ゲスト
(ka0000)
焦熱
マスター:とりる

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在10人 / 4~10人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/08/29 07:30
- リプレイ完成予定
- 2017/09/12 07:30
オープニング
辺境某所。牙城・焔(kz0191)の拠点――。
とある日、焔宛てに一通の文が届いた。
「ほう、コーリアス殿からか」
焔は封を切り、手紙の内容に目を通す……。
「……やっとか。ありがたい」
ニヤリと笑みを浮かべる焔。――そして焔はしばし思案した後に部下三名を招集した。
「お呼びですか、焔様」
部下筆頭の白川・桜が跪き、尋ねる。
「うむ。これから出陣するぞ。目標は――」
***
某辺境部族の村。そこでは悲鳴と怒号と、そして火の手が上がっていた。
――そう、焔が目標としたのは何の変哲もない村。戦略上の要所でも無い。だが、焔は部下を伴ってそこを襲撃した。
襲撃当初こそ逃げ惑う人々と、抵抗しようとする自警団などで大騒ぎであったが……それは程無く鎮静化した。
「焔様、村の制圧が完了しました」
「うむ。自警団の連中は?」
「抵抗は無意味と理解したらしく武装解除しました」
「うむ。村人らは?」
「一か所に集めております。焔様の命令通り村の周囲には多数の火蜥蜴を配置し、封鎖を完了しております」
「ご苦労。それでは参るか」
***
村人達が集められている広場――そこに焔がやって来た。焔が見渡すと……村人は皆怯えた表情を浮かべている。
当初は抵抗する姿勢を見せた自警団も、今は武装を解かれ拘束されている。
焔の業火でテキトーな家屋を消し炭にし、自警団は彼らが持つ剣や槍……武器だけを焼き尽くした途端、大人しくなった。
……つまり今のところ村人には(自警団にも)死者や怪我人は一人も出ていない。
焔とその部下は圧倒的な力の差を見せ付けることであっという間に村一つを制圧したのだ。
焔は後ろ手に縛られている自警団の男達の前で足を止める。
「お前が団長か」
「そ、そうだが……お前達……一体何が目的でこんなことをする……? 人一人殺さず、怪我もさせずに……」
震える声で団長が言う。この異常事態、下手に歪虚を怒らせて被害を出すよりも~との判断で早々に抵抗を諦めたが……歪虚の目的がさっぱり判らない。
「お前には関係のない話だな。それよりもお前に頼みごと……ふむ? これでは威厳が足らぬか。……言い直そう、お前に命令だ。この件をハンターズソサエティに依頼として持ち込め」
「HSに依頼? 一体どういう――」
「貴様に質問する権利は無い。黙って焔様のお話を聞け」
白川・桜が団長へ紅蓮の弓矢を向ける。団長は「ひぃ!」と小さく声を上げた後に押し黙った。
「依頼内容は言うまでもないだろう。この状況をそのまま伝えれば良い。そしてハンター達に向けてこう付け加えよ。『我らと戦え。さもなくば村を焼き尽くす』。とな」
「――!?」
「ようやく自分達の立場を理解したか? そう、お前達は『人質』だ」
縛られ、跪き、カタカタと震える団長を見下ろし、焔は黒い笑みを浮かべるのだった。
***
辺境のハンターズソサエティ。受付嬢のクラヴィーア・キルシェ(kz0038)が集まったハンター達に向けて深刻そうな表情で話し始めた。
「辺境部族の村が牙城・焔一派の襲撃を受けました。現在は村が丸ごと人質になっています。……幸い、今のところ被害は出ていないようですが……」
一人のハンターが「向こう側の要求は?」と尋ねると、クラヴィーアは答える。
「『あなた方、ハンター達と戦うこと』です。目的は不明ですが……ここに依頼を持ち込んだ、村の自警団の団長がそう言うように牙城・焔本人から命令されたそうです」
一呼吸おいてクラヴィーアは続ける。
「村の周囲は牙城・焔配下の火蜥蜴に包囲されていて逃げ出すことは出来ません。色々と不可解な点がありますが、村人のことを考えると戦っていただくしかありません……。非常に危険な依頼になりますが、よろしくお願いします」
とある日、焔宛てに一通の文が届いた。
「ほう、コーリアス殿からか」
焔は封を切り、手紙の内容に目を通す……。
「……やっとか。ありがたい」
ニヤリと笑みを浮かべる焔。――そして焔はしばし思案した後に部下三名を招集した。
「お呼びですか、焔様」
部下筆頭の白川・桜が跪き、尋ねる。
「うむ。これから出陣するぞ。目標は――」
***
某辺境部族の村。そこでは悲鳴と怒号と、そして火の手が上がっていた。
――そう、焔が目標としたのは何の変哲もない村。戦略上の要所でも無い。だが、焔は部下を伴ってそこを襲撃した。
襲撃当初こそ逃げ惑う人々と、抵抗しようとする自警団などで大騒ぎであったが……それは程無く鎮静化した。
「焔様、村の制圧が完了しました」
「うむ。自警団の連中は?」
「抵抗は無意味と理解したらしく武装解除しました」
「うむ。村人らは?」
「一か所に集めております。焔様の命令通り村の周囲には多数の火蜥蜴を配置し、封鎖を完了しております」
「ご苦労。それでは参るか」
***
村人達が集められている広場――そこに焔がやって来た。焔が見渡すと……村人は皆怯えた表情を浮かべている。
当初は抵抗する姿勢を見せた自警団も、今は武装を解かれ拘束されている。
焔の業火でテキトーな家屋を消し炭にし、自警団は彼らが持つ剣や槍……武器だけを焼き尽くした途端、大人しくなった。
……つまり今のところ村人には(自警団にも)死者や怪我人は一人も出ていない。
焔とその部下は圧倒的な力の差を見せ付けることであっという間に村一つを制圧したのだ。
焔は後ろ手に縛られている自警団の男達の前で足を止める。
「お前が団長か」
「そ、そうだが……お前達……一体何が目的でこんなことをする……? 人一人殺さず、怪我もさせずに……」
震える声で団長が言う。この異常事態、下手に歪虚を怒らせて被害を出すよりも~との判断で早々に抵抗を諦めたが……歪虚の目的がさっぱり判らない。
「お前には関係のない話だな。それよりもお前に頼みごと……ふむ? これでは威厳が足らぬか。……言い直そう、お前に命令だ。この件をハンターズソサエティに依頼として持ち込め」
「HSに依頼? 一体どういう――」
「貴様に質問する権利は無い。黙って焔様のお話を聞け」
白川・桜が団長へ紅蓮の弓矢を向ける。団長は「ひぃ!」と小さく声を上げた後に押し黙った。
「依頼内容は言うまでもないだろう。この状況をそのまま伝えれば良い。そしてハンター達に向けてこう付け加えよ。『我らと戦え。さもなくば村を焼き尽くす』。とな」
「――!?」
「ようやく自分達の立場を理解したか? そう、お前達は『人質』だ」
縛られ、跪き、カタカタと震える団長を見下ろし、焔は黒い笑みを浮かべるのだった。
***
辺境のハンターズソサエティ。受付嬢のクラヴィーア・キルシェ(kz0038)が集まったハンター達に向けて深刻そうな表情で話し始めた。
「辺境部族の村が牙城・焔一派の襲撃を受けました。現在は村が丸ごと人質になっています。……幸い、今のところ被害は出ていないようですが……」
一人のハンターが「向こう側の要求は?」と尋ねると、クラヴィーアは答える。
「『あなた方、ハンター達と戦うこと』です。目的は不明ですが……ここに依頼を持ち込んだ、村の自警団の団長がそう言うように牙城・焔本人から命令されたそうです」
一呼吸おいてクラヴィーアは続ける。
「村の周囲は牙城・焔配下の火蜥蜴に包囲されていて逃げ出すことは出来ません。色々と不可解な点がありますが、村人のことを考えると戦っていただくしかありません……。非常に危険な依頼になりますが、よろしくお願いします」
解説
【依頼概要】
牙城・焔(kz0191)、及びその部下と戦うこと。
場所は焔達が占拠している村です。
戦場は村に被害が及ばない、村近くの平原が指定されています。
焔の目的は不明ですが村を解放するためには戦うしかありません。
ハンター達が戦うのは焔とその部下、合計四名です。火蜥蜴は敵戦力に含まれません。
【PL情報】
焔達を『撃退』することが出来れば依頼は成功です。
ちなみに罠(トラップ)の類はありません。
【敵情報】
●牙城・焔
通称、二刀爆炎の焔。
歪虚の指揮官クラス。
二つの刀と爆炎を自在に操る。
『灼導』兵器を満載した武装コンテナを背負って登場。
●白川・桜(しらかわ・さくら)
焔の側近筆頭。
中~遠距離攻撃担当。
弓矢を操り、攻撃能力(火力)だけなら焔に匹敵する。
●菊池・緑(きくち・みどり)
焔の側近。
回復・魔法支援担当。
●球磨・遥(くま・はるか)
焔の側近。
防御担当。いわゆる『タンク』役。
両手にスパイク付きの盾を持ち、堅牢な防御と高い生命力を誇る。
=====
質問があれば質問卓を立てた上でクラヴィーアまでどうぞ。
ただし彼女はHSに依頼を持ち込んだ自警団の団長から得られた情報しか知りません。
牙城・焔(kz0191)、及びその部下と戦うこと。
場所は焔達が占拠している村です。
戦場は村に被害が及ばない、村近くの平原が指定されています。
焔の目的は不明ですが村を解放するためには戦うしかありません。
ハンター達が戦うのは焔とその部下、合計四名です。火蜥蜴は敵戦力に含まれません。
【PL情報】
焔達を『撃退』することが出来れば依頼は成功です。
ちなみに罠(トラップ)の類はありません。
【敵情報】
●牙城・焔
通称、二刀爆炎の焔。
歪虚の指揮官クラス。
二つの刀と爆炎を自在に操る。
『灼導』兵器を満載した武装コンテナを背負って登場。
●白川・桜(しらかわ・さくら)
焔の側近筆頭。
中~遠距離攻撃担当。
弓矢を操り、攻撃能力(火力)だけなら焔に匹敵する。
●菊池・緑(きくち・みどり)
焔の側近。
回復・魔法支援担当。
●球磨・遥(くま・はるか)
焔の側近。
防御担当。いわゆる『タンク』役。
両手にスパイク付きの盾を持ち、堅牢な防御と高い生命力を誇る。
=====
質問があれば質問卓を立てた上でクラヴィーアまでどうぞ。
ただし彼女はHSに依頼を持ち込んだ自警団の団長から得られた情報しか知りません。
マスターより
牙城・焔(kz0191)、及びその部下との直接対決!
焔には別の目的があるようですが……。ともあれ村人を解放することが先決です。
それでは、ご参加をお待ちしております。
焔には別の目的があるようですが……。ともあれ村人を解放することが先決です。
それでは、ご参加をお待ちしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/09/20 06:20
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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質問卓 八原 篝(ka3104) 人間(リアルブルー)|19才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2017/08/24 21:00:09 |
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相談卓 八原 篝(ka3104) 人間(リアルブルー)|19才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2017/08/29 04:03:48 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/08/25 12:18:24 |