ゲスト
(ka0000)
【黒祀】鉄壁の騎士と称号を
マスター:赤山優牙

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 4日
- プレイング締切
- 2014/11/12 07:30
- リプレイ完成予定
- 2014/11/21 07:30
オープニング
●ある保守派貴族の屋敷にて
「ハンターなんぞに頼りおって! あんな者共は、チンピラと変わらん!」
怒号が響き渡った。
声の主は、精悍な顔をした壮年の男性だった。初老近いはずなのだが、衰えを感じさせない。
彼は、グラズヘイム王国の貴族だ。その中でも、保守派として有名でもある。
襲来する歪虚の軍勢。
それに対抗する為に、ハンター達や周辺各国への応援が決まった事なのだが、彼は凄く不満であった。
「同盟は我慢できるが、帝国やハンターなど!」
あまりの怒りっぷりに、執事や給仕達は、自分達の仕事に没頭している振りをして逃げる。
そこに、一人の女性が現れた。
「お父様。あまり大きい声は感心しませんわ」
金髪金眼、整った顔立ちに、引き締まった身体。
美しいとも、可愛いとも受け取れる表情を浮かべていた。
「おぉ。我が娘、ソルラよ」
怒り狂っていたのが、急に静かになった。
彼にとって、娘は世界で一番愛すべき存在なのだ。
「お父様。『娘』はやめて下さい。そんな歳ではありません」
「そう言うな。親からみれば、子はいつまで経っても子なのだ」
彼の娘に対する愛情は過剰であった。
例えば、彼の領地に今まで無かった孤児院や宅老所を建てたのは、娘の意見だったり、騎士でもある娘が戦場に行く時など、子飼いの傭兵を護衛につけるほどだ。
護衛任務を行う娘を、更に護衛する為に、傭兵の一団をつけたという話もある。
「聞いたぞ。次の任務、ハンター共と一緒だと」
彼が荒れている理由はそれだった。
「お父様。私はハンターと組むのは始めてで不安ですが、今は仕方ない事です」
「嫌ならいいのだぞ! お父さんがなにがなんでも他の者に交代させるから!」
「これは王命です。しっかりと務めてまいります」
父にそうは言ったものの、多少不安であった。
なにしろ、ハンターに対して強い偏見を持った家庭で育ったのだ。頭では理解しているが、不安は拭えない。
「いったい、どんな人達か想像もつかないのは、危惧すべき事かもしれない……」
こんな時、どうすればいいのか、この女性は一つしか知らなかった。
「直接、行ってみるべきね!」
こうして、最寄りのハンターオフィスの門を叩くのであった。
●懇親会へ
ハンターへの偏見を持つ事で有名なある保守派貴族の娘がハンターオフィスに相談に来たという事は、相談された側も多少なり困惑した。
しかし、これは王国内の保守派貴族からの印象を改善できる絶好の機会とも捉えられる。
そういう事もあり、ハンターオフィスからの依頼でかつ、情報交換会という名目で、この女性との懇親会が行われる事になったのだ。
●称号話
懇親会の会場は、ある屋敷の屋上庭園だった。
色とりどりの花が咲き誇る花壇に囲まれた中央の広場に円卓が置かれている。
「本日はお集まり下さり、ありがとうございます」
ソルラという名の女性が、集まったハンターに丁寧に頭を下げた。
「私の名はソルラと申します。普段は騎士として、貴族である父を補佐しています」
彼女は真っ白なワンピースドレスに身を包んでいた。
きっと、街を歩いていたら騎士には見えないだろう。
「今日は情報交換会という事で、私自身も含め、皆さんの色々な話が聞ければと思います」
ニコッと笑った顔が愛らしい。
父親が色々心配するのも納得だ。
「では、どんな話をすればいいかあると思いますので、まずは、私から皆さんに話したいと思います」
目の前に並んだ料理を彼女が取り分けながら言った。
「私は『鉄壁の騎士』と同僚から呼ばれる事もあります。これは、5年前の歪虚との戦いにおいて……」
そう切り出した話は、なかなか長かった。
要約すると、撤退命令を無視して、ある村を救う為に、一歩も退かなかったという事らしかった。
「そして、私は……」
●雑魔襲来
ソルラの言葉を遮る様に、突然、叫び声が響く。
屋上庭園の上空を、カラスみたいな鳥が2羽合わさった様ななにかが飛んでいたからだ。
叫び声は、そこから発せられている。
「あれは雑魔です……前にも見た事があります! 歪虚の斥候の類です」
ソルラが指を指した。
それが、合図になったかわからない。
ともかく、その雑魔が急降下をしてきた。
一斉に円卓から離れるハンター達。直後、円卓が爆風と共に吹き飛ぶ。
「ここは、避難民達を受け入れる予定の場所。この場所を歪虚に知られるわけには」
丸腰だが、彼女は雑魔の正面に進み出る。戦うつもりだ。
貴族が突き出してきた懇親会開催の条件で、彼女だけではなく、ハンターの面々も武装していない。
武器防具の類は、屋敷に入る前に執事に預けてある。
騒ぎを聞きつけて執事が、武具を屋上まで持ってくるだろうが、時間はかかるはずだ。
「ここは、私に任せて、皆さんは逃げて下さい!」
彼女は台詞に、ハンター達は……。
「ハンターなんぞに頼りおって! あんな者共は、チンピラと変わらん!」
怒号が響き渡った。
声の主は、精悍な顔をした壮年の男性だった。初老近いはずなのだが、衰えを感じさせない。
彼は、グラズヘイム王国の貴族だ。その中でも、保守派として有名でもある。
襲来する歪虚の軍勢。
それに対抗する為に、ハンター達や周辺各国への応援が決まった事なのだが、彼は凄く不満であった。
「同盟は我慢できるが、帝国やハンターなど!」
あまりの怒りっぷりに、執事や給仕達は、自分達の仕事に没頭している振りをして逃げる。
そこに、一人の女性が現れた。
「お父様。あまり大きい声は感心しませんわ」
金髪金眼、整った顔立ちに、引き締まった身体。
美しいとも、可愛いとも受け取れる表情を浮かべていた。
「おぉ。我が娘、ソルラよ」
怒り狂っていたのが、急に静かになった。
彼にとって、娘は世界で一番愛すべき存在なのだ。
「お父様。『娘』はやめて下さい。そんな歳ではありません」
「そう言うな。親からみれば、子はいつまで経っても子なのだ」
彼の娘に対する愛情は過剰であった。
例えば、彼の領地に今まで無かった孤児院や宅老所を建てたのは、娘の意見だったり、騎士でもある娘が戦場に行く時など、子飼いの傭兵を護衛につけるほどだ。
護衛任務を行う娘を、更に護衛する為に、傭兵の一団をつけたという話もある。
「聞いたぞ。次の任務、ハンター共と一緒だと」
彼が荒れている理由はそれだった。
「お父様。私はハンターと組むのは始めてで不安ですが、今は仕方ない事です」
「嫌ならいいのだぞ! お父さんがなにがなんでも他の者に交代させるから!」
「これは王命です。しっかりと務めてまいります」
父にそうは言ったものの、多少不安であった。
なにしろ、ハンターに対して強い偏見を持った家庭で育ったのだ。頭では理解しているが、不安は拭えない。
「いったい、どんな人達か想像もつかないのは、危惧すべき事かもしれない……」
こんな時、どうすればいいのか、この女性は一つしか知らなかった。
「直接、行ってみるべきね!」
こうして、最寄りのハンターオフィスの門を叩くのであった。
●懇親会へ
ハンターへの偏見を持つ事で有名なある保守派貴族の娘がハンターオフィスに相談に来たという事は、相談された側も多少なり困惑した。
しかし、これは王国内の保守派貴族からの印象を改善できる絶好の機会とも捉えられる。
そういう事もあり、ハンターオフィスからの依頼でかつ、情報交換会という名目で、この女性との懇親会が行われる事になったのだ。
●称号話
懇親会の会場は、ある屋敷の屋上庭園だった。
色とりどりの花が咲き誇る花壇に囲まれた中央の広場に円卓が置かれている。
「本日はお集まり下さり、ありがとうございます」
ソルラという名の女性が、集まったハンターに丁寧に頭を下げた。
「私の名はソルラと申します。普段は騎士として、貴族である父を補佐しています」
彼女は真っ白なワンピースドレスに身を包んでいた。
きっと、街を歩いていたら騎士には見えないだろう。
「今日は情報交換会という事で、私自身も含め、皆さんの色々な話が聞ければと思います」
ニコッと笑った顔が愛らしい。
父親が色々心配するのも納得だ。
「では、どんな話をすればいいかあると思いますので、まずは、私から皆さんに話したいと思います」
目の前に並んだ料理を彼女が取り分けながら言った。
「私は『鉄壁の騎士』と同僚から呼ばれる事もあります。これは、5年前の歪虚との戦いにおいて……」
そう切り出した話は、なかなか長かった。
要約すると、撤退命令を無視して、ある村を救う為に、一歩も退かなかったという事らしかった。
「そして、私は……」
●雑魔襲来
ソルラの言葉を遮る様に、突然、叫び声が響く。
屋上庭園の上空を、カラスみたいな鳥が2羽合わさった様ななにかが飛んでいたからだ。
叫び声は、そこから発せられている。
「あれは雑魔です……前にも見た事があります! 歪虚の斥候の類です」
ソルラが指を指した。
それが、合図になったかわからない。
ともかく、その雑魔が急降下をしてきた。
一斉に円卓から離れるハンター達。直後、円卓が爆風と共に吹き飛ぶ。
「ここは、避難民達を受け入れる予定の場所。この場所を歪虚に知られるわけには」
丸腰だが、彼女は雑魔の正面に進み出る。戦うつもりだ。
貴族が突き出してきた懇親会開催の条件で、彼女だけではなく、ハンターの面々も武装していない。
武器防具の類は、屋敷に入る前に執事に預けてある。
騒ぎを聞きつけて執事が、武具を屋上まで持ってくるだろうが、時間はかかるはずだ。
「ここは、私に任せて、皆さんは逃げて下さい!」
彼女は台詞に、ハンター達は……。
解説
●目的
ソルラのハンターに対する心象をよくする事及び、彼女の存命
●作戦の内容
懇親会の開催及び雑魔の退治
ハンターは荒くれ者で危険だという貴族の偏見で、屋敷に入る際に、武器防具の類は預けられてしまいます。
●懇親会の内容
各自『称号』に関する話をしてもらいます。
どんな理由で称号がついたのか、どうして称号がついたのか、それに対してどう思っているのか等、話します。
嘘は見破られると心象が悪くなりますので、ご注意下さい。
称号が『ハンター』である場合は、どうしてハンターになったのか、これから先どんなハンターになるのか等、話せば大丈夫です。
●地形
3階建の屋敷の屋上です。庭園になっており、広場の周囲には花壇があります。
周囲には、この屋敷より高い建物はありません。
園芸に使うスコップや掃除道具等はすぐに手に入ります。
●敵戦力
カラスみたいな鳥が2羽合わさった様な雑魔が1体。
鋭い嘴で突いてきたり、酸を吐いてきたりします。
●味方戦力
ソルラ
それなりに経験を積んだハンターと同等位の実力はあります。闘狩人です。丸腰です。
『鉄壁の騎士』という二つ名がありますが、これは、実際には彼女の戦いぶりと共に、
『親が、ことごとく、娘への結婚話を断り、近づこうとするなら、監視がつく』
という状況の為に、同僚や仲間達で広がったあだ名の様なものです。
年齢23歳。生真面目な性格。結婚願望はあるが、恋には奥手で、苦手。
●その他
武器や防具を預けられない場合は、懇親会へ参加できません。
護身用に隠し持つ場合は、隠し通せるか判定があります。小さい物ほど判定が有利になります。
懇親会前にバレた場合、貴族の印象が悪化します。
雑魔襲撃時以降にバレる場合に関しては特に問題はありません。
リプレイは、雑魔襲撃時から開始となります。
ソルラのハンターに対する心象をよくする事及び、彼女の存命
●作戦の内容
懇親会の開催及び雑魔の退治
ハンターは荒くれ者で危険だという貴族の偏見で、屋敷に入る際に、武器防具の類は預けられてしまいます。
●懇親会の内容
各自『称号』に関する話をしてもらいます。
どんな理由で称号がついたのか、どうして称号がついたのか、それに対してどう思っているのか等、話します。
嘘は見破られると心象が悪くなりますので、ご注意下さい。
称号が『ハンター』である場合は、どうしてハンターになったのか、これから先どんなハンターになるのか等、話せば大丈夫です。
●地形
3階建の屋敷の屋上です。庭園になっており、広場の周囲には花壇があります。
周囲には、この屋敷より高い建物はありません。
園芸に使うスコップや掃除道具等はすぐに手に入ります。
●敵戦力
カラスみたいな鳥が2羽合わさった様な雑魔が1体。
鋭い嘴で突いてきたり、酸を吐いてきたりします。
●味方戦力
ソルラ
それなりに経験を積んだハンターと同等位の実力はあります。闘狩人です。丸腰です。
『鉄壁の騎士』という二つ名がありますが、これは、実際には彼女の戦いぶりと共に、
『親が、ことごとく、娘への結婚話を断り、近づこうとするなら、監視がつく』
という状況の為に、同僚や仲間達で広がったあだ名の様なものです。
年齢23歳。生真面目な性格。結婚願望はあるが、恋には奥手で、苦手。
●その他
武器や防具を預けられない場合は、懇親会へ参加できません。
護身用に隠し持つ場合は、隠し通せるか判定があります。小さい物ほど判定が有利になります。
懇親会前にバレた場合、貴族の印象が悪化します。
雑魔襲撃時以降にバレる場合に関しては特に問題はありません。
リプレイは、雑魔襲撃時から開始となります。
マスターより
●ご挨拶
皆さん、おはようございます。赤山です。私に二つ名があるとすれば『腹が弱い』です。
相談期間は11月12日AM7時半までとなっています! お気をつけ下さい!
●攻略のヒント
雑魔退治はおまけの様なものです。知恵と連携で速やかに対処できると思います。
むしろ、大事なのは、目的が達成されるかです。
ハンターとして、一人の人間として、彼女の心を揺り動かす様なエピソードを待っています。
皆さん、おはようございます。赤山です。私に二つ名があるとすれば『腹が弱い』です。
相談期間は11月12日AM7時半までとなっています! お気をつけ下さい!
●攻略のヒント
雑魔退治はおまけの様なものです。知恵と連携で速やかに対処できると思います。
むしろ、大事なのは、目的が達成されるかです。
ハンターとして、一人の人間として、彼女の心を揺り動かす様なエピソードを待っています。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/11/14 00:34
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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![]() |
相談室 結城綾斗(ka2092) 人間(リアルブルー)|20才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2014/11/12 00:56:19 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/11/08 22:09:48 |