ゲスト
(ka0000)
雪の中で生を求む
マスター:音無奏

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 3~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/12/26 22:00
- リプレイ完成予定
- 2018/01/09 22:00
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
――寒くて痛い。
十分に着込んで来たはずが、限度を超えた寒さは耳鳴りがするほどになっている。
幾ら拭っても顔に雪が張り付いてる気がして、繰り返した結果ハンター達の顔がひりつくほどになってしまった。
「あった、小屋だ……」
依頼前の説明によれば、シャリール地方の山中は幾つか休憩用の小屋が設置されている。
引きずるようにして体を室内に押し込み、仲間たちが欠けていないのを確認して、ハンター達は扉を閉め、ようやく部屋の中で一息ついた。
広間には囲炉があり、奥の倉庫には毛布と食料、聞いた通りの蓄えがある。
ハンターたちはそう――雪山の中で、崩れた雪に呑まれたのだ。
…………。
依頼内容は、シャリール地方に点在する小屋の物資交換だった。
シャリール地方はかなりの割合が山岳地帯であり、山深くには荷物置き場や休憩所としての小屋が幾つか置かれている。
それは例えば薬草取りが拠点代わりにしたり、天気が崩れた時の避難所として使うためのものだ。
広間には温まるための囲炉、倉庫に毛布と保存食と燃料。
保存食は、そのままかじる分にはさして美味しいとは言えない。だが非常時にはそれでも命綱になるもので、定期的に在庫を交換し、質を保つようにしている。
ハンターたちが請け負ったのは、この保存食の入れ替え作業だ。
「もし何らかの事情で籠城する事になったら、交換で持ち帰る予定の保存食は食べてくれても構わない」
60食ほどあるので、余程長引かない限りは問題ないだろうと責任者であるシャルルは言う。もし二日間戻らなかったら、兵士たちに様子を見に行かせると言っていた。
不安要素は雑魔と天気だけで、雑魔は遭遇しない限りはなんとも言えないにしろ、天気については小屋があり逃げ込む場所の目星がついている。
出発時の天気は良好と言ってよかった。
暫く歩き、山の奥に踏み入ったあたりから段々と怪しくなってきたが、同時に小屋が近く、何なら小屋で待機して様子見すれば済む程度だと誰もが思っていた。
雪が舞い、視界は悪くなっている。お互いを見失わないためには固まらないといけない状況で、その轟音は唐突に響いた。
雪が音を吸うのか、もしかしたら聞き違いだったのではと思う程度だったが、確かに轟音だ。
少しの迷いと疑惑。
だが遅れて山上から雪が崩れて来るとなれば、そんな悠長さも途端に吹き飛んだ。
「走れ!!!」
誰かが叫ぶ。雪が迫って来る速度は早く、身長を超えるほどの雪がハンター達に被さってくる。
混乱も、心配も、叫び声も、全ては雪に飲み込まれ、静かになった。
…………。
……幸い、少しもがいた結果、一度埋もれたハンター達はなんとか全員抜け出す事が出来た。
勢いはあったが雪自体は少なめだったらしい。
どうも自然現象的な雪崩ではない。確実に何かの衝撃を受けたために起きた雪崩れだったが、今のハンター達には原因を詮索している余裕はなかった。
何しろ一度雪に埋まっている。まだなんとか動けはするが、このまま外に居続ければ確実に体調を崩すだろう。手足はかじかみ、極度の寒さにより頭痛一歩手前だ。一度小屋に入ろうという提案に対して、反対意見は出なかった。
轟音は気にかかる、警戒する事は必要だったが、まずは暖を取る必要があった。
立地が良かったのか、小屋は全く影響を受けていない。
「……このままやりすごすか、それとも一度立て直してから見に行くか……」
依頼は物資の交換、小屋にたどり着いた以上やり過ごすのは難しくない。
どっちを選んでも責められる事はないだろう、だが、なんとしても、まずは体温を取り戻す必要に迫られていた。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
――寒くて痛い。
十分に着込んで来たはずが、限度を超えた寒さは耳鳴りがするほどになっている。
幾ら拭っても顔に雪が張り付いてる気がして、繰り返した結果ハンター達の顔がひりつくほどになってしまった。
「あった、小屋だ……」
依頼前の説明によれば、シャリール地方の山中は幾つか休憩用の小屋が設置されている。
引きずるようにして体を室内に押し込み、仲間たちが欠けていないのを確認して、ハンター達は扉を閉め、ようやく部屋の中で一息ついた。
広間には囲炉があり、奥の倉庫には毛布と食料、聞いた通りの蓄えがある。
ハンターたちはそう――雪山の中で、崩れた雪に呑まれたのだ。
…………。
依頼内容は、シャリール地方に点在する小屋の物資交換だった。
シャリール地方はかなりの割合が山岳地帯であり、山深くには荷物置き場や休憩所としての小屋が幾つか置かれている。
それは例えば薬草取りが拠点代わりにしたり、天気が崩れた時の避難所として使うためのものだ。
広間には温まるための囲炉、倉庫に毛布と保存食と燃料。
保存食は、そのままかじる分にはさして美味しいとは言えない。だが非常時にはそれでも命綱になるもので、定期的に在庫を交換し、質を保つようにしている。
ハンターたちが請け負ったのは、この保存食の入れ替え作業だ。
「もし何らかの事情で籠城する事になったら、交換で持ち帰る予定の保存食は食べてくれても構わない」
60食ほどあるので、余程長引かない限りは問題ないだろうと責任者であるシャルルは言う。もし二日間戻らなかったら、兵士たちに様子を見に行かせると言っていた。
不安要素は雑魔と天気だけで、雑魔は遭遇しない限りはなんとも言えないにしろ、天気については小屋があり逃げ込む場所の目星がついている。
出発時の天気は良好と言ってよかった。
暫く歩き、山の奥に踏み入ったあたりから段々と怪しくなってきたが、同時に小屋が近く、何なら小屋で待機して様子見すれば済む程度だと誰もが思っていた。
雪が舞い、視界は悪くなっている。お互いを見失わないためには固まらないといけない状況で、その轟音は唐突に響いた。
雪が音を吸うのか、もしかしたら聞き違いだったのではと思う程度だったが、確かに轟音だ。
少しの迷いと疑惑。
だが遅れて山上から雪が崩れて来るとなれば、そんな悠長さも途端に吹き飛んだ。
「走れ!!!」
誰かが叫ぶ。雪が迫って来る速度は早く、身長を超えるほどの雪がハンター達に被さってくる。
混乱も、心配も、叫び声も、全ては雪に飲み込まれ、静かになった。
…………。
……幸い、少しもがいた結果、一度埋もれたハンター達はなんとか全員抜け出す事が出来た。
勢いはあったが雪自体は少なめだったらしい。
どうも自然現象的な雪崩ではない。確実に何かの衝撃を受けたために起きた雪崩れだったが、今のハンター達には原因を詮索している余裕はなかった。
何しろ一度雪に埋まっている。まだなんとか動けはするが、このまま外に居続ければ確実に体調を崩すだろう。手足はかじかみ、極度の寒さにより頭痛一歩手前だ。一度小屋に入ろうという提案に対して、反対意見は出なかった。
轟音は気にかかる、警戒する事は必要だったが、まずは暖を取る必要があった。
立地が良かったのか、小屋は全く影響を受けていない。
「……このままやりすごすか、それとも一度立て直してから見に行くか……」
依頼は物資の交換、小屋にたどり着いた以上やり過ごすのは難しくない。
どっちを選んでも責められる事はないだろう、だが、なんとしても、まずは体温を取り戻す必要に迫られていた。
解説
+概要
遭難しました、頑張って生き残りましょう!!!
普通で危険フラグはやや難レベルの戦術は要求しないけど
度が過ぎて無謀だと重症の可能性くらいはある、という意味です。
+仕様
開始時全員のHPに2割のダメージと、『寒冷』状態を付与。
寒冷状態は6時間【十分な暖かさ】と【食事】を取る事で『3時間』除去する事が出来ます。
工夫と環境次第で除去時間を延長する事が可能。
一定時間寒さに晒されるとまた寒冷状態に戻ります。
2日間やり過ごして小屋から脱出するか、歪虚の討伐でシナリオ終了。
【寒冷状態】
あらゆる判定の最大値が70%、かつターン毎に微量のダメージ付与。
重症化の恐れがあり、最悪判定の最大値が30%まで低下します。
スキルで除去する事は出来ませんが、暖かいもの食べて除去延長したいにOKが出る程度です。
+状況
小屋に逃げ込んだ所からスタート。
広間に囲炉、小屋の裏に水場、倉庫に料理道具・非常食・毛布・火おこし一式。
小屋についた時点で昼を回ったくらい。
夜の偵察は非推奨、やるならせめて昼中にやりましょう。
元凶が歪虚である事は予想がつきますが、居場所の特定が出来ていません。
探しながら向かうのと、ある程度目星をつけて向かうのではかかる時間が異なります。
気候は超雪、視界は悪いですが同時に隠れやすいです。
全く外出出来ないほどではありません。
+敵:トロール×3
身長2m超え、でかい。
地面に衝撃を伝播する事で転倒を誘うアースインパクトを使う。
本人たちは強い転倒耐性があるので効かないっぽい。
ハンターたちが雪崩を食らった原因もこれ。
PL情報ですが偵察すればわかる程度なので普通にメタってくれて構いません。
+ボーナス
実の所歪虚はやり過ごしても構いません。
荷運び+危険手当分だけでも報酬が出て、討伐したら成功度分が更に上乗せされます。
遭難しました、頑張って生き残りましょう!!!
普通で危険フラグはやや難レベルの戦術は要求しないけど
度が過ぎて無謀だと重症の可能性くらいはある、という意味です。
+仕様
開始時全員のHPに2割のダメージと、『寒冷』状態を付与。
寒冷状態は6時間【十分な暖かさ】と【食事】を取る事で『3時間』除去する事が出来ます。
工夫と環境次第で除去時間を延長する事が可能。
一定時間寒さに晒されるとまた寒冷状態に戻ります。
2日間やり過ごして小屋から脱出するか、歪虚の討伐でシナリオ終了。
【寒冷状態】
あらゆる判定の最大値が70%、かつターン毎に微量のダメージ付与。
重症化の恐れがあり、最悪判定の最大値が30%まで低下します。
スキルで除去する事は出来ませんが、暖かいもの食べて除去延長したいにOKが出る程度です。
+状況
小屋に逃げ込んだ所からスタート。
広間に囲炉、小屋の裏に水場、倉庫に料理道具・非常食・毛布・火おこし一式。
小屋についた時点で昼を回ったくらい。
夜の偵察は非推奨、やるならせめて昼中にやりましょう。
元凶が歪虚である事は予想がつきますが、居場所の特定が出来ていません。
探しながら向かうのと、ある程度目星をつけて向かうのではかかる時間が異なります。
気候は超雪、視界は悪いですが同時に隠れやすいです。
全く外出出来ないほどではありません。
+敵:トロール×3
身長2m超え、でかい。
地面に衝撃を伝播する事で転倒を誘うアースインパクトを使う。
本人たちは強い転倒耐性があるので効かないっぽい。
ハンターたちが雪崩を食らった原因もこれ。
PL情報ですが偵察すればわかる程度なので普通にメタってくれて構いません。
+ボーナス
実の所歪虚はやり過ごしても構いません。
荷運び+危険手当分だけでも報酬が出て、討伐したら成功度分が更に上乗せされます。
マスターより
音無です。
安全極まりないぬるーい雪見籠城も考えたのですが
それだと色々物足りないかなーと思いハードめの設定にしてみました。
やや難ではないのでそこまで緊張しなくても大丈夫です、段取りさえしっかりしてれば普通にクリア出来る程度です。
命は追い詰められた状況でこそ輝くものです、では、ご武運を。
安全極まりないぬるーい雪見籠城も考えたのですが
それだと色々物足りないかなーと思いハードめの設定にしてみました。
やや難ではないのでそこまで緊張しなくても大丈夫です、段取りさえしっかりしてれば普通にクリア出来る程度です。
命は追い詰められた状況でこそ輝くものです、では、ご武運を。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/01/09 00:45
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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閉塞した小屋の中(相談所 沢城 葵(ka3114) 人間(リアルブルー)|28才|男性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2017/12/26 20:38:15 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/12/21 13:10:34 |