ゲスト
(ka0000)
【反影】大地のイタチは夢をみる
マスター:狐野径

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 3~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/02/20 12:00
- リプレイ完成予定
- 2018/03/01 12:00
オープニング
●???
それらは暗くなっていく空を見上げた。
空だけでなく、海も森もすべて無になっていく。
どうやって戦えば良かったのか?
彼らなりに戦ってきたのだが……。
ただ、願った。
「大変でちー、あっちの海浮かぶ者が全滅したでちー」
斥候を務めていた陸の者は悲鳴をあげながら報告をした。
「どうするんでちー?」
そわそわする。
「山に住む者もいなくなってしまったでちー」
周囲で悲鳴が上がる。
「……何もできないでちか?」
その声にこたえるものはいなかった。
森の外がすでに無に還り、ここもいずれ飲まれることは分かっている。だからこそ、敵と戦う力がほしかった。すべてが無に還る前に――。
●あれにつける薬なし
地域の探索にラカ・ベルフはお守り――ではなく、護衛のハンターとともにやってきた。
「船に乗らなければ来られますわ……」
龍園の外に出るのは苦手でも、歪虚の領域をどうにかするならば話は別だ。
「それにしても……何度来ても嫌なところです」
そんな中、距離があったにも関わらず強欲の歪虚のような影を見つけた。案の定、ラカが走り出した。たぶん、ラカよりもその敵にの近くにいる者もあるだろうから、ハンターとしては無理に追いかけることは避けたかった。
だが、ラカを止めるのは遅かった。敵にぶつかったのではなく、一行は何かに巻き込まれてしまったのだった。
風景が変わる。今いるのは森の中のようだった。荒廃した、荒涼とした大地にいたために、ここまでの変化は自分に何があったのか理解するのに大変時間がかかる。
森であるから、木も草も生えているが、どこか元気がない。空の色はどんよりと暗いせいかもしれない。
いわゆる、歪虚の影響を受け続けている地域という雰囲気がする。
こうなると生命の危機にかかわるため、頭の中は動き始める。調査すべきかとハンターたちは動こうとした。
カサカサ……。
草が揺れていた。
ラカはモーニングスターをスカートの中から取り出した。
ハンターたちも防御または攻撃へ移れる体勢となる。
ひょこ、と小さな生き物が草の陰から顔をのぞかせた。クリムゾンウェストでもペットとして連れている人がいるイタチの生き物に似ている。
ラカもハンターも拍子抜けした顔になるが、敵か味方かわからないので様子は見る。
『うわああああ、歪虚でちー、歪虚が来たでちー』
『嫌でちー』
声が聞こえる。小さな生き物たちが叫んだようだった。
「え? 歪虚? ……それならば私たちが……むしろ……あれ?」
ラカも気づいた、歪虚とは自分たちのことを指しているのではないかと言うことに。
『エンジェル隊が来たでちー』
『みんな逃るでちー』
背中に鳥の羽のような飾りのついた白銀の鎧を身に着け、手には小さなナイフのような武器を手にした数匹のイタチが出てきた。
ラカは見下ろして、困惑している。それらの格好は可愛いくもあり、勇ましくもある。イメージとしては騎士団とかだろうか。
「……ど、どうすればいいのですか?」
思わずハンターに問いかけるラカ。エンジェル隊は格好こそ勇ましいが、震えているように見える。
『いつもの奴より小さいでちー!』
『でも、いつもの奴より色があるでち?』
『しゃべっているでち?』
ひそひそとエンジェル隊はしゃべっている。ラカたちから視線をそらした瞬間、それらは凍り付いた。
『こいつらが仲間を呼んだででちー』
『いつもの奴でちー』
ラカとハンターたちはイタチたちが見る方向に目を向けた。
人の形のように見えなくはない影が現れる。だが、木彫りの人形と言うには粗すぎて、ただの木が動いているのにも近いかもしれない。
「……私たちはこれと間違われているのです?」
ラカはイタチを見て、歪虚を見た。
『大変でちー、あっちに歪虚が出てえええってこっちに来ているでちー』
歪虚の後ろの方で声が聞こえる気がする。歪虚がでかくて見えない、イタチ小さくて見えない。
「これを倒せば話を聞けるのでしょうね! 敵として不足はありません! この小さな生き物を守るために頑張ります!」
とりあえずそれしかないようだった。
それらは暗くなっていく空を見上げた。
空だけでなく、海も森もすべて無になっていく。
どうやって戦えば良かったのか?
彼らなりに戦ってきたのだが……。
ただ、願った。
「大変でちー、あっちの海浮かぶ者が全滅したでちー」
斥候を務めていた陸の者は悲鳴をあげながら報告をした。
「どうするんでちー?」
そわそわする。
「山に住む者もいなくなってしまったでちー」
周囲で悲鳴が上がる。
「……何もできないでちか?」
その声にこたえるものはいなかった。
森の外がすでに無に還り、ここもいずれ飲まれることは分かっている。だからこそ、敵と戦う力がほしかった。すべてが無に還る前に――。
●あれにつける薬なし
地域の探索にラカ・ベルフはお守り――ではなく、護衛のハンターとともにやってきた。
「船に乗らなければ来られますわ……」
龍園の外に出るのは苦手でも、歪虚の領域をどうにかするならば話は別だ。
「それにしても……何度来ても嫌なところです」
そんな中、距離があったにも関わらず強欲の歪虚のような影を見つけた。案の定、ラカが走り出した。たぶん、ラカよりもその敵にの近くにいる者もあるだろうから、ハンターとしては無理に追いかけることは避けたかった。
だが、ラカを止めるのは遅かった。敵にぶつかったのではなく、一行は何かに巻き込まれてしまったのだった。
風景が変わる。今いるのは森の中のようだった。荒廃した、荒涼とした大地にいたために、ここまでの変化は自分に何があったのか理解するのに大変時間がかかる。
森であるから、木も草も生えているが、どこか元気がない。空の色はどんよりと暗いせいかもしれない。
いわゆる、歪虚の影響を受け続けている地域という雰囲気がする。
こうなると生命の危機にかかわるため、頭の中は動き始める。調査すべきかとハンターたちは動こうとした。
カサカサ……。
草が揺れていた。
ラカはモーニングスターをスカートの中から取り出した。
ハンターたちも防御または攻撃へ移れる体勢となる。
ひょこ、と小さな生き物が草の陰から顔をのぞかせた。クリムゾンウェストでもペットとして連れている人がいるイタチの生き物に似ている。
ラカもハンターも拍子抜けした顔になるが、敵か味方かわからないので様子は見る。
『うわああああ、歪虚でちー、歪虚が来たでちー』
『嫌でちー』
声が聞こえる。小さな生き物たちが叫んだようだった。
「え? 歪虚? ……それならば私たちが……むしろ……あれ?」
ラカも気づいた、歪虚とは自分たちのことを指しているのではないかと言うことに。
『エンジェル隊が来たでちー』
『みんな逃るでちー』
背中に鳥の羽のような飾りのついた白銀の鎧を身に着け、手には小さなナイフのような武器を手にした数匹のイタチが出てきた。
ラカは見下ろして、困惑している。それらの格好は可愛いくもあり、勇ましくもある。イメージとしては騎士団とかだろうか。
「……ど、どうすればいいのですか?」
思わずハンターに問いかけるラカ。エンジェル隊は格好こそ勇ましいが、震えているように見える。
『いつもの奴より小さいでちー!』
『でも、いつもの奴より色があるでち?』
『しゃべっているでち?』
ひそひそとエンジェル隊はしゃべっている。ラカたちから視線をそらした瞬間、それらは凍り付いた。
『こいつらが仲間を呼んだででちー』
『いつもの奴でちー』
ラカとハンターたちはイタチたちが見る方向に目を向けた。
人の形のように見えなくはない影が現れる。だが、木彫りの人形と言うには粗すぎて、ただの木が動いているのにも近いかもしれない。
「……私たちはこれと間違われているのです?」
ラカはイタチを見て、歪虚を見た。
『大変でちー、あっちに歪虚が出てえええってこっちに来ているでちー』
歪虚の後ろの方で声が聞こえる気がする。歪虚がでかくて見えない、イタチ小さくて見えない。
「これを倒せば話を聞けるのでしょうね! 敵として不足はありません! この小さな生き物を守るために頑張ります!」
とりあえずそれしかないようだった。
解説
●目的
目の前にいる敵を倒す
できれば、住民?から話を聞く
●位置関係
□イ□□ハラ
□□□□□□
□□□□□□
□□□◆□□
□□ヴ□□□
□□□□□□
□イ□□□□
□□□□□◆
ラ=ラカ、ハ=ハンター、イ=イタチ、ヴ=歪虚
□=おおよそ2×2、平地。◆=木など。
※今いるあたり。記したマップ外は灌木や高木などもある。
●NPC
ラカ・ベルフ ドラグーンで青龍のために頑張れると信じている神官。基本的に回復魔法と敵を殴るスキルを持ってくる。
歪虚で見えていない住民 白っぽい毛並みでふかふかしているタイプのフェレットぽい。たぶん、オス……と言うかハンター側から見えていない。
エンジェル隊隊長? タヌキ顔タイプのフェレットぽい。オス、ちょっと小柄。
エンジェル隊の隊員×5 いろいろな毛並みでひかくてき大柄ぽいけれど震えている。
●小さな生き物
後ろ足で立つのがうまいフェレット。サイズゼロ(全長50センチ前後で大き目)。移動するときは前足は地面に下す。
一応、会話は成立するはず……言っていることはわかるので。
●歪虚
・木彫り人形ぽい歪虚 サイズ2、一体。小さい木彫り人形(サイズ0)が何体か頭に乗っており、動きそうだ。
目の前にいる敵を倒す
できれば、住民?から話を聞く
●位置関係
□イ□□ハラ
□□□□□□
□□□□□□
□□□◆□□
□□ヴ□□□
□□□□□□
□イ□□□□
□□□□□◆
ラ=ラカ、ハ=ハンター、イ=イタチ、ヴ=歪虚
□=おおよそ2×2、平地。◆=木など。
※今いるあたり。記したマップ外は灌木や高木などもある。
●NPC
ラカ・ベルフ ドラグーンで青龍のために頑張れると信じている神官。基本的に回復魔法と敵を殴るスキルを持ってくる。
歪虚で見えていない住民 白っぽい毛並みでふかふかしているタイプのフェレットぽい。たぶん、オス……と言うかハンター側から見えていない。
エンジェル隊隊長? タヌキ顔タイプのフェレットぽい。オス、ちょっと小柄。
エンジェル隊の隊員×5 いろいろな毛並みでひかくてき大柄ぽいけれど震えている。
●小さな生き物
後ろ足で立つのがうまいフェレット。サイズゼロ(全長50センチ前後で大き目)。移動するときは前足は地面に下す。
一応、会話は成立するはず……言っていることはわかるので。
●歪虚
・木彫り人形ぽい歪虚 サイズ2、一体。小さい木彫り人形(サイズ0)が何体か頭に乗っており、動きそうだ。
マスターより
こんにちは、狐野径です。
すごく平和そうなシナリオになりました。戦闘とはしましたが、調査と半々です。
某英語塾の広告見た瞬間の私の心情「かわいい、フェレットぽい」と「待て、今度のシナリオって!」の二本立てでした。
なぞのフェレット推しです。いや、たぶん、モフモフ成分が私に必要なのです。
海にはラッコ、山にはオコジョなどが……と想像中です。
念のため、あくまで「平和そう」ですよ?
よろしくお願いします。
すごく平和そうなシナリオになりました。戦闘とはしましたが、調査と半々です。
某英語塾の広告見た瞬間の私の心情「かわいい、フェレットぽい」と「待て、今度のシナリオって!」の二本立てでした。
なぞのフェレット推しです。いや、たぶん、モフモフ成分が私に必要なのです。
海にはラッコ、山にはオコジョなどが……と想像中です。
念のため、あくまで「平和そう」ですよ?
よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/02/25 21:13
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 エラ・“dJehuty”・ベル(ka3142) 人間(リアルブルー)|30才|女性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2018/02/18 15:44:53 |
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【質問卓】 メイム(ka2290) エルフ|15才|女性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2018/02/17 19:01:22 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/02/16 23:59:48 |