ゲスト
(ka0000)
【反影】大地のイタチは空に消える
マスター:狐野径

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 3~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/03/13 19:00
- リプレイ完成予定
- 2018/03/22 19:00
オープニング
●理解
一旦龍園に戻ったラカ・ベルフは反省とともに情報を集める。
前回、たまたま異界に足を踏み入れてしまった。不注意で済む話ではないとハンターオフィスにある情報からよく理解した。
無事戻れたことは幸いであり、あの場で深手を負ったり、死もありうるのだ。
「それでも、もう一度調査に行きたいです」
ハンターとともに見た世界を直接救えるわけではないが、あのままで良いとは思えなかった。そこの者たちにどのような感情があるのか、何もないのかもしれない。救うという感情そのものがひどいものかもしれない。
ただ、あのままではいけないと感じるだけ。外の人間としてそう感じるだけ。
異界ではラカの足には大地の感触があり、肺に入った空気はどこか重く冷たい森の空気だった。ハンターが触れていたその地の住民はもふもふだった。
最後に抱き抱えていたハンターは思わず手を見つめていた。そこに先ほどまでいた、ぬくもりがあったということだろう。
「消す方法はあるはずです……」
戦うことはできても騎士ほどの力はない。だからこそ、ハンターの力を借りる必要はあった。
そして、集まってくれたハンターには頭を深々と下げる。
「よろしくお願いします」
違和感を調査に向かう。
あのフェレットのようなイタチのような生き物がいる世界に対する違和感。住民の存在ではなく、そこにある奇妙な不安定さ。
先日のハンターたちのやり取りからラカでも感じるものはあった。
ただし、それが根源ということは確証がない。
調べて、討伐しないとならない。
しかし、本当にそれができるかは分からない。
歪虚に連なるものと認識し、手に掛けることができるのかわからないが、護らないといけないものはあるのだから譲れないはずだ。
ラカは葛藤とともに向かう。
異界があった場所。恐る恐る手をのばす。勢いよく飛び込む勇気はなかった。
異界に取り込まれた。
すぐに空気が変わる。
一瞬、清浄な空気のような気がする。しかし、負のマテリアルを含むどこか重い空気であった。
森の木々は相変わらず元気がない。負のマテリアルの浸食により、いずれ枯れるだろうどころか、滅びを迎える。
「ここでしたわね」
エンジェル隊と歪虚と同じ方向から来たマッシュという白いフェレットと出会った。
違和感はどれだろうか?
それがこの異界を支えている物だろうか?
ラカは唇をかみしめた。
●もふもふ
世界が終わるでち、世界が終わってしまうでち。
どうやってもだめでちか?
神様はどこに行ってしまったでちか?
神様はもういないでちか?
神様に仕えるエンジェルと言うのを模したエンジェル隊も歪虚に勝てないでち。
みんないなくなる……みんななくなる……。
僕に力があれば!
力があれば守れるでち!
でも、僕は疲れたでち。
でも、もっと生きたいでち。
変な記憶、変な記憶……あれは、敵でちか? 何も変わらないから敵でちか?
●同じ状況?
カサカサと音がして、フェレットが五体出てきた。いや、前回より多い。
『うわあああ、敵が出たでちー』
このように言われてもラカはおろおろしなかった。
このフェレット達は自分たちより大きく、形状が人間に似ているものはすべて歪虚とする傾向があると前回わかっているのだから。
前回ハンターがしたように、ラカはしゃがんで話しかける。
「わたくしたちは敵ではありませんわ。できれば救いたいのです」
『え?』
驚いてエンジェル隊のものはラカを見つめる。甲冑風、背中に羽のある服を着ているフェレット達は立ち止まる。
『本当でちか?』
『あいつらは言葉を話さないでち』
ひそひそとエンジェル隊はしゃべる。
交渉を進め、違和感を排除すれば、穏便にこの世界に眠りをもたらせるとラカは思っていた。
「あれらは言葉を話さないのですね……。私たちは――」
ラカの交渉を遮る鋭い声がした。
『だめでちー、そいつらは敵でちー』
白いフェレットのマッシュの声が響いた。走ってきたらしく、地面についていた前足をあげて立つ。
その背後に木の人形のような歪虚が来る。
「逃げてください!」
ラカがマッシュに警告する。
『戦うのでちー』
マッシュは背後から来た歪虚に吹き飛ばされる。
「マッシュさん!」
思わずラカは名前を叫んでしまった。
その瞬間、エンジェル隊からラカに攻撃がある。
「うっ」
痛い。切られた手より、胸の奥が痛い。名前を呼ぶという愚かなことをした自分に怒りを感じる。
それが原因で敵とみなされたのだろうと、ラカですら分かった。
『会話ができる敵でち! 新しい敵でち!』
『マッシュが殺されたでち!』
『こいつらも敵でち』
「マッシュさんは私が助けます」
生きているならば、救うことができる。でも、この世界は、どうなのだろうか。
「皆さん!」
ハンターは武器を構える。
どう行動するか、違和感が何か。
ラカはマッシュがいる方向に走ろうとしている。
一旦龍園に戻ったラカ・ベルフは反省とともに情報を集める。
前回、たまたま異界に足を踏み入れてしまった。不注意で済む話ではないとハンターオフィスにある情報からよく理解した。
無事戻れたことは幸いであり、あの場で深手を負ったり、死もありうるのだ。
「それでも、もう一度調査に行きたいです」
ハンターとともに見た世界を直接救えるわけではないが、あのままで良いとは思えなかった。そこの者たちにどのような感情があるのか、何もないのかもしれない。救うという感情そのものがひどいものかもしれない。
ただ、あのままではいけないと感じるだけ。外の人間としてそう感じるだけ。
異界ではラカの足には大地の感触があり、肺に入った空気はどこか重く冷たい森の空気だった。ハンターが触れていたその地の住民はもふもふだった。
最後に抱き抱えていたハンターは思わず手を見つめていた。そこに先ほどまでいた、ぬくもりがあったということだろう。
「消す方法はあるはずです……」
戦うことはできても騎士ほどの力はない。だからこそ、ハンターの力を借りる必要はあった。
そして、集まってくれたハンターには頭を深々と下げる。
「よろしくお願いします」
違和感を調査に向かう。
あのフェレットのようなイタチのような生き物がいる世界に対する違和感。住民の存在ではなく、そこにある奇妙な不安定さ。
先日のハンターたちのやり取りからラカでも感じるものはあった。
ただし、それが根源ということは確証がない。
調べて、討伐しないとならない。
しかし、本当にそれができるかは分からない。
歪虚に連なるものと認識し、手に掛けることができるのかわからないが、護らないといけないものはあるのだから譲れないはずだ。
ラカは葛藤とともに向かう。
異界があった場所。恐る恐る手をのばす。勢いよく飛び込む勇気はなかった。
異界に取り込まれた。
すぐに空気が変わる。
一瞬、清浄な空気のような気がする。しかし、負のマテリアルを含むどこか重い空気であった。
森の木々は相変わらず元気がない。負のマテリアルの浸食により、いずれ枯れるだろうどころか、滅びを迎える。
「ここでしたわね」
エンジェル隊と歪虚と同じ方向から来たマッシュという白いフェレットと出会った。
違和感はどれだろうか?
それがこの異界を支えている物だろうか?
ラカは唇をかみしめた。
●もふもふ
世界が終わるでち、世界が終わってしまうでち。
どうやってもだめでちか?
神様はどこに行ってしまったでちか?
神様はもういないでちか?
神様に仕えるエンジェルと言うのを模したエンジェル隊も歪虚に勝てないでち。
みんないなくなる……みんななくなる……。
僕に力があれば!
力があれば守れるでち!
でも、僕は疲れたでち。
でも、もっと生きたいでち。
変な記憶、変な記憶……あれは、敵でちか? 何も変わらないから敵でちか?
●同じ状況?
カサカサと音がして、フェレットが五体出てきた。いや、前回より多い。
『うわあああ、敵が出たでちー』
このように言われてもラカはおろおろしなかった。
このフェレット達は自分たちより大きく、形状が人間に似ているものはすべて歪虚とする傾向があると前回わかっているのだから。
前回ハンターがしたように、ラカはしゃがんで話しかける。
「わたくしたちは敵ではありませんわ。できれば救いたいのです」
『え?』
驚いてエンジェル隊のものはラカを見つめる。甲冑風、背中に羽のある服を着ているフェレット達は立ち止まる。
『本当でちか?』
『あいつらは言葉を話さないでち』
ひそひそとエンジェル隊はしゃべる。
交渉を進め、違和感を排除すれば、穏便にこの世界に眠りをもたらせるとラカは思っていた。
「あれらは言葉を話さないのですね……。私たちは――」
ラカの交渉を遮る鋭い声がした。
『だめでちー、そいつらは敵でちー』
白いフェレットのマッシュの声が響いた。走ってきたらしく、地面についていた前足をあげて立つ。
その背後に木の人形のような歪虚が来る。
「逃げてください!」
ラカがマッシュに警告する。
『戦うのでちー』
マッシュは背後から来た歪虚に吹き飛ばされる。
「マッシュさん!」
思わずラカは名前を叫んでしまった。
その瞬間、エンジェル隊からラカに攻撃がある。
「うっ」
痛い。切られた手より、胸の奥が痛い。名前を呼ぶという愚かなことをした自分に怒りを感じる。
それが原因で敵とみなされたのだろうと、ラカですら分かった。
『会話ができる敵でち! 新しい敵でち!』
『マッシュが殺されたでち!』
『こいつらも敵でち』
「マッシュさんは私が助けます」
生きているならば、救うことができる。でも、この世界は、どうなのだろうか。
「皆さん!」
ハンターは武器を構える。
どう行動するか、違和感が何か。
ラカはマッシュがいる方向に走ろうとしている。
解説
敵を倒すこと。
●敵情報 前回の情報と追加
・木彫りの人形のような歪虚 サイズ2。頭に乗っている人形(サイズ0)は歪虚の行動とともに動く。なお、戦闘ラウンドが進むと無数にこの敵が出てくる可能性も否定できない。
・エンジェル隊 サイズ0、10体。連携で攻撃をしてくる。
・??? サイズ1、1体。ハンターの行動によっては姿を現すことはない。二回攻撃及び怒りの対象を焼き尽くす炎を持ち合わせる、噛みつきとひっかきが主な攻撃方法。サイズは大きくないが、攻撃力は人形のような歪虚より上、回避力と防御力は高い。
※???を討伐しないと「失敗」となります。
●NPC
・ラカ・ベルフ 青龍に仕える神官。最近モフモフの愛らしさに目覚めつつある。セットスキルは【ヒーリングスフィア】【キュア】【セイクリッドフラッシュ】。すでに負傷だけれども、戦闘に支障はない。
・マッシュ 白いフェレット。木彫りの人形のような歪虚に蹴飛ばされるように木々の陰に飛ばされた。状況は不明(下記マップ外)。
●位置関係、おおよそ
集落や細い地域がある
↑
□イ□ラハ□
□□□□□□→広い場所があるらしい
□□□□□□
□□□◆□□
□□□□□□
□□□□□□
□□□□□□
□ヴ□□□◆
↓
歪虚が来るという方向
ラ=ラカ、ハ=ハンター、イ=イタチ?フェレットな住人、ヴ=歪虚
□=おおよそ2m×2m、平地。◆=木など。
※今いるあたり。記したマップ外は灌木や高木などもある。
●前回の状況
ハンターたちはスキル等に影響を受けてはいない。
フェレットのような生き物はそこそこに丈夫なようだけれども、攻撃力は強くないようだった。
現状いる歪虚を討伐後、押し寄せてくるようだ。多数いるという状況の確認後、一行ははじき出されている。
●敵情報 前回の情報と追加
・木彫りの人形のような歪虚 サイズ2。頭に乗っている人形(サイズ0)は歪虚の行動とともに動く。なお、戦闘ラウンドが進むと無数にこの敵が出てくる可能性も否定できない。
・エンジェル隊 サイズ0、10体。連携で攻撃をしてくる。
・??? サイズ1、1体。ハンターの行動によっては姿を現すことはない。二回攻撃及び怒りの対象を焼き尽くす炎を持ち合わせる、噛みつきとひっかきが主な攻撃方法。サイズは大きくないが、攻撃力は人形のような歪虚より上、回避力と防御力は高い。
※???を討伐しないと「失敗」となります。
●NPC
・ラカ・ベルフ 青龍に仕える神官。最近モフモフの愛らしさに目覚めつつある。セットスキルは【ヒーリングスフィア】【キュア】【セイクリッドフラッシュ】。すでに負傷だけれども、戦闘に支障はない。
・マッシュ 白いフェレット。木彫りの人形のような歪虚に蹴飛ばされるように木々の陰に飛ばされた。状況は不明(下記マップ外)。
●位置関係、おおよそ
集落や細い地域がある
↑
□イ□ラハ□
□□□□□□→広い場所があるらしい
□□□□□□
□□□◆□□
□□□□□□
□□□□□□
□□□□□□
□ヴ□□□◆
↓
歪虚が来るという方向
ラ=ラカ、ハ=ハンター、イ=イタチ?フェレットな住人、ヴ=歪虚
□=おおよそ2m×2m、平地。◆=木など。
※今いるあたり。記したマップ外は灌木や高木などもある。
●前回の状況
ハンターたちはスキル等に影響を受けてはいない。
フェレットのような生き物はそこそこに丈夫なようだけれども、攻撃力は強くないようだった。
現状いる歪虚を討伐後、押し寄せてくるようだ。多数いるという状況の確認後、一行ははじき出されている。
マスターより
こんにちは、狐野径です。
もふもふー、モフモフー。
……。
私はキツネ好きー、フェレ好きーです。ええ、好きですよ! だからシナリオにしたんですが、どうも何とも言えない方向に突き進みました。
よろしくお願いします。
もふもふー、モフモフー。
……。
私はキツネ好きー、フェレ好きーです。ええ、好きですよ! だからシナリオにしたんですが、どうも何とも言えない方向に突き進みました。
よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/03/21 00:08
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
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相談卓 エラ・“dJehuty”・ベル(ka3142) 人間(リアルブルー)|30才|女性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2018/03/13 16:21:11 |
|
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【質問卓】 メイム(ka2290) エルフ|15才|女性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2018/03/12 21:00:44 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/03/10 11:39:57 |