ゲスト
(ka0000)
【幻視】嵐の後で・紅【界冥】
マスター:猫又ものと

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- やや易しい
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/11/13 19:00
- リプレイ完成予定
- 2017/11/27 19:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
その日、辺境の地は喜びに沸いていた。
クリムゾンウェストからリアルブルーの鎌倉を襲撃した『錬金の到達者』コーリアスの撃破。
イェルズ・オイマト(kz0143)を連れ去った『天命輪転』アレクサンドル・バーンズ(kz0112)の掃滅。
そして、森山恭子(kz0216)率いるリアルブルーのメタ・シャングリラ隊の尽力で、エンドレスを討ち滅ぼす事ができた。
そしてそれら全てには当然ながらハンター達が関わっており……いずれも辺境の地を長きに渡り苦しめてきた歪虚。それらが消えたという報せは、辺境の民を喜ばせるには十分すぎるものだった。
族長補佐の無事の帰還に、オイマト族の喜びは殊更深く。これらの事件に関わり、尽力してきたハンター達にお礼がしたい、と酒宴の準備を始めるまで、そう時間はかからなかった。
「……族長? 一体何していらっしゃるんです?」
「……ベルカナか。いや……ハンター達が来るのだろう。料理でも振る舞おうかと思ってな……」
――辺境、パシュパティ砦。
包帯だらけで歩いているバタルトゥ・オイマト(kz0023)を見つけて、出自がオイマト族であり、白竜の巫女でもあるベルカナが深いため息をつく。
「その怪我で、ですか? 今族長がなさるべきことは休養です。料理なら私達がしますから」
「いや、しかしな……」
「ダメです。ヴェルナーさんに言いつけますよ?」
ベルカナにめっ! と叱られ、返す言葉を失うバタルトゥ。
――ノアーラ・クンタウの管理者であり、己の補佐役を買って出てくれているヴェルナー・ブロスフェルト(kz0032)は、重傷を負って動けぬ彼の代わりに、メタ・シャングリラの艦長である恭子に礼を言う為にリアルブルーまで出向いている。
バタルトゥを休ませる為に忙しい思いをしているというのに、彼が休みもせずに動きまわっていたと知れば――それはそれは、ものすごい嫌味を言われるであろうことは想像に容易い。
「ちょっとでもヴェルナーさんに申し訳ないと思われるんでしたらしっかり休んでください。さあ、お部屋に戻って!」
族長の背中をぐいぐいと押すベルカナ。
バタルトゥに名を呼ばれて小首を傾げる。
「……どうなさいました? あ、部屋に戻ったからって筋トレとかもダメですからね」
「……いや、そうではなくてだな…………イェルズはどうしている?」
その問いかけに目を伏せるベルカナ。
少し考えてから口を開く。
「表面上は元気なフリをしていますが……自分の状況を受け入れているとはいい難いですね。戸惑ったり、焦ったりしているように見えます」
「………そうか」
変わらぬ表情に憂いを滲ませるバタルトゥ。
マティリアの心臓部にあったブロートコア。その爆発をまともに食らったイェルズは背中を火傷し、左半身が吹っ飛び――その影響で脇腹が抉れ、左腕と左目を失った。
……これだけの怪我を負って生きていただけでも幸運だった。
それでも。素直で一生懸命な補佐役だからこそ考えることもあるのだろう――。
「……ハンター達と話せば少しは気が紛れるかもしれんな。……ベルカナ、ハンター達にそのように頼んで貰えるか……?」
「かしこまりました。……族長は、兄に会われないんですか?」
「……今はな。今のこの俺の姿を見ては、アレが泣いて平謝りしかねん……」
「それもそうですね……。というか! その自覚があるなら休んでください! もう!! 族長も兄さんもすぐ無理するんですから!! 部屋から出たらダメですからね!!!」
ぷりぷりと怒って族長を追い立てるベルカナ。
相変わらずのその様子。戻って来た日常を、オイマト族の者達は苦笑しつつ見守って――。
――オイマト族主催の慰労会の招待状を受け取ったハンター達がパシュパティ砦に到着したのは、それからまもなくのことだった。
その日、辺境の地は喜びに沸いていた。
クリムゾンウェストからリアルブルーの鎌倉を襲撃した『錬金の到達者』コーリアスの撃破。
イェルズ・オイマト(kz0143)を連れ去った『天命輪転』アレクサンドル・バーンズ(kz0112)の掃滅。
そして、森山恭子(kz0216)率いるリアルブルーのメタ・シャングリラ隊の尽力で、エンドレスを討ち滅ぼす事ができた。
そしてそれら全てには当然ながらハンター達が関わっており……いずれも辺境の地を長きに渡り苦しめてきた歪虚。それらが消えたという報せは、辺境の民を喜ばせるには十分すぎるものだった。
族長補佐の無事の帰還に、オイマト族の喜びは殊更深く。これらの事件に関わり、尽力してきたハンター達にお礼がしたい、と酒宴の準備を始めるまで、そう時間はかからなかった。
「……族長? 一体何していらっしゃるんです?」
「……ベルカナか。いや……ハンター達が来るのだろう。料理でも振る舞おうかと思ってな……」
――辺境、パシュパティ砦。
包帯だらけで歩いているバタルトゥ・オイマト(kz0023)を見つけて、出自がオイマト族であり、白竜の巫女でもあるベルカナが深いため息をつく。
「その怪我で、ですか? 今族長がなさるべきことは休養です。料理なら私達がしますから」
「いや、しかしな……」
「ダメです。ヴェルナーさんに言いつけますよ?」
ベルカナにめっ! と叱られ、返す言葉を失うバタルトゥ。
――ノアーラ・クンタウの管理者であり、己の補佐役を買って出てくれているヴェルナー・ブロスフェルト(kz0032)は、重傷を負って動けぬ彼の代わりに、メタ・シャングリラの艦長である恭子に礼を言う為にリアルブルーまで出向いている。
バタルトゥを休ませる為に忙しい思いをしているというのに、彼が休みもせずに動きまわっていたと知れば――それはそれは、ものすごい嫌味を言われるであろうことは想像に容易い。
「ちょっとでもヴェルナーさんに申し訳ないと思われるんでしたらしっかり休んでください。さあ、お部屋に戻って!」
族長の背中をぐいぐいと押すベルカナ。
バタルトゥに名を呼ばれて小首を傾げる。
「……どうなさいました? あ、部屋に戻ったからって筋トレとかもダメですからね」
「……いや、そうではなくてだな…………イェルズはどうしている?」
その問いかけに目を伏せるベルカナ。
少し考えてから口を開く。
「表面上は元気なフリをしていますが……自分の状況を受け入れているとはいい難いですね。戸惑ったり、焦ったりしているように見えます」
「………そうか」
変わらぬ表情に憂いを滲ませるバタルトゥ。
マティリアの心臓部にあったブロートコア。その爆発をまともに食らったイェルズは背中を火傷し、左半身が吹っ飛び――その影響で脇腹が抉れ、左腕と左目を失った。
……これだけの怪我を負って生きていただけでも幸運だった。
それでも。素直で一生懸命な補佐役だからこそ考えることもあるのだろう――。
「……ハンター達と話せば少しは気が紛れるかもしれんな。……ベルカナ、ハンター達にそのように頼んで貰えるか……?」
「かしこまりました。……族長は、兄に会われないんですか?」
「……今はな。今のこの俺の姿を見ては、アレが泣いて平謝りしかねん……」
「それもそうですね……。というか! その自覚があるなら休んでください! もう!! 族長も兄さんもすぐ無理するんですから!! 部屋から出たらダメですからね!!!」
ぷりぷりと怒って族長を追い立てるベルカナ。
相変わらずのその様子。戻って来た日常を、オイマト族の者達は苦笑しつつ見守って――。
――オイマト族主催の慰労会の招待状を受け取ったハンター達がパシュパティ砦に到着したのは、それからまもなくのことだった。
解説
さて、今回は事件ではありません。
厳しい冒険の合間。
辺境、パシュパティ砦での、慰労の宴をお楽しみ下さいませ。
族長や補佐役を助けて貰ったお礼にと、オイマト族の者達が羊料理や酒を用意しています。
今までの戦いについて語り合って戴くもよし、飲み物や食事を食べながら楽しく騒いでもよしです。
飲み物や食材を持ち込んで戴いてもいいですよ。
会場は秋深まるパシュパティ砦の庭先での素朴なガーデンパーティになります。
台所は自由に使うことができます。
バタルトゥは重傷の為包帯だらけです。ハンター達に礼を言うべく少しだけ宴に顔を出すつもりのようです。ヴェルナーやベルカナに叱られ反省はしています。行動は伴ってませんが。
イェルズも療養中ですが会うことは出来ます。片腕と片目を失って日も浅く、不自由を強いられているようで妹であるベルカナが身の回りの世話をしています。表面上は元気にしていますが落ち込んでいるようです。
怪我人なので優しく扱ってください。
■同行者の指定
同行される方がいらっしゃる場合、その方のIDと、【友人】【恋人】【恋人未満】など関係性をお書き添え戴けると大変助かります。
例:【同行者】バタルトゥ・オイマト(kz0023)【関係性】友人
複数いらっしゃる場合は【チーム名】でご指定戴いても大丈夫です。
同行者がいらっしゃらない場合は、お一人でいらっしゃっている方と一緒に書かせて戴くことがあります。
希望されない方は【単身希望】とお書き添え下さい。
■NPCの同行
今回はイェルズとバタルトゥが同行しております。
ベルカナとオイマト族の面々もおります。皆、ハンターさんに感謝の意を示しており大歓迎ムードです。
レギはリアルブルーにいますので不参加となります。
NPCは指定がない限り描写しません。
■ご注意
白紙は描写できませんのでご注意ください。
厳しい冒険の合間。
辺境、パシュパティ砦での、慰労の宴をお楽しみ下さいませ。
族長や補佐役を助けて貰ったお礼にと、オイマト族の者達が羊料理や酒を用意しています。
今までの戦いについて語り合って戴くもよし、飲み物や食事を食べながら楽しく騒いでもよしです。
飲み物や食材を持ち込んで戴いてもいいですよ。
会場は秋深まるパシュパティ砦の庭先での素朴なガーデンパーティになります。
台所は自由に使うことができます。
バタルトゥは重傷の為包帯だらけです。ハンター達に礼を言うべく少しだけ宴に顔を出すつもりのようです。ヴェルナーやベルカナに叱られ反省はしています。行動は伴ってませんが。
イェルズも療養中ですが会うことは出来ます。片腕と片目を失って日も浅く、不自由を強いられているようで妹であるベルカナが身の回りの世話をしています。表面上は元気にしていますが落ち込んでいるようです。
怪我人なので優しく扱ってください。
■同行者の指定
同行される方がいらっしゃる場合、その方のIDと、【友人】【恋人】【恋人未満】など関係性をお書き添え戴けると大変助かります。
例:【同行者】バタルトゥ・オイマト(kz0023)【関係性】友人
複数いらっしゃる場合は【チーム名】でご指定戴いても大丈夫です。
同行者がいらっしゃらない場合は、お一人でいらっしゃっている方と一緒に書かせて戴くことがあります。
希望されない方は【単身希望】とお書き添え下さい。
■NPCの同行
今回はイェルズとバタルトゥが同行しております。
ベルカナとオイマト族の面々もおります。皆、ハンターさんに感謝の意を示しており大歓迎ムードです。
レギはリアルブルーにいますので不参加となります。
NPCは指定がない限り描写しません。
■ご注意
白紙は描写できませんのでご注意ください。
マスターより
こんにちは。お世話になっております。猫又です。
アレクサンドル戦、お疲れ様でした。
近藤SDと共に、皆様に感謝の気持ちを込めてシナリオを用意させて戴きました。
どうぞご気軽にご参加ください。
今回、このような展開になってバタルトゥやイェルズに色々モノ申したい方もいらっしゃると思います。
遠慮なくぶつけて戴いて問題ありません。
それでは、皆様のご参加をお待ちしております。
アレクサンドル戦、お疲れ様でした。
近藤SDと共に、皆様に感謝の気持ちを込めてシナリオを用意させて戴きました。
どうぞご気軽にご参加ください。
今回、このような展開になってバタルトゥやイェルズに色々モノ申したい方もいらっしゃると思います。
遠慮なくぶつけて戴いて問題ありません。
それでは、皆様のご参加をお待ちしております。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/11/27 06:28