ゲスト
(ka0000)
【天誓】鉄靴令嬢の華やかなる戦い
マスター:ゆくなが

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
APV- 難易度
- 難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在4人 / 3~4人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/11/13 12:00
- リプレイ完成予定
- 2017/11/27 12:00
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
華やかなる、ある女騎士の話。
その女の具足に対する情熱は並々ならぬものがあった。ことに、装飾する、という点において。
その鎧の踵は印象的であった。
舞踏用の靴のごとくとても高いヒールなのである。
ついたあだ名が『鉄靴令嬢』。その鉄靴で女は戦場を駆け抜けた。
舞うように、踊るように、槍をふるい、敵と味方の注目を一身に受けながら。
彼女こそ、戦場の華。戦の正義はここにありといわんばかりに。
その女騎士の名は――――
「妾の名前をとくとその胸に刻むが良い! 我こそは、アラベラ・クララ! この戦さ場における正義と華を引き受ける騎士の名前だ!」
と、いうのが表向きの伝承だ。
アラベラの実態はただの「目立ちたがり」である。
彼女は、幼少期よりナイトハルトの北部制圧の武勇を聞かされて育った。そして、いつしかこう思うようになった。
「この世でもっとも目立てる舞台は、北部の戦さ場にあるのだ」と。
成長したアラベラは騎士となり、北部制圧に加わった。
彼女にとって、「目立つ」ことが至上の目的である。故に、観客は多い方がいいという理由で市街地での戦闘も辞さない、むしろ嬉々として行う問題行動も多々見られた。
しかし、大勢の敵軍にひるまず、先陣を切る彼女の戦果は絶大であった。
友軍、敵軍、その注視を一心に受け、美貌を歓喜にほころばせながら彼女は戦った。
そして、彼女はより目立つために鎧の踵をハイヒールのように、いやそれ以上に高く作らせた。偉丈夫の立ち並ぶ戦場で、女の身の丈でも十分に目立てるように、と
踵に限らず、彼女の装飾熱は機能美を一切排したものだった。
鎧には、どんなに重くなろうがあらゆる技巧を凝らした意匠を施させ、外套は縦横に金糸銀糸の刺繍を巡らせ緞子のようだった。首には宝石の飾りをまとい、髪は結い上げて華の簪をさす。それもこれも、ただ「目立つ」という目的のためにおこなわれたのだ。
そして、彼女にも終焉が訪れる。それはやはり、大勢の敵軍を前にしてのことだった。
彼女は臆することなく立ち向かおうとした。しかし、この時ばかりは友軍も止めたのだった。
「いくらあなた様といえ、あの大軍勢に立ち向かってはただではすみません。死んでしまうでしょう。どうぞおやめくださいまし」
この言葉を受けて、アラベラは美しく笑ったという。
「では、そなたの心は妾を想ってくれているのですね。妾にとってはそれだけで、充分なのです」
こう言ったきり、外套をはためかせ戦場へ向かって行ったのだ。
きっと彼女は愉悦していたのだ。心配しているとはいえ、味方の心が彼女に向かっている。それだけで戦場に向かうには充分すぎる理由だったのだ。
かくして彼女は死んでしまった。
敵軍の斬撃、刺突、征矢、悪罵に嘲笑をうけて、笑いながら死んで行った。
その最期は、ぞっとするほど華やかで、美しい戦いぶりだったそうな。
そして現在――――
ある草原で、複数の甲冑のスケルトンを前にして。
アラベラは英霊として顕現していた。
「ふむ。いささか敵の数が足りませんね。それに君たち、あまり華やかではありません。妾の敵として不適当です。敵も味方も華やかに限ります。ですので、君たちごときに消滅させられるわけにはいきませんね」
アラベラは生前と同じく、敵に囲まれる喜びを噛み締めていた。
そして――――
「東西東西! 妾の名前をとくとその胸に刻むが良い! 我こそは、アラベラ・クララ! この戦さ場における正義と華を引き受ける騎士の名前だ!」
彼女はやはり名乗っていた。
敵に自分自身を知らしめるために。
「さあ、華やかなる戦いに興じようではないか!」
より、目立つために。
彼女の目指す、華やかなる戦いのために。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
華やかなる、ある女騎士の話。
その女の具足に対する情熱は並々ならぬものがあった。ことに、装飾する、という点において。
その鎧の踵は印象的であった。
舞踏用の靴のごとくとても高いヒールなのである。
ついたあだ名が『鉄靴令嬢』。その鉄靴で女は戦場を駆け抜けた。
舞うように、踊るように、槍をふるい、敵と味方の注目を一身に受けながら。
彼女こそ、戦場の華。戦の正義はここにありといわんばかりに。
その女騎士の名は――――
「妾の名前をとくとその胸に刻むが良い! 我こそは、アラベラ・クララ! この戦さ場における正義と華を引き受ける騎士の名前だ!」
と、いうのが表向きの伝承だ。
アラベラの実態はただの「目立ちたがり」である。
彼女は、幼少期よりナイトハルトの北部制圧の武勇を聞かされて育った。そして、いつしかこう思うようになった。
「この世でもっとも目立てる舞台は、北部の戦さ場にあるのだ」と。
成長したアラベラは騎士となり、北部制圧に加わった。
彼女にとって、「目立つ」ことが至上の目的である。故に、観客は多い方がいいという理由で市街地での戦闘も辞さない、むしろ嬉々として行う問題行動も多々見られた。
しかし、大勢の敵軍にひるまず、先陣を切る彼女の戦果は絶大であった。
友軍、敵軍、その注視を一心に受け、美貌を歓喜にほころばせながら彼女は戦った。
そして、彼女はより目立つために鎧の踵をハイヒールのように、いやそれ以上に高く作らせた。偉丈夫の立ち並ぶ戦場で、女の身の丈でも十分に目立てるように、と
踵に限らず、彼女の装飾熱は機能美を一切排したものだった。
鎧には、どんなに重くなろうがあらゆる技巧を凝らした意匠を施させ、外套は縦横に金糸銀糸の刺繍を巡らせ緞子のようだった。首には宝石の飾りをまとい、髪は結い上げて華の簪をさす。それもこれも、ただ「目立つ」という目的のためにおこなわれたのだ。
そして、彼女にも終焉が訪れる。それはやはり、大勢の敵軍を前にしてのことだった。
彼女は臆することなく立ち向かおうとした。しかし、この時ばかりは友軍も止めたのだった。
「いくらあなた様といえ、あの大軍勢に立ち向かってはただではすみません。死んでしまうでしょう。どうぞおやめくださいまし」
この言葉を受けて、アラベラは美しく笑ったという。
「では、そなたの心は妾を想ってくれているのですね。妾にとってはそれだけで、充分なのです」
こう言ったきり、外套をはためかせ戦場へ向かって行ったのだ。
きっと彼女は愉悦していたのだ。心配しているとはいえ、味方の心が彼女に向かっている。それだけで戦場に向かうには充分すぎる理由だったのだ。
かくして彼女は死んでしまった。
敵軍の斬撃、刺突、征矢、悪罵に嘲笑をうけて、笑いながら死んで行った。
その最期は、ぞっとするほど華やかで、美しい戦いぶりだったそうな。
そして現在――――
ある草原で、複数の甲冑のスケルトンを前にして。
アラベラは英霊として顕現していた。
「ふむ。いささか敵の数が足りませんね。それに君たち、あまり華やかではありません。妾の敵として不適当です。敵も味方も華やかに限ります。ですので、君たちごときに消滅させられるわけにはいきませんね」
アラベラは生前と同じく、敵に囲まれる喜びを噛み締めていた。
そして――――
「東西東西! 妾の名前をとくとその胸に刻むが良い! 我こそは、アラベラ・クララ! この戦さ場における正義と華を引き受ける騎士の名前だ!」
彼女はやはり名乗っていた。
敵に自分自身を知らしめるために。
「さあ、華やかなる戦いに興じようではないか!」
より、目立つために。
彼女の目指す、華やかなる戦いのために。
解説
成功条件は絶火の騎士アラベラ・クララの保護
失敗条件はアラベラの消失
●状況
ハンターたちは情報をもとに顕現した絶火の騎士アラベラ・クララの保護に向かった。しかし、すでに複数のスケルトンにより彼女は取り囲まれていた。
ハンターたちは保護を訴えるが、アラベラは応じる気配はない。
どうにかして、彼女を説得するなり、力ずくで保護に応じさせるなりしなければならない。
●戦闘について
アラベラVS歪虚VSハンターの三つ巴戦。
●アラベラ・クララについて。
2代北部辺境伯に仕えていた女性。年は20代前半。
ついたあだ名は『鉄靴令嬢(てっかれいじょう)』
好きなものは、目立つこと、華やかなものや人、綺麗なもの。
嫌いなものは、卑怯なこと、機能的なだけのもの、華やかでないもの。
1人称は「妾(わたし)」。2人称は「君」
装備は槍と盾。さらに、鉄靴を用いた足技を使って戦う。
また、英雄譚により、以下の能力が付加される。
「多勢歓迎」敵および味方の数が多いほど威力の上がる状態を常時付与。
「傾注」いわゆるソウルトーチ。また、アラベラの場合、近接威力も上昇させる。
●スケルトンについて
装備が剣のものが4体。弓のものが2体
●戦場について
広い平地。障害物はなし。
失敗条件はアラベラの消失
●状況
ハンターたちは情報をもとに顕現した絶火の騎士アラベラ・クララの保護に向かった。しかし、すでに複数のスケルトンにより彼女は取り囲まれていた。
ハンターたちは保護を訴えるが、アラベラは応じる気配はない。
どうにかして、彼女を説得するなり、力ずくで保護に応じさせるなりしなければならない。
●戦闘について
アラベラVS歪虚VSハンターの三つ巴戦。
●アラベラ・クララについて。
2代北部辺境伯に仕えていた女性。年は20代前半。
ついたあだ名は『鉄靴令嬢(てっかれいじょう)』
好きなものは、目立つこと、華やかなものや人、綺麗なもの。
嫌いなものは、卑怯なこと、機能的なだけのもの、華やかでないもの。
1人称は「妾(わたし)」。2人称は「君」
装備は槍と盾。さらに、鉄靴を用いた足技を使って戦う。
また、英雄譚により、以下の能力が付加される。
「多勢歓迎」敵および味方の数が多いほど威力の上がる状態を常時付与。
「傾注」いわゆるソウルトーチ。また、アラベラの場合、近接威力も上昇させる。
●スケルトンについて
装備が剣のものが4体。弓のものが2体
●戦場について
広い平地。障害物はなし。
マスターより
こんにちは、あるいはこんばんは。ゆくながです。
こちらは天誓連動シナリオです。
目立ちたがりの絶火の騎士を保護してあげてください。
力ずくでもいいですし、説得してみても構いません。
皆様の華やかなる戦いを魅せてくださいませ。
それでは皆様のご参加をお待ちしております。
こちらは天誓連動シナリオです。
目立ちたがりの絶火の騎士を保護してあげてください。
力ずくでもいいですし、説得してみても構いません。
皆様の華やかなる戦いを魅せてくださいませ。
それでは皆様のご参加をお待ちしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/11/22 01:04
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/11/08 06:25:06 |
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相談卓 エリオ・アスコリ(ka5928) 人間(クリムゾンウェスト)|17才|男性|格闘士(マスターアームズ) |
最終発言 2017/11/12 19:14:23 |