※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。

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　冬晴れの麗らかな昼下がり。
　今日の来客は疎ら、少し遠出をしている移動販売の馬車は好調のようだけれど。
　暦を眺めて、春を待ち。窓にちらつく雪に溜息を零す。
　閑散とした店内を眺め、ティーカップの紅茶を冷ましながら、一人きりの店番が少し退屈。

「……チョコの日と言っていたかしら」

　２月の半ばに恋人の日があって、リアルブルーのある地方では、チョコを交換したり、別の地方では花を贈ったりして楽しむのだとか。
　この店にも時折、リアルブルー出身のお客様が見えることがある。

「新しいメニュー、作ってみましょう――ねえ、アリシア！」
　支店長は勢いよくキッチンへの扉を開けて、クッキー生地を伸ばしていた店員に向かって輝くばかりの笑顔を向けた。

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　チョコの日の特別ペアセット。
　チョコレートをたっぷりと練り込んだガトーショコラを２切れ。
　白いクリームにレッドカラントと花弁のように削ったピンクのチョコレートを散らして飾る。
　ドリンクはホットチョコレートに、ハート型のマシュマロを浮かべて蕩けさせながら。
　季節のクッキーもチョコレートと、チョコチップ。皮ごと使った赤い林檎ジャムを乗せて。
　いつもならアイスボックスクッキーを籠で出す所だけれど、ハートの型抜きチョコクッキーに変更して。

　白いプレートに整えてみると、なかなか可愛らしく纏まって、自画自賛ながら美味しそう。
「どうかしら？」

「……チョコ好きな人には良いんじゃないですか？」
「……不味くは無いんですよ……ただ……」
「くどくないですか－？」
「……クッキーだけでもプレーンにしてみません？」
「ココアも変更可能にした方がいいですよー。コーヒーの根強い人気はなかなか侮れません」

　試食した店員達が彼是と言いながらも完食しているのは、やっぱり味は悪くないと言うことだろう。
　結局、期間限定でドリンクにホットチョコレートを加え、型抜きクッキーはチョコとプレーンの２種類を用意することになった。

　売り出した初日の感触では、恋人達よりもチョコ好きな女性客に人気の様子。
　これはこれで、と支店長はカウンターからいつも通りに静かな店を眺めて穏やかに微笑んでいる。

目的　ティータイムを楽しむ

●内装
クッキーショップ内に設けられた余り広くない喫茶スペース
２人掛けのテーブルセットが３つ
白が多く使われた明るい雰囲気で、クッキーを始め様々な焼き菓子の甘い香りが漂っている

●メニュー
チョコの日の特別ペアセット　２５００
好きなドリンク２杯、ガトーショコラ２つ、季節のクッキー２枚、ハートの型抜きクッキー籠に一盛り

ティータイムのセット　１０００
好きなドリンク１杯、好きなパウンドケーキ１つ、アイスボックスクッキー一掴み

ティータイムのセット・ペア　２５００
好きなドリンク２杯、好きなパウンドケーキ２つ、季節のクッキー２枚、アイスボックスクッキー籠に一盛り

パウンドケーキ（単品）　６００
プレーン　シンプルなパウンドケーキです。懐かしい風味をお楽しみ下さい
チョコレート　生地に練り込んだチョコレートと、チョコチップ
アップル　フレッシュアップルとシナモンの香りと食感が人気です
ナッツ　ざくざく、ごろごろしたアーモンド、カシューナッツ、ウォールナッツ
ドライフルーツ　季節のドライフルーツを使用した月替わりのケーキです
（今月はドライアップルとチョコチップ、リンゴのジャムを使用しております）

季節のクッキー　５００
濃厚なチョコレートのハート型の大きなクッキーに、林檎を皮ごと使用した赤いジャムを添えてしっとりと

アイスボックスクッキー　５００
籠に盛った格子と渦巻き模様のクッキー、気軽に摘まめる大きさと程よい甘さが人気

ドリンク　５００
コーヒー、カフェオレ、紅茶、オレンジジュース、アップルジュース、ミルク、ホットチョコレート

●ＮＰＣ
店員
オーダーを伺いに参ります

支店長
販売スペースで店番をしています

●マグノリギフトクッキー
お土産用に１人１つまで購入が可能（７００Ｇ）
月替わりのマグノリアクッキー１枚と、いつものアイスボックスクッキーの詰め合わせ。
詳しくは支店長の設定１をご覧下さい。
必要な場合はプレイングに【購入】と記入をお願いします。

よろしくお願いします。

お久しぶりです。
マグノリアクッキーで、ティータイム。
他の来客はありませんので、ご緩りとお寛ぎ下さい。