ゲスト
(ka0000)
【陶曲】捻子の反乱、貨物船
マスター:佐倉眸

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
関連ユニオン
魔術師協会広報室- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在15人 / 1~25人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/09/28 09:00
- リプレイ完成予定
- 2017/10/12 09:00
オープニング
●
賑やかな掛け声と金鎚を振るう音。
フマーレの一角に位置する船着き場を少し離れて岸に寄せられた大型の貨物船。
割れた甲板を張り直し、剥がれた塗装を塗り直す。古く傷んだ様相は次第に新しく生まれ変わっていった。
数人の船大工と板金や塗装の職人が集まって、彼是と言い合っている中、仕上がりを見に来た男がその出来に頷いて棟梁を呼びつけた。
急な話で悪いが、この船を直して最初の航海は少々危険なものになる。
水夫と積荷の護衛にハンターを雇う予定をしているが、元よりこの船には水夫達のための救命艇しか積んでいない。
今から何艘か増やしては貰えないだろうか。
まあ、そんな物を使わずに済ますためにハンターを雇うのだが、歪虚が出ると聞いては備えもいるだろう。
すぐに去った男に押し付けられた書類が海風にはためく。
積荷の重量や、同乗するハンターの人数、予定の航路が書かれていた。
それは丁寧にも同盟軍の印章が透かされていた。
「おい、お前等。軍のお偉いさん直々の依頼だ。いい仕事をしよう」
棟梁の声に応と一斉に声が響いた。
その数日後、船の仕上がりも見えてきた頃。
同じく修繕と追加の救命艇の配備に勤しむ大工の1人が手を止めた。
見れば窶れたようにほっそりとした色白の老人が佇んでいる。
海風に揺れる燕尾服、シルクハットが飛ばぬよう目深に抑えてこちらを向いた。
「もし」
その老紳士は屈むと足元から何かを拾い上げて大工を呼んだ。
「落ちておりましたよ」
お手を。
大工の手にぱらりと乗せられたのは黒い捻子。
ひやりと冷たい感触を伴い掌に転がったそれを見て大工は老紳士へ礼を言おうと顔を上げた。
しかし、そこに人の姿は無く。忽然と消えてしまった不思議さに首を傾げて、大工は仕事に戻っていく。
工具箱に放り込まれ、鈍色の捻子に紛れた黒の捻子がどこか楽しそうにかたかたと震えていた。
さらに数日。遂に貨物船は修繕を終える。
塗り直された鮮やかな塗装に、まだ木の香りのする甲板。
縁に沿って柵が巡り、左右の弦にそれぞれ3艘の小舟が櫂と共に括り付けられている。
そしてその日のうちに釘を打って封をされた大きな木箱が幾つも積み込まれる。
翌朝、10人の水夫と数人のハンター達を乗せ、船はヴァリオスに向けて出港した。
●
水平線に見えていた岩礁を通り過ぎ、船は穏やかな航路を保ってやや北へ、渡っていく風は心地良く、波もきらきらと煌めいて美しい。
沖もまだ遠く、出港したばかりの大型の貨物船はまだぼんやりと覗える岸を見ながら静かに悠々と進んでいた。
近海での歪虚の目撃情報を受けて、警戒していたハンター達も次第に緊張を解き、水夫達と談笑しながら甲板に出て海を見渡した。
がたん、と左舷から大きな物音が聞こえた。
水夫が2人見てくると言う。ハンターは同行を申し出たが、救命艇を増設した辺りから聞こえた音に、水夫はそろって首を横に振った。
修理が必要かも知れない。とすればあの辺りは狭いから任せて欲しい。
何か有ったらすぐに大声を出しますよ。
そう言って笑って、向かっていく。
1人の水夫が見たところ、どうやら綱が切れて括っていた櫂が落ちたらしい。
他に被害は無さそうだが念のためにと、もう1人に命じて右舷の側の見回りに走らせる。
綱を直して一息吐くと、不意に右腕に痛みを感じた。振り返ると影に何かが転がっている。
なんだろう。水夫がそれに近付く前に、彼の身体は傾いで、切れた綱を交換するために使った鉈を握ったままの右手は、小舟へと振り下ろされ。
その底を割り砕いた。
「「うわあぁぁぁ」」
ハンター達が聞いた悲鳴は2つ。何れも今し方様子を見に行った水夫のものだ。
片方は左舷から、もう片方は右舷から。
何が有ったのかと彼等の元へ向かおうとするハンターがいる中、危ないと叫ぶ声が響いた。
帆を畳んで括った支柱、丸太に鉄板を巻いて固めたそれが甲板の中央へと倒れてきた。
派手な音を立てて散乱する積荷は何れも武器。
刃物や銃器が中心で、何れも工場都市フマーレの粋を集めたものと言って良いだろう品。
それがハンター達の目の前で勝手に浮き上がり数カ所に集まっていく。
吹き溜まりのようなそれが、人の形を模すまで、そしてその豪腕を震うまで。
甲板のハンター達に判断の時間は、一弾指の間すら与えられなかった。
軋む音が聞こえる。
武器を集めて人型をとった歪虚へ、1つの捻子が加わった。
どこからかと見れば、それは木箱を作っていた物、或いは甲板を作っていた物。
半鐘が響き、どこかで狼煙が焚かれたらしい。
この船を沈ませずに凌ぎきれば、岸はまだそう遠くない。
●
海を眺めていた灯台が狼煙と貨物船の異常を知る。
双眼鏡で眺めるとどうやら甲板に闖入者らしい。急ぎオフィスへ連絡を入れて救援を頼む。
すぐに支度されたのは貨物船まで追い付くための魔導エンジンを積んだ高速のボートと、積荷を回収するための空船。
積荷が敵に渡ることは避けなければ。
状態を問わず、可能な限りの回収を。
ボートと空船の必要な数が揃い、駆けつけたハンター達に依頼が伝えられた。
貨物船にハンター達が乗っていたのは、この海域に出没する歪虚から積荷と水夫を守るため。
その歪虚が彼等の救援に向かったハンター達の接近を知り、どんよりと虚ろな目を海面に覗かせた。
銛を構えた魚の歪虚達はボートを追って海面近くを走るように泳ぎ、蛸の歪虚が吸盤の犇めく触手が海面を叩くと立ち上がる波がボートを返さんばかりに揺らした。
賑やかな掛け声と金鎚を振るう音。
フマーレの一角に位置する船着き場を少し離れて岸に寄せられた大型の貨物船。
割れた甲板を張り直し、剥がれた塗装を塗り直す。古く傷んだ様相は次第に新しく生まれ変わっていった。
数人の船大工と板金や塗装の職人が集まって、彼是と言い合っている中、仕上がりを見に来た男がその出来に頷いて棟梁を呼びつけた。
急な話で悪いが、この船を直して最初の航海は少々危険なものになる。
水夫と積荷の護衛にハンターを雇う予定をしているが、元よりこの船には水夫達のための救命艇しか積んでいない。
今から何艘か増やしては貰えないだろうか。
まあ、そんな物を使わずに済ますためにハンターを雇うのだが、歪虚が出ると聞いては備えもいるだろう。
すぐに去った男に押し付けられた書類が海風にはためく。
積荷の重量や、同乗するハンターの人数、予定の航路が書かれていた。
それは丁寧にも同盟軍の印章が透かされていた。
「おい、お前等。軍のお偉いさん直々の依頼だ。いい仕事をしよう」
棟梁の声に応と一斉に声が響いた。
その数日後、船の仕上がりも見えてきた頃。
同じく修繕と追加の救命艇の配備に勤しむ大工の1人が手を止めた。
見れば窶れたようにほっそりとした色白の老人が佇んでいる。
海風に揺れる燕尾服、シルクハットが飛ばぬよう目深に抑えてこちらを向いた。
「もし」
その老紳士は屈むと足元から何かを拾い上げて大工を呼んだ。
「落ちておりましたよ」
お手を。
大工の手にぱらりと乗せられたのは黒い捻子。
ひやりと冷たい感触を伴い掌に転がったそれを見て大工は老紳士へ礼を言おうと顔を上げた。
しかし、そこに人の姿は無く。忽然と消えてしまった不思議さに首を傾げて、大工は仕事に戻っていく。
工具箱に放り込まれ、鈍色の捻子に紛れた黒の捻子がどこか楽しそうにかたかたと震えていた。
さらに数日。遂に貨物船は修繕を終える。
塗り直された鮮やかな塗装に、まだ木の香りのする甲板。
縁に沿って柵が巡り、左右の弦にそれぞれ3艘の小舟が櫂と共に括り付けられている。
そしてその日のうちに釘を打って封をされた大きな木箱が幾つも積み込まれる。
翌朝、10人の水夫と数人のハンター達を乗せ、船はヴァリオスに向けて出港した。
●
水平線に見えていた岩礁を通り過ぎ、船は穏やかな航路を保ってやや北へ、渡っていく風は心地良く、波もきらきらと煌めいて美しい。
沖もまだ遠く、出港したばかりの大型の貨物船はまだぼんやりと覗える岸を見ながら静かに悠々と進んでいた。
近海での歪虚の目撃情報を受けて、警戒していたハンター達も次第に緊張を解き、水夫達と談笑しながら甲板に出て海を見渡した。
がたん、と左舷から大きな物音が聞こえた。
水夫が2人見てくると言う。ハンターは同行を申し出たが、救命艇を増設した辺りから聞こえた音に、水夫はそろって首を横に振った。
修理が必要かも知れない。とすればあの辺りは狭いから任せて欲しい。
何か有ったらすぐに大声を出しますよ。
そう言って笑って、向かっていく。
1人の水夫が見たところ、どうやら綱が切れて括っていた櫂が落ちたらしい。
他に被害は無さそうだが念のためにと、もう1人に命じて右舷の側の見回りに走らせる。
綱を直して一息吐くと、不意に右腕に痛みを感じた。振り返ると影に何かが転がっている。
なんだろう。水夫がそれに近付く前に、彼の身体は傾いで、切れた綱を交換するために使った鉈を握ったままの右手は、小舟へと振り下ろされ。
その底を割り砕いた。
「「うわあぁぁぁ」」
ハンター達が聞いた悲鳴は2つ。何れも今し方様子を見に行った水夫のものだ。
片方は左舷から、もう片方は右舷から。
何が有ったのかと彼等の元へ向かおうとするハンターがいる中、危ないと叫ぶ声が響いた。
帆を畳んで括った支柱、丸太に鉄板を巻いて固めたそれが甲板の中央へと倒れてきた。
派手な音を立てて散乱する積荷は何れも武器。
刃物や銃器が中心で、何れも工場都市フマーレの粋を集めたものと言って良いだろう品。
それがハンター達の目の前で勝手に浮き上がり数カ所に集まっていく。
吹き溜まりのようなそれが、人の形を模すまで、そしてその豪腕を震うまで。
甲板のハンター達に判断の時間は、一弾指の間すら与えられなかった。
軋む音が聞こえる。
武器を集めて人型をとった歪虚へ、1つの捻子が加わった。
どこからかと見れば、それは木箱を作っていた物、或いは甲板を作っていた物。
半鐘が響き、どこかで狼煙が焚かれたらしい。
この船を沈ませずに凌ぎきれば、岸はまだそう遠くない。
●
海を眺めていた灯台が狼煙と貨物船の異常を知る。
双眼鏡で眺めるとどうやら甲板に闖入者らしい。急ぎオフィスへ連絡を入れて救援を頼む。
すぐに支度されたのは貨物船まで追い付くための魔導エンジンを積んだ高速のボートと、積荷を回収するための空船。
積荷が敵に渡ることは避けなければ。
状態を問わず、可能な限りの回収を。
ボートと空船の必要な数が揃い、駆けつけたハンター達に依頼が伝えられた。
貨物船にハンター達が乗っていたのは、この海域に出没する歪虚から積荷と水夫を守るため。
その歪虚が彼等の救援に向かったハンター達の接近を知り、どんよりと虚ろな目を海面に覗かせた。
銛を構えた魚の歪虚達はボートを追って海面近くを走るように泳ぎ、蛸の歪虚が吸盤の犇めく触手が海面を叩くと立ち上がる波がボートを返さんばかりに揺らした。
解説
目的
【1】操られている2人の水夫を無力化し、乗組員に必要以上の救命艇を確保、彼等の避難を行う
【2】甲板に出没し、積荷や船の部品を操って防御と攻撃を行う5体の捻子の歪虚を撃破する
【3】海中から出現する歪虚を回避、或いは無力化し、回収用の空船と牽引用のボートを貨物船へ届ける
●【1】
◆エネミー
捻子型の歪虚×2
人間の一部を操る力を持つ糸を使い、水夫の右腕を操っている
糸の強度は不明、糸を切ることで歪虚の破壊が可能
糸は外れたり抜ける事は無く、操ることが出来るのは鉈を持っている右腕のみ
左右の舷にそれぞれ1体ずつ出没している
◆場所
右
貨物船の船縁、3艘の救命艇が吊されているが内1艘が破壊されたところ
戦闘を含め行動可能な幅は1スクエア程、2スクエア程で海面
左
同上、但し、既に2艘目が壊され始めている
◆その他
救命艇は5人乗り6艘が用意されていた
乗組員の救助のためには2艘以上の確保が必須
参照シナリオ「木偶」「鉄葉」「刀」
●【2】
◆エネミー
捻子型の歪虚を中心とした金属部品や武器の塊×5
操っている金属を集めたり伸ばしたり等して攻撃、防御を行う
銃器も含まれるが、引き金を引く行動は取らない
攻撃を続け、操っている金属類全てを剥がす事で歪虚の破壊が可能
◆場所
貨物船の甲板、約70×10スクエア程度
全体に武器を詰めたコンテナが積まれていたが、それらが破壊され散らかっている或いは操作されている
船体の捻子や釘が操られているため傾いている、所々板が突然外れたりする
◆その他
参照シナリオ「壱の陣」「弐の陣」
【1】【2】【3】のいずれの作戦に参加するかプレイングに明記してください
複数の作戦に参加することは出来ません
【3】はマスターよりをご確認下さい
【1】操られている2人の水夫を無力化し、乗組員に必要以上の救命艇を確保、彼等の避難を行う
【2】甲板に出没し、積荷や船の部品を操って防御と攻撃を行う5体の捻子の歪虚を撃破する
【3】海中から出現する歪虚を回避、或いは無力化し、回収用の空船と牽引用のボートを貨物船へ届ける
●【1】
◆エネミー
捻子型の歪虚×2
人間の一部を操る力を持つ糸を使い、水夫の右腕を操っている
糸の強度は不明、糸を切ることで歪虚の破壊が可能
糸は外れたり抜ける事は無く、操ることが出来るのは鉈を持っている右腕のみ
左右の舷にそれぞれ1体ずつ出没している
◆場所
右
貨物船の船縁、3艘の救命艇が吊されているが内1艘が破壊されたところ
戦闘を含め行動可能な幅は1スクエア程、2スクエア程で海面
左
同上、但し、既に2艘目が壊され始めている
◆その他
救命艇は5人乗り6艘が用意されていた
乗組員の救助のためには2艘以上の確保が必須
参照シナリオ「木偶」「鉄葉」「刀」
●【2】
◆エネミー
捻子型の歪虚を中心とした金属部品や武器の塊×5
操っている金属を集めたり伸ばしたり等して攻撃、防御を行う
銃器も含まれるが、引き金を引く行動は取らない
攻撃を続け、操っている金属類全てを剥がす事で歪虚の破壊が可能
◆場所
貨物船の甲板、約70×10スクエア程度
全体に武器を詰めたコンテナが積まれていたが、それらが破壊され散らかっている或いは操作されている
船体の捻子や釘が操られているため傾いている、所々板が突然外れたりする
◆その他
参照シナリオ「壱の陣」「弐の陣」
【1】【2】【3】のいずれの作戦に参加するかプレイングに明記してください
複数の作戦に参加することは出来ません
【3】はマスターよりをご確認下さい
マスターより
●【3】
◆エネミー
蛸歪虚×1
足を振り回して攻撃する
頭部サイズ2、足の全長は10
魚歪虚×8
銛で突く或いは投擲して攻撃する
サイズ1
蛸を後方に、その周囲に魚3、前面に魚5
蛸は一定のダメージで海中へ移動し逃走を試みる
魚は蛸を守る行動を取るが統率は無く、撤退も行わない
◆場所
海面(基本的に水中ルールの適用外)
◆その他
ボートは2~4人程度乗れる物を申請に合わせて必要数用意
PC含む救命艇の不足分の乗船者は空船で救助可能
よろしくお願いします。
新天地を目指す捻子歪虚達と、蛸と魚です。
◆エネミー
蛸歪虚×1
足を振り回して攻撃する
頭部サイズ2、足の全長は10
魚歪虚×8
銛で突く或いは投擲して攻撃する
サイズ1
蛸を後方に、その周囲に魚3、前面に魚5
蛸は一定のダメージで海中へ移動し逃走を試みる
魚は蛸を守る行動を取るが統率は無く、撤退も行わない
◆場所
海面(基本的に水中ルールの適用外)
◆その他
ボートは2~4人程度乗れる物を申請に合わせて必要数用意
PC含む救命艇の不足分の乗船者は空船で救助可能
よろしくお願いします。
新天地を目指す捻子歪虚達と、蛸と魚です。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/10/12 02:32
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
相談卓 ジャック・エルギン(ka1522) 人間(クリムゾンウェスト)|20才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2017/09/28 07:40:48 |
|
![]() |
作戦【3】相談卓 ジャック・エルギン(ka1522) 人間(クリムゾンウェスト)|20才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2017/09/28 07:37:55 |
|
![]() |
作戦【1】相談卓 ジャック・エルギン(ka1522) 人間(クリムゾンウェスト)|20才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2017/09/28 00:58:10 |
|
![]() |
作戦【2】相談卓 ジャック・エルギン(ka1522) 人間(クリムゾンウェスト)|20才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2017/09/28 00:57:23 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/09/27 20:58:28 |