ゲスト
(ka0000)
【天誓】精霊と満ちるカガヤキ
マスター:紫月紫織

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
APV- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在4人 / 3~4人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/11/13 19:00
- リプレイ完成予定
- 2017/11/27 19:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
逸話として残る人物、エフェメリスさんも語られる物語を持ちます。
ある日、彼女は唐突に――それこそ、何かから遣わされたかのように現れて、その領地を収める主を、そして民衆を、そして時には騎士団を導き支えた、と。
その導きに間違いはなく、彼女に従えば荒れる河は収まり、戦に被害はなく、作物はよく実り、長雨は晴天に、干ばつには恵みの雨が降り注いだといいます。
領主様は彼女に恋をして、熱い告白の言葉にエフェメリスは拒絶をしなかった。
おとぎ話みたいだと私が言った時、シルヴァおねえちゃんは――
「伝えられた物語は、読者によって美化されるものなの。だからきっとこの人は間違いなく多くの人に親しまれて……だからこの物語に正確さは欠けているのよ」
と、少しだけ寂しそうにいいました。
その表情の奥にある感情は、私にはわかりませんでした。
エフェメリスさんに出会うよりも、ずっと前の話です。
――ミモザの日記、及び『帝国編纂物語集第七巻十二章 導きのエフェメリス』より抜粋
◆ ◆ ◆
「のう、シルヴァ」
「なーにー? お、ここの金具ももうだめね……代わりのパーツは、っと」
ルーペ片手にエフェメリスさんの依代である天球儀を修理していたシルヴァおねえちゃんは、器用に腐食して破損寸前のパーツを取り出して新しいものへと交換していきます。
なかなか複雑かつ精密な作りをしているらしく、作業は難航しているようですが。
そんなおねえちゃんは横目に次の言葉を促します。
「わし、美味いものが食いたい」
シルヴァおねえちゃんは、その言葉に作業の手を止めて首を傾げます。
天球儀を依代として顕現しているエフェメリスさんは実体を持たない、マテリアルの力場のような存在であるとおねえちゃんは言っていましたが。
お食事を取れるものなのでしょうか?
「……何を食べるの?」
「こう……あれじゃよ、マテリアル的なさむしんぐ?」
微妙に舌っ足らずかつ不安なイントネーションで答えながら首を傾げるエフェメリスさんは、なんというかお話で読んだ人物とは一致しないんですよね……。
お話の中ではもっと凛々しく、迷いを知らず、そして熱愛でした……領主さんと。
このエフェメリスさんはなんというか、もっととっつきやすくて庶民的でざっくりした感じです。
そして……シルヴァおねえちゃんがなんかすごい顔してます。
シャッターチャンスを感じます。
ぱしゃり
「……ミモザ、何をしているの?」
「魔導スマートフォンの撮影機能をためしに……」
小さな画面には今撮影した眉間にしわを寄せて「何言ってんだコイツ?」みたいな顔をしたお姉ちゃんが映っています、綺麗に映っていますね。
うん、魔導スマートフォン……便利です。
リアルブルーには更に高機能な代物があるとか聞きますが、気になります。
「まあ、食うというと正確ではないかの……いや、当時に比べれば今の食事は美味そうで興味を惹かれるんじゃが――」
食うと言われるとなんというか、すごく……歪虚的なさむしんぐです。
「シルヴァもミモザも、良いマテリアルをしておる。そばにいて心地よい……」
だがしかし!
とばかりに身振りをしてエフェメリスさんはなんか熱く語るようなポーズ。
この人は本当にあのお話のエフェメリスさんなんでしょうか……?
「たまにはこう……違うマテリアルを感じたいんじゃよ」
なーなー、なんとかしてくりゃれ? と作業中にじゃれつくさまは猫のようです。
あ、おねえちゃんがまたすごい顔に……。
「ミモザ、なんか案はない?」
「え、え~? そこで私に振るの?」
「ワタシハ、イソガシイ」
あ、だめだこれ……かなり煮詰まってる、なんとか引き離すしかないや。
「……なにか考えてみるね?」
「ヨロシク」
矛先が変わったのか、シルヴァから離れたエフェメリスは今度はミモザへとまとわりつくようにその位置を変える。
後日ミモザが考えついたのは、ハンター達を招待したお茶会の企画であった。
逸話として残る人物、エフェメリスさんも語られる物語を持ちます。
ある日、彼女は唐突に――それこそ、何かから遣わされたかのように現れて、その領地を収める主を、そして民衆を、そして時には騎士団を導き支えた、と。
その導きに間違いはなく、彼女に従えば荒れる河は収まり、戦に被害はなく、作物はよく実り、長雨は晴天に、干ばつには恵みの雨が降り注いだといいます。
領主様は彼女に恋をして、熱い告白の言葉にエフェメリスは拒絶をしなかった。
おとぎ話みたいだと私が言った時、シルヴァおねえちゃんは――
「伝えられた物語は、読者によって美化されるものなの。だからきっとこの人は間違いなく多くの人に親しまれて……だからこの物語に正確さは欠けているのよ」
と、少しだけ寂しそうにいいました。
その表情の奥にある感情は、私にはわかりませんでした。
エフェメリスさんに出会うよりも、ずっと前の話です。
――ミモザの日記、及び『帝国編纂物語集第七巻十二章 導きのエフェメリス』より抜粋
◆ ◆ ◆
「のう、シルヴァ」
「なーにー? お、ここの金具ももうだめね……代わりのパーツは、っと」
ルーペ片手にエフェメリスさんの依代である天球儀を修理していたシルヴァおねえちゃんは、器用に腐食して破損寸前のパーツを取り出して新しいものへと交換していきます。
なかなか複雑かつ精密な作りをしているらしく、作業は難航しているようですが。
そんなおねえちゃんは横目に次の言葉を促します。
「わし、美味いものが食いたい」
シルヴァおねえちゃんは、その言葉に作業の手を止めて首を傾げます。
天球儀を依代として顕現しているエフェメリスさんは実体を持たない、マテリアルの力場のような存在であるとおねえちゃんは言っていましたが。
お食事を取れるものなのでしょうか?
「……何を食べるの?」
「こう……あれじゃよ、マテリアル的なさむしんぐ?」
微妙に舌っ足らずかつ不安なイントネーションで答えながら首を傾げるエフェメリスさんは、なんというかお話で読んだ人物とは一致しないんですよね……。
お話の中ではもっと凛々しく、迷いを知らず、そして熱愛でした……領主さんと。
このエフェメリスさんはなんというか、もっととっつきやすくて庶民的でざっくりした感じです。
そして……シルヴァおねえちゃんがなんかすごい顔してます。
シャッターチャンスを感じます。
ぱしゃり
「……ミモザ、何をしているの?」
「魔導スマートフォンの撮影機能をためしに……」
小さな画面には今撮影した眉間にしわを寄せて「何言ってんだコイツ?」みたいな顔をしたお姉ちゃんが映っています、綺麗に映っていますね。
うん、魔導スマートフォン……便利です。
リアルブルーには更に高機能な代物があるとか聞きますが、気になります。
「まあ、食うというと正確ではないかの……いや、当時に比べれば今の食事は美味そうで興味を惹かれるんじゃが――」
食うと言われるとなんというか、すごく……歪虚的なさむしんぐです。
「シルヴァもミモザも、良いマテリアルをしておる。そばにいて心地よい……」
だがしかし!
とばかりに身振りをしてエフェメリスさんはなんか熱く語るようなポーズ。
この人は本当にあのお話のエフェメリスさんなんでしょうか……?
「たまにはこう……違うマテリアルを感じたいんじゃよ」
なーなー、なんとかしてくりゃれ? と作業中にじゃれつくさまは猫のようです。
あ、おねえちゃんがまたすごい顔に……。
「ミモザ、なんか案はない?」
「え、え~? そこで私に振るの?」
「ワタシハ、イソガシイ」
あ、だめだこれ……かなり煮詰まってる、なんとか引き離すしかないや。
「……なにか考えてみるね?」
「ヨロシク」
矛先が変わったのか、シルヴァから離れたエフェメリスは今度はミモザへとまとわりつくようにその位置を変える。
後日ミモザが考えついたのは、ハンター達を招待したお茶会の企画であった。
解説
◆ミモザ主催で(エフェメリスの駄々によって)企画されたお茶会
テーブルの上には各種ケーキにクッキー、琥珀糖に金平糖、マカロンや羊羹、ドライフルーツ、シルヴァのへそくりを使って用意されたお茶とお菓子が並べられています。
部屋もかわいく彩られており準備を頑張ったことが見て取れるでしょう。
◆目的
エフェメリスにシルヴァとミモザ以外のハンターのマテリアルを感じさせる。
これはそばにいれば自動的に達成されます。
◆場所
シルヴァのフォーチュンショップ、メレミアの二階。
市街地です。
◆エフェメリスについて
30前半ぐらいの女性の外見をした銀髪の精霊。
完全に実体化するほどの力はまだ回復していないため触れない。
そのためにお茶やお菓子は見て楽しんでいる。
欲しいものは心地よいマテリアル。
◆シルヴァ
エフェメリスの天球儀を直すために部屋の隅で作業中。
あまり進捗はよくないようだ。
◆ミモザ
準備万端で皆さんの到着を待っている。
楽しい時間を過ごせるといいなと思っている。
★相談卓について
質問があれば立てていただいて構いません。
ミモザがお答えします。
テーブルの上には各種ケーキにクッキー、琥珀糖に金平糖、マカロンや羊羹、ドライフルーツ、シルヴァのへそくりを使って用意されたお茶とお菓子が並べられています。
部屋もかわいく彩られており準備を頑張ったことが見て取れるでしょう。
◆目的
エフェメリスにシルヴァとミモザ以外のハンターのマテリアルを感じさせる。
これはそばにいれば自動的に達成されます。
◆場所
シルヴァのフォーチュンショップ、メレミアの二階。
市街地です。
◆エフェメリスについて
30前半ぐらいの女性の外見をした銀髪の精霊。
完全に実体化するほどの力はまだ回復していないため触れない。
そのためにお茶やお菓子は見て楽しんでいる。
欲しいものは心地よいマテリアル。
◆シルヴァ
エフェメリスの天球儀を直すために部屋の隅で作業中。
あまり進捗はよくないようだ。
◆ミモザ
準備万端で皆さんの到着を待っている。
楽しい時間を過ごせるといいなと思っている。
★相談卓について
質問があれば立てていただいて構いません。
ミモザがお答えします。
マスターより
この依頼を見ているということは、きっと今日はどさイベの翌日なのだろう。
どっかの作品ぽい出だしで失礼いたします、紫月紫織です。
というわけで、天誓連動第二弾をお送りします。
今回は戦闘なしの日常系シナリオでゆるっと、一息ついていただければとおもいます。
誰に絡んでいただいてもOKな感じのシナリオです。
興味のある方のところへどうぞ。
どっかの作品ぽい出だしで失礼いたします、紫月紫織です。
というわけで、天誓連動第二弾をお送りします。
今回は戦闘なしの日常系シナリオでゆるっと、一息ついていただければとおもいます。
誰に絡んでいただいてもOKな感じのシナリオです。
興味のある方のところへどうぞ。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/11/25 21:07