ゲスト
(ka0000)
【初心】精霊のご立腹
マスター:狐野径

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加制限
- LV1~LV20
- 参加人数
- 現在6人 / 3~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/02/27 09:00
- リプレイ完成予定
- 2018/03/08 09:00
オープニング
●その精霊、立腹につき
グラズヘイム王国のとある地域にこの町には、船も行きかう大きめな川がある。その川には精霊が住んでいる。
川の両岸に町があるが、片方だけにその精霊を祭った社がある。そちらの町が先にできたのか、もともとそちらに人がいたからできたのか、来歴を知っているのは現状ここにはいなかった。
以前は歪虚の襲撃――といっても、ここの領主の兄だった――があったが、現在は復興しつつ、穏やかな時を送っていた。
「むっかかかかかあああああなのおおおおおおおおおおおおおおお」
水辺で精霊が絶叫しているが、おおむね平和である。町の中で干している魚が消えたり、屋根の上でどたどた走る音がしたりすることがあっても平穏である。
ただ、さすがに、精霊が何か訴えているため、町の人は領主であるイノア・クリシスに伝えた。
その結果、イノアは直接やってきた。この精霊が領主の屋敷に来られるわけではないため、町の視察もかねてやってくる。
イノアの前にいる水の精霊リオ(仮)は少女のような少年のような中性的な姿をしている。その上、人間ぽい姿で布を巻き付けた服を着ているのだが、全部流水である。形があるけれども中身は流れているように見える。
「いーのーあーっ!」
「何があったのですか?」
リオ(仮)はうなずく。
「ぞおおおおまあああ、腹立つううう」
「……え?」
リオ(仮)は人間の言葉をしゃべれないところから大分話せるようになったようだ。長くなるのでかいつまんで説明する。
彼女の手が届かないところに雑魔が出ているという。まだ、町の人に被害は出ていないが、こざかしいことに手が届かないところにいる。リオ(仮)は水があるところしか動けない。下水とかも行けなくはないけれども、遠くまで行くと川の水が薄くなるし気分が乗らないらしい。
「それは困りますね」
リオ(仮)が憤慨すると、彼女を中心に大きな波が立つのがイノアにも見えている。雑魔がいるのも困るし、川が不安定なのも困る。一番いいのは雑魔に退場願うこと。
雑魔がいるという噂は人間側では発生していない。そのためイノアは精霊に感謝するとともに、怒りを鎮めてもらうべく――必死に、お礼を述べ対処することを宣言したのだった。
イノアは帰路で考える。
「……兵士でも倒せるものですけれど……うちの戦力は」
少ない。いろいろあって、最低限しかいない。
「ハンターにお願いするのが一番ですね……」
そして、イノアは支部に顔を出したのだった。
●依頼
受付嬢はイノアの話を聞いて「では、駆け出しハンターに頑張ってもらいましょう」と言い切る。
「え?」
「町の中、一応、それなりに力持っているぽい精霊のアシストもありますし、訓練にはもってこいでしょ?」
受付嬢はタグをつけていく。
「訓練だからって他者を頼り切ってはいけませんし、現状の話から……役割決めたり、探したり色々やることはありますし、町の中だから必要ならSOSも出せます。ハンターにも町にも優しい依頼です」
受付嬢のよくわからない言葉を聞きながらイノアは自分なりに解釈する。今後、世界に羽ばたくハンターのためになるなら十分いい話である。
やることはいくつかある。現在入っている情報の裏を取り、雑魔をおびき出してたたく。町には人が普通に生活しているため、危険にさらさないようにしないともならない。無理はしなければ問題は発生しないだろう。
「情報としてはこれですか……干物作成中の魚が盗まれたとか、屋根の上をドドドと走る音がするけど、猫にしては大きそうだとか……」
「それだと、梯子は用意しておいた方がいいですね」
「二階建て以上だとちょっと……まあ、バルコニーとか登ればいい話なので、そこまで私たちが心配することではないですね」
建物は二階建てから三階建てが多い。
「お屋敷周りは出ているのですか?」
「いえ、噂は聞いていません……川からはそれなりに離れたところろ……中央付近でしょうか」
領主と受付嬢は首をかしげる。
「調べてくださいということですよね! はい、領主、依頼は受けましたので、どーんと大船に乗って待っていてくださいね」
お約束だが、この言い方は「泥船」ぽいのである。
しかし、イノアは口に出さない。依頼を受け付けたのはこの職員でも、依頼を解決のために頑張るのはハンター諸氏なのだから。
グラズヘイム王国のとある地域にこの町には、船も行きかう大きめな川がある。その川には精霊が住んでいる。
川の両岸に町があるが、片方だけにその精霊を祭った社がある。そちらの町が先にできたのか、もともとそちらに人がいたからできたのか、来歴を知っているのは現状ここにはいなかった。
以前は歪虚の襲撃――といっても、ここの領主の兄だった――があったが、現在は復興しつつ、穏やかな時を送っていた。
「むっかかかかかあああああなのおおおおおおおおおおおおおおお」
水辺で精霊が絶叫しているが、おおむね平和である。町の中で干している魚が消えたり、屋根の上でどたどた走る音がしたりすることがあっても平穏である。
ただ、さすがに、精霊が何か訴えているため、町の人は領主であるイノア・クリシスに伝えた。
その結果、イノアは直接やってきた。この精霊が領主の屋敷に来られるわけではないため、町の視察もかねてやってくる。
イノアの前にいる水の精霊リオ(仮)は少女のような少年のような中性的な姿をしている。その上、人間ぽい姿で布を巻き付けた服を着ているのだが、全部流水である。形があるけれども中身は流れているように見える。
「いーのーあーっ!」
「何があったのですか?」
リオ(仮)はうなずく。
「ぞおおおおまあああ、腹立つううう」
「……え?」
リオ(仮)は人間の言葉をしゃべれないところから大分話せるようになったようだ。長くなるのでかいつまんで説明する。
彼女の手が届かないところに雑魔が出ているという。まだ、町の人に被害は出ていないが、こざかしいことに手が届かないところにいる。リオ(仮)は水があるところしか動けない。下水とかも行けなくはないけれども、遠くまで行くと川の水が薄くなるし気分が乗らないらしい。
「それは困りますね」
リオ(仮)が憤慨すると、彼女を中心に大きな波が立つのがイノアにも見えている。雑魔がいるのも困るし、川が不安定なのも困る。一番いいのは雑魔に退場願うこと。
雑魔がいるという噂は人間側では発生していない。そのためイノアは精霊に感謝するとともに、怒りを鎮めてもらうべく――必死に、お礼を述べ対処することを宣言したのだった。
イノアは帰路で考える。
「……兵士でも倒せるものですけれど……うちの戦力は」
少ない。いろいろあって、最低限しかいない。
「ハンターにお願いするのが一番ですね……」
そして、イノアは支部に顔を出したのだった。
●依頼
受付嬢はイノアの話を聞いて「では、駆け出しハンターに頑張ってもらいましょう」と言い切る。
「え?」
「町の中、一応、それなりに力持っているぽい精霊のアシストもありますし、訓練にはもってこいでしょ?」
受付嬢はタグをつけていく。
「訓練だからって他者を頼り切ってはいけませんし、現状の話から……役割決めたり、探したり色々やることはありますし、町の中だから必要ならSOSも出せます。ハンターにも町にも優しい依頼です」
受付嬢のよくわからない言葉を聞きながらイノアは自分なりに解釈する。今後、世界に羽ばたくハンターのためになるなら十分いい話である。
やることはいくつかある。現在入っている情報の裏を取り、雑魔をおびき出してたたく。町には人が普通に生活しているため、危険にさらさないようにしないともならない。無理はしなければ問題は発生しないだろう。
「情報としてはこれですか……干物作成中の魚が盗まれたとか、屋根の上をドドドと走る音がするけど、猫にしては大きそうだとか……」
「それだと、梯子は用意しておいた方がいいですね」
「二階建て以上だとちょっと……まあ、バルコニーとか登ればいい話なので、そこまで私たちが心配することではないですね」
建物は二階建てから三階建てが多い。
「お屋敷周りは出ているのですか?」
「いえ、噂は聞いていません……川からはそれなりに離れたところろ……中央付近でしょうか」
領主と受付嬢は首をかしげる。
「調べてくださいということですよね! はい、領主、依頼は受けましたので、どーんと大船に乗って待っていてくださいね」
お約束だが、この言い方は「泥船」ぽいのである。
しかし、イノアは口に出さない。依頼を受け付けたのはこの職員でも、依頼を解決のために頑張るのはハンター諸氏なのだから。
解説
雑魔を討伐しよう!
●被害情報や噂
干している魚が捕られた。ただし、猫やユグディラの可能性もあり、一概に雑魔とは限らない。
店先にあったジャーキーが消えていた。
屋根の上を走るものがある。猫にしては大きい気がする。
人間や動物(ペットとか)に雑魔による死傷者は出ていない。
●敵情報(PL情報)
オオカミだった雑魔 サイズは1、数は1。すばしっこく道を走る。登りやすいところからは屋根にも上がることも。夜によく動き回っている。できれば肉を食べるより、精霊を食らいたいと思っている。
攻撃方法は噛みつき、ひっかきである。
●町
川に沿って町があり、見下ろすように丘があります。
丘寄りの高級住宅街入口に領主の屋敷があり、町の真ん中あたりにエクラ教会があります。
「被害状況や噂」にあることはエクラ教会があるところから川側であり、商店街や住宅街である。
水の精霊が言うには、川で精霊が力を発揮するところから程よく離れて行動しているとのこと。
●NPC
・イノア・クリシス 領主、15歳女、一般人。しっかり者であるけれど、弱みを見せられない。もう関係ないけれども、兄は憂悦孤唱プエル(kz0127)の生前である。
・リオ(仮) 水の精霊、外見上は15歳くらいの少女? そろそろ(MSが)かっこ取りたい。討伐で問題がある場合、力を貸すことになる。川沿いしかあまり力を発揮できない。雑魔なら一撃で倒せる、当たれば。
意思疎通は一応できるので、リプレイ中は力を貸せる。
●被害情報や噂
干している魚が捕られた。ただし、猫やユグディラの可能性もあり、一概に雑魔とは限らない。
店先にあったジャーキーが消えていた。
屋根の上を走るものがある。猫にしては大きい気がする。
人間や動物(ペットとか)に雑魔による死傷者は出ていない。
●敵情報(PL情報)
オオカミだった雑魔 サイズは1、数は1。すばしっこく道を走る。登りやすいところからは屋根にも上がることも。夜によく動き回っている。できれば肉を食べるより、精霊を食らいたいと思っている。
攻撃方法は噛みつき、ひっかきである。
●町
川に沿って町があり、見下ろすように丘があります。
丘寄りの高級住宅街入口に領主の屋敷があり、町の真ん中あたりにエクラ教会があります。
「被害状況や噂」にあることはエクラ教会があるところから川側であり、商店街や住宅街である。
水の精霊が言うには、川で精霊が力を発揮するところから程よく離れて行動しているとのこと。
●NPC
・イノア・クリシス 領主、15歳女、一般人。しっかり者であるけれど、弱みを見せられない。もう関係ないけれども、兄は憂悦孤唱プエル(kz0127)の生前である。
・リオ(仮) 水の精霊、外見上は15歳くらいの少女? そろそろ(MSが)かっこ取りたい。討伐で問題がある場合、力を貸すことになる。川沿いしかあまり力を発揮できない。雑魔なら一撃で倒せる、当たれば。
意思疎通は一応できるので、リプレイ中は力を貸せる。
マスターより
こんにちは、狐野径です。
今回は【初心】としました。町自体はこれまでもちょこちょこ出していますが、参考にしなくても問題ありません。念のために記すと、狐野径のタイトルに【孤唱】「乙女、」と入っているもので見つけやすいです。
町にいるらしい雑魔を見つけだし、討伐してください。屋根の上にいたり、干している魚捕ったりしているのが雑魔か否かと言うのも重要ですね。
ユグディラだったり、ちょっと大きな猫だったりするかもしれません。とはいえ、雑魔がいるのは精霊が言っているので間違いないでしょう。
よろしくお願いします。
今回は【初心】としました。町自体はこれまでもちょこちょこ出していますが、参考にしなくても問題ありません。念のために記すと、狐野径のタイトルに【孤唱】「乙女、」と入っているもので見つけやすいです。
町にいるらしい雑魔を見つけだし、討伐してください。屋根の上にいたり、干している魚捕ったりしているのが雑魔か否かと言うのも重要ですね。
ユグディラだったり、ちょっと大きな猫だったりするかもしれません。とはいえ、雑魔がいるのは精霊が言っているので間違いないでしょう。
よろしくお願いします。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/03/04 17:54
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/02/25 22:49:46 |
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相談卓 蓬仙 霞(ka6140) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|舞刀士(ソードダンサー) |
最終発言 2018/02/27 08:41:54 |