ゲスト
(ka0000)
【初夢】怠惰な姫を楽しませろ(命がけ)
マスター:のどか

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在5人 / 3~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/01/10 09:00
- リプレイ完成予定
- 2018/01/24 09:00
オープニング
※このシナリオは夢シナリオです。オープニングは架空のものであり、ゲームの世界観に一切影響を与えません。
「――退屈ね」
その一言を聞いた時、彼女――ジャンヌ・ポワソン(kz0154)姫の傍に控える者達に電流が走った。
天蓋付きのベッドの上で、着の身着のままだらしない寝巻姿で寝返りをうった彼女は、天井の梁を見つめながら熱っぽい溜息を吐く。
対して、執事長エヴァルド・ブラマンデ(kz0076)の行動は早かった。
昼下がりになっても今みたいな恰好でグータラしている姫様は怠惰の極みにいるお方であったが、怠惰であるからといって退屈を知らないわけではない。
むしろ怠惰であるがゆえに、怠惰を感じるために、彼女は誰よりも退屈を嫌う。
無論、その退屈を紛らわそうと本人も何か趣向を凝らそうとするのだが、それはもう怠惰な人間がやろうとすることなんて要領を得るわけがなく、面白さの欠片もないものだ。
それでいっそう不機嫌になられては被害を受けるのは傍に控える者達であり、それはひいては城の、国の一大事となりかねない。
「姫様、でしたらひとつ妙案がございます」
だからこそ、彼の頭の回転は速かった。
その時に限っては普段の千倍は早かった。
「そう……じゃあ、それで」
そして、姫様が内容も聞かずにそう返すことも、彼の計算のうちだった。
少なくとも、これでしばしの猶予は得られるのだから。
そして翌日、天空の城“夢幻城”の中にとある張り紙が張り出された。
城の者達がこぞって眺めるには、
「新春かくし芸大会開催。ジャンヌ姫を楽しませよ。楽しませることができた者には思うままの褒美を取らす」
という文面と共に、その開催日時が記されていた。
思うままの褒美――なんと素敵な響きだろう。
思うまま、というなら思うままなのだろう。
欲しかったあれもこれも、やりたかったあれもこれも……秘めていた夢が叶うのだ。
めんどくさがりで有名なジャンヌ姫を楽しませる、という難題が立ちはだかっているが、なに死ぬわけでもない。
挑戦するだけタダだ。
そんな軽い気持ちで色めき立つ城内で、その日から思い思いの芸を練習する者達の姿が散見されたという。
そして当日、謁見の間に集まった大勢の従者たち。
この日の為に練習してきた「かくし芸」の準備を済ませて、様々な道具や衣装に身を包み、お互いに「俺はなにをする」「私はかにをする」と、嬉々としてお互いの得意ネタを語り合う。
そんなほほえましい空気を諫めるように、ジャンヌ姫の傍に控えたエヴァルドが小さく咳払いをした。
「みな、よく集まった。これより、新春かくし芸大会を開催する。ルールはただ1つ、姫様を楽しませることだ! その判定は、もちろん姫様自身が行ってくださる」
言いながら手の平を差し向けた玉座のジャンヌ姫は、頬杖をつきながら大きな大きな欠伸で返事をする。
今から、彼女を楽しませないといけないのか――実際に彼女の様子を見て、すでに何人か尻込みしてしまっている様子がうかがえた。
「それでは、最初の者!」
「は~い! 1番、ルミちゃん。歌います☆」
「1」と書かれた番号札を下げたメイドのルミ・ヘヴンズドア(kz0060)が、きゃぴきゃぴした衣装を身にまとって玉座前のステージへ登る。
そして、どこからともなく鳴り響くミュージックに合わせてランランルンルンと持ち歌を披露した。
しばらくは変わらぬ様子で彼女のステージを眺めていた姫様だったが、やがて頬杖を崩すと、手すりの先についている丸くて赤い大きなボタンを手の平でバチンと叩く。
その瞬間ぱかりとステージの床が2つに割れて、突然の浮遊感と共にルミは驚いて足元を見た。
そこには今まで立っていた床はなく、代わりに美しくも果てしない青空が遙か下方まで広がっていた。
「えっ、ここ天k――」
最期の言葉をいい終わらない内に、彼女の身体が青空へと吸い込まれていく。
しばらくして、キリキリと歯車の軋みを響かせながらステージの床がもとに戻ると、ジャンヌは大きくため息をついた。
「……つまらないわ。次」
目の前で起こったことに対して、ただ呆気に取られていた他の参加者たちは、思わずゾクリと背筋を震わせる。
――あっ、これガチのやつだ。
「「「うわぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」」」
軽い気持ちで参加した、それほど芸に自信の無い者達が、蜘蛛の子を散らしたように謁見の間から駆け出す。
が、それを逃しはしないとでも言うようにジャンヌがバチンとボタンを押すと、まるで逃走ルートを見計らっていたかのように彼らの足元だけ床がパカリと開いて、哀れな断末魔を響かせながら十数人が青空の中へと落ちて行った。
「……次」
淡々と口にしたジャンヌ姫に、残された者達は覚悟を決めるしかなかった。
やるぞ、やるしかない。
――生き残るために。
――“ご褒美”を得るために。
「――退屈ね」
その一言を聞いた時、彼女――ジャンヌ・ポワソン(kz0154)姫の傍に控える者達に電流が走った。
天蓋付きのベッドの上で、着の身着のままだらしない寝巻姿で寝返りをうった彼女は、天井の梁を見つめながら熱っぽい溜息を吐く。
対して、執事長エヴァルド・ブラマンデ(kz0076)の行動は早かった。
昼下がりになっても今みたいな恰好でグータラしている姫様は怠惰の極みにいるお方であったが、怠惰であるからといって退屈を知らないわけではない。
むしろ怠惰であるがゆえに、怠惰を感じるために、彼女は誰よりも退屈を嫌う。
無論、その退屈を紛らわそうと本人も何か趣向を凝らそうとするのだが、それはもう怠惰な人間がやろうとすることなんて要領を得るわけがなく、面白さの欠片もないものだ。
それでいっそう不機嫌になられては被害を受けるのは傍に控える者達であり、それはひいては城の、国の一大事となりかねない。
「姫様、でしたらひとつ妙案がございます」
だからこそ、彼の頭の回転は速かった。
その時に限っては普段の千倍は早かった。
「そう……じゃあ、それで」
そして、姫様が内容も聞かずにそう返すことも、彼の計算のうちだった。
少なくとも、これでしばしの猶予は得られるのだから。
そして翌日、天空の城“夢幻城”の中にとある張り紙が張り出された。
城の者達がこぞって眺めるには、
「新春かくし芸大会開催。ジャンヌ姫を楽しませよ。楽しませることができた者には思うままの褒美を取らす」
という文面と共に、その開催日時が記されていた。
思うままの褒美――なんと素敵な響きだろう。
思うまま、というなら思うままなのだろう。
欲しかったあれもこれも、やりたかったあれもこれも……秘めていた夢が叶うのだ。
めんどくさがりで有名なジャンヌ姫を楽しませる、という難題が立ちはだかっているが、なに死ぬわけでもない。
挑戦するだけタダだ。
そんな軽い気持ちで色めき立つ城内で、その日から思い思いの芸を練習する者達の姿が散見されたという。
そして当日、謁見の間に集まった大勢の従者たち。
この日の為に練習してきた「かくし芸」の準備を済ませて、様々な道具や衣装に身を包み、お互いに「俺はなにをする」「私はかにをする」と、嬉々としてお互いの得意ネタを語り合う。
そんなほほえましい空気を諫めるように、ジャンヌ姫の傍に控えたエヴァルドが小さく咳払いをした。
「みな、よく集まった。これより、新春かくし芸大会を開催する。ルールはただ1つ、姫様を楽しませることだ! その判定は、もちろん姫様自身が行ってくださる」
言いながら手の平を差し向けた玉座のジャンヌ姫は、頬杖をつきながら大きな大きな欠伸で返事をする。
今から、彼女を楽しませないといけないのか――実際に彼女の様子を見て、すでに何人か尻込みしてしまっている様子がうかがえた。
「それでは、最初の者!」
「は~い! 1番、ルミちゃん。歌います☆」
「1」と書かれた番号札を下げたメイドのルミ・ヘヴンズドア(kz0060)が、きゃぴきゃぴした衣装を身にまとって玉座前のステージへ登る。
そして、どこからともなく鳴り響くミュージックに合わせてランランルンルンと持ち歌を披露した。
しばらくは変わらぬ様子で彼女のステージを眺めていた姫様だったが、やがて頬杖を崩すと、手すりの先についている丸くて赤い大きなボタンを手の平でバチンと叩く。
その瞬間ぱかりとステージの床が2つに割れて、突然の浮遊感と共にルミは驚いて足元を見た。
そこには今まで立っていた床はなく、代わりに美しくも果てしない青空が遙か下方まで広がっていた。
「えっ、ここ天k――」
最期の言葉をいい終わらない内に、彼女の身体が青空へと吸い込まれていく。
しばらくして、キリキリと歯車の軋みを響かせながらステージの床がもとに戻ると、ジャンヌは大きくため息をついた。
「……つまらないわ。次」
目の前で起こったことに対して、ただ呆気に取られていた他の参加者たちは、思わずゾクリと背筋を震わせる。
――あっ、これガチのやつだ。
「「「うわぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」」」
軽い気持ちで参加した、それほど芸に自信の無い者達が、蜘蛛の子を散らしたように謁見の間から駆け出す。
が、それを逃しはしないとでも言うようにジャンヌがバチンとボタンを押すと、まるで逃走ルートを見計らっていたかのように彼らの足元だけ床がパカリと開いて、哀れな断末魔を響かせながら十数人が青空の中へと落ちて行った。
「……次」
淡々と口にしたジャンヌ姫に、残された者達は覚悟を決めるしかなかった。
やるぞ、やるしかない。
――生き残るために。
――“ご褒美”を得るために。
解説
▼目的
ジャンヌ姫を楽しませろ
▼概要
あなた方はメイドor兵士orその他なんでもいいけど、とにかく天空の城“夢幻城”で働いています。
とある日、執事長であるエヴァルドから城中にお触れが出されました。
「ジャンヌ姫を楽しませることができた者には思うままの褒美を取らす」
それを聞きつけた皆様は、自分の持ちネタを引っ提げてどきどきわくわくしながら謁見の間へと足を運びます。
しかしそれは、文字通り命がけの“ガチ”なイベントでありました。
それでも皆さんは、彼女の前に立つのです。
そう、生き残るには立つしかない。
そして“ご褒美”を得るためにも――
▼ルール
姫様を満足させられるであろう、かくし芸を披露してください。
1人で行っても構いませんし、参加者同士でチームを組んで臨んでも構いません。
芸の内容も蔵倫に抵触しなければ何でも構いません――が、本当にオールフリーではゲームとして面白くないので、マスタリング上で以下のルールを設けます。
【アクティブスキルを1つ以上使用し、それを活用すること】
この場合、数値的な性能は捨て置いて構いません。
重要なのはテキストです。
それによって何が起こるのか、どんなことができるのか。
そのフレーバー的な部分を駆使して、芸のネタを彩ってください。
もちろん、オリジナルスキルなどで内容が変化している場合はそちらを参照します。
あと、一応お願い事も忘れずに書いてくださいね。
ただ、姫様の判定はめちゃくちゃ厳しいです。
基本的にはボッシュートされますので、そのつもりでどれだけはっちゃけられるかというシナリオになります。
夢オチですので、落ちも含めて様式美で参りましょう。
なお、この世界はファナティックブラッドの世界に似た別の世界です。
皆様は覚醒者ですし、スキルも書いてある通りに使用できます。
歪虚とも共存しているハッピーハッピー(?)な世界となります。
ジャンヌ姫を楽しませろ
▼概要
あなた方はメイドor兵士orその他なんでもいいけど、とにかく天空の城“夢幻城”で働いています。
とある日、執事長であるエヴァルドから城中にお触れが出されました。
「ジャンヌ姫を楽しませることができた者には思うままの褒美を取らす」
それを聞きつけた皆様は、自分の持ちネタを引っ提げてどきどきわくわくしながら謁見の間へと足を運びます。
しかしそれは、文字通り命がけの“ガチ”なイベントでありました。
それでも皆さんは、彼女の前に立つのです。
そう、生き残るには立つしかない。
そして“ご褒美”を得るためにも――
▼ルール
姫様を満足させられるであろう、かくし芸を披露してください。
1人で行っても構いませんし、参加者同士でチームを組んで臨んでも構いません。
芸の内容も蔵倫に抵触しなければ何でも構いません――が、本当にオールフリーではゲームとして面白くないので、マスタリング上で以下のルールを設けます。
【アクティブスキルを1つ以上使用し、それを活用すること】
この場合、数値的な性能は捨て置いて構いません。
重要なのはテキストです。
それによって何が起こるのか、どんなことができるのか。
そのフレーバー的な部分を駆使して、芸のネタを彩ってください。
もちろん、オリジナルスキルなどで内容が変化している場合はそちらを参照します。
あと、一応お願い事も忘れずに書いてくださいね。
ただ、姫様の判定はめちゃくちゃ厳しいです。
基本的にはボッシュートされますので、そのつもりでどれだけはっちゃけられるかというシナリオになります。
夢オチですので、落ちも含めて様式美で参りましょう。
なお、この世界はファナティックブラッドの世界に似た別の世界です。
皆様は覚醒者ですし、スキルも書いてある通りに使用できます。
歪虚とも共存しているハッピーハッピー(?)な世界となります。
マスターより
おはようございます、のどかです。
新春といえばコレですよね(ぇぇ
解説にも書いてありますが、基本的には「落ち」ますので肩ひじ張らずに軽い気持ちで楽しんでいただければと思います。
もちろん、ガチにはガチで“ご褒美”を狙いに行くのもOKです。
質問がありましたら別途卓をたててご用命ください。
芸達者なみな様のご参加をお待ちしております。
新春といえばコレですよね(ぇぇ
解説にも書いてありますが、基本的には「落ち」ますので肩ひじ張らずに軽い気持ちで楽しんでいただければと思います。
もちろん、ガチにはガチで“ご褒美”を狙いに行くのもOKです。
質問がありましたら別途卓をたててご用命ください。
芸達者なみな様のご参加をお待ちしております。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/01/23 19:43
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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新春かくし芸大会控室(相談卓) ジャック・エルギン(ka1522) 人間(クリムゾンウェスト)|20才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2018/01/09 13:49:43 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/01/09 13:48:15 |