ゲスト
(ka0000)
【界冥】歪虚列車 緊急停止戦
マスター:紫月紫織

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
APV- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 3~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/07/21 19:00
- リプレイ完成予定
- 2017/08/04 19:00
オープニング
◆蒼界へ臨む
エバーグリーンで生み出され、クリムゾンウェストで目覚めたミモザにとって、異世界というのは関心事として大きな比重を占めていた。
それは、リアルブルーの事であっても例外ではない。
そんな彼女のもとにソサエティの一部グループからのささやきかけがあったのは、おそらく必然だったのだろう。
「鎌倉クラスタ……」
ミモザを囲み、シルヴァとエリクシアはその話について考えを巡らせていた。
発端はミモザが持ちかけられた話によるものだ。
蒼界、リアルブルーにて行われる対歪虚拠点攻略戦。
それに参加しないかという打診が、まだハンターとなって日の浅いミモザへと届いたのは、明らかに何かしらの意図あってのものだろう。
「どう見る、エリクシア? ソサエティ内部の動きは貴方の方が詳しいでしょう?」
「そう……ですね」
しばらく思考を巡らせたエリクシアはミモザの方を見ると、少しだけ言いづらそうに口を開いた。
「おそらく、ミモザちゃんに戦力としての期待はされていないと思います。どちらかと言えば、"オートマトン"が人類の仲間となった、そして戦いに加わったこと。それを広告するための一手として考えているんでしょう」
「立場的にオフィス預かりのミモザは、それに持ち出す上で手頃だった、ってこと?」
「言い方は悪いかもしれませんが、その通りですね。ミモザちゃんは引っ張り出しやすい、そういう意味で目をつけられたのでしょう」
現在、法的に見ればオートマトンに人権は存在しない。
それを主張しているのは各国のユニオン――帝国であればAPV――とハンターオフィスである。
そういう意味で、色々と実績を上げさせて既成事実としてそう認識させてしまうというのは政治における一つの手段だろう。
オートマトンに人権を認めているハンターズソサエティとしては、そういう働きかけをするための手札がほしいと思う者もいる。
世論を味方につけよう、ということだ。
「依頼の内容事態は、最前線に出るようなものではありません。これはおそらくですが、失敗のリスクを極力回避するためでしょうね」
新たな仲間が心もとない、では広告として不十分ですから。
そう続けるエリクシア。
二人の視線がミモザを捉える、当の彼女は話の大筋自体は首を傾げていた。
政治向きの話について、まだ深く考えるほどの世間を理解できているかと言えば怪しい所である。
ただ一つ、ミモザが依頼に対して引かない理由があるとするならば、それが自分だから出来ることである、ということだけ。
「……返事は聞くまでもなさそうね?」
目をキラキラと輝かせたミモザ、それがすべてを物語っている。
「うん、それが私にできることなら、精一杯やってみたい!」
そう答えるミモザの前に、作戦概要をまとめた資料が置かれていた。
◆鹵獲路線
湘南モノレールの路線上、眼下にある横須賀線を辿り、彼の視線は大船駅へと向く。
「まったく……鹵獲運用って言われれば確かにその通りだが、される側ってのは気に食わねえモンだな」
線路上に巣喰う歪虚、それを望遠鏡で確認しながら、神座御 純一は不快さを隠そうともしないで吐き捨てた。
電車は現代人類における生活の象徴の一つでもある。
それを歪虚に好きなようにされているのは不愉快極まる、そんな感情が漏れてくるようだった。
ただ、本当に苛立っている理由はおそらく歪虚に対してではなく、自身が所属する統一連合宙軍所属で対処できないという現実に対して、のほうが比重が大きいと言えるだろう。
「まぁ、そんなことを言っても現実は変わらねえからな……作戦の概要を再確認するぜ。本作戦は北鎌倉駅に存在するアンテナ塔の破壊支援だ。具体的にはこの路線を通ってやってくるであろう歪虚の増援を足止め、可能なら撃破することにある」
「増援の種類はわかってるんですか?」
「鹵獲された鉄道車両、列車だな」
同行するシルヴァからの言葉に完結に返す純一。
その言葉にシルヴァは、はてなと首を傾げた。
隣りにいるミモザが、資料にあったよ、と突っ込んだのを、純一はそっと触れないことにした。
「……まあ、鉄製の馬車を大量につなげた代物だと思ってくれ。こいつは定められた経路しか通れない代わりにかなりの速度と輸送量を誇る、それが北鎌倉駅へ向かう場合、下の線路を通るって寸法だ」
つまりこの場所が待ち伏せに最適ってことさ、と純一は続ける。
乗り移るにしても、ここから直接攻撃するにしても、たしかにここ以上の立地は無いだろう。
「追加で調査してわかった情報だが、やっこさん、コアのある最前列車両はガッチガチに防御を固めてやがる。これを突破するのには相当の火力か、直接中に乗り込むかのどちらかが必要だろう、ってのが俺たちの出した結論だ。それから、歪虚列車がこの下を通る時間は十秒ほどだ、それも含めた上で対応を頼むぜ」
エバーグリーンで生み出され、クリムゾンウェストで目覚めたミモザにとって、異世界というのは関心事として大きな比重を占めていた。
それは、リアルブルーの事であっても例外ではない。
そんな彼女のもとにソサエティの一部グループからのささやきかけがあったのは、おそらく必然だったのだろう。
「鎌倉クラスタ……」
ミモザを囲み、シルヴァとエリクシアはその話について考えを巡らせていた。
発端はミモザが持ちかけられた話によるものだ。
蒼界、リアルブルーにて行われる対歪虚拠点攻略戦。
それに参加しないかという打診が、まだハンターとなって日の浅いミモザへと届いたのは、明らかに何かしらの意図あってのものだろう。
「どう見る、エリクシア? ソサエティ内部の動きは貴方の方が詳しいでしょう?」
「そう……ですね」
しばらく思考を巡らせたエリクシアはミモザの方を見ると、少しだけ言いづらそうに口を開いた。
「おそらく、ミモザちゃんに戦力としての期待はされていないと思います。どちらかと言えば、"オートマトン"が人類の仲間となった、そして戦いに加わったこと。それを広告するための一手として考えているんでしょう」
「立場的にオフィス預かりのミモザは、それに持ち出す上で手頃だった、ってこと?」
「言い方は悪いかもしれませんが、その通りですね。ミモザちゃんは引っ張り出しやすい、そういう意味で目をつけられたのでしょう」
現在、法的に見ればオートマトンに人権は存在しない。
それを主張しているのは各国のユニオン――帝国であればAPV――とハンターオフィスである。
そういう意味で、色々と実績を上げさせて既成事実としてそう認識させてしまうというのは政治における一つの手段だろう。
オートマトンに人権を認めているハンターズソサエティとしては、そういう働きかけをするための手札がほしいと思う者もいる。
世論を味方につけよう、ということだ。
「依頼の内容事態は、最前線に出るようなものではありません。これはおそらくですが、失敗のリスクを極力回避するためでしょうね」
新たな仲間が心もとない、では広告として不十分ですから。
そう続けるエリクシア。
二人の視線がミモザを捉える、当の彼女は話の大筋自体は首を傾げていた。
政治向きの話について、まだ深く考えるほどの世間を理解できているかと言えば怪しい所である。
ただ一つ、ミモザが依頼に対して引かない理由があるとするならば、それが自分だから出来ることである、ということだけ。
「……返事は聞くまでもなさそうね?」
目をキラキラと輝かせたミモザ、それがすべてを物語っている。
「うん、それが私にできることなら、精一杯やってみたい!」
そう答えるミモザの前に、作戦概要をまとめた資料が置かれていた。
◆鹵獲路線
湘南モノレールの路線上、眼下にある横須賀線を辿り、彼の視線は大船駅へと向く。
「まったく……鹵獲運用って言われれば確かにその通りだが、される側ってのは気に食わねえモンだな」
線路上に巣喰う歪虚、それを望遠鏡で確認しながら、神座御 純一は不快さを隠そうともしないで吐き捨てた。
電車は現代人類における生活の象徴の一つでもある。
それを歪虚に好きなようにされているのは不愉快極まる、そんな感情が漏れてくるようだった。
ただ、本当に苛立っている理由はおそらく歪虚に対してではなく、自身が所属する統一連合宙軍所属で対処できないという現実に対して、のほうが比重が大きいと言えるだろう。
「まぁ、そんなことを言っても現実は変わらねえからな……作戦の概要を再確認するぜ。本作戦は北鎌倉駅に存在するアンテナ塔の破壊支援だ。具体的にはこの路線を通ってやってくるであろう歪虚の増援を足止め、可能なら撃破することにある」
「増援の種類はわかってるんですか?」
「鹵獲された鉄道車両、列車だな」
同行するシルヴァからの言葉に完結に返す純一。
その言葉にシルヴァは、はてなと首を傾げた。
隣りにいるミモザが、資料にあったよ、と突っ込んだのを、純一はそっと触れないことにした。
「……まあ、鉄製の馬車を大量につなげた代物だと思ってくれ。こいつは定められた経路しか通れない代わりにかなりの速度と輸送量を誇る、それが北鎌倉駅へ向かう場合、下の線路を通るって寸法だ」
つまりこの場所が待ち伏せに最適ってことさ、と純一は続ける。
乗り移るにしても、ここから直接攻撃するにしても、たしかにここ以上の立地は無いだろう。
「追加で調査してわかった情報だが、やっこさん、コアのある最前列車両はガッチガチに防御を固めてやがる。これを突破するのには相当の火力か、直接中に乗り込むかのどちらかが必要だろう、ってのが俺たちの出した結論だ。それから、歪虚列車がこの下を通る時間は十秒ほどだ、それも含めた上で対応を頼むぜ」
解説
●目的
北鎌倉駅へ向かう増援(歪虚列車)の阻止
●歪虚列車
10両編成
1両5スクエア
ランデブー地点から北鎌倉駅までの所要時間は3分(18ラウンド)
車両の側面には狂気浮遊型歪虚が接続出来る部分があり、これにくっついて長距離の移動を行う。
●歪虚列車コア
先頭車両内部に存在する直系二メートルほどのコア。
●浮遊型狂気
直系五十センチほど、ビームを撃ってくる。
●人型狂気
身長二メートルほど、触手で刺突攻撃、ビームを撃ってくる。
◆ミモザとシルヴァ(同行)
ミモザは浮遊型狂気を優先的に攻撃します。
シルヴァは符術による支援を中心として動きます。
武器はふたりとも剣です。
●ミモザのスキル
「マテリアルヒーリング」「機導砲」「攻性強化」
●シルヴァのスキル
「浄龍樹陣」「地脈鳴動」「瑞鳥符」
北鎌倉駅へ向かう増援(歪虚列車)の阻止
●歪虚列車
10両編成
1両5スクエア
ランデブー地点から北鎌倉駅までの所要時間は3分(18ラウンド)
車両の側面には狂気浮遊型歪虚が接続出来る部分があり、これにくっついて長距離の移動を行う。
●歪虚列車コア
先頭車両内部に存在する直系二メートルほどのコア。
●浮遊型狂気
直系五十センチほど、ビームを撃ってくる。
●人型狂気
身長二メートルほど、触手で刺突攻撃、ビームを撃ってくる。
◆ミモザとシルヴァ(同行)
ミモザは浮遊型狂気を優先的に攻撃します。
シルヴァは符術による支援を中心として動きます。
武器はふたりとも剣です。
●ミモザのスキル
「マテリアルヒーリング」「機導砲」「攻性強化」
●シルヴァのスキル
「浄龍樹陣」「地脈鳴動」「瑞鳥符」
マスターより
始まりました、鎌倉クラスタ攻略戦!
例によって ま た お 前 か、紫月紫織でございます。
ちょっとほんのり政治的な匂いがしつつも、目の前にある問題は変わりません。
鮎川MSの依頼「【界冥】電波塔を折れ!in北鎌倉【初心】」との連動依頼となります。
失敗すると……まぁ、どうなるかはお察しの通りです、増援が増えます。
どう戦うかは自由ですが、相手は列車、交錯時間を逃せば追いつくのは難しいでしょう。
列車に飛び移る場合の判定は自動成功と処理します、とだけお伝えしておきます。
例によって ま た お 前 か、紫月紫織でございます。
ちょっとほんのり政治的な匂いがしつつも、目の前にある問題は変わりません。
鮎川MSの依頼「【界冥】電波塔を折れ!in北鎌倉【初心】」との連動依頼となります。
失敗すると……まぁ、どうなるかはお察しの通りです、増援が増えます。
どう戦うかは自由ですが、相手は列車、交錯時間を逃せば追いつくのは難しいでしょう。
列車に飛び移る場合の判定は自動成功と処理します、とだけお伝えしておきます。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/08/03 09:27
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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【質問卓】教えてミモザさん! アシェ-ル(ka2983) 人間(クリムゾンウェスト)|16才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2017/07/19 03:00:40 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/07/17 11:35:58 |
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相談卓 門垣 源一郎(ka6320) 人間(リアルブルー)|30才|男性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2017/07/21 18:08:06 |