様々な菓子が置かれている。
それは依頼主やハンターたちのお土産だった。地方色溢れる品揃えは、訪れるハンターたちのささやかな楽しみでもあった。
「うわー」
「美味しそう~」
反応がいいのは、やはり女性ハンターたちだ。
種類豊富で、まるで宝石のように輝くベリーがいっぱいに詰まった籠。それらのベリーを使った焼き菓子や砂糖漬け。乾燥させたベリーと木の実を混ぜ込んだパンや、黄金色の蜂蜜やジャムの小瓶と、小さなテーブルはいっぱいになっていた。
「皆さんが揃ったところで、紅茶でも淹れましょうか」
無邪気な反応を見せるハンターたちを微笑ましく見つめるお姉さん。もといハンターオフィス常勤職員のコウ・リィは、にっこりとほほ笑んだ。
この紅茶もいただいたんですよ、とハンターたちに淹れたての紅茶を振る舞う。濃い目に淹れられた紅茶には、ミルクは勿論、ジャムや蜂蜜を入れても美味しいという。
「うう~! 美味しい!!」
「すみません、お代わりお願いします!」
「この砂糖漬け、酒のつまみにも合いそう……」
芳醇な香りに包まれたハンターオフィスに、まったりとした空気が流れる。
あれ、なんでここに居るんだっけ? と誰もが本来の目的を忘れそうになるが。
ひとりのハンターが、はっと何かに気づいたかのように、震える声で呟いた。
「……まさか、ここで紅茶やお菓子をいただいた者は、問答無用でこの依頼主の依頼を引き受けないといけないかって……」
狼狽するハンターの様子に、コウ・リィはニヤリと……笑うわけがなく、困ったように眉を下げる。
「ご期待に沿えなくて申し訳ないですが、そんなことはないのでご安心ください」
●さて依頼は
「今回の依頼について説明いたします。まず依頼主の方は妖精の丘でホテルとワイナリーを経営されている……」
はいはい! と若い女性ハンターが手を上げる。
「あたし知ってます! 若くてイケメンのオーナーさんですよね。そのホテル去年友達と行ってきました。良いところですよね~ホテルもお洒落だし」
「ワインも食事も美味しいしね」
「そうそう! あと温泉!」
「あたしなんか、一泊しかしていないのに、二キロも太っちゃいました」
どっと笑いが起こる。女性陣には温泉にグルメと人気のスポットなのだ。
「僕も行ったことがありますよ。あの辺は自然が豊かだから珍しい昆虫もいっぱいいるんですよね」
「ゲ、虫ぃ?! やだ虫嫌~い!」
「男子って、どうして虫取りなんか好きなのかなぁ……」
「虫取り……昆虫採集と言ってくださいよ」
「まあ、確かにワインは美味いな。メシも美味いし」
どうやら虫好き、酒好きの男性陣にも好まれている場所のようだ。
「それで、オーナーさんはどんなご用だったんですか?」
その質問を待っていたと言わんばかりに、コウ・リィは嬉しそうにニッコリとなる。
「ハンターの皆さんに、手助けをして欲しいと依頼に来られました」
妖精の丘は一応オーナーのレインマン氏の所有する土地ではあるが、手付かずの自然のままである場所の方が多い。お陰で野草や昆虫は自然のまま保たれている。
「だからまだ確認されていない雑魔も数知れず……といったところです」
これまで観光ルートとして解放している所は、雑魔も駆逐済みであるし、どうしても近寄れない場所は立ち入りを禁じている。
今回の依頼は、蜜源となる植物が自生する草原近くの養蜂場が舞台となる。
数年前から規模は小さいながら養蜂を始めたが、ここ最近養蜂しているミツバチが急に襲いかかってくるようになったらしい。
「恐らく一部のミツバチが雑魔化したのではないかと、相談に来られたのです」
養蜂場には、まだ雑魔化していないミツバチもいる。その巣箱を無事回収して欲しいという。
「出発は夜明け前。依頼のお仕事が終わった後は、特製蜂蜜のお土産を用意しているとのことですが、それだけではありません」
コウ・リィはおもむろに、上着の内ポケットから白い封筒を取り出す。
「オーナーさんから皆さんにお礼ということで、レストランのお食事券をいただいております」
おお! とハンターたちの間に歓声が上がる。
食通の間でもこのホテルのレストランの評価は高い。特にランチブッフェは味はもちろん種類も豊富で人気がある。他にもスイーツブッフェもあり、こちらは女性に大変好評だ。
「私もハンターだったら、この依頼に参加したいくらいです……」
と、彼女は悩ましげな溜息をついた。
休憩用のテーブルには、常日頃から様々な菓子が置かれている。
それは依頼主やハンターたちのお土産だった。地方色溢れる品揃えは、訪れるハンターたちのささやかな楽しみでもあった。
「うわー」
「美味しそう~」
反応がいいのは、やはり女性ハンターたちだ。
種類豊富で、まるで宝石のように輝くベリーがいっぱいに詰まった籠。それらのベリーを使った焼き菓子や砂糖漬け。乾燥させたベリーと木の実を混ぜ込んだパンや、黄金色の蜂蜜やジャムの小瓶と、小さなテーブルはいっぱいになっていた。
「皆さんが揃ったところで、紅茶でも淹れましょうか」
無邪気な反応を見せるハンターたちを微笑ましく見つめるお姉さん。もといハンターオフィス常勤職員のコウ・リィは、にっこりとほほ笑んだ。
この紅茶もいただいたんですよ、とハンターたちに淹れたての紅茶を振る舞う。濃い目に淹れられた紅茶には、ミルクは勿論、ジャムや蜂蜜を入れても美味しいという。
「うう~! 美味しい!!」
「すみません、お代わりお願いします!」
「この砂糖漬け、酒のつまみにも合いそう……」
芳醇な香りに包まれたハンターオフィスに、まったりとした空気が流れる。
あれ、なんでここに居るんだっけ? と誰もが本来の目的を忘れそうになるが。
ひとりのハンターが、はっと何かに気づいたかのように、震える声で呟いた。
「……まさか、ここで紅茶やお菓子をいただいた者は、問答無用でこの依頼主の依頼を引き受けないといけないかって……」
狼狽するハンターの様子に、コウ・リィはニヤリと……笑うわけがなく、困ったように眉を下げる。
「ご期待に沿えなくて申し訳ないですが、そんなことはないのでご安心ください」
●さて依頼は
「今回の依頼について説明いたします。まず依頼主の方は妖精の丘でホテルとワイナリーを経営されている……」
はいはい! と若い女性ハンターが手を上げる。
「あたし知ってます! 若くてイケメンのオーナーさんですよね。そのホテル去年友達と行ってきました。良いところですよね~ホテルもお洒落だし」
「ワインも食事も美味しいしね」
「そうそう! あと温泉!」
「あたしなんか、一泊しかしていないのに、二キロも太っちゃいました」
どっと笑いが起こる。女性陣には温泉にグルメと人気のスポットなのだ。
「僕も行ったことがありますよ。あの辺は自然が豊かだから珍しい昆虫もいっぱいいるんですよね」
「ゲ、虫ぃ?! やだ虫嫌~い!」
「男子って、どうして虫取りなんか好きなのかなぁ……」
「虫取り……昆虫採集と言ってくださいよ」
「まあ、確かにワインは美味いな。メシも美味いし」
どうやら虫好き、酒好きの男性陣にも好まれている場所のようだ。
「それで、オーナーさんはどんなご用だったんですか?」
その質問を待っていたと言わんばかりに、コウ・リィは嬉しそうにニッコリとなる。
「ハンターの皆さんに、手助けをして欲しいと依頼に来られました」
妖精の丘は一応オーナーのレインマン氏の所有する土地ではあるが、手付かずの自然のままである場所の方が多い。お陰で野草や昆虫は自然のまま保たれている。
「だからまだ確認されていない雑魔も数知れず……といったところです」
これまで観光ルートとして解放している所は、雑魔も駆逐済みであるし、どうしても近寄れない場所は立ち入りを禁じている。
今回の依頼は、蜜源となる植物が自生する草原近くの養蜂場が舞台となる。
数年前から規模は小さいながら養蜂を始めたが、ここ最近養蜂しているミツバチが急に襲いかかってくるようになったらしい。
「恐らく一部のミツバチが雑魔化したのではないかと、相談に来られたのです」
養蜂場には、まだ雑魔化していないミツバチもいる。その巣箱を無事回収して欲しいという。
「出発は夜明け前。依頼のお仕事が終わった後は、特製蜂蜜のお土産を用意しているとのことですが、それだけではありません」
コウ・リィはおもむろに、上着の内ポケットから白い封筒を取り出す。
「オーナーさんから皆さんにお礼ということで、レストランのお食事券をいただいております」
おお! とハンターたちの間に歓声が上がる。
食通の間でもこのホテルのレストランの評価は高い。特にランチブッフェは味はもちろん種類も豊富で人気がある。他にもスイーツブッフェもあり、こちらは女性に大変好評だ。
「私もハンターだったら、この依頼に参加したいくらいです……」
と、彼女は悩ましげな溜息をついた。
解説
『蜂型雑魔』
数について
・蜂型雑魔がいる巣箱は8個(1個の巣箱には100匹の蜂)
・集団攻撃を仕掛けてきます。数は100匹で1体の扱い……8体の集団蜂型雑魔が存在しています。
特徴について
・通常のミツバチより大きい。(10センチ前後)
・獰猛で警戒心が強い。特に動くものに強い警戒心を持つ。
・毒針での攻撃。何度も刺すことが可能。刺されても痛くて少々腫れる程度。
・集団で体当たり攻撃を仕掛けてくる。
※雑魔化していないミツバチの巣箱12個を回収してください。
※手引き台車(リヤカー的なもの)2台を用意しています。台車に積んだ蜂が逃げないよう、覆う網も用意されています。オーナーから預かり、現地への持ち運びをお願いします。
※依頼後のレストランでのお食事を下記から選んでください。
・契約農場直送の新鮮野菜や良質な肉をふんだんに使った「ランチブッフェ」
・摘み立て果実や木の実、滋養たっぷりな蜂蜜、搾りたてミルクやバターをふんだんに使った「スイーツブッフェ」
(どちらでも焼き立てパンと、ワインがいただけます。また、ワインは成人のみです)
数について
・蜂型雑魔がいる巣箱は8個(1個の巣箱には100匹の蜂)
・集団攻撃を仕掛けてきます。数は100匹で1体の扱い……8体の集団蜂型雑魔が存在しています。
特徴について
・通常のミツバチより大きい。(10センチ前後)
・獰猛で警戒心が強い。特に動くものに強い警戒心を持つ。
・毒針での攻撃。何度も刺すことが可能。刺されても痛くて少々腫れる程度。
・集団で体当たり攻撃を仕掛けてくる。
※雑魔化していないミツバチの巣箱12個を回収してください。
※手引き台車(リヤカー的なもの)2台を用意しています。台車に積んだ蜂が逃げないよう、覆う網も用意されています。オーナーから預かり、現地への持ち運びをお願いします。
※依頼後のレストランでのお食事を下記から選んでください。
・契約農場直送の新鮮野菜や良質な肉をふんだんに使った「ランチブッフェ」
・摘み立て果実や木の実、滋養たっぷりな蜂蜜、搾りたてミルクやバターをふんだんに使った「スイーツブッフェ」
(どちらでも焼き立てパンと、ワインがいただけます。また、ワインは成人のみです)
マスターより
こんにちは、初めまして。新人の小林です。
今回は初心者向けの依頼とさせていただきます。
無事お仕事が終わった後はレストランでのお食事をお楽しみください。
皆さまのご参加お待ちしております。
今回は初心者向けの依頼とさせていただきます。
無事お仕事が終わった後はレストランでのお食事をお楽しみください。
皆さまのご参加お待ちしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/07/15 20:48
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/07/04 23:31:07 |
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相談卓 サクヤ・フレイヤ(ka5356) 人間(クリムゾンウェスト)|20才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2017/07/06 02:16:15 |