ゲスト
(ka0000)
【陶曲】百年旅~チェスゲーム
マスター:深夜真世

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在7人 / 3~7人
- ユニット参加人数
- 現在7 / 0~7
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/10/06 22:00
- リプレイ完成予定
- 2017/10/20 22:00
オープニング
●アルゼアの話
ベンドさんよ、取引だ。
今日は盗品……おっと、いわく付きの宝石なんかは少なめだがよ、目玉があるぜ?
あん?
情報だよ、情報。
俺ら「セラータ・スパーダ(宵闇の剣)」が盗賊扱いじゃなく、ならず者集団扱いなのは知ってるよな?
へへ。まあ、闇の商人「ベンド商会」と役割は似てるな。闇から闇に葬られがちなことをお上やら金持ちにそれとなく知らせ庶民の助けにしてもらう。それで俺らはうまい酒を飲む。ま、あざといこともさせてもらってるけどね。
おっと、すまね。情報だな。
同盟領の人里から離れたとある砕石場一つが歪虚に潰されてな。
いや、まだ表立ってないハズだ。
あ?
死人に口なし。作業員が全滅したんだから情報が流れるはずないだろ。
全員死んだのに何で知ってるかって?
へへ。
山奥の砕石場は人目がないからね。
下手すりゃ盗賊に目を付けられかねない。自警団なんかいるが、トラブルはないに越したこたぁない。
盗賊対策に俺らを雇うのさ。自警団なんかじゃ分からないところを手広く警戒できるのと……。
俺らが盗賊と少なからず繋がりがあるから、俺らにちょいと弾んでくれりゃその分そこを狙いそうな盗賊の懐に入ってまあ誰もが幸せになるって寸法だ。
つーわけで、潜伏してたわけよ。その砕石場付近に。
おそらく、もうすぐ明るみに出るはずだ。
取引業者から納入がないってことで調査が入るかしてな。
ハンターオフィスにも依頼が出るだろうから情報を売ればいい。
じゃ、話すぜ?
●フラ・キャンディの日常
「うわっ、何これ? おもしろ~い!」
風に髪を躍らせフラ・キャンディ(kz0121)の笑顔が輝く。
引き絞る右腕にひねる腰。左の太腿を内股にして体重を残し右脚を外に逃がす。
――ぎゃる……。
「わ、すっごーい。きびきび動くよ!」
フラ、ユニットの魔導アーマー「プラヴァー」に試乗していた。足のローラーで滑走し華麗にターンを決めて止まった。そしてまた滑走。
ここはハンターオフィスの訓練場。
ショップのシルキー・アークライト(kz0013)からユニット貸与してもらおうとしたところ、これを勧められた。
「しかし、フラの前には装甲もないし危険じゃの……」
試乗を見守っていたフラの後見人、ジル・コバルト老人が不安そうにこぼす。へそ出しの踊り子衣装に包まれた小さな体をそのまま晒しているのだがらまあ、心配も分かる。
「機動力重視ですからね。それと、ずっと山奥に隠れ住んでたそうですから機械に馴染みはないでしょう? 機械系ならCAMなんかよりこっちのほうが受け入れやすいと思いますよ」
整備員の言葉。うむ、と頷くジル。
フラ、「百年目のエルフとして出されたんだから、いろんな文化に触れないと」と一念発起し機械系のユニットに挑戦したいと言い出した。ジルとしては戦いに出したくはないが、ハンターではあるし故郷を滅ぼした歪虚「ルモーレ」との戦いで岩人形と戦い結構やられた経緯もある。より巨大なCAMを使うとなればより大きな戦いに身を投じる可能性もあるという打算も頭をかすめる。
「すっごいね」
ここでフラが戻ってきた。
「これ、百年前にはなかったんでしょう?」
「ああ。最近の技術で、プラヴァーはさらに最新機種だ」
整備員の言葉にフラ、にっこりしてジルに向き直った。
「ジルさん。ボク、分かったよ。……百年目のエルフって、世界の情勢に取り残されないよう、定期的に次代を担う子供を旅に出すんじゃないかって。戻ってきちゃいけないのは、怖気づいて里帰りしないため」
「おお、なるほどの。しかし、それじゃと元の里は世界に取り残されたままじゃの」
「だから、誰かに託したり、新たな住処を見つけて子供ができたら百年目のエルフとして旅に出すんじゃないかな?」
「どういうことじゃ?」
「実はボク、『どうしても困ったら今から教えるエルフの隠れ里を目指せ』って言われてたんだ」
ジル、そこがフラの故郷のさらに故郷か、と理解した。
ここで横から整備員。
「で、どうする?」
「うん、これがいい」
聞かれて大きく頷くフラ。
「識別マークはどんなのがいい?」
「キャンディ。棒付きがいいな!」
「分かった。じゃ、リボンで飾って可愛くしとくな?」
「うんっ♪」
というわけでフラ、自分の魔導アーマーに「ロリポップ」の名を付けた。
「あ、フラさん」
オフィスに戻ったところで案内係に呼び止められた。
「今、ユニット依頼が寄せられたところですが……どうします?」
「敵の強さは?」
ジルの方が先にかじりついた。
「砕石場が全滅の憂き目に遭ったようです。自衛だけなので敵は大戦力ではないはず。戦略的にも意味がない場所なので組織的な侵略ではないと思われます」
最初の見立てである。
のち、ベンド商会から購入した情報が入った。
チェスの駒のような3メートルほどの石像が八体空から降って来て出入口を中心に包囲。石像はその後、人型に変形すると左前腕の単発石礫砲と右手の剣で暴れ作業員を皆殺しにしたという。意外と軽快らしい。
ここ数日、作業音はすれども音が変わったという。変わったあたりで襲われたのではと見られている。
依頼者たる取引業者が現場で発見した時には、チェスのポーン駒のような石像が砕石場中央に8体、円形に並んでいたという。唯一の入り口、南入り口から入り近寄ると変形して襲ってくるという。
「もちろん、やるよ!」
というわけで、フラと一緒に石像ポーン8体を倒してくれる人、求ム。
ベンドさんよ、取引だ。
今日は盗品……おっと、いわく付きの宝石なんかは少なめだがよ、目玉があるぜ?
あん?
情報だよ、情報。
俺ら「セラータ・スパーダ(宵闇の剣)」が盗賊扱いじゃなく、ならず者集団扱いなのは知ってるよな?
へへ。まあ、闇の商人「ベンド商会」と役割は似てるな。闇から闇に葬られがちなことをお上やら金持ちにそれとなく知らせ庶民の助けにしてもらう。それで俺らはうまい酒を飲む。ま、あざといこともさせてもらってるけどね。
おっと、すまね。情報だな。
同盟領の人里から離れたとある砕石場一つが歪虚に潰されてな。
いや、まだ表立ってないハズだ。
あ?
死人に口なし。作業員が全滅したんだから情報が流れるはずないだろ。
全員死んだのに何で知ってるかって?
へへ。
山奥の砕石場は人目がないからね。
下手すりゃ盗賊に目を付けられかねない。自警団なんかいるが、トラブルはないに越したこたぁない。
盗賊対策に俺らを雇うのさ。自警団なんかじゃ分からないところを手広く警戒できるのと……。
俺らが盗賊と少なからず繋がりがあるから、俺らにちょいと弾んでくれりゃその分そこを狙いそうな盗賊の懐に入ってまあ誰もが幸せになるって寸法だ。
つーわけで、潜伏してたわけよ。その砕石場付近に。
おそらく、もうすぐ明るみに出るはずだ。
取引業者から納入がないってことで調査が入るかしてな。
ハンターオフィスにも依頼が出るだろうから情報を売ればいい。
じゃ、話すぜ?
●フラ・キャンディの日常
「うわっ、何これ? おもしろ~い!」
風に髪を躍らせフラ・キャンディ(kz0121)の笑顔が輝く。
引き絞る右腕にひねる腰。左の太腿を内股にして体重を残し右脚を外に逃がす。
――ぎゃる……。
「わ、すっごーい。きびきび動くよ!」
フラ、ユニットの魔導アーマー「プラヴァー」に試乗していた。足のローラーで滑走し華麗にターンを決めて止まった。そしてまた滑走。
ここはハンターオフィスの訓練場。
ショップのシルキー・アークライト(kz0013)からユニット貸与してもらおうとしたところ、これを勧められた。
「しかし、フラの前には装甲もないし危険じゃの……」
試乗を見守っていたフラの後見人、ジル・コバルト老人が不安そうにこぼす。へそ出しの踊り子衣装に包まれた小さな体をそのまま晒しているのだがらまあ、心配も分かる。
「機動力重視ですからね。それと、ずっと山奥に隠れ住んでたそうですから機械に馴染みはないでしょう? 機械系ならCAMなんかよりこっちのほうが受け入れやすいと思いますよ」
整備員の言葉。うむ、と頷くジル。
フラ、「百年目のエルフとして出されたんだから、いろんな文化に触れないと」と一念発起し機械系のユニットに挑戦したいと言い出した。ジルとしては戦いに出したくはないが、ハンターではあるし故郷を滅ぼした歪虚「ルモーレ」との戦いで岩人形と戦い結構やられた経緯もある。より巨大なCAMを使うとなればより大きな戦いに身を投じる可能性もあるという打算も頭をかすめる。
「すっごいね」
ここでフラが戻ってきた。
「これ、百年前にはなかったんでしょう?」
「ああ。最近の技術で、プラヴァーはさらに最新機種だ」
整備員の言葉にフラ、にっこりしてジルに向き直った。
「ジルさん。ボク、分かったよ。……百年目のエルフって、世界の情勢に取り残されないよう、定期的に次代を担う子供を旅に出すんじゃないかって。戻ってきちゃいけないのは、怖気づいて里帰りしないため」
「おお、なるほどの。しかし、それじゃと元の里は世界に取り残されたままじゃの」
「だから、誰かに託したり、新たな住処を見つけて子供ができたら百年目のエルフとして旅に出すんじゃないかな?」
「どういうことじゃ?」
「実はボク、『どうしても困ったら今から教えるエルフの隠れ里を目指せ』って言われてたんだ」
ジル、そこがフラの故郷のさらに故郷か、と理解した。
ここで横から整備員。
「で、どうする?」
「うん、これがいい」
聞かれて大きく頷くフラ。
「識別マークはどんなのがいい?」
「キャンディ。棒付きがいいな!」
「分かった。じゃ、リボンで飾って可愛くしとくな?」
「うんっ♪」
というわけでフラ、自分の魔導アーマーに「ロリポップ」の名を付けた。
「あ、フラさん」
オフィスに戻ったところで案内係に呼び止められた。
「今、ユニット依頼が寄せられたところですが……どうします?」
「敵の強さは?」
ジルの方が先にかじりついた。
「砕石場が全滅の憂き目に遭ったようです。自衛だけなので敵は大戦力ではないはず。戦略的にも意味がない場所なので組織的な侵略ではないと思われます」
最初の見立てである。
のち、ベンド商会から購入した情報が入った。
チェスの駒のような3メートルほどの石像が八体空から降って来て出入口を中心に包囲。石像はその後、人型に変形すると左前腕の単発石礫砲と右手の剣で暴れ作業員を皆殺しにしたという。意外と軽快らしい。
ここ数日、作業音はすれども音が変わったという。変わったあたりで襲われたのではと見られている。
依頼者たる取引業者が現場で発見した時には、チェスのポーン駒のような石像が砕石場中央に8体、円形に並んでいたという。唯一の入り口、南入り口から入り近寄ると変形して襲ってくるという。
「もちろん、やるよ!」
というわけで、フラと一緒に石像ポーン8体を倒してくれる人、求ム。
解説
※ユニット依頼ですが、戦略上の理由から飛行ユニットでの参加が制限されています。
砕石場広場を占拠するチェスピース「ポーン」型のユニットサイズ歪虚8体を倒してください。
ユニットサイズ歪虚8体はすべて岩の寄せ集めで形作られています。
大きさはCAMくらい。
詳細は不明ですが、ゴーレムタイプみたいなものだと考えてください。
左前腕部に単発長銃みたいなのがあり、石つぶてを撃ってきます。
右手には石の長剣。
移動は歩行のみですが、細身でもあり軽快です。
2体以上で組織的に戦います。8体とも外見は同じようですが、詳細不明。
強さは、攻略・占拠が同一部隊、戦略上の有意性が見いだせないことからあまり強くないはずとの見解。
逆に敵が対応しきれない空からの攻撃をした場合逃げられる可能性があるため、飛行ユニットでの参加は推奨しません。同じ理由で、身を隠しての遠距離攻撃オンリーも推奨しません。
戦場は、かなり広い平坦な広場。
中央以外に砂が4メートル以上の高さで盛られていたりします(登ると崩れます)。作業員宿舎もありますが完全倒壊(作業員全滅の主要因)。岩などはないため、ほかに身を隠す場所はありません。
砕石場となる広場の周りは大まかに、西に採石場となる山を崩した崖。そのほかは森で囲まれています。
広場への入り口は南の道のみ(幅約8メートル)で、参加者の初期配置は広く南側となります。森を回り込んでいると気付かれる恐れあり。
東と北は森のみです。
最初から圧倒的戦力差を見せつける、森に身を隠して遠距離射撃のみで攻める、スラスタージャンプして空から攻撃などすると敵は戦場を森に移します。逃走にもつながるので推奨しません。
砕石場広場を占拠するチェスピース「ポーン」型のユニットサイズ歪虚8体を倒してください。
ユニットサイズ歪虚8体はすべて岩の寄せ集めで形作られています。
大きさはCAMくらい。
詳細は不明ですが、ゴーレムタイプみたいなものだと考えてください。
左前腕部に単発長銃みたいなのがあり、石つぶてを撃ってきます。
右手には石の長剣。
移動は歩行のみですが、細身でもあり軽快です。
2体以上で組織的に戦います。8体とも外見は同じようですが、詳細不明。
強さは、攻略・占拠が同一部隊、戦略上の有意性が見いだせないことからあまり強くないはずとの見解。
逆に敵が対応しきれない空からの攻撃をした場合逃げられる可能性があるため、飛行ユニットでの参加は推奨しません。同じ理由で、身を隠しての遠距離攻撃オンリーも推奨しません。
戦場は、かなり広い平坦な広場。
中央以外に砂が4メートル以上の高さで盛られていたりします(登ると崩れます)。作業員宿舎もありますが完全倒壊(作業員全滅の主要因)。岩などはないため、ほかに身を隠す場所はありません。
砕石場となる広場の周りは大まかに、西に採石場となる山を崩した崖。そのほかは森で囲まれています。
広場への入り口は南の道のみ(幅約8メートル)で、参加者の初期配置は広く南側となります。森を回り込んでいると気付かれる恐れあり。
東と北は森のみです。
最初から圧倒的戦力差を見せつける、森に身を隠して遠距離射撃のみで攻める、スラスタージャンプして空から攻撃などすると敵は戦場を森に移します。逃走にもつながるので推奨しません。
マスターより
ふらっと、深夜です。
フラちゃん、里は滅ぼされましたが初志貫徹でこのまま世の中のお勉強旅を続けます。
というわけで、メカものに手を出したり。
フラちゃんもプラヴァーに乗って戦います。とりあえず武器は近接武器を持たせましたが……何か他に持った方がいいですかね。指示があればショップ売りの数量限定以外で対応したく思います。
とりあえず、ユニット初心者が参戦してもきっと大丈夫なシナリオです。ユニットなしでも可。
では、よろしくお願いします。
フラちゃん、里は滅ぼされましたが初志貫徹でこのまま世の中のお勉強旅を続けます。
というわけで、メカものに手を出したり。
フラちゃんもプラヴァーに乗って戦います。とりあえず武器は近接武器を持たせましたが……何か他に持った方がいいですかね。指示があればショップ売りの数量限定以外で対応したく思います。
とりあえず、ユニット初心者が参戦してもきっと大丈夫なシナリオです。ユニットなしでも可。
では、よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/10/20 01:02
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
相談ですよぉー 弓月・小太(ka4679) 人間(クリムゾンウェスト)|10才|男性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2017/10/06 18:26:40 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/10/02 10:48:08 |