ゲスト
(ka0000)
迷宮で焼き肉パーティーは禁止
マスター:御影堂

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/12/10 12:00
- リプレイ完成予定
- 2014/12/19 12:00
オープニング
●
王国内の草原に、ひっそりと入り口だけが見えている遺跡があった。
牛のリリーフが描かれた遺跡の前で、二人の女性探検家が調査に来ていた。
「ウシといえば」
「牛カツ、ビフテキ、リードボー」
「リードボーって何?」
「胸腺のことだったかなー。美味しいよねぇ」
「ハラミー……食べるの好きだね」
牛から連想するものが食べ物ばかりなのが、ハラミー(本名ハラダ・ミスズ)。ツッコミ役を担っているのが、カルビー(本名:カルメル・ビー)だ。
若手探検家としてコンビを組み、未調査の遺跡を中心として巡っていた。
今日は、最近になって発見されたこの遺跡を訪れていた。
「牛と関連があるのは、間違いなさそうだけれど……」
牛のレリーフで飾られ、角をモチーフにしたオブジェクトがくっついていた。それらが牛を表しているのであろうことは、知れるのだが。いくら入り口だけを見たところで、どうしようもない。
「美味しい牛さんがいるといいね」
「いたとしても、化け物くらいじゃないかなぁ」
期待にない胸をふくらませるハラミーに、カルビーは苦笑する。
ランタンに火を灯して、装備を改めて確認する。
「じゃあ、確認。調査は丹念」
「念入りに!」
「やばいのが現れたら」
「即退散!」
「命あっての」
「物種です!」
そう、探検家ではあるが戦闘はからっきしなのである。
お互いに頷きあって、慎重に足を踏み入れる。
薄暗い構造物の中をランタンの灯りだけを頼りに、進む。
仕掛けがないか壁を調べつつ、迷わぬように手を添える。
「分かれ道だ……」
「結構複雑そうだね」
カルビーが顔をしかめる。
目の前に出てきたのは、十字路だった。まるでスタートラインであるかのように、そこから別の紋様が刻まれていた。
複雑な紋様に入ってきたものを迷わすような意図を含ませていると、ハラミーは考える。
「こういう迷宮だと、化け物が出てくるのが定番よね」
「もう少しだけ、進もう。あまりに複雑そうなら、人を集めた方がいいし」
意思を確認し合い、十字路を真っ直ぐに進む。暫く行けば、また十字路、そして十字路、再び十字路、十字路と十字路が被ってしまった。と言った具合に、十字路が延々と続く。
あるいは格子状なのかもしれないと思い始めた時、どんつきにたどり着く。
三叉路になっているかと思ったが、そこは袋小路だった。
「引き返そうか」
「そうだね」
きた道を引き返す途中、そいつは姿を現した。
最初に、ずり、ずり、という金属を石の床にこすりつけるような音が響いてきたのだ。
「灯りを落として」
「ん」
息を潜めて、屈みこむ。
感覚を研ぎ澄ませ、暗闇に目を凝らす。
目の前を自分たちの倍はありそうな化け物が通り過ぎていった。鼻につく臭いは、野生の牛を思わせる。文献ならば定番な相手だが、実際にいるのかと息を呑む。
「ミノタウロス」
「ロース……ミノ……」
ハラミーがうわ言のように戯言をいっているが、気にしない。カルビーはそれどころではなかった。先行する彼女の目の前を、巨大な斧が通り過ぎていったからだ。
ずり、ずりという音が遠くなっていくと同時に、二人は静かに駈け出した。
遺跡の外までたどり着くと、ぶはっと大きく息を吐いた。過呼吸気味になりながら、言葉をかわす。
「無理。あれは、無理!」
「筋張ってて美味しそうになかったものね」
「……」
緊張感のまるでない言葉に、カルビーはコンビ解消を一瞬考えたのだった。
●
「迷宮探索の仕事です。ハラミー&カルビーの護衛をしつつ、迷宮の化け物を倒してください」
スタッフはそう切り出した。
「彼女たちが見たのは、ミノタウロスと呼ばれる牛の化け物と思われます。有り体に言えば――えっと、牛の化け物です」
「えっ」
「……。視界が悪い迷宮内を徘徊しているものと思われますので、充分注意してください」
色々言いたげなハンターの視線を華麗にスルーして、スタッフは続ける。
「探検家によると内部は格子状ではないかとのことですが」
あくまで推測だと付け加える。この迷宮をひと通り見まわるのが、今回の依頼だと締めくくった。
王国内の草原に、ひっそりと入り口だけが見えている遺跡があった。
牛のリリーフが描かれた遺跡の前で、二人の女性探検家が調査に来ていた。
「ウシといえば」
「牛カツ、ビフテキ、リードボー」
「リードボーって何?」
「胸腺のことだったかなー。美味しいよねぇ」
「ハラミー……食べるの好きだね」
牛から連想するものが食べ物ばかりなのが、ハラミー(本名ハラダ・ミスズ)。ツッコミ役を担っているのが、カルビー(本名:カルメル・ビー)だ。
若手探検家としてコンビを組み、未調査の遺跡を中心として巡っていた。
今日は、最近になって発見されたこの遺跡を訪れていた。
「牛と関連があるのは、間違いなさそうだけれど……」
牛のレリーフで飾られ、角をモチーフにしたオブジェクトがくっついていた。それらが牛を表しているのであろうことは、知れるのだが。いくら入り口だけを見たところで、どうしようもない。
「美味しい牛さんがいるといいね」
「いたとしても、化け物くらいじゃないかなぁ」
期待にない胸をふくらませるハラミーに、カルビーは苦笑する。
ランタンに火を灯して、装備を改めて確認する。
「じゃあ、確認。調査は丹念」
「念入りに!」
「やばいのが現れたら」
「即退散!」
「命あっての」
「物種です!」
そう、探検家ではあるが戦闘はからっきしなのである。
お互いに頷きあって、慎重に足を踏み入れる。
薄暗い構造物の中をランタンの灯りだけを頼りに、進む。
仕掛けがないか壁を調べつつ、迷わぬように手を添える。
「分かれ道だ……」
「結構複雑そうだね」
カルビーが顔をしかめる。
目の前に出てきたのは、十字路だった。まるでスタートラインであるかのように、そこから別の紋様が刻まれていた。
複雑な紋様に入ってきたものを迷わすような意図を含ませていると、ハラミーは考える。
「こういう迷宮だと、化け物が出てくるのが定番よね」
「もう少しだけ、進もう。あまりに複雑そうなら、人を集めた方がいいし」
意思を確認し合い、十字路を真っ直ぐに進む。暫く行けば、また十字路、そして十字路、再び十字路、十字路と十字路が被ってしまった。と言った具合に、十字路が延々と続く。
あるいは格子状なのかもしれないと思い始めた時、どんつきにたどり着く。
三叉路になっているかと思ったが、そこは袋小路だった。
「引き返そうか」
「そうだね」
きた道を引き返す途中、そいつは姿を現した。
最初に、ずり、ずり、という金属を石の床にこすりつけるような音が響いてきたのだ。
「灯りを落として」
「ん」
息を潜めて、屈みこむ。
感覚を研ぎ澄ませ、暗闇に目を凝らす。
目の前を自分たちの倍はありそうな化け物が通り過ぎていった。鼻につく臭いは、野生の牛を思わせる。文献ならば定番な相手だが、実際にいるのかと息を呑む。
「ミノタウロス」
「ロース……ミノ……」
ハラミーがうわ言のように戯言をいっているが、気にしない。カルビーはそれどころではなかった。先行する彼女の目の前を、巨大な斧が通り過ぎていったからだ。
ずり、ずりという音が遠くなっていくと同時に、二人は静かに駈け出した。
遺跡の外までたどり着くと、ぶはっと大きく息を吐いた。過呼吸気味になりながら、言葉をかわす。
「無理。あれは、無理!」
「筋張ってて美味しそうになかったものね」
「……」
緊張感のまるでない言葉に、カルビーはコンビ解消を一瞬考えたのだった。
●
「迷宮探索の仕事です。ハラミー&カルビーの護衛をしつつ、迷宮の化け物を倒してください」
スタッフはそう切り出した。
「彼女たちが見たのは、ミノタウロスと呼ばれる牛の化け物と思われます。有り体に言えば――えっと、牛の化け物です」
「えっ」
「……。視界が悪い迷宮内を徘徊しているものと思われますので、充分注意してください」
色々言いたげなハンターの視線を華麗にスルーして、スタッフは続ける。
「探検家によると内部は格子状ではないかとのことですが」
あくまで推測だと付け加える。この迷宮をひと通り見まわるのが、今回の依頼だと締めくくった。
解説
●目的
ミノタウロスを倒し、遺跡を一巡りする。
●ミノタウロス
筋肉隆々の身体に牛のアタマをもつ化け物。
皮膚硬そうで、タフっぽい。
巨大な斧を振り回す。
一薙で複数の相手を斬りつけられる。
※ここからプレイヤー情報
ミノタウロスは遺跡内に3体います。
遠距離攻撃はありませんが、後ろを取られる危険性はあります。
●迷宮(プレイヤー情報
↑この先12マス
□■□■□■□■□■□
■■■■■■■■■■■
□■□■□■□■□■□
□□□□□■□□□□□
入り口
実はそれほど広くないが、全体的に暗い。
一マス三人まで並ぶことはできるが、狭くなるので武器を振り回しにくくなる。
その場合は、射線も通らない。
●探検家コンビ
迷宮に罠があれば、このコンビがすぐに解決してくれます。
歩みは遅いので、全力移動をしても2マス分しか移動できません。
一撃でも喰らうと、動けなくなります。
二人が迷宮の端から端まで見まわれば依頼完了です。
ミノタウロスを倒し、遺跡を一巡りする。
●ミノタウロス
筋肉隆々の身体に牛のアタマをもつ化け物。
皮膚硬そうで、タフっぽい。
巨大な斧を振り回す。
一薙で複数の相手を斬りつけられる。
※ここからプレイヤー情報
ミノタウロスは遺跡内に3体います。
遠距離攻撃はありませんが、後ろを取られる危険性はあります。
●迷宮(プレイヤー情報
↑この先12マス
□■□■□■□■□■□
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入り口
実はそれほど広くないが、全体的に暗い。
一マス三人まで並ぶことはできるが、狭くなるので武器を振り回しにくくなる。
その場合は、射線も通らない。
●探検家コンビ
迷宮に罠があれば、このコンビがすぐに解決してくれます。
歩みは遅いので、全力移動をしても2マス分しか移動できません。
一撃でも喰らうと、動けなくなります。
二人が迷宮の端から端まで見まわれば依頼完了です。
マスターより
こんにちは、御影堂です。
今回は冒険ものになります。
焼き肉美味しいですよね、他意はないですが。
調査は軽いものになります。
どちらかといえば戦闘メインです。ご了承ください。
今回は冒険ものになります。
焼き肉美味しいですよね、他意はないですが。
調査は軽いものになります。
どちらかといえば戦闘メインです。ご了承ください。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/12/18 16:22
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 ジュード・エアハート(ka0410) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|男性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2014/12/10 07:51:03 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/12/05 08:34:16 |