ゲスト
(ka0000)
【陶曲】脚本家の逆襲
マスター:大林さゆる

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
関連ユニオン
魔術師協会広報室- 難易度
- 難しい
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 6日
- プレイング締切
- 2017/12/05 09:00
- リプレイ完成予定
- 2017/12/19 09:00
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●
山脈が連なる大地に降り立ち、黒い服を纏った男が右手に持っていたステッキの先を地面に軽く叩き付けた。
暗雲が広がっていく……。
白い仮面の男、カッツォ・ヴォイ(kz0224)は、地の大精霊アメンスィに対して怒りと憎しみを顕にして、ステッキを掲げた。
「アメンスィよ、我が君、嫉妬王の『腕』を破壊した罪、万死に値する。よって、この大地を滅ぼす。これは、全てお前が招いたことだ」
『……。……』
アメンスィは、応えなかった。否、なるべくしてなったことかもしれない。
カッツォが、滑稽な笑い声を上げた。そして、襟元を正すと、こう告げた。
「そうだ。私とアメンスィとの間には、『契約』というものはない。おまえが、嫉妬王と勝手に結んだものであろう? 私には関係ないことだよ」
『……なんという理屈……いえ、あなたは嫉妬の歪虚……そう考えても可笑しくはありませんでしたね』
精霊の声だけが響く。
「フフフ、ご理解頂けて、うれしい限りだよ。これで思う存分、大地の精霊たちを利用させてもらおう。大地だけではない。この世界に生きる全てのモノに、愛憎の種を撒いてやろう。そうすれば、勝手にいがみ合い、自滅していく……これは見物だよ。なあ、アメンスィよ。何もできぬ自分自身を憎むが良い…ククク」
カッツォが指を鳴らすと、オート・パラディンとVOIDオートマトンの集団が出没した。
『待ちなさい。この付近にある遺跡には手を出してはなりません』
諭すように言うアメンスィ……姿は見えないが、声だけは聴こえてきた。
「どうやら、察しの良い大精霊サマですな。この大地で採れる鉱石は、自動兵器と融合し易いのでな。有難く、使わせて頂くとしよう」
カッツォは、楽しくて仕方がないと言わんばかりに、笑いを押し殺していた。
『カッツォ、あなたは本来……』
アメンスィの言葉を、斬り裂くように毅然と遮るカッツォ。
「過去の話は、知ったことではない。知ったところで、私は変わらぬのだ。今、私が存在できるのは、我が君、嫉妬王のおかげなのだよ」
そう告げた後、カッツォと嫉妬の眷属たちは消え、次の瞬間には大きな遺跡の中に侵入していた。
●
魔術師協会広報室に、サファイアの精霊が現れた。
『大変よ。山脈の遺跡に、カッツォ・ヴォイが侵入したわ。しかも、光の罠も張って、待ち構えているわ』
魔術師スコットは、すぐに依頼として手配することにした。
「サファイアの精霊、教えてくれてありがとう」
『異変があったら知らせるって約束したでしょう。それに、ハンターたちには助けられてばかりだし、私にできることは、これくらいのことよ』
サファイアの精霊は、遺跡内部の大まかな様子を教えてくれた。
スコットは紙に書き綴り、簡易的な地図を作製した。
「マクシミリアンさん、ボクも、その遺跡に連れて行ってください」
オートマトンの少年、ディエスが駆けつけてきた。
マクシミリアン・ヴァイス(kz0003)は、他のハンターたちを援護するため、依頼に参加していた。
「ディエス、相手はカッツォ・ヴォイだ。それでも、行くのか?」
真っ直ぐな瞳で問いかけるマクシミリアン。
「……正直に言うと怖い。だけど、仲間たちのためにも、ボクも何かしたいんだ」
ディエスは怖いとは言っていたが、震えてはいなかった。恐怖よりも、仲間を助けたい気持ちの方が大きいのだろう。
マクシミリアンが頷く。
「分かった。おまえには、回復を頼もう」
「はい! 任せてください」
ディエスは失った記憶を取り戻すためにも、カッツォ・ヴォイと接触するつもりでいた。
山脈の遺跡には、様々な鉱石が眠っていた。
カッツォの狙いは、一体、なにか?
新たな幕が、開こうとしていた。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
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山脈が連なる大地に降り立ち、黒い服を纏った男が右手に持っていたステッキの先を地面に軽く叩き付けた。
暗雲が広がっていく……。
白い仮面の男、カッツォ・ヴォイ(kz0224)は、地の大精霊アメンスィに対して怒りと憎しみを顕にして、ステッキを掲げた。
「アメンスィよ、我が君、嫉妬王の『腕』を破壊した罪、万死に値する。よって、この大地を滅ぼす。これは、全てお前が招いたことだ」
『……。……』
アメンスィは、応えなかった。否、なるべくしてなったことかもしれない。
カッツォが、滑稽な笑い声を上げた。そして、襟元を正すと、こう告げた。
「そうだ。私とアメンスィとの間には、『契約』というものはない。おまえが、嫉妬王と勝手に結んだものであろう? 私には関係ないことだよ」
『……なんという理屈……いえ、あなたは嫉妬の歪虚……そう考えても可笑しくはありませんでしたね』
精霊の声だけが響く。
「フフフ、ご理解頂けて、うれしい限りだよ。これで思う存分、大地の精霊たちを利用させてもらおう。大地だけではない。この世界に生きる全てのモノに、愛憎の種を撒いてやろう。そうすれば、勝手にいがみ合い、自滅していく……これは見物だよ。なあ、アメンスィよ。何もできぬ自分自身を憎むが良い…ククク」
カッツォが指を鳴らすと、オート・パラディンとVOIDオートマトンの集団が出没した。
『待ちなさい。この付近にある遺跡には手を出してはなりません』
諭すように言うアメンスィ……姿は見えないが、声だけは聴こえてきた。
「どうやら、察しの良い大精霊サマですな。この大地で採れる鉱石は、自動兵器と融合し易いのでな。有難く、使わせて頂くとしよう」
カッツォは、楽しくて仕方がないと言わんばかりに、笑いを押し殺していた。
『カッツォ、あなたは本来……』
アメンスィの言葉を、斬り裂くように毅然と遮るカッツォ。
「過去の話は、知ったことではない。知ったところで、私は変わらぬのだ。今、私が存在できるのは、我が君、嫉妬王のおかげなのだよ」
そう告げた後、カッツォと嫉妬の眷属たちは消え、次の瞬間には大きな遺跡の中に侵入していた。
●
魔術師協会広報室に、サファイアの精霊が現れた。
『大変よ。山脈の遺跡に、カッツォ・ヴォイが侵入したわ。しかも、光の罠も張って、待ち構えているわ』
魔術師スコットは、すぐに依頼として手配することにした。
「サファイアの精霊、教えてくれてありがとう」
『異変があったら知らせるって約束したでしょう。それに、ハンターたちには助けられてばかりだし、私にできることは、これくらいのことよ』
サファイアの精霊は、遺跡内部の大まかな様子を教えてくれた。
スコットは紙に書き綴り、簡易的な地図を作製した。
「マクシミリアンさん、ボクも、その遺跡に連れて行ってください」
オートマトンの少年、ディエスが駆けつけてきた。
マクシミリアン・ヴァイス(kz0003)は、他のハンターたちを援護するため、依頼に参加していた。
「ディエス、相手はカッツォ・ヴォイだ。それでも、行くのか?」
真っ直ぐな瞳で問いかけるマクシミリアン。
「……正直に言うと怖い。だけど、仲間たちのためにも、ボクも何かしたいんだ」
ディエスは怖いとは言っていたが、震えてはいなかった。恐怖よりも、仲間を助けたい気持ちの方が大きいのだろう。
マクシミリアンが頷く。
「分かった。おまえには、回復を頼もう」
「はい! 任せてください」
ディエスは失った記憶を取り戻すためにも、カッツォ・ヴォイと接触するつもりでいた。
山脈の遺跡には、様々な鉱石が眠っていた。
カッツォの狙いは、一体、なにか?
新たな幕が、開こうとしていた。
解説
場所は、自由都市同盟。山脈の遺跡
特定地点に足を踏み入れた者に発動する罠は、「光の檻」による移動不能のBSを与える
罠は遺跡内部にランダム配置されているが、注意深く観察すれば発生場所に気づける
嫉妬の眷属は、罠の効果は無効
■目的
カッツォ・ヴォイと嫉妬の眷属たちを倒すこと
少なくとも、カッツォは遺跡から追い出す
ハンターの初期位置は、遺跡の入口
■出没した敵
カッツォ・ヴォイ
災厄の十三魔の1体。サイズ1
仮面を付けた嫉妬の高位歪虚で、元々持つ能力を黙示騎士により強化されている
自動兵器を操作する能力の他、直接的な格闘能力にも優れる
オート・パラディン(嫉妬)、20体
エバーグリーンから回収された大型自動兵器を嫉妬の眷属の能力で操作したもの。サイズ3
特にカッツォが直接操る個体は更にすべての性能が向上する
攻撃手段はマテリアルブレードと、掌などから発射するマテリアルレーザー
VOIDオートマトン(嫉妬)、100体
既に破棄され、魂を宿さないオートマトンの兵士。サイズ1
大型の槍や斧による近接攻撃や、アサルトライフルによる射撃攻撃を行う
敵味方の区別なく攻撃
■補足
入口付近には、VOIDオートマトンの集団が群がっている
カッツォ・ヴォイは遺跡の奥にいるが、オート・パラディンたちが防衛陣を作り、立ちはだかる
基本、カッツォは自分からは動かないが、攻撃を受けるとカウンターをしかける
特定地点に足を踏み入れた者に発動する罠は、「光の檻」による移動不能のBSを与える
罠は遺跡内部にランダム配置されているが、注意深く観察すれば発生場所に気づける
嫉妬の眷属は、罠の効果は無効
■目的
カッツォ・ヴォイと嫉妬の眷属たちを倒すこと
少なくとも、カッツォは遺跡から追い出す
ハンターの初期位置は、遺跡の入口
■出没した敵
カッツォ・ヴォイ
災厄の十三魔の1体。サイズ1
仮面を付けた嫉妬の高位歪虚で、元々持つ能力を黙示騎士により強化されている
自動兵器を操作する能力の他、直接的な格闘能力にも優れる
オート・パラディン(嫉妬)、20体
エバーグリーンから回収された大型自動兵器を嫉妬の眷属の能力で操作したもの。サイズ3
特にカッツォが直接操る個体は更にすべての性能が向上する
攻撃手段はマテリアルブレードと、掌などから発射するマテリアルレーザー
VOIDオートマトン(嫉妬)、100体
既に破棄され、魂を宿さないオートマトンの兵士。サイズ1
大型の槍や斧による近接攻撃や、アサルトライフルによる射撃攻撃を行う
敵味方の区別なく攻撃
■補足
入口付近には、VOIDオートマトンの集団が群がっている
カッツォ・ヴォイは遺跡の奥にいるが、オート・パラディンたちが防衛陣を作り、立ちはだかる
基本、カッツォは自分からは動かないが、攻撃を受けるとカウンターをしかける
マスターより
大林です。
【陶曲】第四幕の連動シナリオをお届けします。
ついに、カッツォとアメンスィの対決が明るみになりました。
嫉妬の眷属 VS 大地の精霊。
さてさて、どうなることやら。
ハンターの皆様がどう動くのかで、今後の流れも変わっていきます。
それでは、気合の入ったプレイング、心からお待ちしております!!
■NPC
マクシミリアン・ヴァイス(kz0003)、男性、22才。闘狩人
スコット、男性、20才。魔術師 (魔術師協会広報室から派遣された)
ディエス、オートマトンの少年、見た目は15才、見習いクルセイダー
【陶曲】第四幕の連動シナリオをお届けします。
ついに、カッツォとアメンスィの対決が明るみになりました。
嫉妬の眷属 VS 大地の精霊。
さてさて、どうなることやら。
ハンターの皆様がどう動くのかで、今後の流れも変わっていきます。
それでは、気合の入ったプレイング、心からお待ちしております!!
■NPC
マクシミリアン・ヴァイス(kz0003)、男性、22才。闘狩人
スコット、男性、20才。魔術師 (魔術師協会広報室から派遣された)
ディエス、オートマトンの少年、見た目は15才、見習いクルセイダー
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/12/13 01:54
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 鬼塚 陸(ka0038) 人間(リアルブルー)|22才|男性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2017/12/05 07:55:51 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/12/02 16:25:52 |
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質問卓は許される?! カーミン・S・フィールズ(ka1559) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2017/12/03 02:32:48 |