ゲスト
(ka0000)
【郷祭】決戦! 炎の料理人
マスター:のどか

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/11/07 19:00
- リプレイ完成予定
- 2014/11/16 19:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
「り、料理対決……」
ゴクリと生唾を呑み込みながら新米受付嬢は目を見開いた。
「はい、此度の村長祭に合わせて村で料理対決を行おうと企画しておりまして」
そう相談を持ち掛けているのはジェオルジの農村の一つ「フレッド」、その村長祭の運営委員の男性であった。
「村長祭はジェオルジのお祭りではありますが、今回は様々な方面から多くの人が訪れると聞きます。せっかくのこの機会に、我らがフレッドの素晴らしい作物の事を皆さんに知っていただきたいなと思いまして」
「なるほど、それで料理対決ですか。で、その後相談でオフィスにいらした理由は?」
「それが恐縮なのですが、多くの方々を村にお呼びするにはやっぱり話題性と言うものが必要でして……一人はポルトワールの料理店を営む料理人の参加を取り付ける事には成功いたしました」
そう言われ、ルミは手元の企画書に目を通した。
企画書には「炎の料理人・アルフォンソ現る!」の文字と共に筋肉質の色男のスケッチが書き込まれていた。
「で、その対抗となる話題性にですね、ぜひハンターの皆さんに参加していただけないか……と。もちろん十分な報酬はご用意しております」
もう一度目を通した企画書の炎の料理人の隣には「ラッツィオ島の英雄、ハンター達!(仮)」と走り書きがされていた。
「分かりました、依頼の案件としての体裁は整ってますし私たちの方で斡旋してみます。料理人ハンターさん達も居るので、興味のある方々はいらっしゃると思いますよ」
そう言ってほほ笑むと、フレッド村の男性は「よろしくお願いします」と一礼をしてオフィスを後にしていった。
相談カウンターに残ったルミはもう一度ペラペラと企画書に目を通すとガタリと椅子から立ち上がり、上司の元へと駆け寄っていく。そうして上目づかいでもじもじと、こう言うのだった。
「あのう……ルミちゃんお休みの申請をしたいんですけどぉ」
後に振り返った同僚の証言によると、その時の彼女の瞳は飢えた狼のそれに似ていたという。
そして、時は祭当日へ。
フレッド村の中央広場に村中の、いや観光客も含めればもっと大勢の人々が集まっていた。
彼らの視線の先には手作りの特設ステージ。2つの大きな机が「ハ」の字型に向かい合っており、それぞれの机の傍に料理人のような白衣を着た者達が腕を組んで立っていた。
「シニョーレシニョーリ、お待たせいたしました! この村きっての大イベント『リストランテ フレッド』の開幕になります!」
ステージの中央でビシリとスーツで決めた男が声を張り上げる。同時に集まった観客に歓声の渦が沸き起こった。
「とてもビッグな今回の村長祭、皆様いかがお過ごしでしょうか? その熱気のピークが今、この村にもやって参ります。本日この村で採れたばかりの新鮮な作物たち。どれも村の人々が汗を流して作り、収穫した立派な作物ばかりです。その作物を使い、どれだけ人々の舌を、心を、そしてお腹を満足させることができるのか! 今ここに、二組のチャレンジャーが集いました!!」
そう言いながらスーツの司会は両手を広げてそれぞれの料理人を指し示す。
「こちら、グループで参戦! この夏、ラッツィオ島付近で起こった一連の歪虚事件を見事解決して記憶に新しい――ハンターの皆さんです!」
湧きあがる歓声と拍手。どこかこそばゆい気持ちを覚えながらもハンター達は一言ずつコメントを述べてゆく。一通りの挨拶が終わった後、スーツの司会は対岸に位置するテーブルを指し示す。
「対するは美食の街『ポルトワール』よりやって来た! トラットリア『エスプロジオーネ』を支える料理長! 炎の料理人・アルフォンソ!!」
紹介と共にに筋肉質の色男がニコリとほほ笑んだ。同時に、再び沸き起こる歓声と拍手。
「この度はお招きいただきありがとうございます。産地の作物を文字通り採れたて新鮮なまま扱えると言う、料理人にとってこれ以上嬉しい事はありません。私の手でこの作物たち使って必ずや、皆様を幸せの魔法にかけてみせましょう」
そう挨拶しながら再びニコリとほほ笑むアルフォンソ。白い歯がキラリと太陽に照らされて光輝いた。
「さぁさぁ、今回はこのライブ会場にて2組の料理人が熱い戦いを繰り広げてくれることでしょう! ルールは簡単。こちらの用意した3つの作物を使用し、それぞれで一品ずつ。計3品の料理を準備して頂き、一食分のメニューを構成して頂きます! それをこちらに居る審査員の方々が一人一票で投票! 勝敗を付けて頂きます!」
同時に、中央の長テーブルに座った5人の男達が礼をする。
右からフレッド村長。(自称)料理評論家のピエール。そして大柄な男、痩せた男、おじいちゃん。彼らはそれぞれ3つの作物を作った農家達だ。
「制限時間は1時間! その間に手際よく3つの料理を作り上げ、審査員の前にお運びください! それでは……スタートです!」
そうして、料理対決の火ぶたは切って落とされたのであった。
「り、料理対決……」
ゴクリと生唾を呑み込みながら新米受付嬢は目を見開いた。
「はい、此度の村長祭に合わせて村で料理対決を行おうと企画しておりまして」
そう相談を持ち掛けているのはジェオルジの農村の一つ「フレッド」、その村長祭の運営委員の男性であった。
「村長祭はジェオルジのお祭りではありますが、今回は様々な方面から多くの人が訪れると聞きます。せっかくのこの機会に、我らがフレッドの素晴らしい作物の事を皆さんに知っていただきたいなと思いまして」
「なるほど、それで料理対決ですか。で、その後相談でオフィスにいらした理由は?」
「それが恐縮なのですが、多くの方々を村にお呼びするにはやっぱり話題性と言うものが必要でして……一人はポルトワールの料理店を営む料理人の参加を取り付ける事には成功いたしました」
そう言われ、ルミは手元の企画書に目を通した。
企画書には「炎の料理人・アルフォンソ現る!」の文字と共に筋肉質の色男のスケッチが書き込まれていた。
「で、その対抗となる話題性にですね、ぜひハンターの皆さんに参加していただけないか……と。もちろん十分な報酬はご用意しております」
もう一度目を通した企画書の炎の料理人の隣には「ラッツィオ島の英雄、ハンター達!(仮)」と走り書きがされていた。
「分かりました、依頼の案件としての体裁は整ってますし私たちの方で斡旋してみます。料理人ハンターさん達も居るので、興味のある方々はいらっしゃると思いますよ」
そう言ってほほ笑むと、フレッド村の男性は「よろしくお願いします」と一礼をしてオフィスを後にしていった。
相談カウンターに残ったルミはもう一度ペラペラと企画書に目を通すとガタリと椅子から立ち上がり、上司の元へと駆け寄っていく。そうして上目づかいでもじもじと、こう言うのだった。
「あのう……ルミちゃんお休みの申請をしたいんですけどぉ」
後に振り返った同僚の証言によると、その時の彼女の瞳は飢えた狼のそれに似ていたという。
そして、時は祭当日へ。
フレッド村の中央広場に村中の、いや観光客も含めればもっと大勢の人々が集まっていた。
彼らの視線の先には手作りの特設ステージ。2つの大きな机が「ハ」の字型に向かい合っており、それぞれの机の傍に料理人のような白衣を着た者達が腕を組んで立っていた。
「シニョーレシニョーリ、お待たせいたしました! この村きっての大イベント『リストランテ フレッド』の開幕になります!」
ステージの中央でビシリとスーツで決めた男が声を張り上げる。同時に集まった観客に歓声の渦が沸き起こった。
「とてもビッグな今回の村長祭、皆様いかがお過ごしでしょうか? その熱気のピークが今、この村にもやって参ります。本日この村で採れたばかりの新鮮な作物たち。どれも村の人々が汗を流して作り、収穫した立派な作物ばかりです。その作物を使い、どれだけ人々の舌を、心を、そしてお腹を満足させることができるのか! 今ここに、二組のチャレンジャーが集いました!!」
そう言いながらスーツの司会は両手を広げてそれぞれの料理人を指し示す。
「こちら、グループで参戦! この夏、ラッツィオ島付近で起こった一連の歪虚事件を見事解決して記憶に新しい――ハンターの皆さんです!」
湧きあがる歓声と拍手。どこかこそばゆい気持ちを覚えながらもハンター達は一言ずつコメントを述べてゆく。一通りの挨拶が終わった後、スーツの司会は対岸に位置するテーブルを指し示す。
「対するは美食の街『ポルトワール』よりやって来た! トラットリア『エスプロジオーネ』を支える料理長! 炎の料理人・アルフォンソ!!」
紹介と共にに筋肉質の色男がニコリとほほ笑んだ。同時に、再び沸き起こる歓声と拍手。
「この度はお招きいただきありがとうございます。産地の作物を文字通り採れたて新鮮なまま扱えると言う、料理人にとってこれ以上嬉しい事はありません。私の手でこの作物たち使って必ずや、皆様を幸せの魔法にかけてみせましょう」
そう挨拶しながら再びニコリとほほ笑むアルフォンソ。白い歯がキラリと太陽に照らされて光輝いた。
「さぁさぁ、今回はこのライブ会場にて2組の料理人が熱い戦いを繰り広げてくれることでしょう! ルールは簡単。こちらの用意した3つの作物を使用し、それぞれで一品ずつ。計3品の料理を準備して頂き、一食分のメニューを構成して頂きます! それをこちらに居る審査員の方々が一人一票で投票! 勝敗を付けて頂きます!」
同時に、中央の長テーブルに座った5人の男達が礼をする。
右からフレッド村長。(自称)料理評論家のピエール。そして大柄な男、痩せた男、おじいちゃん。彼らはそれぞれ3つの作物を作った農家達だ。
「制限時間は1時間! その間に手際よく3つの料理を作り上げ、審査員の前にお運びください! それでは……スタートです!」
そうして、料理対決の火ぶたは切って落とされたのであった。
解説
ジェオルジのとある農村で開かれる料理対決イベントにゲスト料理人として出場してください。
ルールは指定された三つ作物それぞれを使った料理を1品ずつ、計3品。
それに「ライス」か「パン(ライ麦のような固め)」もしくは「パスタ」を加える事で1食分の献立を作って頂きます。
それを5人の審査員が試食し勝敗を決めるという流れです。
制限時間は1時間。三つの作物は以下の通りです。
・ベネズッカ
非常高い糖度を持つ特産のカボチャです。
その甘みは皮から蜜が溢れるほどで、おかずからお菓子まで様々な使い道を選べます。
村ではそのまま焼いて食べるほか、お菓子の生地などに練り込んで使われています。
・トマキーニ
トマトとズッキーニを掛け合わせたような作物です。
見た目はまんまズッキーニですがやや水分が多く、瓜の甘味に加えてさわやかな酸味が特徴です。
村では煮込みやスープ等、汁物の具材として使われています。
・プロフニ茸
親指ほどの大きさの小さなキノコです。
マツタケに似た外見をしており、香りも少し甘みを含んだマツタケに近いです。
村では野菜炒めなどにに混ぜて使われています。
また、料理はライブクッキングとなっております。
審査員や観客の目の前で調理を行う事となりますのでパフォーマンス等で票を稼ぐ事も可能です。
なお、窯や竈はすべて火おこし式のアナログです(窯は既に暖められています)。
交易都市であるポルトワールが協賛に加わっているため、指定作物以外の材料はよっぽどニッチなもの(「リアルブルーのこの地域のここでしか取れない」とか)で無い限りは一通り準備されているものとして構いません。
ルールは指定された三つ作物それぞれを使った料理を1品ずつ、計3品。
それに「ライス」か「パン(ライ麦のような固め)」もしくは「パスタ」を加える事で1食分の献立を作って頂きます。
それを5人の審査員が試食し勝敗を決めるという流れです。
制限時間は1時間。三つの作物は以下の通りです。
・ベネズッカ
非常高い糖度を持つ特産のカボチャです。
その甘みは皮から蜜が溢れるほどで、おかずからお菓子まで様々な使い道を選べます。
村ではそのまま焼いて食べるほか、お菓子の生地などに練り込んで使われています。
・トマキーニ
トマトとズッキーニを掛け合わせたような作物です。
見た目はまんまズッキーニですがやや水分が多く、瓜の甘味に加えてさわやかな酸味が特徴です。
村では煮込みやスープ等、汁物の具材として使われています。
・プロフニ茸
親指ほどの大きさの小さなキノコです。
マツタケに似た外見をしており、香りも少し甘みを含んだマツタケに近いです。
村では野菜炒めなどにに混ぜて使われています。
また、料理はライブクッキングとなっております。
審査員や観客の目の前で調理を行う事となりますのでパフォーマンス等で票を稼ぐ事も可能です。
なお、窯や竈はすべて火おこし式のアナログです(窯は既に暖められています)。
交易都市であるポルトワールが協賛に加わっているため、指定作物以外の材料はよっぽどニッチなもの(「リアルブルーのこの地域のここでしか取れない」とか)で無い限りは一通り準備されているものとして構いません。
マスターより
おはようございます、のどかです。個人としては【郷祭】第2弾の依頼になります。
いよいよお祭りの始まったジェオルジのとある農村を舞台とした料理対決です。
相手は美食の街「ポルトワール」のトラットリアを支える炎の料理人。
確かな腕とアイディアで街の人々の空腹を満たしてきた強敵です。
皆さんで力を合わせたアイディア料理で是非勝利を掴んで下さい。
なお、受付嬢のルミちゃんが観客(とお零れ狙って)で紛れ込んでいます。
そのため配られたパンフレットに書いてある程度の事であれば質問にお答えする事が可能です。
別途、スレッドを立ててお申し付けください。
いよいよお祭りの始まったジェオルジのとある農村を舞台とした料理対決です。
相手は美食の街「ポルトワール」のトラットリアを支える炎の料理人。
確かな腕とアイディアで街の人々の空腹を満たしてきた強敵です。
皆さんで力を合わせたアイディア料理で是非勝利を掴んで下さい。
なお、受付嬢のルミちゃんが観客(とお零れ狙って)で紛れ込んでいます。
そのため配られたパンフレットに書いてある程度の事であれば質問にお答えする事が可能です。
別途、スレッドを立ててお申し付けください。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/11/19 03:02
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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ルミさんに質問 ジュード・エアハート(ka0410) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|男性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2014/11/03 20:02:26 |
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相談卓 ジュード・エアハート(ka0410) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|男性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2014/11/07 18:25:05 |
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![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/11/02 16:25:38 |