ゲスト
(ka0000)
【天誓】英霊と茨と雷と
マスター:朝臣あむ

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
APV- 難易度
- 難しい
- オプション
-
- 参加費
1,500
- 参加人数
- 現在8人 / 3~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/10/24 12:00
- リプレイ完成予定
- 2017/11/07 12:00
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●金獅子の英雄
金の髪に獅子の仮面。
鍛え抜かれた身は鋼の如く逞しく、吠える姿は百獣の王に匹敵する。
帝国領のいずれかの地に伝わるこの英雄は、人間離れした肢体を揺らして野を駆け巡ったと言う。
倒すべきは民を脅かす存在。
守るべきは戦う力を持たぬ弱者。
故に彼は歪虚を狩る。ただ只管に、ただ求められるが侭に――。
●英霊と茨と雷と
帝国領内のとある場所で、紫電の刀鬼(kz0136)は必死の様子で大地を駆け抜けていた。
「BOSSが、英霊を喰らうため……But……ミーは、もう……挫けそうデース……!」
足を止めることなく呟き続ける刀鬼の目的は、暴食王ハヴァマールと不破の剣豪ナイトハルトが帝国領入りを果たしたのと同じだ。
当初はナイトハルトと共に行動するつもりでいたのだが、別々に探した方が効率が良いと言うことで別行動を取った。
だが今、彼は猛烈にその事を後悔している!
『ゥオオオオオッッ!!!!』
突如として後方から響き渡るのは、獣の様なおじさんの様な、とにかく雄々しい叫び声だ。
振り返れば獅子の頭をした人型の何かが追い掛けてきているではないか。
とにかく逃げなければ捕まってしまう。いや、本当なら飛んで逃げれば良いだけなのに、刀鬼の頭からはすっかりその考えが抜け落ちていた。
「英霊がこんなに動けるなんて聞いてないデース! てーか、何で追い掛けてくるデスかー!!」
モーヤダー! そんな声を上げる彼を追い掛けるのは英霊と呼ばれる存在だ。
本来であれば刀鬼が回収すべき存在なのだが、残念なことに逃げる事に集中していて行動に移せていない。
それでも何とか形成を取り戻そうと背中の刀に手を伸ばした時、彼の口から舌打ちが漏れた。
「まさか、こんな所まで来たデスか……」
トンッと地面を蹴って舞い上がった刀鬼に英霊の雄叫びが上がる。
だが刀鬼は対面に現れた者たちをじっと見続けた。
「久方ぶりですけれど、相変わらずの阿呆ぶりですわね……飛べるのに走り続ける阿呆。滑稽ですわね!」
人を小馬鹿にした態度と高笑い。どうやっても間違うはずがない。
帝国第十師団師団長ゼナイド(kz0052)。そして彼女に雇われたハンター達だ。
「忘れてただけデース! それより、ゼナちゃんはナニしにきたデスか!!」
高笑いを続けるゼナイドに頬を膨らませながら叫ぶ刀鬼に「そうでした」と零して、ゼナイドはようやく英霊に目を向けた。
「これが絶火の騎士ですの? なんだかわたくしには違うように見えますけど……」
確かに目の前の英霊は強いだろう。だが本当に絶火の騎士であるかはわからない。
それでもヴィルヘルミナ・ウランゲル(kz0021)の願いは精霊を保護すること。であるならゼナイドが取るべき行動はただ1つ。
「金獅子の英雄――貴方を迎えに参りましたわ。わたくしたちと共に安全な場所へと参りませんか?」
手を差し伸べ、共に来ないかと語り掛ける。
その声に金獅子の目が細められた。
『……グゥゥ……去レ……』
「去れ……とは、想像通りの反応ですけれど……どうしたら共に来てくださいますの?」
『……我……歪虚、狩ル……敵……ゥゥ……殲滅ゥ……』
成程、合点いった。
この英霊が刀鬼を追い掛けていたのは彼が歪虚だからだ。そしてゼナイドたちに襲い掛からないのは彼女達が人間だから。
「つまり、あの歪虚を倒したらわたくしたちの仲間になってくださるということかしら?」
英霊は力を示さなければ仲間にはなってくれない。
本来であるなら闘い、英霊を負かし、力を示す事で彼らは仲間になってくれる。こんな例は他にはないのかもしれない。
それでもこの英霊は刀鬼に反応している。彼がいる限り、この英霊とまともに交渉する事は出来ないだろう。
「わかりましたわ」
ゼナイドはそう言うと、上空に浮かんだままの刀鬼を見上げた。
「貴方はその様な場所で傍観しているだけですの? 貴方にも譲れないものがあるのではないかしら? それとも、わたくしたちと英霊を同時に相手にするのは流石の貴方も無理かしら?」
口中に笑みを含み、誘うように目を細めたゼナイドに刀鬼の息が静まる。
そして考えること僅か。彼の手が纏っていた数珠を解き放った。
宙に放たれたのは5つの珠。そこに黒いタイツを放つと、珠は見る間に人型を取って地上に降り立った。
「稲妻戦隊ライジンジャーッ! アーンド、ミーも一緒に参戦するデース!!」
自ら稲妻を落としてエフェクトをかけた刀鬼も地面に降り立つ。
こうして不思議なポーズを取れると、ゼナイドの口から呆れたような息が漏れた。
「相変わらず胡散臭いですわね……」
「シャラーップ!! ミーは臭くないデスッ!!!」
指を突きつけて叫ぶ刀鬼にゼナイドは肩を竦め、金獅子は地上に降りた刀鬼を狩る気で駆け出した。
背負っていた大剣を抜き取り一気に斬り込む。
その動きに刀鬼が反応するよりも早く、雷神社が間合いに入った。
『!?』
予想以上に速い動きだった。
金獅子が野生の勘を働かせて飛び退く。だがそこに別の雷神社が踏み込むと、巨大なハンマーが行く手を阻んだ。
ドゴォォオオッ!
地響きを上げながら割り込んだのはゼナイドだ。
彼女は雷神社を蹴り飛ばすと、金獅子の前に立ってハンマーを構え直した。
「わたくしは勿論ですけれど、他の者も強いですわよ。さあ、ハンター達に改めて依頼しますわ。英霊を仲間にする為に闘いなさい!」
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●金獅子の英雄
金の髪に獅子の仮面。
鍛え抜かれた身は鋼の如く逞しく、吠える姿は百獣の王に匹敵する。
帝国領のいずれかの地に伝わるこの英雄は、人間離れした肢体を揺らして野を駆け巡ったと言う。
倒すべきは民を脅かす存在。
守るべきは戦う力を持たぬ弱者。
故に彼は歪虚を狩る。ただ只管に、ただ求められるが侭に――。
●英霊と茨と雷と
帝国領内のとある場所で、紫電の刀鬼(kz0136)は必死の様子で大地を駆け抜けていた。
「BOSSが、英霊を喰らうため……But……ミーは、もう……挫けそうデース……!」
足を止めることなく呟き続ける刀鬼の目的は、暴食王ハヴァマールと不破の剣豪ナイトハルトが帝国領入りを果たしたのと同じだ。
当初はナイトハルトと共に行動するつもりでいたのだが、別々に探した方が効率が良いと言うことで別行動を取った。
だが今、彼は猛烈にその事を後悔している!
『ゥオオオオオッッ!!!!』
突如として後方から響き渡るのは、獣の様なおじさんの様な、とにかく雄々しい叫び声だ。
振り返れば獅子の頭をした人型の何かが追い掛けてきているではないか。
とにかく逃げなければ捕まってしまう。いや、本当なら飛んで逃げれば良いだけなのに、刀鬼の頭からはすっかりその考えが抜け落ちていた。
「英霊がこんなに動けるなんて聞いてないデース! てーか、何で追い掛けてくるデスかー!!」
モーヤダー! そんな声を上げる彼を追い掛けるのは英霊と呼ばれる存在だ。
本来であれば刀鬼が回収すべき存在なのだが、残念なことに逃げる事に集中していて行動に移せていない。
それでも何とか形成を取り戻そうと背中の刀に手を伸ばした時、彼の口から舌打ちが漏れた。
「まさか、こんな所まで来たデスか……」
トンッと地面を蹴って舞い上がった刀鬼に英霊の雄叫びが上がる。
だが刀鬼は対面に現れた者たちをじっと見続けた。
「久方ぶりですけれど、相変わらずの阿呆ぶりですわね……飛べるのに走り続ける阿呆。滑稽ですわね!」
人を小馬鹿にした態度と高笑い。どうやっても間違うはずがない。
帝国第十師団師団長ゼナイド(kz0052)。そして彼女に雇われたハンター達だ。
「忘れてただけデース! それより、ゼナちゃんはナニしにきたデスか!!」
高笑いを続けるゼナイドに頬を膨らませながら叫ぶ刀鬼に「そうでした」と零して、ゼナイドはようやく英霊に目を向けた。
「これが絶火の騎士ですの? なんだかわたくしには違うように見えますけど……」
確かに目の前の英霊は強いだろう。だが本当に絶火の騎士であるかはわからない。
それでもヴィルヘルミナ・ウランゲル(kz0021)の願いは精霊を保護すること。であるならゼナイドが取るべき行動はただ1つ。
「金獅子の英雄――貴方を迎えに参りましたわ。わたくしたちと共に安全な場所へと参りませんか?」
手を差し伸べ、共に来ないかと語り掛ける。
その声に金獅子の目が細められた。
『……グゥゥ……去レ……』
「去れ……とは、想像通りの反応ですけれど……どうしたら共に来てくださいますの?」
『……我……歪虚、狩ル……敵……ゥゥ……殲滅ゥ……』
成程、合点いった。
この英霊が刀鬼を追い掛けていたのは彼が歪虚だからだ。そしてゼナイドたちに襲い掛からないのは彼女達が人間だから。
「つまり、あの歪虚を倒したらわたくしたちの仲間になってくださるということかしら?」
英霊は力を示さなければ仲間にはなってくれない。
本来であるなら闘い、英霊を負かし、力を示す事で彼らは仲間になってくれる。こんな例は他にはないのかもしれない。
それでもこの英霊は刀鬼に反応している。彼がいる限り、この英霊とまともに交渉する事は出来ないだろう。
「わかりましたわ」
ゼナイドはそう言うと、上空に浮かんだままの刀鬼を見上げた。
「貴方はその様な場所で傍観しているだけですの? 貴方にも譲れないものがあるのではないかしら? それとも、わたくしたちと英霊を同時に相手にするのは流石の貴方も無理かしら?」
口中に笑みを含み、誘うように目を細めたゼナイドに刀鬼の息が静まる。
そして考えること僅か。彼の手が纏っていた数珠を解き放った。
宙に放たれたのは5つの珠。そこに黒いタイツを放つと、珠は見る間に人型を取って地上に降り立った。
「稲妻戦隊ライジンジャーッ! アーンド、ミーも一緒に参戦するデース!!」
自ら稲妻を落としてエフェクトをかけた刀鬼も地面に降り立つ。
こうして不思議なポーズを取れると、ゼナイドの口から呆れたような息が漏れた。
「相変わらず胡散臭いですわね……」
「シャラーップ!! ミーは臭くないデスッ!!!」
指を突きつけて叫ぶ刀鬼にゼナイドは肩を竦め、金獅子は地上に降りた刀鬼を狩る気で駆け出した。
背負っていた大剣を抜き取り一気に斬り込む。
その動きに刀鬼が反応するよりも早く、雷神社が間合いに入った。
『!?』
予想以上に速い動きだった。
金獅子が野生の勘を働かせて飛び退く。だがそこに別の雷神社が踏み込むと、巨大なハンマーが行く手を阻んだ。
ドゴォォオオッ!
地響きを上げながら割り込んだのはゼナイドだ。
彼女は雷神社を蹴り飛ばすと、金獅子の前に立ってハンマーを構え直した。
「わたくしは勿論ですけれど、他の者も強いですわよ。さあ、ハンター達に改めて依頼しますわ。英霊を仲間にする為に闘いなさい!」
解説
●目的
・英霊の保護
・雷神社及び紫電の刀鬼の撃退
●失敗条件
・英霊の消滅
●状況説明
貴方がたは英霊アレクサンダーから得た情報を基この地へやってきました。
そこにいたのは頭が獅子の英霊。
ゼナイドが言うには絶火の騎士ではないかもしれないとのこと。けれど彼女は英霊の保護を決めました。
皆さんは彼女と共に英霊の保護をお願いします。
但し、此度の英霊は出現した紫電の刀鬼を討伐対象と据えています。
そのため紫電の刀鬼及び、雷神社を撃退しないと仲間にすることも保護することも出来ないようです。
英霊を守りつつ、紫電の刀鬼と雷神社を撃退し、その上で英霊を保護してください。
尚、立ち回り次第では戦闘中に英霊が攻撃を仕掛けてくる可能性もありますのでご注意いただくほか、刀鬼との戦闘で英霊が納得しなかった場合は連続戦闘も十分あり得ますので体力の使い方にもご注意ください。
●敵情報
『雷神社(らいじんじゃ)』
黒装束の歪虚で武器は刀(2)、鉤爪(2)。動きが素早い。
顔全体も布で覆っているが、布に覆われていてもわかるほど中央部分が赤く光っている。
【攻撃手段】
・瞬発脚力‥‥瞬間的に加速する。
・雷遁‥‥見た目だけ派手な雷攻撃(射程3・使用回数1回)痺れる
『紫電の刀鬼』
厄災の十三魔の1人で自称「ライジングソルジャー」。
「人類の裏切者」と呼ばれることのある歪虚。
巨大な機械刀を基準に戦う。
●NPC
『ゼナイド』
第十師団長。闘狩人。
高飛車で傲慢な性格だが、実力は確かなもので明らかに重量オーバーなハンマーを軽々扱う。
戦闘参加中。指示可能。
『金獅子の英雄』
金の鬣を持つライオンの頭部を持つ英霊。
背中に携えた巨大な剣で戦う。
鎧の下にある肢体は筋肉粒々で、一撃一撃が重いと判断される。
主に紫電の刀鬼を狙っているが視界に入るなど、戦闘を邪魔する行為に襲い掛かってくる可能性もある(要注意)。
・英霊の保護
・雷神社及び紫電の刀鬼の撃退
●失敗条件
・英霊の消滅
●状況説明
貴方がたは英霊アレクサンダーから得た情報を基この地へやってきました。
そこにいたのは頭が獅子の英霊。
ゼナイドが言うには絶火の騎士ではないかもしれないとのこと。けれど彼女は英霊の保護を決めました。
皆さんは彼女と共に英霊の保護をお願いします。
但し、此度の英霊は出現した紫電の刀鬼を討伐対象と据えています。
そのため紫電の刀鬼及び、雷神社を撃退しないと仲間にすることも保護することも出来ないようです。
英霊を守りつつ、紫電の刀鬼と雷神社を撃退し、その上で英霊を保護してください。
尚、立ち回り次第では戦闘中に英霊が攻撃を仕掛けてくる可能性もありますのでご注意いただくほか、刀鬼との戦闘で英霊が納得しなかった場合は連続戦闘も十分あり得ますので体力の使い方にもご注意ください。
●敵情報
『雷神社(らいじんじゃ)』
黒装束の歪虚で武器は刀(2)、鉤爪(2)。動きが素早い。
顔全体も布で覆っているが、布に覆われていてもわかるほど中央部分が赤く光っている。
【攻撃手段】
・瞬発脚力‥‥瞬間的に加速する。
・雷遁‥‥見た目だけ派手な雷攻撃(射程3・使用回数1回)痺れる
『紫電の刀鬼』
厄災の十三魔の1人で自称「ライジングソルジャー」。
「人類の裏切者」と呼ばれることのある歪虚。
巨大な機械刀を基準に戦う。
●NPC
『ゼナイド』
第十師団長。闘狩人。
高飛車で傲慢な性格だが、実力は確かなもので明らかに重量オーバーなハンマーを軽々扱う。
戦闘参加中。指示可能。
『金獅子の英雄』
金の鬣を持つライオンの頭部を持つ英霊。
背中に携えた巨大な剣で戦う。
鎧の下にある肢体は筋肉粒々で、一撃一撃が重いと判断される。
主に紫電の刀鬼を狙っているが視界に入るなど、戦闘を邪魔する行為に襲い掛かってくる可能性もある(要注意)。
マスターより
こんにちは、朝臣あむです。
今回は帝国連動【天誓】のシナリオをお届けいたします。
なんだかややこしい状況になっていますが、よろしくお願いします。
今回のご質問には答えられる範囲でゼナイドがお答えいたします。
出発24時間を切った場合は答えられない事もありますのでご了承ください。
では、皆さまのご参加とプレイングを心よりお待ちしております!
今回は帝国連動【天誓】のシナリオをお届けいたします。
なんだかややこしい状況になっていますが、よろしくお願いします。
今回のご質問には答えられる範囲でゼナイドがお答えいたします。
出発24時間を切った場合は答えられない事もありますのでご了承ください。
では、皆さまのご参加とプレイングを心よりお待ちしております!
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/11/07 00:00
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
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教えてゼナイドさん 鬼塚 陸(ka0038) 人間(リアルブルー)|22才|男性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2017/10/21 20:25:33 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/10/21 17:38:11 |
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![]() |
作戦相談所 ヒース・R・ウォーカー(ka0145) 人間(リアルブルー)|23才|男性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2017/10/23 00:53:33 |