• 戦闘

街道の隊商護衛戦

マスター:植田誠

シナリオ形態
ショート
難易度
やや難しい
参加費
1,000
参加人数
現在8人 / 4~8人
マテリアルリンク
報酬
普通
相談期間
5日
プレイング締切
2014/11/18 09:00
リプレイ完成予定
2014/11/27 09:00

オープニング

「やれやれ……やっぱりこうなったか」
「護衛を雇っておいて正解でしたね」
 帝国のとある街道。そこに3台の馬車とその乗員。そして、気絶して縛られている4名程の男たちの姿があった。
 男たちはいわゆる野盗という奴だ。隊商が帝都へ向けて運んでいた荷物を奪い取りひと儲けしようと考えたのだろう。
「奪ったところで積荷は鉱石だから売りようもないだろうがな。運が悪かったな」
「まったく……野盗なんてやってるからこうなるんだ」
「……まぁ、何かしら事情があるって可能性もあるがな」
 どこか軽蔑するかのような眼差しで野盗を見る御者に、リーダーはそう言った。
 歪虚の影響で土地が痩せ作物を育てることが出来ない。あるいは、歪虚の攻撃で土地を焼かれ住むことができなくなった。軍事力の高い帝国でも、特に辺境地域ではそう言った事情で困窮している国民がいるのも事実だ。
「戦力ってのはどうしても中央に集中するもんだから、仕方ないんだろうがな」
「じゃあ、こいつらもそういう事情で……?」
「さぁな。起きたら聞いてみても良いかもしれんが、単に人から奪うのが手っ取り早いって考えてるクソ野郎ってこともあるからな。さて……」
 不意にリーダーは、額に手をかざしながら空を見上げた。
「……大分傾いてきたな。急がないとまずいか?」
「ちょっと時間取られちゃいましたからね。まだ余裕はあると思いますが、連中は納品が遅れるとうるさいですから……」
 今回の取引相手は帝都にある武器、鎧などの製作における最大手企業だ。今回運ぶ鉱物も武器の材料として使われることだろう。もっとも、隊商たちにとって荷物がどう使われるかはさしたる問題ではないが。
「まぁ、なんにせよ急ぐとしよう」
「了解しました……あ、リーダー。そう言えばこいつらはどうするんですか?」
 そう言って、御者は野盗たちを指差す。
「そうか、こいつらをどうするか考えないと……」
 再び腕を組み考え込む隊商のリーダー。
「リーダー! 東の方からなんか来ますぜ!」
「何!?」
 別の馬車に乗っていた御者が新たな敵の襲来を告げたのは、そんな時だった。
 リーダーは、慌てて御者の言った方角へ目を向ける。
 視界に映ったのはゴブリンの姿だった。ただし通常のものとは違うようだ。その動きは非常に速く、見る間に馬車へと近づいてくる。
 理由はすぐに分かった。ゴブリン達はどうやって手懐けたのかは知らないが、狼の背に乗って移動してきていた。
 最高速度が馬より速いとは思わないが、積荷を抱えた状態で逃げ切れるかどうか……
「とにかく、出発準備だ! そこの連中も荷台に乗せろ!」
「連中って……野盗も連れてくんですか? 放っといて逃げましょうよ!」
「野盗だろうがなんだろうが、俺達が放置したせいであのゴブリンどもに殺されたんじゃ寝覚めが悪い! お前も手伝え!」
 手綱を握っていた御者も、慌てて降りてきてリーダーを手伝い始める。
 この時既に、ゴブリン達と接敵するまで10数秒の猶予もなかった。

解説

・目的
 馬車の防衛。

・状況
 PCたちは隊商に護衛として雇われたハンターとなる。
 戦場は街道。隠れるような場所は存在しておらず、民家なども周囲には無い。
 護衛方法はPCたちに一任されており、逃げるか戦うかはPCたちの判断次第となる。

 現在隊商のリーダーと御者が野盗を積荷の間に押し込もうとしている。
 逃げる場合は準備が整うまで特に手伝いや邪魔が入らなければ4ラウンド程度の時間を要するものとする。
 
・敵情報
 ゴブリンライダー×8
 狼を乗り物に使うゴブリン達。全個体が銃と短剣で武装。
 機動力が非常に高い反面、乗っている狼に振り回されているのか射撃命中力に関してはそれほど高くない。
 馬車よりも瞬間的な速度は速いが持久力は無い。

・護衛対象
 商人×4、荷馬車×3
 2頭立ての荷馬車とその御者及び隊商のリーダー。
 戦闘力は皆無。

 野盗×4
 縛られた状態の男達。現在隊商のリーダーが荷物の隙間に押し込もうとしている。
 依頼内容には含まれていないため、彼らが全滅しても失敗にはならない。

・備考(馬車に関して)
 馬車は前方から馬、台車(御者の座る場所→積荷→ちょっと人が乗れるスペース)という構造になっている。
 積荷は鉱物資源なので、荷の上で戦闘を行っても問題は無い。
 走っている際に万が一馬車から落ちた場合、馬車は速度を落として乗るのを待つ。

※以下PL情報
・敵情報
 乗っているゴブリンが戦闘不能になった場合乗られていた狼は逃げていく。
 狼が倒された場合ゴブリンは戦闘を継続する。
 連続で10ラウンド程度は馬車よりも速い速度で走るが、そこをピークに段々速度が低下していく。
 ある程度距離が離れた場合は諦めて撤退していく。

マスターより

 お世話になっております、植田です。
 今回とどまって戦うか、それとも逃げるかは皆様次第です。
 クラスや装備で得意なことも変わってくるでしょうから、最良の手段を模索していただければなと思います。

 それでは、皆様の参加お待ちいたしております。
リプレイ公開中

リプレイ公開日時 2014/11/26 21:59

参加者一覧

  • 壮健なる偉丈夫
    ガルシア・ペレイロ(ka0213
    人間(蒼)|35才|男性|闘狩人

  •  (ka0824
    人間(蒼)|16才|女性|疾影士
  • 孤高の射撃手
    アバルト・ジンツァー(ka0895
    人間(蒼)|28才|男性|猟撃士
  • イージスの光
    グライブ・エルケイル(ka1080
    人間(紅)|28才|男性|機導師
  • 夢路に誘う青き魔女
    夢路 まよい(ka1328
    人間(蒼)|15才|女性|魔術師

  • ベレティウス・グレイバー(ka1723
    人間(紅)|28才|男性|闘狩人

  • アルベルト・ラートリー(ka2135
    人間(紅)|20才|男性|猟撃士
  • 《成功》狙い澄ます紅き瞳
    ナル(ka3448
    エルフ|17才|女性|疾影士
依頼相談掲示板
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2014/11/14 07:00:35
アイコン 相談スレッド
ナル(ka3448
エルフ|17才|女性|疾影士(ストライダー)
最終発言
2014/11/18 01:42:05