ゲスト
(ka0000)
【初心】行き違いの遭遇戦
マスター:真太郎

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加制限
- LV1~LV20
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/07/12 15:00
- リプレイ完成予定
- 2017/07/21 15:00
オープニング
ハンターとしての経歴も長い更紗は、ドワーフのガッハソン、エルフのフリージア、リアルブルー人の小林と共にハンターオフィスで仕事を受けた。
仕事内容は、近隣の村に出没するようになったオーガの討伐。
4人はまず襲われた村々で聞き込みを行った。
そのオーガは様々な動物を使役する厄介な奴らしい。
そして出現位置や逃走方向から住処を割り出し、そこに向かった。
しかし住処と思われた洞窟にはオーガの姿はなかった。
「当てが外れたかしら?」
「いんや、誰かが……いや何かが暮らしていた痕跡はあるぜ。ここが住処で間違いねぇな。匂いもまだ強く残ってる。ついさっきまでここにいやがったぜ」
首を傾げる更紗に洞窟内の様子を見て取ったガッハソンが言う。
「では、我々の接近に気づいて逃げたのでしょうか?」
「私達が調査をしていた事をオーガが知り得たとも思えません。たまたま行き違いになっただけではないでしょうか」
背広姿でメガネを掛け、サラリーマンにしか見えない小林の推論をフリージアが否定する。
「ならここで待ち伏せるか。罠を張って奇襲をしかけりゃ楽に倒せるぜ」
「ダメよ。オーガが出かけたって事はどこかに何かを襲いにいったって事だもの。ガッハソン、オーガがここを出ていったのはついさっきなのよね」
更紗がガッハソンの案を却下して尋ねる。
「あぁ、奴らのくせー匂いが残ってやがるから1~2時間前ってところじゃねーかな」
「なら急げばまだ追いつけるはず。行くわよみんな」
「わしゃ待ってる方がいいんじゃがな」
「私は追いますよ。こんな臭い所で待ち伏せるなんて耐えられませんから」
「僕はリーダーに従います」
1人渋るガッハソンを連れ、4人はオーガを追って洞窟を後にした。
その頃、別のハンター達もハンターオフィスの依頼で近くにいた。
依頼内容は遊牧部族の護衛。
辺境には家畜を遊牧して暮らす部族もいる。
彼らは歪虚の汚染や襲撃の多い場所を避けて各地を転々とし、家畜の乳や毛、乳製品や毛織物、肉などを売って生計を立てている。
極力危険を避ける彼らだが、時には危険な場所を通らなければならない時もある。
そんな時にはハンターを雇う事もあった。
今回は近隣で狼やら熊やらオーガが出るという噂を聞き、念のため護衛を雇ったのだ。
「ハンターの皆さん、今日はよろしくお願いします」
部族の長はハンター達に頭を下げると部族の事を紹介した。
この場にいるのは家族の10人だけ。
部族としてはもっと大勢いるらしいのだが、別の場所を放牧しているとの事だった。
家畜は羊が約200頭。牧羊犬が4匹。
「小さな狼の群れ程度ならこの子達が追い払ってくれるんですが、熊やオーガなどは流石に手がでませんでな」
長が牧羊犬の頭を撫でながら言う。
「ですがまぁ、熊だの狼だのオーガだのと内容が一定していない噂なんで恐らくデマでしょう。ですがもし出た時にはよろしくお願いします」
長は再び頭を下げると、羊の群れの先導を始めた。
道に長い長い羊の縦列ができ、メーメーと鳴き声が響く。
牧羊犬が群れからはぐれる羊が出ないか目を配らせる。
だが不意に牧羊犬達がある地点を見た。
ハンター達もそちらを見る。
土煙が立っていた。
よく目を凝らすと、熊が見えた。
いやおかしい。
熊が走るだけであんなに土煙が立つ訳がない。
更に目を凝らした。
すると、その熊は何かを引っ張っているのが分かった。
それは荷車だ。
土煙は熊が荷車を引っ張って爆走していたため起こっていたのだ。
しかも荷車の数は2台もあり、それぞれの荷台の上にはオーガの姿があった。
「オーガと熊が同時に来たじゃとーー!!」
全く予期していなかった事態に長が取り乱す。
だが事態は更に悪化する。
荷車から狼も飛び出してきたのだ。
「更に狼もじゃとーー!! 噂は全部本当じゃったのかぁーー!!」
しかしそれで終わった訳ではなかった。
オーガの肩に止まっていた大鴉が飛び立った。
「大鴉ーー!? そんなもんは聞いとらんぞーー!!」
羊の群れは大量の外敵の出現に統制を乱し始めた。
「ハンターさん! 群れはワシらで何とかします。早く奴らを退治しておくんなさいませー!!」
焦って混乱しているのか口調が少しおかしくなった長がハンターに懇願した。
仕事内容は、近隣の村に出没するようになったオーガの討伐。
4人はまず襲われた村々で聞き込みを行った。
そのオーガは様々な動物を使役する厄介な奴らしい。
そして出現位置や逃走方向から住処を割り出し、そこに向かった。
しかし住処と思われた洞窟にはオーガの姿はなかった。
「当てが外れたかしら?」
「いんや、誰かが……いや何かが暮らしていた痕跡はあるぜ。ここが住処で間違いねぇな。匂いもまだ強く残ってる。ついさっきまでここにいやがったぜ」
首を傾げる更紗に洞窟内の様子を見て取ったガッハソンが言う。
「では、我々の接近に気づいて逃げたのでしょうか?」
「私達が調査をしていた事をオーガが知り得たとも思えません。たまたま行き違いになっただけではないでしょうか」
背広姿でメガネを掛け、サラリーマンにしか見えない小林の推論をフリージアが否定する。
「ならここで待ち伏せるか。罠を張って奇襲をしかけりゃ楽に倒せるぜ」
「ダメよ。オーガが出かけたって事はどこかに何かを襲いにいったって事だもの。ガッハソン、オーガがここを出ていったのはついさっきなのよね」
更紗がガッハソンの案を却下して尋ねる。
「あぁ、奴らのくせー匂いが残ってやがるから1~2時間前ってところじゃねーかな」
「なら急げばまだ追いつけるはず。行くわよみんな」
「わしゃ待ってる方がいいんじゃがな」
「私は追いますよ。こんな臭い所で待ち伏せるなんて耐えられませんから」
「僕はリーダーに従います」
1人渋るガッハソンを連れ、4人はオーガを追って洞窟を後にした。
その頃、別のハンター達もハンターオフィスの依頼で近くにいた。
依頼内容は遊牧部族の護衛。
辺境には家畜を遊牧して暮らす部族もいる。
彼らは歪虚の汚染や襲撃の多い場所を避けて各地を転々とし、家畜の乳や毛、乳製品や毛織物、肉などを売って生計を立てている。
極力危険を避ける彼らだが、時には危険な場所を通らなければならない時もある。
そんな時にはハンターを雇う事もあった。
今回は近隣で狼やら熊やらオーガが出るという噂を聞き、念のため護衛を雇ったのだ。
「ハンターの皆さん、今日はよろしくお願いします」
部族の長はハンター達に頭を下げると部族の事を紹介した。
この場にいるのは家族の10人だけ。
部族としてはもっと大勢いるらしいのだが、別の場所を放牧しているとの事だった。
家畜は羊が約200頭。牧羊犬が4匹。
「小さな狼の群れ程度ならこの子達が追い払ってくれるんですが、熊やオーガなどは流石に手がでませんでな」
長が牧羊犬の頭を撫でながら言う。
「ですがまぁ、熊だの狼だのオーガだのと内容が一定していない噂なんで恐らくデマでしょう。ですがもし出た時にはよろしくお願いします」
長は再び頭を下げると、羊の群れの先導を始めた。
道に長い長い羊の縦列ができ、メーメーと鳴き声が響く。
牧羊犬が群れからはぐれる羊が出ないか目を配らせる。
だが不意に牧羊犬達がある地点を見た。
ハンター達もそちらを見る。
土煙が立っていた。
よく目を凝らすと、熊が見えた。
いやおかしい。
熊が走るだけであんなに土煙が立つ訳がない。
更に目を凝らした。
すると、その熊は何かを引っ張っているのが分かった。
それは荷車だ。
土煙は熊が荷車を引っ張って爆走していたため起こっていたのだ。
しかも荷車の数は2台もあり、それぞれの荷台の上にはオーガの姿があった。
「オーガと熊が同時に来たじゃとーー!!」
全く予期していなかった事態に長が取り乱す。
だが事態は更に悪化する。
荷車から狼も飛び出してきたのだ。
「更に狼もじゃとーー!! 噂は全部本当じゃったのかぁーー!!」
しかしそれで終わった訳ではなかった。
オーガの肩に止まっていた大鴉が飛び立った。
「大鴉ーー!? そんなもんは聞いとらんぞーー!!」
羊の群れは大量の外敵の出現に統制を乱し始めた。
「ハンターさん! 群れはワシらで何とかします。早く奴らを退治しておくんなさいませー!!」
焦って混乱しているのか口調が少しおかしくなった長がハンターに懇願した。
解説
目的:羊の群れを守りつつ、オーガ、熊、狼、大鴉、を退治する。
・敵(計総数:オーガ×2 熊×2 狼×6 大鴉×2)
荷車が2台
荷車1台につき
荷台に乗ったオーガ×1
荷車を引く熊×1
狼×3
大鴉×1
敵は羊の群れのほぼ中央の左側20スクエア先よりやって来ます。
2台の荷車間の距離は5スクエア。
狼と大鴉が先行してきます。
オーガは革鎧を付け、短剣、斧、弓を装備してます。
最初は弓で攻撃してきます。(PL情報)
荷車は木製で、特に武装はありません。(PL情報)
ハンターの初期位置は羊の群から2スクエア以内ならどこでも構いません。
ハンターは馬やバイク等の騎乗アイテムは使えません。
戦闘が長期化した場合、オープングに登場していた4人のハンターが合流して加勢してくれます。
ただしそうなった場合、成功度は下がります。
羊に被害が出た場合も成功度は下がります。
何か質問がある場合はNPCのハナ・カリハにお尋ねください。
・敵(計総数:オーガ×2 熊×2 狼×6 大鴉×2)
荷車が2台
荷車1台につき
荷台に乗ったオーガ×1
荷車を引く熊×1
狼×3
大鴉×1
敵は羊の群れのほぼ中央の左側20スクエア先よりやって来ます。
2台の荷車間の距離は5スクエア。
狼と大鴉が先行してきます。
オーガは革鎧を付け、短剣、斧、弓を装備してます。
最初は弓で攻撃してきます。(PL情報)
荷車は木製で、特に武装はありません。(PL情報)
ハンターの初期位置は羊の群から2スクエア以内ならどこでも構いません。
ハンターは馬やバイク等の騎乗アイテムは使えません。
戦闘が長期化した場合、オープングに登場していた4人のハンターが合流して加勢してくれます。
ただしそうなった場合、成功度は下がります。
羊に被害が出た場合も成功度は下がります。
何か質問がある場合はNPCのハナ・カリハにお尋ねください。
マスターより
今回の【初心】シナリオは敵の構成にちょっと拘ってみました。
それぞれの敵種に合わせた戦い方をしてくださると嬉しいですね。
ちなみに今シナリオの報酬が『多め』なのは【初心】シナリオだから、というのがメタな理由なのですが。
『羊の群れの護衛報酬にオーガ討伐の報酬も上乗せされたから』というのがシナリオ内的理由となっています。
それでは皆様のご参加お待ちしております。
それぞれの敵種に合わせた戦い方をしてくださると嬉しいですね。
ちなみに今シナリオの報酬が『多め』なのは【初心】シナリオだから、というのがメタな理由なのですが。
『羊の群れの護衛報酬にオーガ討伐の報酬も上乗せされたから』というのがシナリオ内的理由となっています。
それでは皆様のご参加お待ちしております。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/07/19 16:29
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/07/08 18:43:37 |
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相談卓 ヴォルフガング・ヴァンダム(ka6944) ドラグーン|18才|男性|舞刀士(ソードダンサー) |
最終発言 2017/07/12 08:32:32 |