ゲスト
(ka0000)
【初夢】100tハンマーに愛を込めて?
マスター:狐野径

このシナリオは3日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 3~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/01/09 12:00
- リプレイ完成予定
- 2018/01/21 12:00
オープニング
※このシナリオは夢シナリオです。オープニングは架空のものであり、ゲームの世界観に一切影響を与えません。
生と死の狭間に揺蕩う場所がある――と書くと歪虚はいない?
まあ、深く考えるといけないということで――夢なのだから。
●憧れのあの人
プエルは見知らぬ城の中にいた。
とぼとぼ歩くと角を走り抜ける生き物を発見する。追いかけていくと、その生き物がプエル人形だと分かった。
「なんでいるの?」
追いかけるが意外と追いつかない。見ていると人形たちは肩車をしつつ、ノブを掴もうとしている。
「開けるよ」
プエルが開けると人形たちは転がりながら中に入っていった。
そこは整備された庭だった。遠くには城壁が見える為、中庭だろう。庭は高低差があり、先には芝生もある。
手前の薔薇が茂るところに、テーブルと椅子がある。
プエルとそこに座っている男の目が合った。プエルは歓喜に包まれる。
「う、ううう、レチタティーヴォ様あああ」
プエルは男――レチタティーヴォに飛びつくが、寸前で立ち上がられたため、椅子の上に落ちた。
「痛い」
レチタティーヴォはしゃがむとプエルの顔をまじまじと見つめる。
「ここにいるということは死んだのか」
「ここどこですか?」
「生と死の狭間……たそがれ城だ!」
立ち上がって、なぜか、背景となる城の壁を手で指す。
「……レチタティーヴォ様……『あの世』ってあるんでしたっけ」
プエル、意外と冷静に告げた。
「夢の世界だ」
回答は非常に濁された。
まあ、深く考えてはいけないということだろう。そう、考えなければレチタティーヴォ様と一緒にいられるのだから。
プエルがどいたところでレチタティーヴォは椅子に座り直す。
「僕、何をすればいいのかな」
「好きにすればいい。舞台もあるし、歌いたければ歌えばいいし、ここで歌ってもいいし、菓子を食べてもいい」
「抱き着いていいですか?」
「……いや、それは。プエルは珈琲淹れられるか?」
「……レチタティーヴォ様がお飲みになられたいのですか?」
うなずかれるとプエルは喜び勇んで庭に面した台所に走り込んだ。
しばらくすると、なぜか執事服を着て、盆にティーポットとカップを載せたプエルが戻ってきた。そして、紅茶を丁寧に淹れる。
レチタティーヴォがプエルを見ると褒められることを期待する目がまぶしい。
「……プエル様、珈琲とはこういうものですよ」
銀髪の青年がマグカップをドンとテーブルに置いた。
「で、見た目は珈琲だが、明らかに泥湯だな」
レチタティーヴォの指摘に、エクエスはいい笑顔で「はい」と言った。
●少し前
大江 紅葉は見知らぬ城にいた。そして、イノア・クリシスとウィリアム・クリシス、護衛のジョージ・モースと合流した。
しばらく歩いていると、見覚えがないのに見覚えのある人形を発見した。
「レチタさん人形!」
人形は立ち止まると大楊に一行を見上げる。
『おお、知追う者ではないか!』
人形がしゃべったことに紅葉以外が驚く。動いているけれどしゃべるのはより一層不思議さが増すようだった。刺繍糸で描かれた口は動かないから。
「ここはどこなのです」
『挨拶もないのか』
「こんばんは。ここはどこですか」
『ごきげんよう! ああ、ここは、夢の世界だ。あの世かもしれないがそんなこと知らない。ともかく、私がこうして動き回れる場所だ!』
楽しそうにレチタティーヴォ人形は動き回る。
レチタティーヴォ人形は城には結構ヒトが住んでいること、時々生者も来ること、楽しいことなどを問われていなくとも説明してくれた。
『あと、プエル人形が大量にいる』
「それは良かったです」
『いいのかわからないが……まあ、可愛い……ぞ』
扉を開けると、そこは薔薇園だった。
レチタティーヴォがテーブルの上のカップ二つを見比べて沈黙を守っているところだ。
そして、入ってきた一行に気づいた。
庭にいたらしいプエル人形が二十体くらいがレチタティーヴォ人形に向かってやってくる。
「千客万来と言うのはこういうことか」
レチタティーヴォがつぶやく。プエルは父と妹を見て困惑し、エクエスは兄を見て頬を引きつらせている。
紅葉が妙ににこやかなのがレチタティーヴォは気になった。
「……レチタさん人形……夢、ということならば、歪虚の強さとか私の弱さとか関係ないですね?」
レチタティーヴォは何か察し椅子から立ち上がる。
『まあ、関係すると「めんどー」とどこから声が聞こえたぞ』
レチティーヴォ人形はプエル人形にもみくちゃにされながら答える。
「レチタさん、初めまして! 一発、殴らせてください!」
「断る!」
「私の腕力は大したことありませんから、是非一発殴られてください!」
「なぜ殴られねばならない!」
「分かっているくせにーです!」
「ああ、筋書きを考えれば理解する。だから、全力で断る!」
紅葉はじりじり近づく。
「この方の腕力では……素手?」
エクエスが見ると紅葉は手になぜか、木製で側面に100tと書かれた巨大なハンマーを持っていた。
「待て、なぜ、そのようなものを」
「殴りますー」
どっこーん。
「落ち着け!」
「落ち着いています」
レチタティーヴォも理解する、力関係考えれば紅葉が向かってくるわけはない。レチタティーヴォ逃げた。
「……え、ええ?」
プエルはおろおろする。
一行は沈黙した。
「お兄様」
「イノア」
イノアは悲しそうな表情から、吹っ切れたような表情になる。
「夢、なのですよね?」
「……え? ちょ」
イノアの手には100tと書かれた花柄のハンマーがある。
「イ、イノア、そんなの持っていると危ないよ? ね? うわあああ」
イノアが追いかけ始めた為、プエルは逃げ始めた。
「……弟よ……色々言いたいことがあるんだが……」
「まさか、兄貴……」
ジョージは笑顔で金属ぽい100tハンマーを構えた。
「ぐっ」
逃げていくエクエス。
「……あ」
ウィリアムは取り残された。
『どうだね、我々とお茶会をしようか? ぜひ、茶を淹れてくれ』
レチタティーヴォ人形とどこからか増えて三十体くらいいるプエル人形に群がられたのだった。キラキラ目ではなくボタンの目で見上げられる。
「この目を変えたらニコラスになるのかな?」
ウィリアムはしゃがむとプエル人形を一つつまみ上げたのだった。
生と死の狭間に揺蕩う場所がある――と書くと歪虚はいない?
まあ、深く考えるといけないということで――夢なのだから。
●憧れのあの人
プエルは見知らぬ城の中にいた。
とぼとぼ歩くと角を走り抜ける生き物を発見する。追いかけていくと、その生き物がプエル人形だと分かった。
「なんでいるの?」
追いかけるが意外と追いつかない。見ていると人形たちは肩車をしつつ、ノブを掴もうとしている。
「開けるよ」
プエルが開けると人形たちは転がりながら中に入っていった。
そこは整備された庭だった。遠くには城壁が見える為、中庭だろう。庭は高低差があり、先には芝生もある。
手前の薔薇が茂るところに、テーブルと椅子がある。
プエルとそこに座っている男の目が合った。プエルは歓喜に包まれる。
「う、ううう、レチタティーヴォ様あああ」
プエルは男――レチタティーヴォに飛びつくが、寸前で立ち上がられたため、椅子の上に落ちた。
「痛い」
レチタティーヴォはしゃがむとプエルの顔をまじまじと見つめる。
「ここにいるということは死んだのか」
「ここどこですか?」
「生と死の狭間……たそがれ城だ!」
立ち上がって、なぜか、背景となる城の壁を手で指す。
「……レチタティーヴォ様……『あの世』ってあるんでしたっけ」
プエル、意外と冷静に告げた。
「夢の世界だ」
回答は非常に濁された。
まあ、深く考えてはいけないということだろう。そう、考えなければレチタティーヴォ様と一緒にいられるのだから。
プエルがどいたところでレチタティーヴォは椅子に座り直す。
「僕、何をすればいいのかな」
「好きにすればいい。舞台もあるし、歌いたければ歌えばいいし、ここで歌ってもいいし、菓子を食べてもいい」
「抱き着いていいですか?」
「……いや、それは。プエルは珈琲淹れられるか?」
「……レチタティーヴォ様がお飲みになられたいのですか?」
うなずかれるとプエルは喜び勇んで庭に面した台所に走り込んだ。
しばらくすると、なぜか執事服を着て、盆にティーポットとカップを載せたプエルが戻ってきた。そして、紅茶を丁寧に淹れる。
レチタティーヴォがプエルを見ると褒められることを期待する目がまぶしい。
「……プエル様、珈琲とはこういうものですよ」
銀髪の青年がマグカップをドンとテーブルに置いた。
「で、見た目は珈琲だが、明らかに泥湯だな」
レチタティーヴォの指摘に、エクエスはいい笑顔で「はい」と言った。
●少し前
大江 紅葉は見知らぬ城にいた。そして、イノア・クリシスとウィリアム・クリシス、護衛のジョージ・モースと合流した。
しばらく歩いていると、見覚えがないのに見覚えのある人形を発見した。
「レチタさん人形!」
人形は立ち止まると大楊に一行を見上げる。
『おお、知追う者ではないか!』
人形がしゃべったことに紅葉以外が驚く。動いているけれどしゃべるのはより一層不思議さが増すようだった。刺繍糸で描かれた口は動かないから。
「ここはどこなのです」
『挨拶もないのか』
「こんばんは。ここはどこですか」
『ごきげんよう! ああ、ここは、夢の世界だ。あの世かもしれないがそんなこと知らない。ともかく、私がこうして動き回れる場所だ!』
楽しそうにレチタティーヴォ人形は動き回る。
レチタティーヴォ人形は城には結構ヒトが住んでいること、時々生者も来ること、楽しいことなどを問われていなくとも説明してくれた。
『あと、プエル人形が大量にいる』
「それは良かったです」
『いいのかわからないが……まあ、可愛い……ぞ』
扉を開けると、そこは薔薇園だった。
レチタティーヴォがテーブルの上のカップ二つを見比べて沈黙を守っているところだ。
そして、入ってきた一行に気づいた。
庭にいたらしいプエル人形が二十体くらいがレチタティーヴォ人形に向かってやってくる。
「千客万来と言うのはこういうことか」
レチタティーヴォがつぶやく。プエルは父と妹を見て困惑し、エクエスは兄を見て頬を引きつらせている。
紅葉が妙ににこやかなのがレチタティーヴォは気になった。
「……レチタさん人形……夢、ということならば、歪虚の強さとか私の弱さとか関係ないですね?」
レチタティーヴォは何か察し椅子から立ち上がる。
『まあ、関係すると「めんどー」とどこから声が聞こえたぞ』
レチティーヴォ人形はプエル人形にもみくちゃにされながら答える。
「レチタさん、初めまして! 一発、殴らせてください!」
「断る!」
「私の腕力は大したことありませんから、是非一発殴られてください!」
「なぜ殴られねばならない!」
「分かっているくせにーです!」
「ああ、筋書きを考えれば理解する。だから、全力で断る!」
紅葉はじりじり近づく。
「この方の腕力では……素手?」
エクエスが見ると紅葉は手になぜか、木製で側面に100tと書かれた巨大なハンマーを持っていた。
「待て、なぜ、そのようなものを」
「殴りますー」
どっこーん。
「落ち着け!」
「落ち着いています」
レチタティーヴォも理解する、力関係考えれば紅葉が向かってくるわけはない。レチタティーヴォ逃げた。
「……え、ええ?」
プエルはおろおろする。
一行は沈黙した。
「お兄様」
「イノア」
イノアは悲しそうな表情から、吹っ切れたような表情になる。
「夢、なのですよね?」
「……え? ちょ」
イノアの手には100tと書かれた花柄のハンマーがある。
「イ、イノア、そんなの持っていると危ないよ? ね? うわあああ」
イノアが追いかけ始めた為、プエルは逃げ始めた。
「……弟よ……色々言いたいことがあるんだが……」
「まさか、兄貴……」
ジョージは笑顔で金属ぽい100tハンマーを構えた。
「ぐっ」
逃げていくエクエス。
「……あ」
ウィリアムは取り残された。
『どうだね、我々とお茶会をしようか? ぜひ、茶を淹れてくれ』
レチタティーヴォ人形とどこからか増えて三十体くらいいるプエル人形に群がられたのだった。キラキラ目ではなくボタンの目で見上げられる。
「この目を変えたらニコラスになるのかな?」
ウィリアムはしゃがむとプエル人形を一つつまみ上げたのだった。
解説
生と死の狭間のホテルで一晩過ごす
あくまで夢なので、目の前に表舞台から消えた歪虚ぽいのいるけど、適当にあしらってください。
●何をしますか?
のんびり過ごすもよし、ホテルの従業員でもよし、通りすがりのハンター……通りすがりのハンターであれば、イノアたちと合流して一緒にいたことにして問題ありません。
武器は100tハンマーオンリーです。投擲も可能としておきます、夢なので。
●城の施設
玄関ホール 吹き抜けのある広々とした空間
舞台 小さな舞台と普通の客席がある
食堂や台所 大人数で使えます
寝室 たくさんあります
図書室 本がたくさんあります
屋上 景色がいいです
庭 薔薇園や迷路調の植え込み、テーブルセットがあります
●NPC 参考まで
・プエル ニコラス・クリシスでもある。記憶戻っても「レチ様サイコー」だった少年歪虚。
・イノア・クリシス 少女領主。プエルの妹、普通の人間。勢いは重要。
・ウィリアム・クリシス ニコラスとイノアの父親。現在、プエル人形の目のボタンを付け替えられないか考え始めている。
・ジョージ・モース ジョルジュの兄で現在イノアの護衛。
・エクエス 元々ジョルジュ・モースというニコラスの護衛だった青年歪虚。
・レチタティーヴォ人形 しゃべって動く、有能タイプ。カッコいし強いと思っている節もある。丈夫ではあるけれど、ハンターに棒をぶっ刺されたことがある(【MN】不思議の国のハンター)。
・プエル人形×30 喋らないけれど動きがうるさい。時々レチ人形に飛び掛かる。
・大江 紅葉 頑張ってレチタティーヴォ追いかけるけれど、途中で疲れる。
・レチタティーヴォ 災厄の十三魔の一つに数えられていた、今ただの人ぽい。
あくまで夢なので、目の前に表舞台から消えた歪虚ぽいのいるけど、適当にあしらってください。
●何をしますか?
のんびり過ごすもよし、ホテルの従業員でもよし、通りすがりのハンター……通りすがりのハンターであれば、イノアたちと合流して一緒にいたことにして問題ありません。
武器は100tハンマーオンリーです。投擲も可能としておきます、夢なので。
●城の施設
玄関ホール 吹き抜けのある広々とした空間
舞台 小さな舞台と普通の客席がある
食堂や台所 大人数で使えます
寝室 たくさんあります
図書室 本がたくさんあります
屋上 景色がいいです
庭 薔薇園や迷路調の植え込み、テーブルセットがあります
●NPC 参考まで
・プエル ニコラス・クリシスでもある。記憶戻っても「レチ様サイコー」だった少年歪虚。
・イノア・クリシス 少女領主。プエルの妹、普通の人間。勢いは重要。
・ウィリアム・クリシス ニコラスとイノアの父親。現在、プエル人形の目のボタンを付け替えられないか考え始めている。
・ジョージ・モース ジョルジュの兄で現在イノアの護衛。
・エクエス 元々ジョルジュ・モースというニコラスの護衛だった青年歪虚。
・レチタティーヴォ人形 しゃべって動く、有能タイプ。カッコいし強いと思っている節もある。丈夫ではあるけれど、ハンターに棒をぶっ刺されたことがある(【MN】不思議の国のハンター)。
・プエル人形×30 喋らないけれど動きがうるさい。時々レチ人形に飛び掛かる。
・大江 紅葉 頑張ってレチタティーヴォ追いかけるけれど、途中で疲れる。
・レチタティーヴォ 災厄の十三魔の一つに数えられていた、今ただの人ぽい。
マスターより
新年、明けましておめでとうございます。
2018年最初のOPは初夢です。
ただ、100tハンマー持って獲物?を追いかける紅葉が書きたかっただけでした。相手は誰がいいのかと考えるとレチタティーヴォ以外ありえない(なぜか言い切る)。
自由にしていただいて構いませんが、プエルとイノアをどうにかしてあげてください。
それ以外はとっかかりとしてNPCに会ってみていいですし、ハンマー持ってうろついてもかまいません。
100tハンマーの重さ、アイテムの解説に重いとしかないですが、今回のシナリオ内では相当軽いと思ってください。なぜなら、紅葉もイノアも腕力ないので。
よろしくお願いします。
2018年最初のOPは初夢です。
ただ、100tハンマー持って獲物?を追いかける紅葉が書きたかっただけでした。相手は誰がいいのかと考えるとレチタティーヴォ以外ありえない(なぜか言い切る)。
自由にしていただいて構いませんが、プエルとイノアをどうにかしてあげてください。
それ以外はとっかかりとしてNPCに会ってみていいですし、ハンマー持ってうろついてもかまいません。
100tハンマーの重さ、アイテムの解説に重いとしかないですが、今回のシナリオ内では相当軽いと思ってください。なぜなら、紅葉もイノアも腕力ないので。
よろしくお願いします。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/01/15 06:31
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
相談卓 メイム(ka2290) エルフ|15才|女性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2018/01/09 01:11:03 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/01/08 22:58:12 |