ゲスト
(ka0000)
【虚動】漢と男と決戦兵器
マスター:近藤豊

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/12/05 12:00
- リプレイ完成予定
- 2014/12/14 12:00
オープニング
5年前に起こった王国を襲う災厄、その再来たるイスルダ島の歪虚の襲来は、クリムゾンウェストの世界を駆け巡り、震撼させた。
異界より到来したラッツィオ島での戦い、そして帝国に再び姿を現した剣機の歪虚。
世界を覆ういくつもの邪悪の影は、各国、各地域の首脳陣をリゼリオへと呼び集める。
人類の明日を、如何に守るべきか。
異世界リアルブルーの人々も交えた会合により、人類の希望は二つの兵器に託される。
一つは、蒼き世界の機械の巨人、サルヴァトーレ・ロッソに眠る戦闘装甲機「CAM」。
だがそれは、必要な燃料の入手に苦慮し、動くことはあたわなかった。
一つは、帝国の練魔院にて研究されてきた魔導アーマー。
長年の研究の結果、稼働実験にまで漕ぎ着けた、新たなる力。
そして世界は、二つの力を合わせることを選択する。
魔導アーマーの動力をCAMに搭載する実験が提唱され、世界はそれに向けて動き出した。
仮に実験が成功すれば、人類は歪虚に対抗する大きな手段を得るだろう。
だが……。
と、かっこいいスタートを切る依頼だったが、この状況をあの馬鹿が見逃すはずもなかった。
「おーい、給仕~」
「ですから、給仕じゃありません。執事です。執事のキュジィです」
地下城『ヴェドル』で、いつものやり取りをするヨアキム(kz0011)とキュジィ。
既に代わり映えのしない老年夫婦のような会話だが、今日はひと味違った。
ヨアキムに怪しい笑みが浮かぶ。
「うっ、ヨアキム様。その笑みはまさか……」
「察しがいいな。給仕。
聞けば、辺境にCAMと魔導アーマーってぇのが来るらしいじゃねぇか。
だったら、俺等ドワーフも兵器作って参戦するしかねぇだろ!」
無駄に力の入るヨアキム。
こういうヨアキムがロクな事をしないのは毎度恒例。
早くもキュジィの頭に痛みが走り始める。
「何をされたんですか?」
「よくぞ聞いた! 俺等辺境のドワーフが叡智を結集して作った新兵器、とくと拝みやがれ!」
ヨアキムは、背後にあった白い布を取り払う。
そこにはショッキングピンクに彩られた騎士用の鎧甲冑があった。色使いからセンスを疑いたくなるが、肩に装着したマントには『魔道海女』と書かれ、胸の部分には黒く太い文字で『GAM』と書かれている。
「こ、これは……」
「どうだ! リアルブルーで粋な武将と名高い『魔道海女』の名前を背負った最終決戦兵器――その名もGAMだ。
ちなみにGAMは『ガッツだ 熱く 燃え上がれ』の略だからな」
また何処かのハンターに騙されたらしいヨアキムが、勝手に暴走して意味不明な代物を生み出してしまったようだ。
キュジィは工房を取り仕切るカペラ(kz0064)の愚痴を思い浮かべて頭を抱えている。
「ビビったか? たじろいだか?
このGAMを稼働実験場へ持ち込んで、早速お披露目と行こうじゃねぇか。
……えーと、こいつを着るにはっと」
「え? 着るんですか?」
「当たり前じゃねぇか。これだけで動く訳ねぇだろ」
キュジィは、呆気に取られた。
どうやら兵器が持ち込まれる事は分かったが、何の実験をするかは理解していないようだ。心底馬鹿で残念なドワーフ王だが、これでも辺境ドワーフでは敬われているんです。
「おーい、給仕。ちょっとこの脚部の留め金を止めてくれ。こいつ着て現地まで歩いて行くから、しっかり止めないとな」
「え? 徒歩で行くのですか?
……そうですねそうですね。お披露目したいですよね。でも、疲れちゃうから途中からは馬車にしましょうよ」
「そうか……そうだよなぁ。馬車からGAMでカッコ良く飛び出したら、モテモテだろうなぁ」
ヨアキムが馬鹿な妄想に入り浸る裏で、キュジィは思い切りため息をついた。
●
辺境――マギア砦に続く街道。
「もう、なんでこんなに日差しが強いのよ! お肌荒れちゃうじゃない!
馬鹿っ! 太陽の、馬鹿っ!」
街道沿いを歩く一人の『男』。
上半身は裸、下半身は女性物下着にガーダーベルト。網タイツを着用している。
外見だけに着目すれば、何処に出しても恥ずかしい生粋の変態だ。
「この辺に醜くて馬鹿なドワーフがいるって聞いたんだけどぉ~。何処に行けばいいのかしら~」
オイルを塗って筋肉のキレを誇張しながら体をくねらせる男。
お食事時に家族で見たら噴き出す事間違いなしだが、この男――実は歪虚側の存在である。
「醜いドワーフなんかぁ~、超美しくてぇ~麗しい~あたしが~、踏んづけちゃうんだから!」
見る者に精神的ダメージを仕掛ける変態が、ヨアキムへ迫ろうとしていた。
異界より到来したラッツィオ島での戦い、そして帝国に再び姿を現した剣機の歪虚。
世界を覆ういくつもの邪悪の影は、各国、各地域の首脳陣をリゼリオへと呼び集める。
人類の明日を、如何に守るべきか。
異世界リアルブルーの人々も交えた会合により、人類の希望は二つの兵器に託される。
一つは、蒼き世界の機械の巨人、サルヴァトーレ・ロッソに眠る戦闘装甲機「CAM」。
だがそれは、必要な燃料の入手に苦慮し、動くことはあたわなかった。
一つは、帝国の練魔院にて研究されてきた魔導アーマー。
長年の研究の結果、稼働実験にまで漕ぎ着けた、新たなる力。
そして世界は、二つの力を合わせることを選択する。
魔導アーマーの動力をCAMに搭載する実験が提唱され、世界はそれに向けて動き出した。
仮に実験が成功すれば、人類は歪虚に対抗する大きな手段を得るだろう。
だが……。
と、かっこいいスタートを切る依頼だったが、この状況をあの馬鹿が見逃すはずもなかった。
「おーい、給仕~」
「ですから、給仕じゃありません。執事です。執事のキュジィです」
地下城『ヴェドル』で、いつものやり取りをするヨアキム(kz0011)とキュジィ。
既に代わり映えのしない老年夫婦のような会話だが、今日はひと味違った。
ヨアキムに怪しい笑みが浮かぶ。
「うっ、ヨアキム様。その笑みはまさか……」
「察しがいいな。給仕。
聞けば、辺境にCAMと魔導アーマーってぇのが来るらしいじゃねぇか。
だったら、俺等ドワーフも兵器作って参戦するしかねぇだろ!」
無駄に力の入るヨアキム。
こういうヨアキムがロクな事をしないのは毎度恒例。
早くもキュジィの頭に痛みが走り始める。
「何をされたんですか?」
「よくぞ聞いた! 俺等辺境のドワーフが叡智を結集して作った新兵器、とくと拝みやがれ!」
ヨアキムは、背後にあった白い布を取り払う。
そこにはショッキングピンクに彩られた騎士用の鎧甲冑があった。色使いからセンスを疑いたくなるが、肩に装着したマントには『魔道海女』と書かれ、胸の部分には黒く太い文字で『GAM』と書かれている。
「こ、これは……」
「どうだ! リアルブルーで粋な武将と名高い『魔道海女』の名前を背負った最終決戦兵器――その名もGAMだ。
ちなみにGAMは『ガッツだ 熱く 燃え上がれ』の略だからな」
また何処かのハンターに騙されたらしいヨアキムが、勝手に暴走して意味不明な代物を生み出してしまったようだ。
キュジィは工房を取り仕切るカペラ(kz0064)の愚痴を思い浮かべて頭を抱えている。
「ビビったか? たじろいだか?
このGAMを稼働実験場へ持ち込んで、早速お披露目と行こうじゃねぇか。
……えーと、こいつを着るにはっと」
「え? 着るんですか?」
「当たり前じゃねぇか。これだけで動く訳ねぇだろ」
キュジィは、呆気に取られた。
どうやら兵器が持ち込まれる事は分かったが、何の実験をするかは理解していないようだ。心底馬鹿で残念なドワーフ王だが、これでも辺境ドワーフでは敬われているんです。
「おーい、給仕。ちょっとこの脚部の留め金を止めてくれ。こいつ着て現地まで歩いて行くから、しっかり止めないとな」
「え? 徒歩で行くのですか?
……そうですねそうですね。お披露目したいですよね。でも、疲れちゃうから途中からは馬車にしましょうよ」
「そうか……そうだよなぁ。馬車からGAMでカッコ良く飛び出したら、モテモテだろうなぁ」
ヨアキムが馬鹿な妄想に入り浸る裏で、キュジィは思い切りため息をついた。
●
辺境――マギア砦に続く街道。
「もう、なんでこんなに日差しが強いのよ! お肌荒れちゃうじゃない!
馬鹿っ! 太陽の、馬鹿っ!」
街道沿いを歩く一人の『男』。
上半身は裸、下半身は女性物下着にガーダーベルト。網タイツを着用している。
外見だけに着目すれば、何処に出しても恥ずかしい生粋の変態だ。
「この辺に醜くて馬鹿なドワーフがいるって聞いたんだけどぉ~。何処に行けばいいのかしら~」
オイルを塗って筋肉のキレを誇張しながら体をくねらせる男。
お食事時に家族で見たら噴き出す事間違いなしだが、この男――実は歪虚側の存在である。
「醜いドワーフなんかぁ~、超美しくてぇ~麗しい~あたしが~、踏んづけちゃうんだから!」
見る者に精神的ダメージを仕掛ける変態が、ヨアキムへ迫ろうとしていた。
解説
目的:GAMに搭乗したヨアキムを護衛する
場所:要塞『ノアーラ・クンタウ』から実験場へ向かう馬車がいる地点までを護衛。街道に続く一本道であり、雑魔などの影も見当たらない。晴天で日差しが強い。
備考:
・GAMに搭乗(鎧を着用しているだけだが、ヨアキムの強い希望により搭乗と表記します)しているヨアキムは、動く度にガチャガチャと金属音が響きます。隠れる事は不可能です。
・工房のドワーフが片手間で作った割には装甲はかなり厚いです。この為、動きは著しく鈍くなりますが防御力は高いです。
・天気が良いのでGAMの中はもの凄く蒸れます。
敵:
謎の男 × 1
オイルを塗って褐色の筋肉を誇示。女性用下着にガーダーベルト、網タイツを着用してフェロモンを放出。オカマ口調で、ちょっと普通じゃない感じをアピール。能力は未知数だが、きっとロクなもんじゃない。
●NPC
ヨアキム
辺境にあるドワーフの最大の集落にて王を務める親父。
性格は豪胆だが、細かい事は苦手。とりあえず殴ってから考える脳筋タイプ。
意外に純粋。教えた事をすぐに使いたがる奴だが、そのせいで勘違いからトラブルを引き起こす。グーで殴ると喜ぶ。
場所:要塞『ノアーラ・クンタウ』から実験場へ向かう馬車がいる地点までを護衛。街道に続く一本道であり、雑魔などの影も見当たらない。晴天で日差しが強い。
備考:
・GAMに搭乗(鎧を着用しているだけだが、ヨアキムの強い希望により搭乗と表記します)しているヨアキムは、動く度にガチャガチャと金属音が響きます。隠れる事は不可能です。
・工房のドワーフが片手間で作った割には装甲はかなり厚いです。この為、動きは著しく鈍くなりますが防御力は高いです。
・天気が良いのでGAMの中はもの凄く蒸れます。
敵:
謎の男 × 1
オイルを塗って褐色の筋肉を誇示。女性用下着にガーダーベルト、網タイツを着用してフェロモンを放出。オカマ口調で、ちょっと普通じゃない感じをアピール。能力は未知数だが、きっとロクなもんじゃない。
●NPC
ヨアキム
辺境にあるドワーフの最大の集落にて王を務める親父。
性格は豪胆だが、細かい事は苦手。とりあえず殴ってから考える脳筋タイプ。
意外に純粋。教えた事をすぐに使いたがる奴だが、そのせいで勘違いからトラブルを引き起こす。グーで殴ると喜ぶ。
マスターより
近藤豊です。
すいません、またヨアキムが何かを始めました。
大変申し訳ありませんが、ハンターの皆様で介護をお願い致します。
敵らしき男も出るようですが……。
それでは、ちゃんこ鍋を肴にお待ちしています。
すいません、またヨアキムが何かを始めました。
大変申し訳ありませんが、ハンターの皆様で介護をお願い致します。
敵らしき男も出るようですが……。
それでは、ちゃんこ鍋を肴にお待ちしています。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/12/07 10:31
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 リラ・L=ローズレ(ka1123) 人間(リアルブルー)|17才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2014/12/03 22:15:52 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/12/03 07:03:54 |