ゲスト
(ka0000)
【星籤】イカロスに挑め!
マスター:樹シロカ

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 3~8人
- ユニット参加人数
- 現在1 / 0~8
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 不明
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/12/08 22:00
- リプレイ完成予定
- 2017/12/17 22:00
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
鳥のように空を飛びたい。
はるか遠い昔から、そう望む者は多かった。
人間は飛行機を作り、ロケットを作り、今や宇宙空間にまで飛び立つことができるようになった。
だが、鳥のように飛びたい――その想いはいまだ遠い。
●
リアルブルー、統一地球連合軍月面崑崙基地。
クリムゾンウェストとの交流拠点の一つとなっているこの場所に、ハンターの一団が到着した。
「ようこそ、崑崙基地へ!」
軍用コートを身につけた赤毛の男が愛想良く出迎える。強化人間のアスタリスク(kz0234)だ。
ハンター達や、共に同行した同盟軍のメリンダ・ドナーティ(kz0041)と礼儀正しく握手を交わす。
「ドナーティ中尉もご一緒でしたか」
「ええ、相変わらずのメッセンジャーですわ」
メリンダは完璧な営業スマイルで応じた。
「わが軍としても今回のお話は興味深いものです。できる限りご協力したい、と考えております」
――まあ実際のところ、野次馬根性と思われても仕方がないわね。
内心では眉間にしわを寄せるメリンダである。
だがアスタリスクも相変わらず感じのよい笑顔を浮かべている。
「なるほど、それは頼もしい限りです。正直なところ、我々だけではこれ以上の……ああ、詳しい話は実物をご覧いただいてからにしましょう。早速ですが、こちらへどうぞ」
アスタリスクは軍人らしいきびきびした動きで、一同を移動用の車輛へと促した。
到着した先は、以前『超人運動会』なるものが開催されたドームだった。
今は祭の片づけも済んでいて、がらんとしたフィールドは随分と広く見える。
月面重力の設定になっているようで、少し歩きにくい。
アスタリスクがIDカードをスリットに通すと、壁からコンテナがせり出した。そこにずらりと並んだ器械をひとつ取り出し、一同に示す。
「これが『小型飛行翼アーマー「プロト・イカロス」』です」
そう言うと、アスタリスクは背中をあてて屈みこみ、何箇所かのベルトを締めた。機械鎧を纏ったような状態だ。
それから足に力を込めて、立ちあがろうとして……ずるりと足を滑らせる。
「す、すみません。動くのに若干のコツがありまして……」
困ったような微笑を浮かべ、再チャレンジ。今度はちゃんと立った。
「あまり格好良くはないと思いますが、ご覧ください」
一同がいる場所のそばには踏切台らしきものがあり、そこからは砂地の地面までおよそ10mほどの落差がある。
アスタリスクがボタンを操作すると、「プロト・イカロス」の両脇に伸びたアームに、ゆらりと淡い光が灯る。まるで透ける鳥の翼のようだ。
そのままアスタリスクが軽く地面を蹴る。
特に力を入れたようには見えず、普通であればそのまま落下するはずだったが……彼の身体は光の尾を引いて宙を滑るように移動したのだ。
「既にここまで完成しているのですか!」
メリンダが驚きの声を上げると、アスタリスクは軽く手を振って見せた。
「はい。ですが、色々と問題、がっ……!!」
そのままアスタリスクの姿が皆の視界から消え、段差の下から何か重い物が地面に落ちる音が聞こえた。
●
「というわけで、形は一応整ったのですが。月面の重力下でこの状態ですから、1Gではまともに使うことは難しいでしょうね」
額に大きな絆創膏を張り付け、アスタリスクはやっぱり愛想良く笑っていた。
「まだまだ改良点が多い。そこで皆様のご協力が必要なのです」
改めて「プロト・イカロス」が持ちだされる。
基本構造はCAM用のフライトパックと大差ない。
化石燃料を燃焼させる方式で推進力を得て、短時間ながら空中戦が可能になる装備品だ。
ただ、追加パーツとして取り付け可能なCAMと違い、生身の体は色々と勝手が違う。
人間の身体は飛ぶようにできていないし、CAMのように姿勢制御できるわけではないからだ。
そして何より、人間を飛ばせるだけの出力を持つエンジンは、背負うには余りにも大きく重かった。
無重力下から始まり、月面基地での実験を経て、どうにか強化人間なら背負える程度まで仕上がったのが現状だという。
「技術者は、CAM用フライトパックのように覚醒者の生体マテリアルを利用する形なら、もう少しコンパクトになるのではないか、と言っています。ですが……」
ほんの一瞬、アスタリスクの滑らかな微笑に、陰りがよぎったのは気のせいか。
「我々使う側の技量が不足している可能性も否めません」
――あるいは、クリムゾンウェストのハンターなら現状でももう少しうまく扱えるのではないか?
仮にそうでなくても、もし改良のヒントを得られれば、完成品を供給してもよい。
それが統一地球連合軍からの打診だった。
「如何でしょう。ご協力いただけますか」
集まったハンター達に否はなかった。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
鳥のように空を飛びたい。
はるか遠い昔から、そう望む者は多かった。
人間は飛行機を作り、ロケットを作り、今や宇宙空間にまで飛び立つことができるようになった。
だが、鳥のように飛びたい――その想いはいまだ遠い。
●
リアルブルー、統一地球連合軍月面崑崙基地。
クリムゾンウェストとの交流拠点の一つとなっているこの場所に、ハンターの一団が到着した。
「ようこそ、崑崙基地へ!」
軍用コートを身につけた赤毛の男が愛想良く出迎える。強化人間のアスタリスク(kz0234)だ。
ハンター達や、共に同行した同盟軍のメリンダ・ドナーティ(kz0041)と礼儀正しく握手を交わす。
「ドナーティ中尉もご一緒でしたか」
「ええ、相変わらずのメッセンジャーですわ」
メリンダは完璧な営業スマイルで応じた。
「わが軍としても今回のお話は興味深いものです。できる限りご協力したい、と考えております」
――まあ実際のところ、野次馬根性と思われても仕方がないわね。
内心では眉間にしわを寄せるメリンダである。
だがアスタリスクも相変わらず感じのよい笑顔を浮かべている。
「なるほど、それは頼もしい限りです。正直なところ、我々だけではこれ以上の……ああ、詳しい話は実物をご覧いただいてからにしましょう。早速ですが、こちらへどうぞ」
アスタリスクは軍人らしいきびきびした動きで、一同を移動用の車輛へと促した。
到着した先は、以前『超人運動会』なるものが開催されたドームだった。
今は祭の片づけも済んでいて、がらんとしたフィールドは随分と広く見える。
月面重力の設定になっているようで、少し歩きにくい。
アスタリスクがIDカードをスリットに通すと、壁からコンテナがせり出した。そこにずらりと並んだ器械をひとつ取り出し、一同に示す。
「これが『小型飛行翼アーマー「プロト・イカロス」』です」
そう言うと、アスタリスクは背中をあてて屈みこみ、何箇所かのベルトを締めた。機械鎧を纏ったような状態だ。
それから足に力を込めて、立ちあがろうとして……ずるりと足を滑らせる。
「す、すみません。動くのに若干のコツがありまして……」
困ったような微笑を浮かべ、再チャレンジ。今度はちゃんと立った。
「あまり格好良くはないと思いますが、ご覧ください」
一同がいる場所のそばには踏切台らしきものがあり、そこからは砂地の地面までおよそ10mほどの落差がある。
アスタリスクがボタンを操作すると、「プロト・イカロス」の両脇に伸びたアームに、ゆらりと淡い光が灯る。まるで透ける鳥の翼のようだ。
そのままアスタリスクが軽く地面を蹴る。
特に力を入れたようには見えず、普通であればそのまま落下するはずだったが……彼の身体は光の尾を引いて宙を滑るように移動したのだ。
「既にここまで完成しているのですか!」
メリンダが驚きの声を上げると、アスタリスクは軽く手を振って見せた。
「はい。ですが、色々と問題、がっ……!!」
そのままアスタリスクの姿が皆の視界から消え、段差の下から何か重い物が地面に落ちる音が聞こえた。
●
「というわけで、形は一応整ったのですが。月面の重力下でこの状態ですから、1Gではまともに使うことは難しいでしょうね」
額に大きな絆創膏を張り付け、アスタリスクはやっぱり愛想良く笑っていた。
「まだまだ改良点が多い。そこで皆様のご協力が必要なのです」
改めて「プロト・イカロス」が持ちだされる。
基本構造はCAM用のフライトパックと大差ない。
化石燃料を燃焼させる方式で推進力を得て、短時間ながら空中戦が可能になる装備品だ。
ただ、追加パーツとして取り付け可能なCAMと違い、生身の体は色々と勝手が違う。
人間の身体は飛ぶようにできていないし、CAMのように姿勢制御できるわけではないからだ。
そして何より、人間を飛ばせるだけの出力を持つエンジンは、背負うには余りにも大きく重かった。
無重力下から始まり、月面基地での実験を経て、どうにか強化人間なら背負える程度まで仕上がったのが現状だという。
「技術者は、CAM用フライトパックのように覚醒者の生体マテリアルを利用する形なら、もう少しコンパクトになるのではないか、と言っています。ですが……」
ほんの一瞬、アスタリスクの滑らかな微笑に、陰りがよぎったのは気のせいか。
「我々使う側の技量が不足している可能性も否めません」
――あるいは、クリムゾンウェストのハンターなら現状でももう少しうまく扱えるのではないか?
仮にそうでなくても、もし改良のヒントを得られれば、完成品を供給してもよい。
それが統一地球連合軍からの打診だった。
「如何でしょう。ご協力いただけますか」
集まったハンター達に否はなかった。
解説
●何をするの?
飛べ!!
……なのですが。
重く、大きく、負荷が大きすぎるという代物です。
ベルトを何本も使って体に固定しないと、外れて単体で飛んで行きます。
どういうところを工夫すればある程度滑空した後、無事に着地できるかのヒントを得たいという依頼です。
別途新たな装備品が必要なのか、あるいは使用者の能力次第で何とかなるのか、そういった意見もお願いします。
尚、ドームの天井は高く作られていますが、余りに高く飛びすぎると落下の衝撃で大怪我の恐れがあります。
くれぐれもご注意ください。
●PL向け補足
基礎能力、副能力、一般スキルなど、役立ちそうなものを使ってテストしてください。
現状はCAMの「[SW]量産型フライトパック 」と同様、電撃作戦時の突入などを想定しています。
つまり必ずしも使い捨てではありませんが、基本的にパラシュートのような「着地してからが勝負」の装備品です。
対応する飛行スキルがありませんので、滞空時間は2Rとします。着陸態勢を取らない場合は墜落します。
その他は空中戦闘ルールに準じます。(ペナルティも変わりません。重さと月面重力とで相殺です)
つけた状態で他の方と何かやってみてもかまいませんし、ユニット持ち込み可能ですので、何かヒントを得たり、他の作業を試すのも、全体として依頼の目的に沿っていればOKです。
●NPCについて
2名が同行していますが、基本的に説明役です。
・メリンダ・ドナーティ:同盟軍から派遣。今回のデータをもとに、改良に協力できる点があれば持ち帰って提案する予定。一般人なので、テストには参加しません。
・アスタリスク:強化人間。ハンター達がどう飛ぶのか、大いに興味がある様子。
●他
何か確認事項等がありましたら、質問卓を設置してください。
ただしMSの確認期限は出発の24時間前までとなります、勝手ながらご了承くださいませ。
飛べ!!
……なのですが。
重く、大きく、負荷が大きすぎるという代物です。
ベルトを何本も使って体に固定しないと、外れて単体で飛んで行きます。
どういうところを工夫すればある程度滑空した後、無事に着地できるかのヒントを得たいという依頼です。
別途新たな装備品が必要なのか、あるいは使用者の能力次第で何とかなるのか、そういった意見もお願いします。
尚、ドームの天井は高く作られていますが、余りに高く飛びすぎると落下の衝撃で大怪我の恐れがあります。
くれぐれもご注意ください。
●PL向け補足
基礎能力、副能力、一般スキルなど、役立ちそうなものを使ってテストしてください。
現状はCAMの「[SW]量産型フライトパック 」と同様、電撃作戦時の突入などを想定しています。
つまり必ずしも使い捨てではありませんが、基本的にパラシュートのような「着地してからが勝負」の装備品です。
対応する飛行スキルがありませんので、滞空時間は2Rとします。着陸態勢を取らない場合は墜落します。
その他は空中戦闘ルールに準じます。(ペナルティも変わりません。重さと月面重力とで相殺です)
つけた状態で他の方と何かやってみてもかまいませんし、ユニット持ち込み可能ですので、何かヒントを得たり、他の作業を試すのも、全体として依頼の目的に沿っていればOKです。
●NPCについて
2名が同行していますが、基本的に説明役です。
・メリンダ・ドナーティ:同盟軍から派遣。今回のデータをもとに、改良に協力できる点があれば持ち帰って提案する予定。一般人なので、テストには参加しません。
・アスタリスク:強化人間。ハンター達がどう飛ぶのか、大いに興味がある様子。
●他
何か確認事項等がありましたら、質問卓を設置してください。
ただしMSの確認期限は出発の24時間前までとなります、勝手ながらご了承くださいませ。
マスターより
月面基地よりこんにちは。樹シロカです。
お待たせしました、生身用の飛行アイテムの開発シナリオです。
じゃんじゃん飛んでください。
尚、危険フラグは、「参加PC様が怪我上等ならお好きなテストをどうぞ」という意味です。
ただし他の参加PCのプレイングに影響する場合は、マスタリングの可能性があります。ご了承くださいませ。
また「プロト・イカロス」の実装までには、少なくとももう一段階必要になります。
今回のテストを成功させれば、早い実装が期待できるでしょう。
皆様のご参加、お待ちしております!
お待たせしました、生身用の飛行アイテムの開発シナリオです。
じゃんじゃん飛んでください。
尚、危険フラグは、「参加PC様が怪我上等ならお好きなテストをどうぞ」という意味です。
ただし他の参加PCのプレイングに影響する場合は、マスタリングの可能性があります。ご了承くださいませ。
また「プロト・イカロス」の実装までには、少なくとももう一段階必要になります。
今回のテストを成功させれば、早い実装が期待できるでしょう。
皆様のご参加、お待ちしております!
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/12/19 01:22
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/12/04 20:22:45 |
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相談卓 シェラリンデ(ka3332) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2017/12/07 22:41:21 |