ゲスト
(ka0000)
極限! サバイバルトマト祭り
マスター:奈華里

このシナリオは2日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在16人 / 1~25人
- 報酬
- 寸志
- 相談期間
- 6日
- プレイング締切
- 2017/09/30 22:00
- リプレイ完成予定
- 2017/10/11 22:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
「ん……ンンンッ! これはどういう事だっ!?」
カレンダーを見ればもう九月の終わりに差し掛かっている事に気付いて一人の男は立ち上がる。
手には真っ赤なトマトと月の絵柄が掛かれた鉢巻――ここはカルドルビーノ村、トマト祭りで有名な村である。
そして彼はトマト祭り実行委員の一人であり、何よりこの祭りに熱意を燃やしている人物だ。
「おい、今すぐ集会所に集まれ! 会議だ! 今年のトマト祭りの危機だっ!」
村中をそう言って駆け回り、仲間達を招集する。
「あー…パーザの奴気付いちまったかぁ」
その様子を横目に深く溜息をつく者がいた。彼も同じく祭り実行委員の一人だ。
しかし、彼の手には月ではなく太陽の鉢巻が握られているものの、パーザ程の元気はない。
何故なら、彼の畑にはもうトマトは一つもなっていないのだから…。
「とそう言う訳で今年は中止だ」
耳を疑う言葉にパーザは言葉を忘れ呆気にとられる。
確かに今年の収穫量はそれ程いいものではなかったと聞いている。パーザ自身の畑はピュアダークという新たな品種を育てていた事により、従来のトマトが思ったより出来ていなくとも利益を上げていた。しかしだ、他の者は違う。苗を分けて育てていた者は僅かで、従来のトマトを栽培していた者の方が断然多い。余り世話をしなくとも勝手に育ってくれるトマトだから見落とした所もあったのかもしれない。だが、それでも今年の収穫量は異常だ。
「今同盟全体でなんか起こってるだろ…あれのせいかもしれない。異常に今年は虫が多くてな、対処しきれなかったんだよ」
太陽の鉢巻を握った男が言う。
「とはいえ、それはただのいい訳では…」
「いや、違う。あれは本当にあっという間だった。もしあれがあんたの畑でもきっと駆除しきるのは無理だったぜ」
状況を知っているのだろう、咎めようとするパーザの言葉を別の者が押し留める。
「しかし、だからといって中止にする事はないだろう。第一、こういう時だからこそやらねば」
トマト祭りにはちゃんと意味がある。ただの馬鹿騒ぎと取られがちだが、街と人をトマトで染め合う事で来年の豊作と互いの無病息災を願うのだ。従って、収穫量の落ちている今だからこそ来年に願いを託さねばならない。
「しかし、流通を途絶えさせる訳にはいかないし、となると確保できる量は僅かばかりだ…てんで足りない」
「それにだ。村長からももう中止の許可が」
「村長が何だ! 判った、ならば私が掛け合ってくる。数少ないトマトでもトマト祭りが出来る案を考えればよいのだろう!」
中止を促す言葉に鼻息荒くそう言い切って、パーザは策を練りつつ村長宅へと向かう。
(無いならないなりにやってやろうではないか! あのトマト祭りを、こんな所で失う訳にはいかん!)
トマトは彼にとって生き甲斐だ。自分の血はトマトで出来ていると言っても過言ではない。
だからトマトの為ならば、一肌でも二肌でも脱いでやろうと彼は思う。
(皆もやりたいと本当は思っている筈だ。ならば、何とかせねば!)
従来のトマト祭りは村を二分する川を隔てて太陽チームと月チームに分かれて行われる。
川から流されてくるトマトを使い、相手の町を早く染め上げた方が勝ちというものだ。だが、それをするには今年は無理がある。なんせ使えるトマトがかなり少ないから闇雲に投げていてはあっという間に弾切れを起こしてしまう。
(慎重に…しかし、大胆に。そうか、ならば制限すればいい。そうすれば極限のトマトバトルになろうぞっ)
村長宅に向かう道すがら、彼は新たなルールを思いつく。
「出来る、出来るぞ! これでトマト祭りが出来るっ!!」
パーザの頭脳がフル回転し始める。そうして、到着する頃には既に全体像の構築が完了している。
「村長! いいか、今年もトマト祭りはやるぞ! これはもう決定事項だ!!」
芝居がかった素振りで彼が言う。
こうなった彼は完全に調子に乗っていたが、その案は満更でもなく翌日村全体に今年のルールが貼り出される。
『本年度のトマト祭りについて
トマトは各自決められた数を所持し、相手チームの最奥にあるトマト袋の縄を先に引いた方を勝ちとする。
なお、性別やハンターの身体能力を考慮しハンデが付く。詳細についてはかくかく云々…。
諸君らの幸運を祈る。村長他トマト祭り実行委員会』
「パーザのやつ、マジで村長を口説き落としたんだなぁ」
壁に貼られたそれを見て村人達が口々に言う。
「まあ、過酷な戦いになりそうだが祭りが出来るんだ。とりあえず感謝しねぇとなぁ」
だが、村人にとってもこの結果は有難いもののようだった。
「ん……ンンンッ! これはどういう事だっ!?」
カレンダーを見ればもう九月の終わりに差し掛かっている事に気付いて一人の男は立ち上がる。
手には真っ赤なトマトと月の絵柄が掛かれた鉢巻――ここはカルドルビーノ村、トマト祭りで有名な村である。
そして彼はトマト祭り実行委員の一人であり、何よりこの祭りに熱意を燃やしている人物だ。
「おい、今すぐ集会所に集まれ! 会議だ! 今年のトマト祭りの危機だっ!」
村中をそう言って駆け回り、仲間達を招集する。
「あー…パーザの奴気付いちまったかぁ」
その様子を横目に深く溜息をつく者がいた。彼も同じく祭り実行委員の一人だ。
しかし、彼の手には月ではなく太陽の鉢巻が握られているものの、パーザ程の元気はない。
何故なら、彼の畑にはもうトマトは一つもなっていないのだから…。
「とそう言う訳で今年は中止だ」
耳を疑う言葉にパーザは言葉を忘れ呆気にとられる。
確かに今年の収穫量はそれ程いいものではなかったと聞いている。パーザ自身の畑はピュアダークという新たな品種を育てていた事により、従来のトマトが思ったより出来ていなくとも利益を上げていた。しかしだ、他の者は違う。苗を分けて育てていた者は僅かで、従来のトマトを栽培していた者の方が断然多い。余り世話をしなくとも勝手に育ってくれるトマトだから見落とした所もあったのかもしれない。だが、それでも今年の収穫量は異常だ。
「今同盟全体でなんか起こってるだろ…あれのせいかもしれない。異常に今年は虫が多くてな、対処しきれなかったんだよ」
太陽の鉢巻を握った男が言う。
「とはいえ、それはただのいい訳では…」
「いや、違う。あれは本当にあっという間だった。もしあれがあんたの畑でもきっと駆除しきるのは無理だったぜ」
状況を知っているのだろう、咎めようとするパーザの言葉を別の者が押し留める。
「しかし、だからといって中止にする事はないだろう。第一、こういう時だからこそやらねば」
トマト祭りにはちゃんと意味がある。ただの馬鹿騒ぎと取られがちだが、街と人をトマトで染め合う事で来年の豊作と互いの無病息災を願うのだ。従って、収穫量の落ちている今だからこそ来年に願いを託さねばならない。
「しかし、流通を途絶えさせる訳にはいかないし、となると確保できる量は僅かばかりだ…てんで足りない」
「それにだ。村長からももう中止の許可が」
「村長が何だ! 判った、ならば私が掛け合ってくる。数少ないトマトでもトマト祭りが出来る案を考えればよいのだろう!」
中止を促す言葉に鼻息荒くそう言い切って、パーザは策を練りつつ村長宅へと向かう。
(無いならないなりにやってやろうではないか! あのトマト祭りを、こんな所で失う訳にはいかん!)
トマトは彼にとって生き甲斐だ。自分の血はトマトで出来ていると言っても過言ではない。
だからトマトの為ならば、一肌でも二肌でも脱いでやろうと彼は思う。
(皆もやりたいと本当は思っている筈だ。ならば、何とかせねば!)
従来のトマト祭りは村を二分する川を隔てて太陽チームと月チームに分かれて行われる。
川から流されてくるトマトを使い、相手の町を早く染め上げた方が勝ちというものだ。だが、それをするには今年は無理がある。なんせ使えるトマトがかなり少ないから闇雲に投げていてはあっという間に弾切れを起こしてしまう。
(慎重に…しかし、大胆に。そうか、ならば制限すればいい。そうすれば極限のトマトバトルになろうぞっ)
村長宅に向かう道すがら、彼は新たなルールを思いつく。
「出来る、出来るぞ! これでトマト祭りが出来るっ!!」
パーザの頭脳がフル回転し始める。そうして、到着する頃には既に全体像の構築が完了している。
「村長! いいか、今年もトマト祭りはやるぞ! これはもう決定事項だ!!」
芝居がかった素振りで彼が言う。
こうなった彼は完全に調子に乗っていたが、その案は満更でもなく翌日村全体に今年のルールが貼り出される。
『本年度のトマト祭りについて
トマトは各自決められた数を所持し、相手チームの最奥にあるトマト袋の縄を先に引いた方を勝ちとする。
なお、性別やハンターの身体能力を考慮しハンデが付く。詳細についてはかくかく云々…。
諸君らの幸運を祈る。村長他トマト祭り実行委員会』
「パーザのやつ、マジで村長を口説き落としたんだなぁ」
壁に貼られたそれを見て村人達が口々に言う。
「まあ、過酷な戦いになりそうだが祭りが出来るんだ。とりあえず感謝しねぇとなぁ」
だが、村人にとってもこの結果は有難いもののようだった。
解説
内容
サバイバルトマト祭りに参加し楽しむ事
トマトの収穫量が落ちた今年もパーザの機転により新ルールで行われる事が決定しました
いつもと違い制限が多いですが、究極のトマトバトルを楽しんできて下さい
【新ルール説明】
橋を隔てて月チームと太陽チームに分かれ、よりはやく最奥のトマト酒入りの袋をぶちまけた方が勝ち
参加者はまず的となる人型の布を身に着ける(場所は急所以外であればどこでもOK)
その的にトマトをぶつけられ真っ赤に染まった時点で失格となり、後は観戦に回る事となる
初期トマトの保持数はスタート位置によって決まり、橋から遠い程多い(最大15個~最低5個)
基本は素手で投げるのが原則。凍らせれる等の加工不可、但し袋に入れて一気には可
ハンデとして女性には一度だけトマトを防げる鍋蓋を配給(一般人には加えて女子と子供はパチンコ所持可)
街に隠されたピュアダーク(黒トマト)のある場所にはミニトマト8個があり弾補給可能
但し、黒トマトの個数は双方10個だけであり、無くなれば後は奪うか貰うかするしかない
●プレイングに必ず書いて欲しい事
・希望チーム> 月or太陽
・的の設置場所> 肘、膝など身体の何処か一か所
・スタート地点> 近、中、遠のいずれか
・動き> 攻め入るのか守るのか、或いは攻める人を支援するのか等詳しく
同行者がいる場合はIDと名前、関係なども書いて頂けると非常に助かります
サバイバルトマト祭りに参加し楽しむ事
トマトの収穫量が落ちた今年もパーザの機転により新ルールで行われる事が決定しました
いつもと違い制限が多いですが、究極のトマトバトルを楽しんできて下さい
【新ルール説明】
橋を隔てて月チームと太陽チームに分かれ、よりはやく最奥のトマト酒入りの袋をぶちまけた方が勝ち
参加者はまず的となる人型の布を身に着ける(場所は急所以外であればどこでもOK)
その的にトマトをぶつけられ真っ赤に染まった時点で失格となり、後は観戦に回る事となる
初期トマトの保持数はスタート位置によって決まり、橋から遠い程多い(最大15個~最低5個)
基本は素手で投げるのが原則。凍らせれる等の加工不可、但し袋に入れて一気には可
ハンデとして女性には一度だけトマトを防げる鍋蓋を配給(一般人には加えて女子と子供はパチンコ所持可)
街に隠されたピュアダーク(黒トマト)のある場所にはミニトマト8個があり弾補給可能
但し、黒トマトの個数は双方10個だけであり、無くなれば後は奪うか貰うかするしかない
●プレイングに必ず書いて欲しい事
・希望チーム> 月or太陽
・的の設置場所> 肘、膝など身体の何処か一か所
・スタート地点> 近、中、遠のいずれか
・動き> 攻め入るのか守るのか、或いは攻める人を支援するのか等詳しく
同行者がいる場合はIDと名前、関係なども書いて頂けると非常に助かります
マスターより
忘れていた訳ではありません、奈華里です
トマト祭りは何が何でもやらないとパーザさんが許しません
そう言う訳でトマト祭り今年も開催いたします
どうぞ 皆さんではっちゃけて下さい! 武器の所持はアウトですがスキルは可です
ところで今年は種からトマトを育てていたのですが、どうにもうまくいきません
花は咲いたんですがね…実がつかないぃぃ…寂しい限りです
一応まだ引っこ抜かず希望は捨てずにおりますが、どうも難しそうです((+_+))
トマト祭りは何が何でもやらないとパーザさんが許しません
そう言う訳でトマト祭り今年も開催いたします
どうぞ 皆さんではっちゃけて下さい! 武器の所持はアウトですがスキルは可です
ところで今年は種からトマトを育てていたのですが、どうにもうまくいきません
花は咲いたんですがね…実がつかないぃぃ…寂しい限りです
一応まだ引っこ抜かず希望は捨てずにおりますが、どうも難しそうです((+_+))
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/10/12 01:17
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/09/29 19:10:00 |
|
![]() |
相談など 佐間・破阿弩(ka7009) 鬼|29才|男性|格闘士(マスターアームズ) |
最終発言 2017/09/30 09:18:52 |