ゲスト
(ka0000)
【東幕】はもんのうら
マスター:鷹羽柊架

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 3~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/02/06 15:00
- リプレイ完成予定
- 2018/02/15 15:00
オープニング
反幕府・攘夷を掲げた浪士集団『鬼哭組』の暗躍は要人暗殺を経て若峰破壊へと向かっていく。
九代目詩天の三条 真美(kz0198)の留守を狙い、若峰を大火へ導き、水野武徳(kz0196)を殺害の上、黒狗城を占拠。
詩天を頂点とする政治体制を新たに整える。
夢物語が如き理想を掲げ、革命を挑む鬼哭組。
若峰守護を掲げ、忠を持って阻止せんとする即疾隊。
物語は双方が激突する中で、佳境を迎える。
●
即疾隊屯所に到着したハンターは局長達の指示あるまで待機となった。
ハンター達の前に姿を現した副局長の前沢恭吾はいつも通りだが、一番隊長の壬生和彦の瞳に輝きは失われており、整った顔立ちに笑みはなく、玲瓏たる様子を引き立てている。
二人も様子を隠しているようであったが、ハンター達は即疾隊が鬼哭組の浪士を捕えたという話は聞いている。
最後に入ってきた局長はハンター達の様子を横目で見て、軽い調子で「悪いな、待たせて」と軽い調子で謝った。
「一番隊と共に急ぎで黒狗城へ行ってもらいたい」
局長が即座にハンター達に指示を出した。
「奴らの狙いは黒狗城を炎上させ、その隙に城を占拠する事」
その狙いに全員に緊張が走る。
「今は城の主たる真美様が不在ゆえ、水野殿を殺害を考えていたという」
更に言葉を紡ぐ前沢に「本気だな」とハンターの一人が呟く。
「すぐにでも火付けを止めに行く。続け」
和彦が腰を上げると、ハンター達はすぐに従った。
隊服である羽織に袖を通したハンター達は屯所を飛び出して黒狗城へと駆けていく。
日が暮れており、夜の色が空を染めている。
顔を上げたハンターと目を合わせたのは今にも満ちそうな月。
明るい月夜に 犯行するのは自信の現れだろうか。
決して、成就させないとハンターは胸に秘める。
●
黒狗城付近にいた浪人達は周囲の警備に気づかれないように身を潜めていた。
松永武人より火付けと占拠の指揮を任されたのは東行大輔という浪人。
若峰入りしている時は笠を被り、顔を隠していた。
大輔が手を挙げて他の浪人達へ合図を送る。
音を消して走り去る同志の背を見送っていた。
数名の『同志』は死者であることを彼は知っている。鬼哭組の首魁である松永武人が手を組んだ得体の知れない異邦人の仕業であることは薄々気づいている。
自分達は松永の指示により、この城に火をつけ、騒ぎに乗じて中に入り、水野武徳を殺害し、城を占拠する。
元は同じ秋寿派とはいえ、奴は裏切り者。
戦いで裏切りは常。しかし、我が主を死に追いやった恨みは残る。
城を占拠した後は民に混乱がもたらされるだろうが、覚悟なくして政を覆すことはできないのだ。
しかし、自身の『主』が願う事なのかと大輔は自問を繰り返すも、答えは出ない。
千石原の乱の時、逃げ出したのは主の命だった。
若い命を失うわけにはいかないと……しかし、逃げた秋寿派の者は心が荒む日々を過ごしていた。
憂さ晴らしに繰り返す乱闘、役人の目から逃げるのはいつものことだった。
乱闘に勝っても、無力と打ちのめされる自分に愛想が尽きそうになった時に姿を現したのは松永武人だ。
薄ら笑いを浮かべた松永武人は大輔を鬼哭組に誘った。
今の詩天を壊し、新体制を作る。
東行大輔が松永へ返した言葉は只一つ。
――凡ては、詩天が為。
大輔は月の高さを確認する為に顔を上げた。
明日は満月。
仕官を始めた頃、今は亡き主が満月は望みが成就する時であり、新月は何かを始める時と教えてくれた。
答えを出すためにこの役目は果たさねばならないのだ。
月が満ちようとするこの時に。
彼は今回の指示を受けた後、奇妙な事に遭遇した。
下調べをしていた時、暫く門を開けてなかった屋敷が診療所だと知り、その後に鬼哭組に入ることになっていた浪人達が夜中、診療所に侵入しようとしていたのだ。
正気を失った浪人達の様子に何かの仕業ではと察していた。
あの異邦人の仕業かは分からないが、役目を終え、松永に進言しなくてはならないと大輔は思う。
詩天にはあの異邦人の他になにかいる。
そして、診療所に出入りしていたあの即疾隊隊士にも接触せねばならない。
「何故、現三条家の犬になっているんだ……」
苛立ちを隠さず、大輔は呟いた。
九代目詩天の三条 真美(kz0198)の留守を狙い、若峰を大火へ導き、水野武徳(kz0196)を殺害の上、黒狗城を占拠。
詩天を頂点とする政治体制を新たに整える。
夢物語が如き理想を掲げ、革命を挑む鬼哭組。
若峰守護を掲げ、忠を持って阻止せんとする即疾隊。
物語は双方が激突する中で、佳境を迎える。
●
即疾隊屯所に到着したハンターは局長達の指示あるまで待機となった。
ハンター達の前に姿を現した副局長の前沢恭吾はいつも通りだが、一番隊長の壬生和彦の瞳に輝きは失われており、整った顔立ちに笑みはなく、玲瓏たる様子を引き立てている。
二人も様子を隠しているようであったが、ハンター達は即疾隊が鬼哭組の浪士を捕えたという話は聞いている。
最後に入ってきた局長はハンター達の様子を横目で見て、軽い調子で「悪いな、待たせて」と軽い調子で謝った。
「一番隊と共に急ぎで黒狗城へ行ってもらいたい」
局長が即座にハンター達に指示を出した。
「奴らの狙いは黒狗城を炎上させ、その隙に城を占拠する事」
その狙いに全員に緊張が走る。
「今は城の主たる真美様が不在ゆえ、水野殿を殺害を考えていたという」
更に言葉を紡ぐ前沢に「本気だな」とハンターの一人が呟く。
「すぐにでも火付けを止めに行く。続け」
和彦が腰を上げると、ハンター達はすぐに従った。
隊服である羽織に袖を通したハンター達は屯所を飛び出して黒狗城へと駆けていく。
日が暮れており、夜の色が空を染めている。
顔を上げたハンターと目を合わせたのは今にも満ちそうな月。
明るい月夜に 犯行するのは自信の現れだろうか。
決して、成就させないとハンターは胸に秘める。
●
黒狗城付近にいた浪人達は周囲の警備に気づかれないように身を潜めていた。
松永武人より火付けと占拠の指揮を任されたのは東行大輔という浪人。
若峰入りしている時は笠を被り、顔を隠していた。
大輔が手を挙げて他の浪人達へ合図を送る。
音を消して走り去る同志の背を見送っていた。
数名の『同志』は死者であることを彼は知っている。鬼哭組の首魁である松永武人が手を組んだ得体の知れない異邦人の仕業であることは薄々気づいている。
自分達は松永の指示により、この城に火をつけ、騒ぎに乗じて中に入り、水野武徳を殺害し、城を占拠する。
元は同じ秋寿派とはいえ、奴は裏切り者。
戦いで裏切りは常。しかし、我が主を死に追いやった恨みは残る。
城を占拠した後は民に混乱がもたらされるだろうが、覚悟なくして政を覆すことはできないのだ。
しかし、自身の『主』が願う事なのかと大輔は自問を繰り返すも、答えは出ない。
千石原の乱の時、逃げ出したのは主の命だった。
若い命を失うわけにはいかないと……しかし、逃げた秋寿派の者は心が荒む日々を過ごしていた。
憂さ晴らしに繰り返す乱闘、役人の目から逃げるのはいつものことだった。
乱闘に勝っても、無力と打ちのめされる自分に愛想が尽きそうになった時に姿を現したのは松永武人だ。
薄ら笑いを浮かべた松永武人は大輔を鬼哭組に誘った。
今の詩天を壊し、新体制を作る。
東行大輔が松永へ返した言葉は只一つ。
――凡ては、詩天が為。
大輔は月の高さを確認する為に顔を上げた。
明日は満月。
仕官を始めた頃、今は亡き主が満月は望みが成就する時であり、新月は何かを始める時と教えてくれた。
答えを出すためにこの役目は果たさねばならないのだ。
月が満ちようとするこの時に。
彼は今回の指示を受けた後、奇妙な事に遭遇した。
下調べをしていた時、暫く門を開けてなかった屋敷が診療所だと知り、その後に鬼哭組に入ることになっていた浪人達が夜中、診療所に侵入しようとしていたのだ。
正気を失った浪人達の様子に何かの仕業ではと察していた。
あの異邦人の仕業かは分からないが、役目を終え、松永に進言しなくてはならないと大輔は思う。
詩天にはあの異邦人の他になにかいる。
そして、診療所に出入りしていたあの即疾隊隊士にも接触せねばならない。
「何故、現三条家の犬になっているんだ……」
苛立ちを隠さず、大輔は呟いた。
解説
依頼内容
黒狗城の火付けと占拠の阻止。
皆さまは即疾隊一番隊士として行動しております。
駆けつける先は現詩天三条真美が住まう黒狗城。
そこで鬼哭組浪士が二手に分かれ、火をつけます。
皆さんは浪士の強行を止めて下さい。
隊長である壬生和彦は手分けして二班に分かれるように指示します。
一班は壬生とハンター
二班は一番隊隊士(六名:全員舞剣士の覚醒者)
一番隊士のレベルは大体レベル十五前後。
隊長である和彦のレベルは皆さまの足を引っ張ることはありません。
二班が心配ならプレイングで二班希望と明記願います。
隊士達も口にはしませんが、ハンターの助けはありがたいようです。
敵データ
一班側
鬼哭組浪士:東行大輔
覚醒者。舞剣士。千石原の乱で秋寿側にいた者。
乱の後は宿場町でケチな喧嘩や用心棒もどきで日銭を稼いでいた。
鬼哭組では地味な存在であり知る者も少ないが、売られた喧嘩はよく買っていたという。
契約者:四体
元は鬼哭組浪士であったが、戦いの中で瀕死の重傷を受けた者や命を落とした者。ブラッドリーの力により再び歪虚の眷属として蘇った。
事実上、ブラッドリーの操り人形同然である事から説得は不可能。
内三体は手にした日本刀で、残一体は槍で襲う。
二班側
鬼哭組浪士 三名
覚醒者。舞剣士。東行大輔と時折行動を共にしている。
それなりの腕前はある為、平隊士は苦戦する可能性あり。
契約者:二体
上記と同じく、歪虚の眷属。一体は日本刀で、残一体は弓で襲ってきます。
浪士については場合によって斬り捨て良しと局長より命を受けてます。
逃走した場合、闇討ちを避ける為、深追い禁止。
同行NPC
壬生和彦:十七歳。即疾隊一番隊隊長。実は詩天に古くからある剣術、葦原流の当主。本名は葦原和彦(あしはら・かずひこ)。
事件を追っていた末に身分を偽って即疾隊へ入隊。
隊員達の厚意で本名は隠したままで、それ故、隊員達を大事にする気持ちが強く、鬼哭組には怒りを覚えている。
黒狗城の火付けと占拠の阻止。
皆さまは即疾隊一番隊士として行動しております。
駆けつける先は現詩天三条真美が住まう黒狗城。
そこで鬼哭組浪士が二手に分かれ、火をつけます。
皆さんは浪士の強行を止めて下さい。
隊長である壬生和彦は手分けして二班に分かれるように指示します。
一班は壬生とハンター
二班は一番隊隊士(六名:全員舞剣士の覚醒者)
一番隊士のレベルは大体レベル十五前後。
隊長である和彦のレベルは皆さまの足を引っ張ることはありません。
二班が心配ならプレイングで二班希望と明記願います。
隊士達も口にはしませんが、ハンターの助けはありがたいようです。
敵データ
一班側
鬼哭組浪士:東行大輔
覚醒者。舞剣士。千石原の乱で秋寿側にいた者。
乱の後は宿場町でケチな喧嘩や用心棒もどきで日銭を稼いでいた。
鬼哭組では地味な存在であり知る者も少ないが、売られた喧嘩はよく買っていたという。
契約者:四体
元は鬼哭組浪士であったが、戦いの中で瀕死の重傷を受けた者や命を落とした者。ブラッドリーの力により再び歪虚の眷属として蘇った。
事実上、ブラッドリーの操り人形同然である事から説得は不可能。
内三体は手にした日本刀で、残一体は槍で襲う。
二班側
鬼哭組浪士 三名
覚醒者。舞剣士。東行大輔と時折行動を共にしている。
それなりの腕前はある為、平隊士は苦戦する可能性あり。
契約者:二体
上記と同じく、歪虚の眷属。一体は日本刀で、残一体は弓で襲ってきます。
浪士については場合によって斬り捨て良しと局長より命を受けてます。
逃走した場合、闇討ちを避ける為、深追い禁止。
同行NPC
壬生和彦:十七歳。即疾隊一番隊隊長。実は詩天に古くからある剣術、葦原流の当主。本名は葦原和彦(あしはら・かずひこ)。
事件を追っていた末に身分を偽って即疾隊へ入隊。
隊員達の厚意で本名は隠したままで、それ故、隊員達を大事にする気持ちが強く、鬼哭組には怒りを覚えている。
マスターより
お世話になります。
鷹羽柊架(たかば・しゅうか)です。
今回は近藤SDと連動シナリオを出すことになりました。
『はもんのつづき』に参加してもしなくても問題ない仕様となってます。
お気軽にご参加ください。
鷹羽柊架(たかば・しゅうか)です。
今回は近藤SDと連動シナリオを出すことになりました。
『はもんのつづき』に参加してもしなくても問題ない仕様となってます。
お気軽にご参加ください。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/02/12 11:10
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/02/02 00:20:53 |
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相談卓 本多 七葵(ka4740) 人間(クリムゾンウェスト)|20才|男性|舞刀士(ソードダンサー) |
最終発言 2018/02/05 23:51:00 |