ゲスト
(ka0000)
【幻視】激突の肉弾戦(刺激臭あり)
マスター:近藤豊

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 3~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/08/10 19:00
- リプレイ完成予定
- 2017/08/19 19:00
オープニング
「さて、お前達。遺跡をどうやって奪うんだい?」
歪虚レディとも呼ばれるトーチカ・J・ラロッカは、部下のモルッキーとセルトポへ問いかけた。
ビックマーの命令によりチュプ大神殿を探し求めていたトーチカ一味であったが、自作の地図を落とした上にハンターが先に大神殿を発見してしまうという失態を犯す。
このままではビックマーへ顔向けできないとトーチカ一味はチュプ大神殿へ侵攻を開始しようとしていた。
「そりゃ、力づくでどーんっと壁を壊して登場でおます」
「で、壁を壊してどうするんだい? その先にはあいつらが待っているんだろう?」
「……あ、そうだったでおます」
歪虚の中でもトップクラスのバカッぷりで知られるトーチカ一味。
セルトポは力自慢だが、頭の足りなさも自慢の一つ。
目の前の壁を破壊する事は得意だが、その先は行き当たりばったり。まさにトーチカ一味らしい戦略である。
「まったく、お前達は本当に馬鹿なんだから」
「まあまあ。ここは一つ、全国女子中学生の恋人であるモルッキーのお任せあれ」
トーチカ一味の開発担当、モルッキー。
ちょっと犯罪的な香りのする発言もあるが、これでもトーチカ一味の頭脳。
モルッキーには何か腹案があるようだ。
「へぇ。なら、ここはモルッキーの作戦に任せようじゃないのさ。
さあ、お前達。奴らに吠え面かかせてやるんだよ!」
「アイアイサッサー!」
●
「ヴェルナー様、敵襲です」
チュプ遺跡を探索中のヴェルナー・ブロスフェルト(kz0032)の元へ一報が入る。
既に付近でも慌ただしく動き始めている所を見れば、複数箇所から敵が襲撃を行っているのだろう。
「襲撃した敵は?」
「以前ヴェドル襲撃を企んだトーチカ一味と思われます」
「そうですか……あの方々ですか」
ヴェルナーはため息をつく。
先日、巨大グランドワーム『ロックワン』を使ってドワーフの地下城襲撃を企んだトーチカ一味。ロックワンはともかく、襲撃してきたトーチカ一味自身は残念な面々としてヴェルナーに記憶されている。
それならば、こちらも『残念な者』を投入して事態を収束させたい。
「ヨアキムさんはいらっしゃいますか?」
「おう、ここいるぜ」
ドワーフ王ヨアキム(kz0011)。
頭の残念ぶりではトーチカ一味とデッドヒート。つい先程まで探索と称して遺跡に転がっていた石を高く積み上げる競争に興じていた。
既に辺境ドワーフに伝わる戦闘衣装とされる昭和のヤンキーが着用していたバンカラルックと鉄下駄に着替え中だった。
「私はここで遺跡を守ります。ヨアキムさんは敵を撃退していただけますか?」
「おう、任せとけ! 野郎どもっ! 出番だ!」
ヨアキムと呼応するドワーフの面々。
強面の親父達が密集するだけで周囲の体温上昇。
さらに独特の酸味を孕んだ香りが周囲に充満する気がする。
「よろしく頼みますよ」
ヴェルナーが厄介者を追い払えた瞬間であった。
●
「うぉい、出てきやがれ! ワシは逃げも隠れもせんぞ!」
敵が侵入してきたと思われる遺跡の大穴に大声で呼び掛けるヨアキム。
敵が何を仕掛けてきているかも不明なのに、前面から堂々と呼び掛けている。危険が来ても腕力で何とかすれば良い。その程度でしか考えていない脳筋系らしい発想だ。
そして、ヨアキムについてラッキーだったのは敵もまた脳筋系だった事だ。
「あ、呼んだでおますか?」
穴からひょっこり顔を出すのはトーチカ一味のデブモグラ――セルトポであった。
手製のシャベルを片手に現れ、コミカルな外見。
だが、騙されてはいけない。デブキャラらしく、力『だけ』は一級品である。
「あ。久しぶりじゃねぇか。元気してたか」
「ああ、これは丁寧な挨拶……じゃないでおます! さっさとこの遺跡から出ていくでおます!」
「あぁん?」
馬鹿同士の会話はいろいろ複雑だ。
理解するのも一苦労だが、歪虚相手に容赦する必要もない。
「言ってくれるじゃねぇか。また、ぶん殴られてぇのか?」
「ふふ。今日はひと味違うでおますよ」
そう言って手にしていたのは、掌サイズの陶器。
水筒のように何か中に入っているのだろうか。
セルトポは徐に遺跡の地面へ陶器を叩き付ける。
次の瞬間、地面から匂い立つ激臭。
生ゴミが夏場の日差しで照らされた時に放つ異臭。地下の遺跡だけあって強烈な刺激臭に逃げ場はない。
「く、くせぇ!」
「なんだこりゃ!」
「うわっ、ひでぇ!」
ヨアキムの後方にいるドワーフ達からも声が上がる。
その様子を見ていたセルトポは思わず笑いが込み上げる。
「わっはっは! これの中身は辺境南部の漁村で使われていた魚の漬け汁でおます。継ぎ足しで使われた漬け汁は強烈な匂いを放つでおます」
どうやらこれがモルッキーがセルトポに与えた作戦らしい。
リアルブルーで言えば『くさやの漬け汁』。
服に付着すれば三日は取れないという激臭を放つ液体。
セルトポはこれを武器にハンター達を遺跡から追い出すつもりのようだ。
その証拠にセルトポの背後から現れたパペットマンの手にも同じ陶器が握られている。
「なるほど、やるじゃねぇか。ワシも本気を出さねぇといけねぇな」
歪虚レディとも呼ばれるトーチカ・J・ラロッカは、部下のモルッキーとセルトポへ問いかけた。
ビックマーの命令によりチュプ大神殿を探し求めていたトーチカ一味であったが、自作の地図を落とした上にハンターが先に大神殿を発見してしまうという失態を犯す。
このままではビックマーへ顔向けできないとトーチカ一味はチュプ大神殿へ侵攻を開始しようとしていた。
「そりゃ、力づくでどーんっと壁を壊して登場でおます」
「で、壁を壊してどうするんだい? その先にはあいつらが待っているんだろう?」
「……あ、そうだったでおます」
歪虚の中でもトップクラスのバカッぷりで知られるトーチカ一味。
セルトポは力自慢だが、頭の足りなさも自慢の一つ。
目の前の壁を破壊する事は得意だが、その先は行き当たりばったり。まさにトーチカ一味らしい戦略である。
「まったく、お前達は本当に馬鹿なんだから」
「まあまあ。ここは一つ、全国女子中学生の恋人であるモルッキーのお任せあれ」
トーチカ一味の開発担当、モルッキー。
ちょっと犯罪的な香りのする発言もあるが、これでもトーチカ一味の頭脳。
モルッキーには何か腹案があるようだ。
「へぇ。なら、ここはモルッキーの作戦に任せようじゃないのさ。
さあ、お前達。奴らに吠え面かかせてやるんだよ!」
「アイアイサッサー!」
●
「ヴェルナー様、敵襲です」
チュプ遺跡を探索中のヴェルナー・ブロスフェルト(kz0032)の元へ一報が入る。
既に付近でも慌ただしく動き始めている所を見れば、複数箇所から敵が襲撃を行っているのだろう。
「襲撃した敵は?」
「以前ヴェドル襲撃を企んだトーチカ一味と思われます」
「そうですか……あの方々ですか」
ヴェルナーはため息をつく。
先日、巨大グランドワーム『ロックワン』を使ってドワーフの地下城襲撃を企んだトーチカ一味。ロックワンはともかく、襲撃してきたトーチカ一味自身は残念な面々としてヴェルナーに記憶されている。
それならば、こちらも『残念な者』を投入して事態を収束させたい。
「ヨアキムさんはいらっしゃいますか?」
「おう、ここいるぜ」
ドワーフ王ヨアキム(kz0011)。
頭の残念ぶりではトーチカ一味とデッドヒート。つい先程まで探索と称して遺跡に転がっていた石を高く積み上げる競争に興じていた。
既に辺境ドワーフに伝わる戦闘衣装とされる昭和のヤンキーが着用していたバンカラルックと鉄下駄に着替え中だった。
「私はここで遺跡を守ります。ヨアキムさんは敵を撃退していただけますか?」
「おう、任せとけ! 野郎どもっ! 出番だ!」
ヨアキムと呼応するドワーフの面々。
強面の親父達が密集するだけで周囲の体温上昇。
さらに独特の酸味を孕んだ香りが周囲に充満する気がする。
「よろしく頼みますよ」
ヴェルナーが厄介者を追い払えた瞬間であった。
●
「うぉい、出てきやがれ! ワシは逃げも隠れもせんぞ!」
敵が侵入してきたと思われる遺跡の大穴に大声で呼び掛けるヨアキム。
敵が何を仕掛けてきているかも不明なのに、前面から堂々と呼び掛けている。危険が来ても腕力で何とかすれば良い。その程度でしか考えていない脳筋系らしい発想だ。
そして、ヨアキムについてラッキーだったのは敵もまた脳筋系だった事だ。
「あ、呼んだでおますか?」
穴からひょっこり顔を出すのはトーチカ一味のデブモグラ――セルトポであった。
手製のシャベルを片手に現れ、コミカルな外見。
だが、騙されてはいけない。デブキャラらしく、力『だけ』は一級品である。
「あ。久しぶりじゃねぇか。元気してたか」
「ああ、これは丁寧な挨拶……じゃないでおます! さっさとこの遺跡から出ていくでおます!」
「あぁん?」
馬鹿同士の会話はいろいろ複雑だ。
理解するのも一苦労だが、歪虚相手に容赦する必要もない。
「言ってくれるじゃねぇか。また、ぶん殴られてぇのか?」
「ふふ。今日はひと味違うでおますよ」
そう言って手にしていたのは、掌サイズの陶器。
水筒のように何か中に入っているのだろうか。
セルトポは徐に遺跡の地面へ陶器を叩き付ける。
次の瞬間、地面から匂い立つ激臭。
生ゴミが夏場の日差しで照らされた時に放つ異臭。地下の遺跡だけあって強烈な刺激臭に逃げ場はない。
「く、くせぇ!」
「なんだこりゃ!」
「うわっ、ひでぇ!」
ヨアキムの後方にいるドワーフ達からも声が上がる。
その様子を見ていたセルトポは思わず笑いが込み上げる。
「わっはっは! これの中身は辺境南部の漁村で使われていた魚の漬け汁でおます。継ぎ足しで使われた漬け汁は強烈な匂いを放つでおます」
どうやらこれがモルッキーがセルトポに与えた作戦らしい。
リアルブルーで言えば『くさやの漬け汁』。
服に付着すれば三日は取れないという激臭を放つ液体。
セルトポはこれを武器にハンター達を遺跡から追い出すつもりのようだ。
その証拠にセルトポの背後から現れたパペットマンの手にも同じ陶器が握られている。
「なるほど、やるじゃねぇか。ワシも本気を出さねぇといけねぇな」
解説
目的:チュプ大神殿へ侵入したセルトポを追い出す。
場所:地下にある大神殿の壁に穴を開けて敵は侵入。この為、敵はこの穴から襲来します。足場は石畳で、壁には松明が燃えている為に灯りは確保されています。
備考:
敵はそれ程強い相手でもありませんが、敵は『魚の漬け汁』が入った陶器を投げつけてきます。これ自体は大したダメージはありませんが、強烈な異臭が発生して三日は匂いが取れません。翌日がデートの方は振られる確率が200%アップします(一度に二回振られる計算)。
・パペットマン×複数
サイズ1。100センチ程度の子供のような人型泥歪虚。手足は泥でも堅め。泥を飛ばして攻撃も可能。多数に集られると振り払うのに苦労する。生物として生きている歪虚ではなく、ゴーレムに近い。
・セルトポ
サイズ1。「安全第一」と書かれた黄色いヘルメットを被るデブのモグラ。トーチカの部下であり、姐さんと慕っている。一味の中では怪力自慢であるが、脳筋過ぎて真っ直ぐな戦いを好む。本気を出せば筋力を増強するが、頭が残念な為に効率良く使用できない
セルトポを撃退すればパペットマンも逃げ帰ります。
質問があればヨアキムが回答します。出発24時間前まで受付致します。
場所:地下にある大神殿の壁に穴を開けて敵は侵入。この為、敵はこの穴から襲来します。足場は石畳で、壁には松明が燃えている為に灯りは確保されています。
備考:
敵はそれ程強い相手でもありませんが、敵は『魚の漬け汁』が入った陶器を投げつけてきます。これ自体は大したダメージはありませんが、強烈な異臭が発生して三日は匂いが取れません。翌日がデートの方は振られる確率が200%アップします(一度に二回振られる計算)。
・パペットマン×複数
サイズ1。100センチ程度の子供のような人型泥歪虚。手足は泥でも堅め。泥を飛ばして攻撃も可能。多数に集られると振り払うのに苦労する。生物として生きている歪虚ではなく、ゴーレムに近い。
・セルトポ
サイズ1。「安全第一」と書かれた黄色いヘルメットを被るデブのモグラ。トーチカの部下であり、姐さんと慕っている。一味の中では怪力自慢であるが、脳筋過ぎて真っ直ぐな戦いを好む。本気を出せば筋力を増強するが、頭が残念な為に効率良く使用できない
セルトポを撃退すればパペットマンも逃げ帰ります。
質問があればヨアキムが回答します。出発24時間前まで受付致します。
マスターより
近藤豊です。
幻視連動が開始となりました。
チュプ大神殿を巡る戦いで現れたのは、あのトーチカ一味。
残念歪虚として一級品の彼女達を前に、ハンターはどう立ち向かうのでしょうか。
正直、私自身も楽しみです。
それでは、くさやを肴にお待ちしています。
幻視連動が開始となりました。
チュプ大神殿を巡る戦いで現れたのは、あのトーチカ一味。
残念歪虚として一級品の彼女達を前に、ハンターはどう立ち向かうのでしょうか。
正直、私自身も楽しみです。
それでは、くさやを肴にお待ちしています。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/08/11 09:16
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/08/10 00:42:49 |
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あくしゅーの中のたたかい? ハーティ(ka6928) ドラグーン|17才|男性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2017/08/10 16:20:18 |