ゲスト
(ka0000)
霧の島:大幻獣との戦い
マスター:植田誠

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 3~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 4日
- プレイング締切
- 2017/08/25 19:00
- リプレイ完成予定
- 2017/09/03 19:00
オープニング
●
グラウネーベル島の最深部。中央に開いた大空洞の最奥に当たる。そこは日の光も差し込まないほど深く、そして暗い……はずだった。
だが、今その場所は神々しい光に包まれている。グリフォンに乗ってここまで連れてこられたハンター達も思わず息をのむ。
彼らの目の前には、煌々と輝く6枚の翼を広げた雄々しいグリフォンの姿があった。
「さて、出直してきましたよ……今回は仲間を連れて、ですけどね」
グリフォンを見据えながら、第五師団長のロルフ・シュトライトは不敵に笑った。
●
グラウネーベル島。霧で包まれたこの島の近くの船上で、ロルフとハンターたちは最後の打ち合わせを行っていた。
島の主である、大幻獣フリーデン。これからハンターたちはフリーデンとの戦いに赴くのだ。何のためか。それは第5師団だけでなく、もっと多くの人にグリフォンの力を分け与える。その許可を取るためだ。
無論、そんなことをしなくとも、こちらに従ってくれるグリフォンはいるだろう。だからこれは、許可を取るためというよりは……大幻獣に対し筋を通すための戦いと言っていいだろう。
ロルフはこれまで幾度となくこのフリーデンに挑み、そして敗れ去っている。だが、戦いによって得られた情報は確実に蓄積している。
「まず、フリーデン……彼の武器は翼だ」
フリーデンは翼を持たないグリフォンだ。元々翼が無かったというわけではないだろう。長い年月を経て退化したか、朽ち果てたか……島の深層から動かないのはそのためかもしれない。
「だけど、戦闘になると彼は周囲のマテリアルを集めて、翼を作り出す」
その翼はマテリアルの塊であり、これを盾に、あるいは砲台として使用するのがフリーデンの戦い方なのだ。
「他にも魔法がいくつか使えると言っていた。ただ、実際に魔法を使っているのは見たことがない。それよりも翼で戦った方が早いんだろうね」
ある意味では戦いやすくなるかもしれない。攻撃手段が限られてくるなら対処のしようはあるはずだ。
「師団長! 大変です!!」
翼への対策を相談している、そんな時だった。帝国兵が慌てて船室に入ってきた。
「どうしたんだい?」
「霧が……霧が急に晴れて……」
「……何?」
ロルフたちが外に出てみると、島全体を包んでいた霧がすっかり晴れて、水平線が見えるようになっていた。
「……ウェルナー! すぐに周辺の監視を! 僕たちは今すぐ出る!」
同時に、ロルフのすぐそばにグリフォンが降り立つ。
「この霧はフリーデンが散布しているものだ。それが消えたということは……」
大幻獣の身に何かが起こった……わけではないだろう。これは意思表示。つまり……
「今回は本気で相手してくれるということだろうね」
そう呟き、ロルフがグリフォンに跨る。ハンター達もそれに倣った。
グラウネーベル島の最深部。中央に開いた大空洞の最奥に当たる。そこは日の光も差し込まないほど深く、そして暗い……はずだった。
だが、今その場所は神々しい光に包まれている。グリフォンに乗ってここまで連れてこられたハンター達も思わず息をのむ。
彼らの目の前には、煌々と輝く6枚の翼を広げた雄々しいグリフォンの姿があった。
「さて、出直してきましたよ……今回は仲間を連れて、ですけどね」
グリフォンを見据えながら、第五師団長のロルフ・シュトライトは不敵に笑った。
●
グラウネーベル島。霧で包まれたこの島の近くの船上で、ロルフとハンターたちは最後の打ち合わせを行っていた。
島の主である、大幻獣フリーデン。これからハンターたちはフリーデンとの戦いに赴くのだ。何のためか。それは第5師団だけでなく、もっと多くの人にグリフォンの力を分け与える。その許可を取るためだ。
無論、そんなことをしなくとも、こちらに従ってくれるグリフォンはいるだろう。だからこれは、許可を取るためというよりは……大幻獣に対し筋を通すための戦いと言っていいだろう。
ロルフはこれまで幾度となくこのフリーデンに挑み、そして敗れ去っている。だが、戦いによって得られた情報は確実に蓄積している。
「まず、フリーデン……彼の武器は翼だ」
フリーデンは翼を持たないグリフォンだ。元々翼が無かったというわけではないだろう。長い年月を経て退化したか、朽ち果てたか……島の深層から動かないのはそのためかもしれない。
「だけど、戦闘になると彼は周囲のマテリアルを集めて、翼を作り出す」
その翼はマテリアルの塊であり、これを盾に、あるいは砲台として使用するのがフリーデンの戦い方なのだ。
「他にも魔法がいくつか使えると言っていた。ただ、実際に魔法を使っているのは見たことがない。それよりも翼で戦った方が早いんだろうね」
ある意味では戦いやすくなるかもしれない。攻撃手段が限られてくるなら対処のしようはあるはずだ。
「師団長! 大変です!!」
翼への対策を相談している、そんな時だった。帝国兵が慌てて船室に入ってきた。
「どうしたんだい?」
「霧が……霧が急に晴れて……」
「……何?」
ロルフたちが外に出てみると、島全体を包んでいた霧がすっかり晴れて、水平線が見えるようになっていた。
「……ウェルナー! すぐに周辺の監視を! 僕たちは今すぐ出る!」
同時に、ロルフのすぐそばにグリフォンが降り立つ。
「この霧はフリーデンが散布しているものだ。それが消えたということは……」
大幻獣の身に何かが起こった……わけではないだろう。これは意思表示。つまり……
「今回は本気で相手してくれるということだろうね」
そう呟き、ロルフがグリフォンに跨る。ハンター達もそれに倣った。
解説
●目的
フリーデンを(武力で)納得させる
●状況
PCたちは帝国軍第5師団に雇われたハンターとなる。
戦場はグラウネーベル島最奥。閉鎖空間だが、戦闘に支障はない。
戦闘自体はグリフォンから降り、フリーデンと相対した状態から始まる。
●敵情報
大幻獣「フリーデン」
島を治めるグリフォン。島全体を霧に模した自身のマテリアルで覆うことで島を守ってきた。
長い時を生きてきたためか、その翼は朽ち果ててなくなってしまっている。戦闘時にはその翼を補うために、周辺に散布したマテリアルを収束し、翼の形で顕現させる。
戦闘はこの翼を利用して行う。
・マテリアルで構成された翼
フリーデンの特殊能力。
翼は強固な盾としての役割とともに、光線の形でマテリアルを放出する砲台としての役割を持つ。
非常に強力な能力だが、防御するたび、攻撃するたびにマテリアルが減少し、段階的に戦闘力が低下していく。
翼は戦闘開始時に3対6枚。マテリアルの減少に伴い1対ずつ崩壊していく。
なお、翼の数が減っても飛行には影響がない(翼が全てなくなれば飛行不能になる)
・光線放出:翼からマテリアルを光線状に放出して攻撃する。射程、威力、同時攻撃数を自身で調整できるが、攻撃性能の上昇に伴いマテリアルの消費量も上昇する。
・光翼障壁:翼を盾として使う。ほぼ全方位をカバーしているうえ、その防御性能も高い。翼の減少に伴いカバー出来る範囲が減少していくため、防御力自体は低下していく。
●味方情報
ロルフ・シュトライト
帝国軍第5師団師団長。双撃の二つ名を持ち、二本の剣と機導術を織り交ぜた戦闘を行う。
ただし、ロルフの強さはグリフォンとの連携によって生じるものである。今回はグリフォンが戦闘に参加できないため、その戦闘力は半分以下だと考える事。
フリーデンを(武力で)納得させる
●状況
PCたちは帝国軍第5師団に雇われたハンターとなる。
戦場はグラウネーベル島最奥。閉鎖空間だが、戦闘に支障はない。
戦闘自体はグリフォンから降り、フリーデンと相対した状態から始まる。
●敵情報
大幻獣「フリーデン」
島を治めるグリフォン。島全体を霧に模した自身のマテリアルで覆うことで島を守ってきた。
長い時を生きてきたためか、その翼は朽ち果ててなくなってしまっている。戦闘時にはその翼を補うために、周辺に散布したマテリアルを収束し、翼の形で顕現させる。
戦闘はこの翼を利用して行う。
・マテリアルで構成された翼
フリーデンの特殊能力。
翼は強固な盾としての役割とともに、光線の形でマテリアルを放出する砲台としての役割を持つ。
非常に強力な能力だが、防御するたび、攻撃するたびにマテリアルが減少し、段階的に戦闘力が低下していく。
翼は戦闘開始時に3対6枚。マテリアルの減少に伴い1対ずつ崩壊していく。
なお、翼の数が減っても飛行には影響がない(翼が全てなくなれば飛行不能になる)
・光線放出:翼からマテリアルを光線状に放出して攻撃する。射程、威力、同時攻撃数を自身で調整できるが、攻撃性能の上昇に伴いマテリアルの消費量も上昇する。
・光翼障壁:翼を盾として使う。ほぼ全方位をカバーしているうえ、その防御性能も高い。翼の減少に伴いカバー出来る範囲が減少していくため、防御力自体は低下していく。
●味方情報
ロルフ・シュトライト
帝国軍第5師団師団長。双撃の二つ名を持ち、二本の剣と機導術を織り交ぜた戦闘を行う。
ただし、ロルフの強さはグリフォンとの連携によって生じるものである。今回はグリフォンが戦闘に参加できないため、その戦闘力は半分以下だと考える事。
マスターより
お世話になっております、植田です。
今回はグラウネーベル島関連のお話となります。
敵は大幻獣フリーデン。強いですが、敵の能力がはっきりしているという点では戦いやすいかもしれません。
別に倒せなくとも相手が納得するぐらいの戦いぶりを発揮できれば問題ないと思いますので、そういう意味では気楽にやってもらって大丈夫です。
それでは、皆様の参加お待ちいたしております。
今回はグラウネーベル島関連のお話となります。
敵は大幻獣フリーデン。強いですが、敵の能力がはっきりしているという点では戦いやすいかもしれません。
別に倒せなくとも相手が納得するぐらいの戦いぶりを発揮できれば問題ないと思いますので、そういう意味では気楽にやってもらって大丈夫です。
それでは、皆様の参加お待ちいたしております。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/09/04 22:28
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 仙堂 紫苑(ka5953) 人間(クリムゾンウェスト)|23才|男性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2017/08/25 11:02:38 |
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質問卓 グリムバルド・グリーンウッド(ka4409) 人間(リアルブルー)|24才|男性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2017/08/24 08:04:18 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/08/21 15:26:33 |