ゲスト
(ka0000)
【東幕】蠢動の発芽
マスター:葉槻

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- ユニット参加人数
- 現在18 / 0~25
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/12/06 22:00
- リプレイ完成予定
- 2017/12/20 22:00
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●呉越同舟
「街道の警備を強化したとか?」
足柄天晴(あしがら てんせい)から朝議の結果を受け取った立花院 紫草(kz0126)は「えぇ」と静かに頷いた。
実のところ、恵土城の防御強化に対する嘆願書も仮城主である大平正頼(おおたいら まさより)から幕府へと持ち込まれているが、これに関しては紫草は待ったをかけている状態だった。
それというのも『恵土城下の件に関しては陰陽寮に任せる』と紫草が非公式とはいえ回答してしまったからに他ならない。
「恵土城そのものの強化に関しての素案はそちらに」
「では、拝見致しましょう」
蛇腹に折られた書に目を通す。
暫しの沈黙が大広間に下りる。
「……分かりました。恵土城にはこちらかも文を飛ばしておきます。……しかし、いいのですか?」
提案として書かれていたのは、陰陽寮から結界術に長けた符術師を20人派遣し、恵土城地下の結界を強化し、龍脈を活性化させようという物だった。
「恵土城は守りの要。あそこを失えばまた歪虚の北上を許すこととなりましょう。それだけは、ならぬ」
朝廷と幕府。スメラギ(kz0158)を挟んで立場の違う二人だが、互いにこのエトファリカという広大な国土を守ろうとする思いは変わりない。
長期に渡る歪虚との戦いの中にあっても、私利私欲に走る者が消えなかった政治の世界で、高潔なままその立場を守り続けてきたのがこの二人だったと言っても過言ではない。
ゆえに、ある意味において紫草は天晴を認めていたし、恐れてもいた。
(……そう、貴方ならこういう手を打ってくるだろうことは分かっていましたよ)
そして、自分がそれを了承することも天晴には分かっているのだろう。
「では、お願いします」
「あぁ、あと、1つだけ」
話しは終わったと頭を下げかけた紫草は天晴の動きを察して顔を上げた。
「はい?」
「陰陽寮の精鋭を向かわせますゆえ、暫しの間、天ノ都の守りはあなた方武家に頼らざるを得ない形になりましょう。くれぐれも頼みますぞ」
「……えぇ」
微笑む紫草を無表情のまま瞬時見つめた天晴は、深く頭を垂れ、ゆっくりと姿勢を起こすと退室していった。
(……つまり、牽制、ということですね……)
天晴を見送った紫草は小さく息を吐いた。
エトファリカ・ボードの探索に関して、幕府としてまだ公式に朝廷側に連絡を入れていない。
当然、天晴のように独自のルートから情報を得ている者もいるだろうが、基本的には表向きにしてせず“知っていることすら悟らせない”公家がいくつもいることも知っている。
そして、知っている天晴はそれを隠さず、直接紫草にそれをぶつけてきた。
恐らく嘉義城に向かう予定でいることがばれている、ということだ。
かといって完全に仁々木 正秋(kz0241)やハンターだけに任せる訳にもいかない。
天晴は左大臣という立場上天ノ都を離れられない。精鋭が出向いたところで陰陽寮、ひいては天ノ都内でのその影響力は変わらないだろう。いざとなれば彼が前に立ち指揮を執れる。
……つまり牽制では無いのだとしたら。
(……激励、ですか……相変わらず、分かりづらい)
独り晴れやかに笑うと紫草は出立に向けて動き始めた。
●暗雲の狼煙
【急募】
エトファリカ南方の恵土城にてその防衛強化に努めることとなった。
陰陽寮より派遣する20名の術師を護衛し、現地での指示に従い結界形成に助力せよ。
また、現地では歪虚の活性化の報告があり、その急襲に備えよ。
陰陽寮 足柄天晴
恵土城城下町は混乱の極みにあった。
「さあ、火を放ちなさい、人を食べなさい、罪人を許し、善人を殺しなさい」
キャラキャラと耳障りな甲高い声で嗤う歪虚が、他の歪虚達をけしかけていた。
ガリリ、と音を立てて黒い飴玉のような物を食べると、再び恍惚の笑みを浮かべ、赤い番傘を翻す。
その、歪虚の前に、独りの小さな老侍が刀一つで立ち向かっている。
「……あらぁ? どうしたのぉ? おじーちゃん」
「…………」
老侍は何も語らず、低く腰を落とす。
鋭い眼光は歪虚をひたと見つめ、そして――
-※-※-※-
■解説
【注意・補足】
・ユニット可ですが、依頼の都合上生物系ユニット推奨とさせて頂きます。
CAMやゴーレムなどは木造建築物ばかりの市街戦となりますので、動き方によっては判定の結果、デメリットが強く出る可能性があります。
ただし、あなた達が当初受けた依頼としては『防衛強化の為』が主目的であったため、RPのひとつとして禁止することはしません。
・OP●呉越同舟はPL情報となります。
恵土城城下町の様子やキメラ・餓鬼などの描写に関しては、過去の依頼を参照して下さい。
凶兆の産声 http://www.wtrpg10.com/scenario/detail/8658
【東幕】鳴動の予兆 http://www.wtrpg10.com/scenario/detail/8718
・同行NPC不在の為、質問にはお答え出来ません。
・戦場詳細については、【東幕】連動ページ(http://www.wtrpg10.com/event/cp040/opening)より特設ページをご覧下さい。
-※-※-※-
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●呉越同舟
「街道の警備を強化したとか?」
足柄天晴(あしがら てんせい)から朝議の結果を受け取った立花院 紫草(kz0126)は「えぇ」と静かに頷いた。
実のところ、恵土城の防御強化に対する嘆願書も仮城主である大平正頼(おおたいら まさより)から幕府へと持ち込まれているが、これに関しては紫草は待ったをかけている状態だった。
それというのも『恵土城下の件に関しては陰陽寮に任せる』と紫草が非公式とはいえ回答してしまったからに他ならない。
「恵土城そのものの強化に関しての素案はそちらに」
「では、拝見致しましょう」
蛇腹に折られた書に目を通す。
暫しの沈黙が大広間に下りる。
「……分かりました。恵土城にはこちらかも文を飛ばしておきます。……しかし、いいのですか?」
提案として書かれていたのは、陰陽寮から結界術に長けた符術師を20人派遣し、恵土城地下の結界を強化し、龍脈を活性化させようという物だった。
「恵土城は守りの要。あそこを失えばまた歪虚の北上を許すこととなりましょう。それだけは、ならぬ」
朝廷と幕府。スメラギ(kz0158)を挟んで立場の違う二人だが、互いにこのエトファリカという広大な国土を守ろうとする思いは変わりない。
長期に渡る歪虚との戦いの中にあっても、私利私欲に走る者が消えなかった政治の世界で、高潔なままその立場を守り続けてきたのがこの二人だったと言っても過言ではない。
ゆえに、ある意味において紫草は天晴を認めていたし、恐れてもいた。
(……そう、貴方ならこういう手を打ってくるだろうことは分かっていましたよ)
そして、自分がそれを了承することも天晴には分かっているのだろう。
「では、お願いします」
「あぁ、あと、1つだけ」
話しは終わったと頭を下げかけた紫草は天晴の動きを察して顔を上げた。
「はい?」
「陰陽寮の精鋭を向かわせますゆえ、暫しの間、天ノ都の守りはあなた方武家に頼らざるを得ない形になりましょう。くれぐれも頼みますぞ」
「……えぇ」
微笑む紫草を無表情のまま瞬時見つめた天晴は、深く頭を垂れ、ゆっくりと姿勢を起こすと退室していった。
(……つまり、牽制、ということですね……)
天晴を見送った紫草は小さく息を吐いた。
エトファリカ・ボードの探索に関して、幕府としてまだ公式に朝廷側に連絡を入れていない。
当然、天晴のように独自のルートから情報を得ている者もいるだろうが、基本的には表向きにしてせず“知っていることすら悟らせない”公家がいくつもいることも知っている。
そして、知っている天晴はそれを隠さず、直接紫草にそれをぶつけてきた。
恐らく嘉義城に向かう予定でいることがばれている、ということだ。
かといって完全に仁々木 正秋(kz0241)やハンターだけに任せる訳にもいかない。
天晴は左大臣という立場上天ノ都を離れられない。精鋭が出向いたところで陰陽寮、ひいては天ノ都内でのその影響力は変わらないだろう。いざとなれば彼が前に立ち指揮を執れる。
……つまり牽制では無いのだとしたら。
(……激励、ですか……相変わらず、分かりづらい)
独り晴れやかに笑うと紫草は出立に向けて動き始めた。
●暗雲の狼煙
【急募】
エトファリカ南方の恵土城にてその防衛強化に努めることとなった。
陰陽寮より派遣する20名の術師を護衛し、現地での指示に従い結界形成に助力せよ。
また、現地では歪虚の活性化の報告があり、その急襲に備えよ。
陰陽寮 足柄天晴
恵土城城下町は混乱の極みにあった。
「さあ、火を放ちなさい、人を食べなさい、罪人を許し、善人を殺しなさい」
キャラキャラと耳障りな甲高い声で嗤う歪虚が、他の歪虚達をけしかけていた。
ガリリ、と音を立てて黒い飴玉のような物を食べると、再び恍惚の笑みを浮かべ、赤い番傘を翻す。
その、歪虚の前に、独りの小さな老侍が刀一つで立ち向かっている。
「……あらぁ? どうしたのぉ? おじーちゃん」
「…………」
老侍は何も語らず、低く腰を落とす。
鋭い眼光は歪虚をひたと見つめ、そして――
-※-※-※-
■解説
【注意・補足】
・ユニット可ですが、依頼の都合上生物系ユニット推奨とさせて頂きます。
CAMやゴーレムなどは木造建築物ばかりの市街戦となりますので、動き方によっては判定の結果、デメリットが強く出る可能性があります。
ただし、あなた達が当初受けた依頼としては『防衛強化の為』が主目的であったため、RPのひとつとして禁止することはしません。
・OP●呉越同舟はPL情報となります。
恵土城城下町の様子やキメラ・餓鬼などの描写に関しては、過去の依頼を参照して下さい。
凶兆の産声 http://www.wtrpg10.com/scenario/detail/8658
【東幕】鳴動の予兆 http://www.wtrpg10.com/scenario/detail/8718
・同行NPC不在の為、質問にはお答え出来ません。
・戦場詳細については、【東幕】連動ページ(http://www.wtrpg10.com/event/cp040/opening)より特設ページをご覧下さい。
-※-※-※-
解説
【目的】
襲撃されている恵土城ならびに城下町、人々を守る
【状況】
恵土城の防衛強化の依頼を受け、片道5日の陸路の旅を経て恵土城を目に捉えたあなた達は、城下町から火の手が上がっているのを発見する。
あなた達は歪虚から恵土城、城下町、そして人々を守り、敵を撃退しなければならない。
【味方戦力】
・符術師(20名)
放って置いても推奨行動3で勝手に最善の動きを取りますが、指示もプレイングにて可。
・老侍
OPで赤い番傘の歪虚に独り立ち向かっている小さな老人。
※PL情報:恵土城仮城主の大平正頼。他にも部下の侍達(非覚醒者)20名が推奨行動1で戦っている。
【推奨行動一覧】
1.歪虚討伐(危険度:中)
歪虚達は南側から攻め入り、城には興味を示さず、東西からまっすぐに城下町を目指し北上している。
ハンター達の到着時、既に町の1/4の家屋から火の手があがり、歪虚達が暴れている。
・キメラ 30体以上
サイズ2 移動力1~4 口から火を吐くがこの火は延焼しない。外を逃げる人々を優先して喰らう。
逆らう者に牙と爪で襲いかかり、翼を使って空へと逃げる。一体一体が独立して動き、頭は良く体力が高い。
・餓鬼 50体以上
サイズ1 移動力1~2 口から火を吐くがこの火は延焼しない。動くものなら何でも喰らう。
手にたいまつを持っており、これを放つ事で火事を引き起こしている。
家へと入っては人を襲っている。集団で一体を襲うこともある。頭はさほど良くないが臆病ですばしっこい。
2.歪虚撃退(危険度:高)
南側の畑の畦道で老侍と対峙している。
・赤い番傘の歪虚
サイズ1 移動力? 酷く顔色の悪い鬼のようなツノを持つ歪虚。甲高い声が癪に障る。
能力は不明。
※PL情報:キメラが半数以上討伐されたり、不利になったと判断したら逃亡します。
3.避難誘導、鎮火援助など(危険度:中~小)
1と2以外をメインに動きたい人向け。
襲撃されている恵土城ならびに城下町、人々を守る
【状況】
恵土城の防衛強化の依頼を受け、片道5日の陸路の旅を経て恵土城を目に捉えたあなた達は、城下町から火の手が上がっているのを発見する。
あなた達は歪虚から恵土城、城下町、そして人々を守り、敵を撃退しなければならない。
【味方戦力】
・符術師(20名)
放って置いても推奨行動3で勝手に最善の動きを取りますが、指示もプレイングにて可。
・老侍
OPで赤い番傘の歪虚に独り立ち向かっている小さな老人。
※PL情報:恵土城仮城主の大平正頼。他にも部下の侍達(非覚醒者)20名が推奨行動1で戦っている。
【推奨行動一覧】
1.歪虚討伐(危険度:中)
歪虚達は南側から攻め入り、城には興味を示さず、東西からまっすぐに城下町を目指し北上している。
ハンター達の到着時、既に町の1/4の家屋から火の手があがり、歪虚達が暴れている。
・キメラ 30体以上
サイズ2 移動力1~4 口から火を吐くがこの火は延焼しない。外を逃げる人々を優先して喰らう。
逆らう者に牙と爪で襲いかかり、翼を使って空へと逃げる。一体一体が独立して動き、頭は良く体力が高い。
・餓鬼 50体以上
サイズ1 移動力1~2 口から火を吐くがこの火は延焼しない。動くものなら何でも喰らう。
手にたいまつを持っており、これを放つ事で火事を引き起こしている。
家へと入っては人を襲っている。集団で一体を襲うこともある。頭はさほど良くないが臆病ですばしっこい。
2.歪虚撃退(危険度:高)
南側の畑の畦道で老侍と対峙している。
・赤い番傘の歪虚
サイズ1 移動力? 酷く顔色の悪い鬼のようなツノを持つ歪虚。甲高い声が癪に障る。
能力は不明。
※PL情報:キメラが半数以上討伐されたり、不利になったと判断したら逃亡します。
3.避難誘導、鎮火援助など(危険度:中~小)
1と2以外をメインに動きたい人向け。
マスターより
初めまして、もしくは、またお目にかかれて光栄です。葉槻(はづき)と申します。
恵土城城下町が大炎上です。どうか皆さんの力と連係プレイで1人でも多くの民を、一つでも多くの家屋を救ってあげて下さい。
なおここ最近のジスー様との激戦に疲れ果てたので、申し訳ありませんが、EXです。
その分より良いリプレイがお返し出来るよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは定例文となりますが、白紙は描写出来ません。
あなたらしいプレイングの到着をお待ちしております。
恵土城城下町が大炎上です。どうか皆さんの力と連係プレイで1人でも多くの民を、一つでも多くの家屋を救ってあげて下さい。
なおここ最近のジスー様との激戦に疲れ果てたので、申し訳ありませんが、EXです。
その分より良いリプレイがお返し出来るよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは定例文となりますが、白紙は描写出来ません。
あなたらしいプレイングの到着をお待ちしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/12/26 06:50
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
相談所 エヴァンス・カルヴィ(ka0639) 人間(クリムゾンウェスト)|29才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2017/12/06 11:30:59 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/12/05 04:51:14 |