ゲスト
(ka0000)
倉庫街にて
マスター:十野誠

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/11/28 15:00
- リプレイ完成予定
- 2014/12/07 15:00
オープニング
●滴る音
ぴちょり
ぴちょり――
●
冒険都市リゼリオ。ハンターズオフィス本部を構えるこの都市は、流通が盛んな一面もある。各所に設けられた渡し船をはじめとする都市内の流通経路だけではなく、都市外部とも多くの取引が行われる。それを表す一面と言えるのが、街の一画に設けられた倉庫街だ。
倉庫街に置かれる荷物は様々だ。
次の運び人が来るまで置かれているもの。
夜中に運送をしない為に、一時的に夜の間保管しているもの。
中には、大量に仕入れたものの、売りさばくことが困難になり、放置されているものも存在する。
そして、更には――
「本日お集まりいただいたのは、そう。その為なのです」
その若い男は、舞台役者のように大きく身振りを付け、言葉を続けた。
何でも彼は、倉庫の辺りについての管理を任されているという。
「えぇ。あるのですよ。引き取り手不在の品々が。ウチの者には、幽霊が出したモノだ、なんていう輩もいますが」
そんなワケは無い、と。
宙で2,3回手を振り、彼はその場にいない誰かを向けての苦笑を浮かべる。
「そういう者は――私、見ちゃったんですよ――だなんて良く言います。ですが、今回は気にされなくても問題ありません。何せ、スライムが侵入してくるのを見たのは私ですから」
それは、昨日のことだという。都市に雨が降った為、万が一のことを考えて倉庫の様子を確認しに行ったところ、雨音の中に酸が何かを溶かす音を聞きつけたのだと。
「実際見に行ってみると、そこにいた、と言うわけです。まだ床を焼いているだけのようでしたが……そのままという訳にもいきません。」
雑魔である以上、見過ごすわけにもいかない相手。被害が出るのならなおさらだ。
「しかし……スライムはあれほど見えにくいものであったでしょうか……? 水があたっていなければ気がつくことは出来なかったかと」
当時を思い出しながら、彼は首をかしげる。
卵が先か、鶏が先か。どちらにせよ、彼が倉庫に足を踏み入れた時に雨が降っていたのは幸運だったのだろう。
「と、失礼いたしました。知識の無い私の考えです。お気になさらず――誰も持っていくことの無い荷物であっても、その保管については私の責務。中の品物が傷む前に、対処する必要があります。」
笑みを消して真顔になり、彼は一礼をする。
「数は確認出来ていません。その時は大量発生とはなっていませんでした。お手数をおかけしますが、何卒」
返事をしようと口を開くハンターたちに、若い管理人は顔を上げると、言葉を繋げた。
「あぁ、皆さまが荷物に破損を与える分には、気にされないで結構です。何もなければそれが一番ですが、雑魔討伐の犠牲となれば、理由もたちますからね」
ぴちょり
ぴちょり――
●
冒険都市リゼリオ。ハンターズオフィス本部を構えるこの都市は、流通が盛んな一面もある。各所に設けられた渡し船をはじめとする都市内の流通経路だけではなく、都市外部とも多くの取引が行われる。それを表す一面と言えるのが、街の一画に設けられた倉庫街だ。
倉庫街に置かれる荷物は様々だ。
次の運び人が来るまで置かれているもの。
夜中に運送をしない為に、一時的に夜の間保管しているもの。
中には、大量に仕入れたものの、売りさばくことが困難になり、放置されているものも存在する。
そして、更には――
「本日お集まりいただいたのは、そう。その為なのです」
その若い男は、舞台役者のように大きく身振りを付け、言葉を続けた。
何でも彼は、倉庫の辺りについての管理を任されているという。
「えぇ。あるのですよ。引き取り手不在の品々が。ウチの者には、幽霊が出したモノだ、なんていう輩もいますが」
そんなワケは無い、と。
宙で2,3回手を振り、彼はその場にいない誰かを向けての苦笑を浮かべる。
「そういう者は――私、見ちゃったんですよ――だなんて良く言います。ですが、今回は気にされなくても問題ありません。何せ、スライムが侵入してくるのを見たのは私ですから」
それは、昨日のことだという。都市に雨が降った為、万が一のことを考えて倉庫の様子を確認しに行ったところ、雨音の中に酸が何かを溶かす音を聞きつけたのだと。
「実際見に行ってみると、そこにいた、と言うわけです。まだ床を焼いているだけのようでしたが……そのままという訳にもいきません。」
雑魔である以上、見過ごすわけにもいかない相手。被害が出るのならなおさらだ。
「しかし……スライムはあれほど見えにくいものであったでしょうか……? 水があたっていなければ気がつくことは出来なかったかと」
当時を思い出しながら、彼は首をかしげる。
卵が先か、鶏が先か。どちらにせよ、彼が倉庫に足を踏み入れた時に雨が降っていたのは幸運だったのだろう。
「と、失礼いたしました。知識の無い私の考えです。お気になさらず――誰も持っていくことの無い荷物であっても、その保管については私の責務。中の品物が傷む前に、対処する必要があります。」
笑みを消して真顔になり、彼は一礼をする。
「数は確認出来ていません。その時は大量発生とはなっていませんでした。お手数をおかけしますが、何卒」
返事をしようと口を開くハンターたちに、若い管理人は顔を上げると、言葉を繋げた。
「あぁ、皆さまが荷物に破損を与える分には、気にされないで結構です。何もなければそれが一番ですが、雑魔討伐の犠牲となれば、理由もたちますからね」
解説
倉庫街にて、スライム状の雑魔を討伐して頂く依頼となります。
数は4体以上。もし準備に日数をかけた場合、増加するかもしれません。
雨は既に降っておらず、昼間であれば倉庫内には日差しが差し込んでいます。
夜間の場合、倉庫内は明りが確保されています。もし明りを消したい場合、その旨を依頼人におっしゃっていただければ対応して頂けます。
倉庫内は6×6の広さ。荷物は壁沿いに置かれています。到着時、スライムは中央付近に固まっており、徐々に移動を開始しようとしている状態です。
数は4体以上。もし準備に日数をかけた場合、増加するかもしれません。
雨は既に降っておらず、昼間であれば倉庫内には日差しが差し込んでいます。
夜間の場合、倉庫内は明りが確保されています。もし明りを消したい場合、その旨を依頼人におっしゃっていただければ対応して頂けます。
倉庫内は6×6の広さ。荷物は壁沿いに置かれています。到着時、スライムは中央付近に固まっており、徐々に移動を開始しようとしている状態です。
マスターより
はじめまして。十野誠と申します。
この度、MSとして参加させていただくこととなりました。
今回の雑魔は、何を考えたか倉庫に現れたスライムとなります。
もし、お眼にかなえば幸いです。
皆さまからのプレイングを心よりお待ちしています。
この度、MSとして参加させていただくこととなりました。
今回の雑魔は、何を考えたか倉庫に現れたスライムとなります。
もし、お眼にかなえば幸いです。
皆さまからのプレイングを心よりお待ちしています。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/12/05 19:21
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/11/25 20:32:05 |
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相談卓 ナル(ka3448) エルフ|17才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2014/11/28 14:17:07 |