ゲスト
(ka0000)
レイン魔法美術塾の少女たち
マスター:深夜真世

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在5人 / 3~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/01/26 12:00
- リプレイ完成予定
- 2018/02/09 12:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
同盟領は極彩色の街「ヴァリオス」にて。
「はい、どうぞ。ありがとうございましたぁ♪」
街角屋台「Pクレープ」で南那初華(kz0135)が明るい声で商品を渡していた。
「ありがとう」
受け取ったのはひょろ長いもやしのような青年だった。購入したばかりのクレープにかじりつきながら、先ほどから自分のいた場所に戻る。
そこにはイーゼルと、街の様子を厚塗りしているキャンバスがあった。
「……誰かの笑顔のために、か」
青年はそう呟いて油絵の具を筆で塗る。
絵には目の前の通りと広場、そして端にPクレープと自転車修理の機材が描かれていた。日常と、少しの非日常。いまは誰も通りにいないが、キャンバスにはその狭間に立つ女性が描かれている。少し寂しそうなたたずまいである。
果たして、この絵が完成して誰が笑顔になるのか。
「いや」
自問して顔を振った。
誰かの笑顔のために、はクレープ屋台の娘――初華がいつか自転車修理屋台の男性に言っていた言葉だ。こっそり題材にし始めてからたまにクレープを買うが、確かに笑顔になる。
では、自分は?
ぐっ、と筆に力を入れて塗った。
「一言で決して言い表せない、それでも何かの言葉で言い表したい心の揺らぎのため」
それが芸術だ、と自ら言い聞かせる。
悲壮感があるのは、それが鑑賞者に伝わるかどうか。その技量が己にあるかどうか――。
これまでの作家活動で画商の目に止まるも、伸び悩んでいる。
売れないわけではないが需要は少ない。
そしてハンターとしても戦っている。魔筆を使ったブリザードなどが得意だ。
どっちつかず、とも言う。
はざまで揺れているのはモチーフの街に描いた女性ではなく、自分であった。
「レイン君、頑張ってるね」
「あ……」
ここで声を掛けられた。
世話になっている画商である。
「新作はまだ……」
「それより今日は別の話があってね」
それだけ聞いてほっとするレインだった。
「そう言えば画廊を引っ越すって言ってましたね。まさか喫茶店になっているとは」
場所を変えた喫茶店でレインが言った。
「まあ、この店にも絵を置いてもらう約束だ。画廊はもっといい場所に移るしね。それより……」
画商、カップを置いて口調を改めた。本題である。
「レイン君、絵画の教師をする気はないかい?」
「え? 私なんかが?」
まだ若い青二才の、と言外に聞く。
「私塾で規模は小さいけど、生徒のあてはもうあるんだ。是非にとお願いするのは、レイン君がハンターだからだよ」
つまり、ハンターでもある娘たちに絵を教えてほしいというのだ。
「上流階級の習い事として、絵の好きな娘がいるから、落ち着きを持たせてほしい、とか理由はそれぞれだがね。指導者がハンターの先輩なら生徒も安心して絵画に集中できると思って」
「もし、私が断ったら?」
「この話は立ち消え。……ほら、レイン君って魔筆を使って街で戦ったことがあるでしょ? それから魔法絵師としてちょっと有名になってるんだよ。ほら、さっきまで絵を描いてたクレープ屋台の店員さんみたいに」
だから絶対に生徒から相手にされないなんてことはない、と強調する。
「ははは……」
レイン、謙遜した。
確かにハンターの魔術師としてそれなりに戦えている。
だからこそ、画家としての活動に今一つ身が入らないともいえる。
「正直、受けた方がいいと思うよ?」
ここで画商はひそひそ話のように身を寄せて来た。
「レイン君、伸び悩んでいるだろ? そういう時、誰かを指導するっていうのが結構効くんだよ。基本を教えて、生徒たちの感性に触れて、それで自らを振り返る。特に今回は女の子だ。自分にない感性の持ち主の声っていうのは、貴重だよ?」
「それは分かります」
感想など第三者の声を受け止めることの大切さは知っている。
「どうする? 場所はここから少し離れた裏路地の、画廊の倉庫だった場所だ」
「……私でよろしければ、ぜひ」
レイン、頭を下げた。
後に、生徒となる少女が十四人程度に膨れ上がった。
全員に指導できないため、絵の指導ができるハンターに手伝ってもらうことになった。
同盟領は極彩色の街「ヴァリオス」にて。
「はい、どうぞ。ありがとうございましたぁ♪」
街角屋台「Pクレープ」で南那初華(kz0135)が明るい声で商品を渡していた。
「ありがとう」
受け取ったのはひょろ長いもやしのような青年だった。購入したばかりのクレープにかじりつきながら、先ほどから自分のいた場所に戻る。
そこにはイーゼルと、街の様子を厚塗りしているキャンバスがあった。
「……誰かの笑顔のために、か」
青年はそう呟いて油絵の具を筆で塗る。
絵には目の前の通りと広場、そして端にPクレープと自転車修理の機材が描かれていた。日常と、少しの非日常。いまは誰も通りにいないが、キャンバスにはその狭間に立つ女性が描かれている。少し寂しそうなたたずまいである。
果たして、この絵が完成して誰が笑顔になるのか。
「いや」
自問して顔を振った。
誰かの笑顔のために、はクレープ屋台の娘――初華がいつか自転車修理屋台の男性に言っていた言葉だ。こっそり題材にし始めてからたまにクレープを買うが、確かに笑顔になる。
では、自分は?
ぐっ、と筆に力を入れて塗った。
「一言で決して言い表せない、それでも何かの言葉で言い表したい心の揺らぎのため」
それが芸術だ、と自ら言い聞かせる。
悲壮感があるのは、それが鑑賞者に伝わるかどうか。その技量が己にあるかどうか――。
これまでの作家活動で画商の目に止まるも、伸び悩んでいる。
売れないわけではないが需要は少ない。
そしてハンターとしても戦っている。魔筆を使ったブリザードなどが得意だ。
どっちつかず、とも言う。
はざまで揺れているのはモチーフの街に描いた女性ではなく、自分であった。
「レイン君、頑張ってるね」
「あ……」
ここで声を掛けられた。
世話になっている画商である。
「新作はまだ……」
「それより今日は別の話があってね」
それだけ聞いてほっとするレインだった。
「そう言えば画廊を引っ越すって言ってましたね。まさか喫茶店になっているとは」
場所を変えた喫茶店でレインが言った。
「まあ、この店にも絵を置いてもらう約束だ。画廊はもっといい場所に移るしね。それより……」
画商、カップを置いて口調を改めた。本題である。
「レイン君、絵画の教師をする気はないかい?」
「え? 私なんかが?」
まだ若い青二才の、と言外に聞く。
「私塾で規模は小さいけど、生徒のあてはもうあるんだ。是非にとお願いするのは、レイン君がハンターだからだよ」
つまり、ハンターでもある娘たちに絵を教えてほしいというのだ。
「上流階級の習い事として、絵の好きな娘がいるから、落ち着きを持たせてほしい、とか理由はそれぞれだがね。指導者がハンターの先輩なら生徒も安心して絵画に集中できると思って」
「もし、私が断ったら?」
「この話は立ち消え。……ほら、レイン君って魔筆を使って街で戦ったことがあるでしょ? それから魔法絵師としてちょっと有名になってるんだよ。ほら、さっきまで絵を描いてたクレープ屋台の店員さんみたいに」
だから絶対に生徒から相手にされないなんてことはない、と強調する。
「ははは……」
レイン、謙遜した。
確かにハンターの魔術師としてそれなりに戦えている。
だからこそ、画家としての活動に今一つ身が入らないともいえる。
「正直、受けた方がいいと思うよ?」
ここで画商はひそひそ話のように身を寄せて来た。
「レイン君、伸び悩んでいるだろ? そういう時、誰かを指導するっていうのが結構効くんだよ。基本を教えて、生徒たちの感性に触れて、それで自らを振り返る。特に今回は女の子だ。自分にない感性の持ち主の声っていうのは、貴重だよ?」
「それは分かります」
感想など第三者の声を受け止めることの大切さは知っている。
「どうする? 場所はここから少し離れた裏路地の、画廊の倉庫だった場所だ」
「……私でよろしければ、ぜひ」
レイン、頭を下げた。
後に、生徒となる少女が十四人程度に膨れ上がった。
全員に指導できないため、絵の指導ができるハンターに手伝ってもらうことになった。
解説
「レイン魔法美術塾」の講師として絵画の指導をしてください。
後述の「登場ヒロイン8人」の生徒については、「一人だけ」直接指導ができます。
今回は教室内で果物や瓶などの静物デッサンです。
「うまくいってるか?」
「少しアドバイスしてもいいか?」
「疲れてないか?」
など声を掛けると会話がつながるでしょう。
また、話しているうち生徒からは
「好きな色は? それはどうして?」
と聞いてくる場合があります。どうこたえるか(スルーするか)プレイングに書いてください(展開によってはこのイベントは発生しません)。
◆登場ヒロイン8人(全員13歳で覚醒者、クラスは魔術師。()内は一人称)
・テイル(わたし)…資産家の娘。茶色のセミロング。少し引っ込み思案。絵画の悩みは、自信のなさ。
・ミリンダ(僕)…運動神経の良い元気爆発っ娘。蜂蜜色ポニテ。絵画の悩みは思い切りが良すぎること。
・クレシェンテ(私)…物静かで孤独。黒髪ストレート。絵画の悩みは、どこか暗くて一般受けしないこと。
・サンディ(うち)…長身で気配り上手のおっとりさん。薄茶髪三つ編み。繊細なタッチが苦手。
・ヌリエ(ボク)…すばしっこい小さな娘。赤毛のショート。壊滅的に絵の才能がない。
・ハーティア(わたし)…うつむき加減の金髪ロングさん。音楽の才能がある。デッサン苦手。
・イブ(私)…銀髪ショートの神経質っ娘。何をやらせても様になる。半面、小さなミスが多い。
・ララ(ララ)…こげ茶髪のウエイブする明るい娘。努力家さんで何をやらせても悪くないが、そこ止まり。
レインは上記8人以外を指導。
参加者で指導する生徒がダブらないよう調整を。
参加PCに「絵画」系の一般スキルがあるとそれっぽいですよね。
※注意
・男性PC推奨。理由は塾の求人条件。
・親密度は上がりますが、恋人同士になれるわけではありません。
・先生にあるまじき行為は失敗判定寄り。
後述の「登場ヒロイン8人」の生徒については、「一人だけ」直接指導ができます。
今回は教室内で果物や瓶などの静物デッサンです。
「うまくいってるか?」
「少しアドバイスしてもいいか?」
「疲れてないか?」
など声を掛けると会話がつながるでしょう。
また、話しているうち生徒からは
「好きな色は? それはどうして?」
と聞いてくる場合があります。どうこたえるか(スルーするか)プレイングに書いてください(展開によってはこのイベントは発生しません)。
◆登場ヒロイン8人(全員13歳で覚醒者、クラスは魔術師。()内は一人称)
・テイル(わたし)…資産家の娘。茶色のセミロング。少し引っ込み思案。絵画の悩みは、自信のなさ。
・ミリンダ(僕)…運動神経の良い元気爆発っ娘。蜂蜜色ポニテ。絵画の悩みは思い切りが良すぎること。
・クレシェンテ(私)…物静かで孤独。黒髪ストレート。絵画の悩みは、どこか暗くて一般受けしないこと。
・サンディ(うち)…長身で気配り上手のおっとりさん。薄茶髪三つ編み。繊細なタッチが苦手。
・ヌリエ(ボク)…すばしっこい小さな娘。赤毛のショート。壊滅的に絵の才能がない。
・ハーティア(わたし)…うつむき加減の金髪ロングさん。音楽の才能がある。デッサン苦手。
・イブ(私)…銀髪ショートの神経質っ娘。何をやらせても様になる。半面、小さなミスが多い。
・ララ(ララ)…こげ茶髪のウエイブする明るい娘。努力家さんで何をやらせても悪くないが、そこ止まり。
レインは上記8人以外を指導。
参加者で指導する生徒がダブらないよう調整を。
参加PCに「絵画」系の一般スキルがあるとそれっぽいですよね。
※注意
・男性PC推奨。理由は塾の求人条件。
・親密度は上がりますが、恋人同士になれるわけではありません。
・先生にあるまじき行為は失敗判定寄り。
マスターより
ふらっと、深夜です。
アイドルがもてはやされる中、魔法絵師みたいなのはいかがでしょう。
レインは空中に簡単な雪だるまの絵(実際は「8」)を描いて自分のサインを描きブリザード発動、などやってます。
とかいいつつ、実際のシナリオは恋愛シミュレーション的な展開。
教師の立場なので恋人のいるPCも安心して少女と交流を楽しむことができるでしょう。
まずはじっくりと親密度のアップを。
戦闘もないので新規PCにも向くでしょう。
では、よろしくお願いします。
初華はただのOPゲスト出演です♪
アイドルがもてはやされる中、魔法絵師みたいなのはいかがでしょう。
レインは空中に簡単な雪だるまの絵(実際は「8」)を描いて自分のサインを描きブリザード発動、などやってます。
とかいいつつ、実際のシナリオは恋愛シミュレーション的な展開。
教師の立場なので恋人のいるPCも安心して少女と交流を楽しむことができるでしょう。
まずはじっくりと親密度のアップを。
戦闘もないので新規PCにも向くでしょう。
では、よろしくお願いします。
初華はただのOPゲスト出演です♪
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/02/12 23:09
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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ギャルゲー依頼がやってきた? トリプルJ(ka6653) 人間(リアルブルー)|26才|男性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2018/01/25 21:15:32 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/01/25 00:03:42 |