ゲスト
(ka0000)
審判の朝、暁の空に望む星
マスター:藤山なないろ

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
関連ユニオン
アム・シェリタ―揺籃館―- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/12/22 22:00
- リプレイ完成予定
- 2018/01/05 22:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●
「最後の最後で、我らを出し抜くか」
大公ウェルズ・クリストフ・マーロウは、その日自らの邸に居た。信頼のおける側近を通した執務室。豪奢な椅子の背の向こうに広がる街を臨みながら報告を聞く、その表情は酷く険しい。
「ヘクス・シャルシェレットは審問会直後、至急教会の特殊治療室に運ばれており、現在もそのまま治療を継続しているとのことです。奴の証言通り、おそらくあれは“負の汚染”、その影響を強く受けている様子で──」
「……“よくも、人間でいられるものだ”」
皮肉の故はわからない。だが、マーロウは遠くを見つめる眼差しのまま息を吐いた。
「国は奴に第一級の救命措置を施している、と。……あれが異端者にもかかわらず」
「はい。……また、同容疑により召喚されていた肝心のエリオット・ヴァレンタインですが、こちらは処分保留のまま釈放。当面は審問委員会の者が極秘に監視として張り付く旨の情報がありましたが」
「ふん、無駄なことを」
困惑顔の側近を一瞥し、マーロウは机上に視線を落とす。そこには、自らが新たに認めたばかりの書状。宛先は──王国、その中枢。
「あれは“限りなく灰色に近い白”だ。恐らく直接歪虚と接触してはいまいよ」
「!? それでは、なぜ先の審問で……」
──ヴァレンタインを召喚したのか?
気付いた男は、敢えてその先を問うことはしなかった。今に至る流れによって、答えは明白だからだ。エリオット・ヴァレンタインの異端審問召喚は、すべてヘクス・シャルシェレットを誘き寄せ、自白を引出し、彼を拘束することにあったのだ、と。
「あの騎士はな、黒大公に“奪われた”側の人間(貴族)だよ。──無論、私と同じとは言わんがね」
「僭越ながら……そうまでして、シャルシェレット卿をおさえる必要があったのでしょうか。いかに王家の傍流といえど……」
──訪れた沈黙は、決して短くはなく。老大公は、ややあって長い溜息をついた。
「この書状を、王城へ。あとは解るな」
●
夜、王都第三街区の酒場にその男はいた。バーカウンターの隅でウィスキーのグラスを傾けながら、周囲の話題に耳を傾けている。
「見たか、昨日の号外。すっげえ大貴族が歪虚と通じていた、とかさ」
「第六商会を取り仕切ってる奴だったんだろ? そりゃ下手に触れねえよなぁ」
「は? 何でだ?」
「馬鹿、王国で商売やりたきゃ第六商会を敵に回せねえだろ。連中は農産業にまで進出してる。ほら、ノーム、つったか?」
「あー、なぁ……。この国の主要産業は何だって話か。ま、王国民なら十分すぎるほど恩恵受けてるしな」
「結局異端審問といえど、実際王国に何か事件っつーか、被害でも出てたのか?」
「うーん? そういや、そんな話は出てねえなぁ」
話題は変わらず異端審問事件でもちきりだったが、不幸中の幸いか、あるいは“あの男の企み”であったかは定かではないが、現状はこの有様。
「……まったく、見事なものだな」
ため息一つ、呷るようにグラスの中身を飲み干したのは、王国騎士団長ゲオルギウス・グラニフ・グランフェルト。
彼は、ここまでの流れのおおよそが読めていた。教会と貴族が結託して異例の公開異端審問を開くこと。その対象がエリオットであること。そして、彼の審問が開始されれば必ずヘクスが出てくるだろうこと。それら総てをだ。
だが、審問会後の状況はゲオルギウスの想定を遥かに上回る「静けさ」だったのだ。
『清廉でないお前に、価値はない』──これは、ゲオルギウスがエリオットにかけた呪い(まじない)の一つ。
清廉であり、国のために尽くしているのなら、いつか窮地に立たされた際「必ず救われることがある」。決して本人にその意を言うことはないが、彼は言葉の裏にそんな思いを託していた。恐らくは、自分自身が「そう在れない」からこそ、余計に強く言い含めたのかもしれない。
「貴方のところのお坊ちゃんは、ほぼ無傷で帰ってきたんですってね」
「さてな。あいつ自身は無傷などとは思っておらんよ」
女主人が空いたグラスの変わりにチェイサーを差し出して笑う。
「そうかしら? もともとイメージの悪い人とか、妬まれやすい人が罪を犯すと、どうしても周りが批判的に話したり炎上しちゃうことがあるけど……“彼”の場合は、そうじゃなかった。少なくとも、こんな所で働いてるあたしが聞いてる限りは、みんな“彼”に同情的だわ。良かったわね、って……言えるかは解らないけど」
審問の場においてエリオットの発言はごく僅かだった。
『――無論、知っていた。その上で、必要と思われる情報を入手した。それが、国のため出来得る最善だったからだ』
『此度の一連の疑惑、総ては俺の独断で――』
審問後、拘束を解かれ釈放されたエリオットに対し、世論の流れは大きく一つ。これまでの功績と相俟って、およそ同情的な意見が広がっているというのが過半数だろうとみられている。
「公開審問で議場に民を引き入れたのは連中の失策だな。あれの愚直に過ぎる表情と言葉を直接浴びようものなら、民心にすら“義”が揺り戻る。……全く恐ろしい兵器よ」
「あら、貴方が“義”とか言っちゃうわけ? 彼に影響されたのかしら」
「抜かせ、此方は酷い目に遭わされた」
悪態ついでに貨幣数枚を残し、老騎士は夜の街へと消えていった。
●
「……ヘクス・シャルシェレットに、面会を願いたい」
「出来ん。だが、もし可能な状態であったとしても、貴様だけはここを通さんだろうな」
「せめて、あいつの容態を教えてはくれないか」
「ならん。何度繰り返そうと無駄だ」
「頼む、この通りだ」
「……どうか帰ってくれ。俺だってなぁ、“そんな様子のあんたを見るのは、耐え難い”んだよ」
ヘクスが教会の特殊療養室に収容されてから数日。エリオットは彼に会うことはおろか、容態すら把握できない状況が続いている。騎士団からの謹慎処分という名目の自宅待機命令を受けているが、それを無視することは織り込み済みなのだろう。
青年が外に出れば、同時に二、三の影も動く。命令があり、重ねて監視の目もあると理解しながら、それでもなお“そこ”へ行く足を止められなかった。
第一街区、ヴァレンタイン別邸前で待ち受けていたのは目立つ赤い女──鬼の頭領、アカシラだった。
「隊長サンよ、命令無視してどこ行ってたんだい?」
「お前、どうしてここへ──」
しかし目が合った途端、アカシラは青年に詰め寄り、その頬を張ったのだ。
「時化たツラしてんじゃないよ」
「……悪かった」
「それ。アンタの指揮したメフィスト決戦、本体の大蜘蛛相手に黒の隊の──アタシの部下が大勢死んだことかい?」
視線がぶつかり合い、殺し合いでも始めようかというほど空気が張り詰める。けれど。
「団長の使いだよ。読みな。んで、さっさと支度するこったね」
去り行く女の背中を見送り、手紙の封を開ける。書かれていた文面に青年はただただ目を伏せた──。
●
「最後の最後で、我らを出し抜くか」
大公ウェルズ・クリストフ・マーロウは、その日自らの邸に居た。信頼のおける側近を通した執務室。豪奢な椅子の背の向こうに広がる街を臨みながら報告を聞く、その表情は酷く険しい。
「ヘクス・シャルシェレットは審問会直後、至急教会の特殊治療室に運ばれており、現在もそのまま治療を継続しているとのことです。奴の証言通り、おそらくあれは“負の汚染”、その影響を強く受けている様子で──」
「……“よくも、人間でいられるものだ”」
皮肉の故はわからない。だが、マーロウは遠くを見つめる眼差しのまま息を吐いた。
「国は奴に第一級の救命措置を施している、と。……あれが異端者にもかかわらず」
「はい。……また、同容疑により召喚されていた肝心のエリオット・ヴァレンタインですが、こちらは処分保留のまま釈放。当面は審問委員会の者が極秘に監視として張り付く旨の情報がありましたが」
「ふん、無駄なことを」
困惑顔の側近を一瞥し、マーロウは机上に視線を落とす。そこには、自らが新たに認めたばかりの書状。宛先は──王国、その中枢。
「あれは“限りなく灰色に近い白”だ。恐らく直接歪虚と接触してはいまいよ」
「!? それでは、なぜ先の審問で……」
──ヴァレンタインを召喚したのか?
気付いた男は、敢えてその先を問うことはしなかった。今に至る流れによって、答えは明白だからだ。エリオット・ヴァレンタインの異端審問召喚は、すべてヘクス・シャルシェレットを誘き寄せ、自白を引出し、彼を拘束することにあったのだ、と。
「あの騎士はな、黒大公に“奪われた”側の人間(貴族)だよ。──無論、私と同じとは言わんがね」
「僭越ながら……そうまでして、シャルシェレット卿をおさえる必要があったのでしょうか。いかに王家の傍流といえど……」
──訪れた沈黙は、決して短くはなく。老大公は、ややあって長い溜息をついた。
「この書状を、王城へ。あとは解るな」
●
夜、王都第三街区の酒場にその男はいた。バーカウンターの隅でウィスキーのグラスを傾けながら、周囲の話題に耳を傾けている。
「見たか、昨日の号外。すっげえ大貴族が歪虚と通じていた、とかさ」
「第六商会を取り仕切ってる奴だったんだろ? そりゃ下手に触れねえよなぁ」
「は? 何でだ?」
「馬鹿、王国で商売やりたきゃ第六商会を敵に回せねえだろ。連中は農産業にまで進出してる。ほら、ノーム、つったか?」
「あー、なぁ……。この国の主要産業は何だって話か。ま、王国民なら十分すぎるほど恩恵受けてるしな」
「結局異端審問といえど、実際王国に何か事件っつーか、被害でも出てたのか?」
「うーん? そういや、そんな話は出てねえなぁ」
話題は変わらず異端審問事件でもちきりだったが、不幸中の幸いか、あるいは“あの男の企み”であったかは定かではないが、現状はこの有様。
「……まったく、見事なものだな」
ため息一つ、呷るようにグラスの中身を飲み干したのは、王国騎士団長ゲオルギウス・グラニフ・グランフェルト。
彼は、ここまでの流れのおおよそが読めていた。教会と貴族が結託して異例の公開異端審問を開くこと。その対象がエリオットであること。そして、彼の審問が開始されれば必ずヘクスが出てくるだろうこと。それら総てをだ。
だが、審問会後の状況はゲオルギウスの想定を遥かに上回る「静けさ」だったのだ。
『清廉でないお前に、価値はない』──これは、ゲオルギウスがエリオットにかけた呪い(まじない)の一つ。
清廉であり、国のために尽くしているのなら、いつか窮地に立たされた際「必ず救われることがある」。決して本人にその意を言うことはないが、彼は言葉の裏にそんな思いを託していた。恐らくは、自分自身が「そう在れない」からこそ、余計に強く言い含めたのかもしれない。
「貴方のところのお坊ちゃんは、ほぼ無傷で帰ってきたんですってね」
「さてな。あいつ自身は無傷などとは思っておらんよ」
女主人が空いたグラスの変わりにチェイサーを差し出して笑う。
「そうかしら? もともとイメージの悪い人とか、妬まれやすい人が罪を犯すと、どうしても周りが批判的に話したり炎上しちゃうことがあるけど……“彼”の場合は、そうじゃなかった。少なくとも、こんな所で働いてるあたしが聞いてる限りは、みんな“彼”に同情的だわ。良かったわね、って……言えるかは解らないけど」
審問の場においてエリオットの発言はごく僅かだった。
『――無論、知っていた。その上で、必要と思われる情報を入手した。それが、国のため出来得る最善だったからだ』
『此度の一連の疑惑、総ては俺の独断で――』
審問後、拘束を解かれ釈放されたエリオットに対し、世論の流れは大きく一つ。これまでの功績と相俟って、およそ同情的な意見が広がっているというのが過半数だろうとみられている。
「公開審問で議場に民を引き入れたのは連中の失策だな。あれの愚直に過ぎる表情と言葉を直接浴びようものなら、民心にすら“義”が揺り戻る。……全く恐ろしい兵器よ」
「あら、貴方が“義”とか言っちゃうわけ? 彼に影響されたのかしら」
「抜かせ、此方は酷い目に遭わされた」
悪態ついでに貨幣数枚を残し、老騎士は夜の街へと消えていった。
●
「……ヘクス・シャルシェレットに、面会を願いたい」
「出来ん。だが、もし可能な状態であったとしても、貴様だけはここを通さんだろうな」
「せめて、あいつの容態を教えてはくれないか」
「ならん。何度繰り返そうと無駄だ」
「頼む、この通りだ」
「……どうか帰ってくれ。俺だってなぁ、“そんな様子のあんたを見るのは、耐え難い”んだよ」
ヘクスが教会の特殊療養室に収容されてから数日。エリオットは彼に会うことはおろか、容態すら把握できない状況が続いている。騎士団からの謹慎処分という名目の自宅待機命令を受けているが、それを無視することは織り込み済みなのだろう。
青年が外に出れば、同時に二、三の影も動く。命令があり、重ねて監視の目もあると理解しながら、それでもなお“そこ”へ行く足を止められなかった。
第一街区、ヴァレンタイン別邸前で待ち受けていたのは目立つ赤い女──鬼の頭領、アカシラだった。
「隊長サンよ、命令無視してどこ行ってたんだい?」
「お前、どうしてここへ──」
しかし目が合った途端、アカシラは青年に詰め寄り、その頬を張ったのだ。
「時化たツラしてんじゃないよ」
「……悪かった」
「それ。アンタの指揮したメフィスト決戦、本体の大蜘蛛相手に黒の隊の──アタシの部下が大勢死んだことかい?」
視線がぶつかり合い、殺し合いでも始めようかというほど空気が張り詰める。けれど。
「団長の使いだよ。読みな。んで、さっさと支度するこったね」
去り行く女の背中を見送り、手紙の封を開ける。書かれていた文面に青年はただただ目を伏せた──。
解説
王都のある一日を描いた【条件付き】フリーシナリオです。
▼条件
・【転臨】に関わられたPC様の参加を推奨
・場所は王都限定
・戦闘判定が絡むものは総て採用できません
▼目的
【審判】【王臨】【転臨】で描かれた様々な出来事を振り返り
今を見つめ、未来へと繋げること
▼概要
【転臨】エピローグノベルで語られた「異端審問会」から一週間後の出来事
王国民は、先の異端審問事件を「極力話題にしないよう」振舞っており、貴族にとってこの自体は予想外の出来事だった
これを受け、【反王国派の貴族の筆頭であるマーロウは既に内々で次の手を講じている様子】(PL情報)
一方、王国首都では第三街区にて商店街と騎士団合同のメフィスト討伐記念祭の開催が決定
※三街区商店街からの提案です
お祭りを堪能頂いても、お手伝いに回って頂いても、祭りを無視して好きなことをして頂いてもOK
事件のこれまでの状況から様々な背景をPC情報化したり
真相に関して様々な考察を行い、今後に役立つ何かを導きだすことができれば最良ですが
『皆様ご自身が何らか気持ちの整理をすることで前に進むきっかけをつくること』も
目的に合致する大事なことだと思います。
今年一年の振り返りでも、ご自身の内面の史実化でも
あなたがやりたい、興味があると思ったことを「精一杯楽しんで」ください
それが、この物語における大事なことです
●登場可能NPC
>ゲオルギウス
ダンテをはじめ赤、白、黒の隊(アカシラの配下の鬼含む)に損害を出した状況で騎士団再編に頭を抱える
昼は騎士団本部、夜は酒場
>エリオット
謹慎処分という名の自宅待機命令を受けていたが
本日は終日、社会貢献として祭りの手伝いをします
>アカシラ
鬼の頭領で黒の隊の騎士
多くの部下を失った状況
終日酒場
別に怒ってないです、戦士ですから
>ヴィオラ・フルブライト
祭りに際し三街区警邏中
登場可能
彼らはご用命がない場合リプレイに登場しません
記載のないNPCは登場しません
▼条件
・【転臨】に関わられたPC様の参加を推奨
・場所は王都限定
・戦闘判定が絡むものは総て採用できません
▼目的
【審判】【王臨】【転臨】で描かれた様々な出来事を振り返り
今を見つめ、未来へと繋げること
▼概要
【転臨】エピローグノベルで語られた「異端審問会」から一週間後の出来事
王国民は、先の異端審問事件を「極力話題にしないよう」振舞っており、貴族にとってこの自体は予想外の出来事だった
これを受け、【反王国派の貴族の筆頭であるマーロウは既に内々で次の手を講じている様子】(PL情報)
一方、王国首都では第三街区にて商店街と騎士団合同のメフィスト討伐記念祭の開催が決定
※三街区商店街からの提案です
お祭りを堪能頂いても、お手伝いに回って頂いても、祭りを無視して好きなことをして頂いてもOK
事件のこれまでの状況から様々な背景をPC情報化したり
真相に関して様々な考察を行い、今後に役立つ何かを導きだすことができれば最良ですが
『皆様ご自身が何らか気持ちの整理をすることで前に進むきっかけをつくること』も
目的に合致する大事なことだと思います。
今年一年の振り返りでも、ご自身の内面の史実化でも
あなたがやりたい、興味があると思ったことを「精一杯楽しんで」ください
それが、この物語における大事なことです
●登場可能NPC
>ゲオルギウス
ダンテをはじめ赤、白、黒の隊(アカシラの配下の鬼含む)に損害を出した状況で騎士団再編に頭を抱える
昼は騎士団本部、夜は酒場
>エリオット
謹慎処分という名の自宅待機命令を受けていたが
本日は終日、社会貢献として祭りの手伝いをします
>アカシラ
鬼の頭領で黒の隊の騎士
多くの部下を失った状況
終日酒場
別に怒ってないです、戦士ですから
>ヴィオラ・フルブライト
祭りに際し三街区警邏中
登場可能
彼らはご用命がない場合リプレイに登場しません
記載のないNPCは登場しません
マスターより
『千年前に定められた戒律が、現代の生活や常識にマッチしていない』
──ということは決して起こりえないことではありません。
現代を生きる私たちには、千年後の未来を想像することは出来ても
遥か未来の「常識」を定義し、「規律」を用意しておくことはおよそ不可能だからです。
けれど、世界はいつも規律やルールだけで構築されている訳ではありません。
ここがWTRPGとよく似ているなと思うのですが大事なものはいつだって、心と技と体、です。
行動には責任が付きまといます。「成功すれば何したっていい」は結果論と言えます。
過程という「技」が、そして強い思いや突き動かす理由という「心」が
大切にされる世の中ならいいなぁと願います。
──ということは決して起こりえないことではありません。
現代を生きる私たちには、千年後の未来を想像することは出来ても
遥か未来の「常識」を定義し、「規律」を用意しておくことはおよそ不可能だからです。
けれど、世界はいつも規律やルールだけで構築されている訳ではありません。
ここがWTRPGとよく似ているなと思うのですが大事なものはいつだって、心と技と体、です。
行動には責任が付きまといます。「成功すれば何したっていい」は結果論と言えます。
過程という「技」が、そして強い思いや突き動かす理由という「心」が
大切にされる世の中ならいいなぁと願います。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/07/18 15:30