ゲスト
(ka0000)
【星籤】白き証聖者
マスター:赤山優牙

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在5人 / 3~5人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/12/14 07:30
- リプレイ完成予定
- 2017/12/28 07:30
オープニング
~ある日記より~
高潔な人物が世の中に居るのと同じぐらい、いや、それ以上に腐った奴がいる。
黙って見過ごせば安泰だ。だが、そんな世の中に、一体何の意味があるというのか。
●籃奈の家にて
「……思った以上に重たい話だね」
鳴月 牡丹(kz0180)が目を伏せながら言った。
強化人間である星加 籃奈(kz0247)から、“夫”の事を聞いていたのだ。
籃奈の夫は軍人だったという。それもCAM乗りだ。
当時、リアルブルーは狂気歪虚によって攻められていた。
多くのCAMパイロットが戦いの場に赴き……中には、帰って来ない者もいる。そして、それは特別な事ではなく、むしろ、戦況を鑑みれば、当たり前の事だったかもしれない。
「もう昔話よ……昔というほど、年月は経っていないけど……」
香り高いワインを口に運びながら、籃奈は言った。
白く細い脚を組み、顔にかかった髪を耳に掛ける。
「過ぎてしまえば、あっという間……幸せだった一時も……」
「ボクは結婚した事ないから、想像つかないけど」
「そうしたい相手ぐらいはいないの?」
ニヤリと笑った籃奈に牡丹はぷくっと頬を膨らませた。
男勝りだからといって、そういう恋愛事とは無縁なのかと思われたくはないみたいだ。
「い、いるよ。そりゃ……ね。ほら」
明らか目が泳いでいるのが面白くて籃奈は吹き出した。
「それより! ボクの話は終わってないよ! 仕事の話はどうなったのさ!」
「仕方ないね。牡丹の男の話は今度、じっくり聞くとして……」
バサっと机の上に置いたのは分厚い資料の数々。
その表紙には見慣れないCAMの姿が映っていた。
「私が強化人間用の装備を開発している事は知っているよね?」
「当然さ。これまでの依頼も、それに関わっていたはずだし」
「マテリアルを利用しての兵器開発は、この資料にあるCAMの為でもあるのさ」
そう言って幾つかの書類を取り出した。
まず目に飛び込んできたのは、全身が細い印象を受ける人型の姿。
オファニムとエクスシアを足して割ったような……イメージなのかもしれない。ベースカラーは白く、所々のアクセントカラーが機体の白さを際立たせていた。
「新型のCAM?」
首を傾げる牡丹に籃奈は軽く頷いた。
「コンフェッサー。それが、このCAMの名前だよ。運動能力が飛躍的に向上している影響で、強化人間か覚醒者専用を想定している新しい機体なんだ」
「どんな場面での活躍を想定しているんだい?」
その質問に研究者っぽく、いくらでも話しましょうみたいな表情で籃奈が別の書類を資料の束から取り出した。
「クラスタ型ヴォイドや強く汚染された悪状況下に先行して強行偵察あるいは威力偵察する事が最大の目的さ」
火星でのクラスタ突入時にこうしたタイプのCAMが居れば、もっと違った展開もあり得たかもしれない。
「それで、運動能力を向上させているというのか……」
「機体目的上、戦闘は主に格闘戦を想定している。かなり……自信作だよ」
他にも色々な機能がついている……という事だが、膨大な資料を牡丹は読む気になれなかった。
それよりも、手っ取り早く、CAMの事を知る方法があるからだ。
「段々、話が読めてきたよ。つまり、ボクらに“測れ”という事だね」
「戦いの事になると、本当に牡丹は勘が鋭い。その通りさ。ハンターとの模擬戦でコンフェッサーの実践評価をしたい……それが、“上層部”の考えだよ」
「良いのかい? 折角の新型、壊しちゃうかもしれないよ」
ハンターは生身でも強大な力を持つ。
中にはCAMに匹敵するという者も、あるいは、CAMに乗ると戦力ダウンしてしまうという者も居る程なのだ。
「その程度で壊れる位なら、そもそも、量産されなくていいよ」
籃奈は自信満々に答えた。
直後、部屋の扉が開く。
「やぁ、孝純君! 便所かい?」
牡丹が遠慮もなく扉から姿を現した少年に声を掛ける。
少年は眠たそうに目をこすりながら、それでも、丁寧に頭を下げた。
「はい……いってきます……」
トタトタと廊下に向かって進んでいく後ろ姿を見つめる籃奈。
亡き夫との間に生まれた大切な一人息子だ。
「考古学者になりたいんだってさ。この世界と牡丹の世界の繋がりを知りたいって」
「頭良さそうだもんね。運動神経も悪く無さそうだけど……ボクが手解きすれば、強くなれるんじゃないかな」
「夫の影響で、以前は軍人になるって言ってたから……。親としては危険な戦場ではなく学者になって欲しいよ」
未来の形は無限だ。
そして、その未来に辿り着く為に、“今”を守らなくてはならない。
後日、牡丹とハンター達は、新型CAMコンフェッサーの実践評価の為、ある試験場に集まった。
障害物も何もない。まるで闘技場のようなその場所に、コンフェッサーが6機並んでいた。
高潔な人物が世の中に居るのと同じぐらい、いや、それ以上に腐った奴がいる。
黙って見過ごせば安泰だ。だが、そんな世の中に、一体何の意味があるというのか。
●籃奈の家にて
「……思った以上に重たい話だね」
鳴月 牡丹(kz0180)が目を伏せながら言った。
強化人間である星加 籃奈(kz0247)から、“夫”の事を聞いていたのだ。
籃奈の夫は軍人だったという。それもCAM乗りだ。
当時、リアルブルーは狂気歪虚によって攻められていた。
多くのCAMパイロットが戦いの場に赴き……中には、帰って来ない者もいる。そして、それは特別な事ではなく、むしろ、戦況を鑑みれば、当たり前の事だったかもしれない。
「もう昔話よ……昔というほど、年月は経っていないけど……」
香り高いワインを口に運びながら、籃奈は言った。
白く細い脚を組み、顔にかかった髪を耳に掛ける。
「過ぎてしまえば、あっという間……幸せだった一時も……」
「ボクは結婚した事ないから、想像つかないけど」
「そうしたい相手ぐらいはいないの?」
ニヤリと笑った籃奈に牡丹はぷくっと頬を膨らませた。
男勝りだからといって、そういう恋愛事とは無縁なのかと思われたくはないみたいだ。
「い、いるよ。そりゃ……ね。ほら」
明らか目が泳いでいるのが面白くて籃奈は吹き出した。
「それより! ボクの話は終わってないよ! 仕事の話はどうなったのさ!」
「仕方ないね。牡丹の男の話は今度、じっくり聞くとして……」
バサっと机の上に置いたのは分厚い資料の数々。
その表紙には見慣れないCAMの姿が映っていた。
「私が強化人間用の装備を開発している事は知っているよね?」
「当然さ。これまでの依頼も、それに関わっていたはずだし」
「マテリアルを利用しての兵器開発は、この資料にあるCAMの為でもあるのさ」
そう言って幾つかの書類を取り出した。
まず目に飛び込んできたのは、全身が細い印象を受ける人型の姿。
オファニムとエクスシアを足して割ったような……イメージなのかもしれない。ベースカラーは白く、所々のアクセントカラーが機体の白さを際立たせていた。
「新型のCAM?」
首を傾げる牡丹に籃奈は軽く頷いた。
「コンフェッサー。それが、このCAMの名前だよ。運動能力が飛躍的に向上している影響で、強化人間か覚醒者専用を想定している新しい機体なんだ」
「どんな場面での活躍を想定しているんだい?」
その質問に研究者っぽく、いくらでも話しましょうみたいな表情で籃奈が別の書類を資料の束から取り出した。
「クラスタ型ヴォイドや強く汚染された悪状況下に先行して強行偵察あるいは威力偵察する事が最大の目的さ」
火星でのクラスタ突入時にこうしたタイプのCAMが居れば、もっと違った展開もあり得たかもしれない。
「それで、運動能力を向上させているというのか……」
「機体目的上、戦闘は主に格闘戦を想定している。かなり……自信作だよ」
他にも色々な機能がついている……という事だが、膨大な資料を牡丹は読む気になれなかった。
それよりも、手っ取り早く、CAMの事を知る方法があるからだ。
「段々、話が読めてきたよ。つまり、ボクらに“測れ”という事だね」
「戦いの事になると、本当に牡丹は勘が鋭い。その通りさ。ハンターとの模擬戦でコンフェッサーの実践評価をしたい……それが、“上層部”の考えだよ」
「良いのかい? 折角の新型、壊しちゃうかもしれないよ」
ハンターは生身でも強大な力を持つ。
中にはCAMに匹敵するという者も、あるいは、CAMに乗ると戦力ダウンしてしまうという者も居る程なのだ。
「その程度で壊れる位なら、そもそも、量産されなくていいよ」
籃奈は自信満々に答えた。
直後、部屋の扉が開く。
「やぁ、孝純君! 便所かい?」
牡丹が遠慮もなく扉から姿を現した少年に声を掛ける。
少年は眠たそうに目をこすりながら、それでも、丁寧に頭を下げた。
「はい……いってきます……」
トタトタと廊下に向かって進んでいく後ろ姿を見つめる籃奈。
亡き夫との間に生まれた大切な一人息子だ。
「考古学者になりたいんだってさ。この世界と牡丹の世界の繋がりを知りたいって」
「頭良さそうだもんね。運動神経も悪く無さそうだけど……ボクが手解きすれば、強くなれるんじゃないかな」
「夫の影響で、以前は軍人になるって言ってたから……。親としては危険な戦場ではなく学者になって欲しいよ」
未来の形は無限だ。
そして、その未来に辿り着く為に、“今”を守らなくてはならない。
後日、牡丹とハンター達は、新型CAMコンフェッサーの実践評価の為、ある試験場に集まった。
障害物も何もない。まるで闘技場のようなその場所に、コンフェッサーが6機並んでいた。
解説
●目的
コンフェッサーの実践評価
●内容
コンフェッサーとの模擬戦を行い実践評価に必要な情報を揃える
●コンフェッサー 6機
強化人間である星加籃奈の研究所で試作されている新型CAM
ハンター達に事前に知らされている能力は以下の通り
・悪状況下における先行威力偵察あるいは強行偵察を目的とする機体
・オファニムとエクスシアを足して割ったような姿形
・射撃戦は出来ない事はないが、格闘戦や運動能力に秀でている
・格闘戦をフォローする能力(スキル)を持つ
・魔法的な能力(スキル)を持つが詳細は明らかにされていない
・機体目的上、単機ではなく、少数複数機での運用を想定されている
●NPC
鳴月 牡丹(kz0180)
『女将軍』と呼ばれる東方の武将。強い。
CAMに乗ると弱くなるパターン……というか、多分、操縦席を破壊してしまうと思う。
星加 籃奈(kz0247)
強化人間であり、兵器開発の研究員でもある。
今回はコンフェッサーの実践評価の為、自らもコンフェッサーに乗り込み、模擬戦で対峙する事になる。
強化人間達
軍人や研究員らを含む強化人間。
模擬戦の為に召集されている。CAMはそこそこに操縦できる訓練を受けている。
●試験場
裸地がどこまでも続く演習場。
演習開始時、双方は50スクエア離れているものとする。
ハンター達は生身ではあるが、騎乗類は許可されている。
●その他
質問卓は設置しますが、コンフェッサーの能力についての細かい質問に関しては、答えない場合もあります。
コンフェッサーの実践評価
●内容
コンフェッサーとの模擬戦を行い実践評価に必要な情報を揃える
●コンフェッサー 6機
強化人間である星加籃奈の研究所で試作されている新型CAM
ハンター達に事前に知らされている能力は以下の通り
・悪状況下における先行威力偵察あるいは強行偵察を目的とする機体
・オファニムとエクスシアを足して割ったような姿形
・射撃戦は出来ない事はないが、格闘戦や運動能力に秀でている
・格闘戦をフォローする能力(スキル)を持つ
・魔法的な能力(スキル)を持つが詳細は明らかにされていない
・機体目的上、単機ではなく、少数複数機での運用を想定されている
●NPC
鳴月 牡丹(kz0180)
『女将軍』と呼ばれる東方の武将。強い。
CAMに乗ると弱くなるパターン……というか、多分、操縦席を破壊してしまうと思う。
星加 籃奈(kz0247)
強化人間であり、兵器開発の研究員でもある。
今回はコンフェッサーの実践評価の為、自らもコンフェッサーに乗り込み、模擬戦で対峙する事になる。
強化人間達
軍人や研究員らを含む強化人間。
模擬戦の為に召集されている。CAMはそこそこに操縦できる訓練を受けている。
●試験場
裸地がどこまでも続く演習場。
演習開始時、双方は50スクエア離れているものとする。
ハンター達は生身ではあるが、騎乗類は許可されている。
●その他
質問卓は設置しますが、コンフェッサーの能力についての細かい質問に関しては、答えない場合もあります。
マスターより
●挨拶
おはようございます! AdivMSの赤山です。
【星籤】タグは、今年秋どさでの「クラゲー星まつり」にて申請されたアイテムやユニットの開発等シナリオに関連するタグです。
この度、縁あって、コンフェッサーの開発シナリオをリリースさせて頂きます。
前後半2話を想定しており、今回は前半話となります。
●攻略のヒント
漠然と戦うより、目的を持って臨んでいただければと思います! なお、CAMを壊しちゃっても達成度は下がりません!
おはようございます! AdivMSの赤山です。
【星籤】タグは、今年秋どさでの「クラゲー星まつり」にて申請されたアイテムやユニットの開発等シナリオに関連するタグです。
この度、縁あって、コンフェッサーの開発シナリオをリリースさせて頂きます。
前後半2話を想定しており、今回は前半話となります。
●攻略のヒント
漠然と戦うより、目的を持って臨んでいただければと思います! なお、CAMを壊しちゃっても達成度は下がりません!
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/12/18 15:56
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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作戦相談・提案・宣言卓 ミリア・ラスティソード(ka1287) 人間(クリムゾンウェスト)|20才|女性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2017/12/13 23:23:42 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/12/08 22:54:39 |
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【質問用】ミーティング 龍崎・カズマ(ka0178) 人間(リアルブルー)|20才|男性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2017/12/12 09:38:43 |