ゲスト
(ka0000)
【CF】龍園より愛を込めて~準備編~
マスター:鮎川 渓

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 3~6人
- ユニット参加人数
- 現在6 / 0~6
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/12/12 09:00
- リプレイ完成予定
- 2017/12/26 09:00
オープニング
●
辺境よりさらに北に位置する北方王国。
国土の大半を雪と氷に覆われ、時折顔を覗かす大地は緑に乏しい荒野ばかり。負のマテリアルに汚染された場所も多く、雑魔の出現は当然のこと、強欲竜の残党も絶えたわけではない。
そんな過酷な環境下で生きる龍園の人々を護るのは、青きワイバーンを駆る勇敢な龍騎士隊だ。龍騎士達を束ねる当代の隊長は弱冠18歳。物腰柔らかだが、いざ戦場に立てば最前線を担い、強大な竜にも臆することなく大剣を振るう。また、歳相応に柔軟な思考の持ち主で、開かれた龍園を目指し西方との交流も精力的に行っている。
その龍騎士隊隊長・シャンカラ(kz0226)は、今――龍園ハンターオフィスにいた。
「サーヴィくーん。もうすぐ『くりすます』なんだってさー」
カウンターに上半身を預けるように突っ伏して(つまりとてもだらけた格好で)、顔だけサヴィトゥール(kz0228)に向けて言う。
この寒さのため、オフィスを訪う者もない。他の職員を休憩に出し、ひとりカウンターの内側で作業していたサヴィトゥールは、幼馴染のだらしない姿にぴくりと眉を動かす。
けれど隊長のシャンカラがこれだけ暇そうにしているということは、今現在龍園一帯が平和な証拠。そう思い直してか、サヴィトゥールは小言を飲み込み、億劫そうに視線を投げて寄越した。
「……は? クリスマス?」
「そう、サヴィ君はクリスマスって知ってる?」
「……確か、リアルブルーの行事だったように思うが……」
幼馴染の返答に、シャンカラは思わず嬉しくなり、
「スゴイ! やっぱり知ってるんだ、サヴィ君!!」
ガバッと身を起こして拍手をする。けれどサヴィトゥールは何故かやや眉を顰めた。それでもシャンカラは構わず声を弾ませる。
「ね、僕達でやろうよ、龍園初のクリスマス!」
「……は?」
「僕がもみの木取りに行ってくるから、サヴィ君は飾りの準備とかお願いね!」
「あ、いや、待て」
「大丈夫、大丈夫! ちゃんと訓練も兼ねて龍騎士達も連れて行くし、ハンターさんのご助力ももらっちゃうつもりだから!!」
現在龍園は、龍鉱石によってお金を得ている。
しかしながら、龍園に住まう人々は今まで通りの質素で、必要な物があれば物々交換で済ませてしまうため、お金を使うという文化がほぼ途絶えている。
そのため、ハンターオフィスを通じ、新しい龍園以外の文化や便利道具などを購入し、取り入れる事で金銭を使い、また生活に潤いを持たせようという動きが出ていた。
その主な使い道の一つが、ハンターとの交流だった。
彼らは新しい風。こちらの文化を理解しようと努め、彼らの文化を少しずつ取り入れて貰おうと歩み寄ってくれる。
多少のいざこざはあったものの、ハンターオフィスが出来てからおおよそ半年。龍園とハンターとの交流は上手く行っているといっていいだろう。
シャンカラが聞きかじった情報では、クリスマスとは雪景色に良く似合う行事らしい。それなら、雪と氷には事欠かないここ龍園で行えば、ハンター達に喜んで貰えるのではないか。そう思ったシャンカラは、矢も盾も堪らない勢いで立ち上がる。
「じゃー、ちょっと行ってくるねー!!」
「おいシャンカラ」
サヴィトゥールは呼び止めようと腕を伸ばしたが、頭の中は既にクリスマスの計画でいっぱいのシャンカラは気付かない。外套を翻し、いそいそと駆け去った。
●
「ようこそお集りくださいました」
そうして集まったハンター達を前に、シャンカラは笑顔で一礼した。その後ろで、5人の新米龍騎士達も揃って頭を下げる。
「全員お揃いですね? では早速、広場に飾るツリー用の木を調達しに行きましょう」
龍園は北方王国の北側にあり、木を調達するにはずっと南下して行かなければならない。けれど、真冬の雪深い北方の大地を長距離移動するのは非常に困難だ。そこで、空を往くことになっていた。ハンター達もそれぞれワイバーンかグリフォンを同行している。
そこでひとりのハンターが、相棒の翼を撫でつつ首を傾げた。
「でも、もみの木をここまで持ち帰るって……伐った木をロープで括って、この子達が協力して引っ張って飛ぶとしても、ちょっと無理があるんじゃ?」
「ご安心ください」
シャンカラが指笛を高く鳴らすと、灰色の空からたちまち6頭の飛龍が舞い降りてきた。その6頭は、ハンター達がソサエティから貸与されるワイバーンよりも一回り大きく、見るからに屈強な身体つきをしている。龍騎士隊の飛龍の中でも、物資や人の輸送に特化した特別な飛龍なのだとシャンカラは説明した。余程の巨木でなければこの6頭で運べるだろうと。
「けれど僕達は、肝心のクリスマスツリーを実際に見たことがなくて……どういった木を選べばいいのかが分からないんです。是非一緒に選んでいただけないでしょうか?」
そういうことならと、ハンター達は首肯した。
ハンター達はそれぞれの相棒に、龍騎士達は6頭の飛龍に跨り、南へ向け飛び立った。
辺境よりさらに北に位置する北方王国。
国土の大半を雪と氷に覆われ、時折顔を覗かす大地は緑に乏しい荒野ばかり。負のマテリアルに汚染された場所も多く、雑魔の出現は当然のこと、強欲竜の残党も絶えたわけではない。
そんな過酷な環境下で生きる龍園の人々を護るのは、青きワイバーンを駆る勇敢な龍騎士隊だ。龍騎士達を束ねる当代の隊長は弱冠18歳。物腰柔らかだが、いざ戦場に立てば最前線を担い、強大な竜にも臆することなく大剣を振るう。また、歳相応に柔軟な思考の持ち主で、開かれた龍園を目指し西方との交流も精力的に行っている。
その龍騎士隊隊長・シャンカラ(kz0226)は、今――龍園ハンターオフィスにいた。
「サーヴィくーん。もうすぐ『くりすます』なんだってさー」
カウンターに上半身を預けるように突っ伏して(つまりとてもだらけた格好で)、顔だけサヴィトゥール(kz0228)に向けて言う。
この寒さのため、オフィスを訪う者もない。他の職員を休憩に出し、ひとりカウンターの内側で作業していたサヴィトゥールは、幼馴染のだらしない姿にぴくりと眉を動かす。
けれど隊長のシャンカラがこれだけ暇そうにしているということは、今現在龍園一帯が平和な証拠。そう思い直してか、サヴィトゥールは小言を飲み込み、億劫そうに視線を投げて寄越した。
「……は? クリスマス?」
「そう、サヴィ君はクリスマスって知ってる?」
「……確か、リアルブルーの行事だったように思うが……」
幼馴染の返答に、シャンカラは思わず嬉しくなり、
「スゴイ! やっぱり知ってるんだ、サヴィ君!!」
ガバッと身を起こして拍手をする。けれどサヴィトゥールは何故かやや眉を顰めた。それでもシャンカラは構わず声を弾ませる。
「ね、僕達でやろうよ、龍園初のクリスマス!」
「……は?」
「僕がもみの木取りに行ってくるから、サヴィ君は飾りの準備とかお願いね!」
「あ、いや、待て」
「大丈夫、大丈夫! ちゃんと訓練も兼ねて龍騎士達も連れて行くし、ハンターさんのご助力ももらっちゃうつもりだから!!」
現在龍園は、龍鉱石によってお金を得ている。
しかしながら、龍園に住まう人々は今まで通りの質素で、必要な物があれば物々交換で済ませてしまうため、お金を使うという文化がほぼ途絶えている。
そのため、ハンターオフィスを通じ、新しい龍園以外の文化や便利道具などを購入し、取り入れる事で金銭を使い、また生活に潤いを持たせようという動きが出ていた。
その主な使い道の一つが、ハンターとの交流だった。
彼らは新しい風。こちらの文化を理解しようと努め、彼らの文化を少しずつ取り入れて貰おうと歩み寄ってくれる。
多少のいざこざはあったものの、ハンターオフィスが出来てからおおよそ半年。龍園とハンターとの交流は上手く行っているといっていいだろう。
シャンカラが聞きかじった情報では、クリスマスとは雪景色に良く似合う行事らしい。それなら、雪と氷には事欠かないここ龍園で行えば、ハンター達に喜んで貰えるのではないか。そう思ったシャンカラは、矢も盾も堪らない勢いで立ち上がる。
「じゃー、ちょっと行ってくるねー!!」
「おいシャンカラ」
サヴィトゥールは呼び止めようと腕を伸ばしたが、頭の中は既にクリスマスの計画でいっぱいのシャンカラは気付かない。外套を翻し、いそいそと駆け去った。
●
「ようこそお集りくださいました」
そうして集まったハンター達を前に、シャンカラは笑顔で一礼した。その後ろで、5人の新米龍騎士達も揃って頭を下げる。
「全員お揃いですね? では早速、広場に飾るツリー用の木を調達しに行きましょう」
龍園は北方王国の北側にあり、木を調達するにはずっと南下して行かなければならない。けれど、真冬の雪深い北方の大地を長距離移動するのは非常に困難だ。そこで、空を往くことになっていた。ハンター達もそれぞれワイバーンかグリフォンを同行している。
そこでひとりのハンターが、相棒の翼を撫でつつ首を傾げた。
「でも、もみの木をここまで持ち帰るって……伐った木をロープで括って、この子達が協力して引っ張って飛ぶとしても、ちょっと無理があるんじゃ?」
「ご安心ください」
シャンカラが指笛を高く鳴らすと、灰色の空からたちまち6頭の飛龍が舞い降りてきた。その6頭は、ハンター達がソサエティから貸与されるワイバーンよりも一回り大きく、見るからに屈強な身体つきをしている。龍騎士隊の飛龍の中でも、物資や人の輸送に特化した特別な飛龍なのだとシャンカラは説明した。余程の巨木でなければこの6頭で運べるだろうと。
「けれど僕達は、肝心のクリスマスツリーを実際に見たことがなくて……どういった木を選べばいいのかが分からないんです。是非一緒に選んでいただけないでしょうか?」
そういうことならと、ハンター達は首肯した。
ハンター達はそれぞれの相棒に、龍騎士達は6頭の飛龍に跨り、南へ向け飛び立った。
解説
この依頼はワイバーン・グリフォン推奨依頼です。
同行者のグリフォンキャリアーに同乗するのでも構いません。飛行手段をご用意ください。
■解説
【目的】
龍園初のクリスマスを成功させるため、広場に飾るツリーとなる木を持ち帰る
龍騎士達はクリスマスツリーを見たことがないので、どんな木が良いか一緒に選んであげてください
飾りつけの方法などは、サヴィトゥールが別のハンター達に聞き取りをしています
(葉槻SSD『【CF】龍園 de クリスマス~準備編~』)
【目的地】
龍園より遥か南の森。子供の背丈ほどのものから20mを超すものまで、様々なもみの木が生えている
【同行者】
今回龍騎士達は、輸送に特化した特別な飛龍に乗っており、伐採道具やロープなど必要な物は携行しています
・シャンカラ …龍騎士隊隊長。復路では新米騎士達を指揮し、木の運搬に徹します
・新米騎士5名…少女龍騎士・リブを始めとした5名。今回は物資輸送の訓練を兼ね同行します
【!PL情報!】
復路、鳥型の雑魔(サイズ1×20匹)の襲撃を受けます
鳥雑魔に特別な能力はなく体力も少ないですが、龍騎士達は運搬に専念するため応戦も回避もできません
ハンターの皆さんだけで凌いでください
木を運ぶ飛龍達にダメージが蓄積すると、折角ゲットした木を落としてしまい失敗となります
同行者のグリフォンキャリアーに同乗するのでも構いません。飛行手段をご用意ください。
■解説
【目的】
龍園初のクリスマスを成功させるため、広場に飾るツリーとなる木を持ち帰る
龍騎士達はクリスマスツリーを見たことがないので、どんな木が良いか一緒に選んであげてください
飾りつけの方法などは、サヴィトゥールが別のハンター達に聞き取りをしています
(葉槻SSD『【CF】龍園 de クリスマス~準備編~』)
【目的地】
龍園より遥か南の森。子供の背丈ほどのものから20mを超すものまで、様々なもみの木が生えている
【同行者】
今回龍騎士達は、輸送に特化した特別な飛龍に乗っており、伐採道具やロープなど必要な物は携行しています
・シャンカラ …龍騎士隊隊長。復路では新米騎士達を指揮し、木の運搬に徹します
・新米騎士5名…少女龍騎士・リブを始めとした5名。今回は物資輸送の訓練を兼ね同行します
【!PL情報!】
復路、鳥型の雑魔(サイズ1×20匹)の襲撃を受けます
鳥雑魔に特別な能力はなく体力も少ないですが、龍騎士達は運搬に専念するため応戦も回避もできません
ハンターの皆さんだけで凌いでください
木を運ぶ飛龍達にダメージが蓄積すると、折角ゲットした木を落としてしまい失敗となります
マスターより
鮎川と申します。
龍園で初めてのクリスマスが行われようとしています。けれど、彼らはクリスマスというものがよく分かっていません。どうぞ手を貸してあげてください。
同日公開の葉槻SSDの依頼(『【CF】龍園 de クリスマス~準備編~』)では、サヴィトゥールさん始め龍人達に「クリスマスっていうのはね」とレクチャーしてあげるほのぼの依頼。
こちらはほのぼのと見せかけて戦闘依頼です。ツリーとなる木を選び、守って、無事に龍園まで持ち帰ってください。
空中戦になれていない方の参加も歓迎です。
皆様のご参加・プレイング、心よりお待ちしております。
龍園で初めてのクリスマスが行われようとしています。けれど、彼らはクリスマスというものがよく分かっていません。どうぞ手を貸してあげてください。
同日公開の葉槻SSDの依頼(『【CF】龍園 de クリスマス~準備編~』)では、サヴィトゥールさん始め龍人達に「クリスマスっていうのはね」とレクチャーしてあげるほのぼの依頼。
こちらはほのぼのと見せかけて戦闘依頼です。ツリーとなる木を選び、守って、無事に龍園まで持ち帰ってください。
空中戦になれていない方の参加も歓迎です。
皆様のご参加・プレイング、心よりお待ちしております。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/12/24 14:40
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 トリエステ・ウェスタ(ka6908) ドラグーン|21才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2017/12/12 00:12:04 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/12/08 00:48:45 |