ゲスト
(ka0000)
【幻兆】力を示すもの
マスター:猫又ものと

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
ガーディナ- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 3~6人
- ユニット参加人数
- 現在6 / 0~6
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/03/22 22:00
- リプレイ完成予定
- 2018/04/05 22:00
オープニング
●眠りの龍
小さき白龍ヘレの変調。
ぐったりとして起きる様子が見られない龍を何とか助けたいと動き出したリムネラ(kz0018)とハンター達。
幻獣の森の護りの要であり、元々は六大龍の中の緑龍であった大幻獣『ナーランギ』や勇気の精霊イクタサ(kz0246)、ハンターズソサエティ総長にしてクリムゾンウェスト連合軍司令官であり、青龍の巫女であるナディア・ドラゴネッティ(kz0207)に話を聞きに行った彼らは以下の情報を得た。
今回の一件はリアルブルー来訪に端を発した可能性が大きいこと。
恐らく今回の変調は、ヘレが成長しようとしているためであろうこと。
龍の成長については、恐らく六大龍の一角、青龍が知っているであろうこと――。
ただ、これはあくまでも『可能性』だ。
青龍が知っているという確証はない。
それでも、ヘレが目覚める可能性が少しでもあるのなら――。
こうしている間も昏々と眠り続ける小さき龍。
それを救う一縷の希望。ヘレが眠り続ける理由、目覚めさせる鍵を求めて、リムネラとハンター達は北の大地にある龍園を目指す。
●神官長との謁見
「……面倒なことを頼んでしまってすまないな……」
「いいえ。構いませんよ。僕から言い出したことですし」
頭を下げるバタルトゥ・オイマト(kz0023)に人懐こい笑みを返すシャンカラ(kz0226)。言葉を探すように澄んだ青い瞳を泳がせると、徐に口を開く。
「……こんなことになってしまって、大変ですね。ご心労お察しします」
「……気遣いに感謝する。リムネラも心配ではあるが……白龍は辺境にとっても大切な存在ゆえ、何とか救ってやりたい……。立場のある身で軽率なことはするなとヴェルナーには言われたのだが……辺境の一大事に動かぬ大首長など何の意味があるのか」
そう続けたバタルトゥに、シャンカラはこくりと頷く。
「僕も青龍様に剣を捧げると誓った身です。同胞である白龍の危機は他人事とは思えません。僕もバタルトゥさんの立場だったら、同じことをしていると思います」
「……そうか」
その言葉に、どこか嬉しそうなバタルトゥ。シャンカラはそんな彼を先導して歩く。
――北方王国リグ・サンガマの龍園ヴリトラルカ。
リムネラとハンター達がここを訪れる少し前のこと。
2人はその中枢にある建物の中を歩いていた。
眠り続けるヘレの情報を得る為、青龍や彼の神官たちに謁見を求めてやってきた彼。
ナディアからの紹介状もあった為、面会自体は出来るだろうと踏んでいたが――バタルトゥは部族会議の大首長……要するに辺境地域の代表者という立場であるのだが、青龍も神官たちも、辺境の事情には暗く、大首長についても『クリムゾンウェスト連合軍の一員』程度にしか認識がない。
ハンター達と積極的に交流し、西方の事情にもある程度詳しい自分からの口添えがあった方がいいだろう、とシャンカラ自身が申し出て、この状況がある。
「アズラエル様、失礼致します」
「やあ、シャンカラじゃないか。どうしたんだい? 僕に会いに来るなんて珍しいね」
「今日は西方より客人を連れて参りました」
「……客人?」
「西方の辺境地域の代表者の方です」
「……部族会議の大首長、バタルトゥ・オイマトと言う」
そう言われて初めてシャンカラから目線を移したアズラエル・ドラゴネッティ。
バタルトゥを上から下までじろじろと眺める。
「僕は青龍の神官長のアズラエルだよ。で、その辺境の偉い人が僕に何の用かな?」
「……辺境部族にとって大切な存在である小さき白龍が眠ったまま目を覚まさない。青龍であれば目覚めさせる方法を知っているかもしれぬと思い、話を聞きに来た……。謁見の許可を戴きたい……」
そう言い、ナディアからの紹介状を手渡すバタルトゥ。差出人を見て、アズラエルはため息をつく。
「成程。ナディアの回し者って訳か。……君達とは既に協力体制を敷いているはずだし、青龍様も会いに来た人の子を拒否したりはしないよ。何故わざわざ許可を得に来たんだい?」
「……こちらの事情に、お前達の大事な存在を巻き込むのだ。代表者に話を通すのは当然だろう」
「ふーん。そう。戦うだけしか能がない代表者って訳じゃなさそうだね」
「……すみません。アズラエル様はあのような態度を取られていますが悪気がある訳ではないのです……」
ひそひそとバタルトゥに耳打ちするシャンカラ。アズラエルは受け取った手紙に目を落とす。
「……事情は大体分かったよ。同朋の危機とあらば寛大な青龍様も力をお貸しになるだろうし、白龍の幼体であれば僕達も歓迎するよ。ただ……」
「ただ……?」
「西方の人々とナディアは一度、青龍様との約束を違えている。青龍様の元に集い、共に歪虚に立ち向かうことは勿論、青龍様の存在すら忘れ去った。……勿論、青龍様はそれを罪とは思ってないけどね」
「……だが、神官達の中には快く思っていないものがいる……そういうことだな?」
「へえ。君、察しがいいんだね」
「……以前にも似たようなことがあったゆえ」
「昔の約束の尻拭いをしたことが他にもあったのかい? 随分君も変な苦労してるんだね。まあ、いいや。白龍の民が青龍様に協力の姿勢を示す……それだけで大分神官達の心証が違うと思うんだ。どうかな、僕達に少し協力してみない?」
「……分かった。その決定に従おう」
「物分かりが良くて助かるよ。じゃあ早速行って貰おうかな。歪虚討伐に」
●力を示すもの
「……北方に現れた歪虚を退治しに行く。協力してくれ……」
「え。青龍に話を聞きに行くんじゃなかったんですか?」
「……ちょっと事情があってな。アズラエルに頼まれた……」
「バタルトゥ、お前また厄介事背負いこんだのか?」
「……青龍との謁見を滞りなくする為だ。……厄介事ではない」
バタルトゥの返答にため息を漏らすハンター達。
どうせ大真面目に義理立てをした結果なのだろうとも推測がついたが……それでヘレの容態が好転しないまま終わるのも困るし、こういうところがまあ、バタルトゥらしいと言えばそうだし。
ハンター達は『仕方がない、付き合うか』と頷き合うと族長を見る。
「それで、それはどういった歪虚なんですか?」
「巨大な火龍だそうだ……。強欲の残党といったところだな……」
「うわあ。それユニットないと厳しそうだな」
「……そうだな。持ち込むユニットは各員に任せる。火龍は火属性の攻撃に高い耐性を誇るが、水と氷に弱いとのことだ……」
「なるほど。弱点を狙った戦略を取ることが出来そうですね……」
「了解。皆で力を合わせてアズラエルをビックリさせてやろうぜ」
「……うむ。すまぬが、小さき白龍と……辺境の未来の為に力を貸してくれ」
バタルトゥの言葉に頷くハンター達。
白龍ヘレを救うための、水面下の戦いが始まろうとしていた。
小さき白龍ヘレの変調。
ぐったりとして起きる様子が見られない龍を何とか助けたいと動き出したリムネラ(kz0018)とハンター達。
幻獣の森の護りの要であり、元々は六大龍の中の緑龍であった大幻獣『ナーランギ』や勇気の精霊イクタサ(kz0246)、ハンターズソサエティ総長にしてクリムゾンウェスト連合軍司令官であり、青龍の巫女であるナディア・ドラゴネッティ(kz0207)に話を聞きに行った彼らは以下の情報を得た。
今回の一件はリアルブルー来訪に端を発した可能性が大きいこと。
恐らく今回の変調は、ヘレが成長しようとしているためであろうこと。
龍の成長については、恐らく六大龍の一角、青龍が知っているであろうこと――。
ただ、これはあくまでも『可能性』だ。
青龍が知っているという確証はない。
それでも、ヘレが目覚める可能性が少しでもあるのなら――。
こうしている間も昏々と眠り続ける小さき龍。
それを救う一縷の希望。ヘレが眠り続ける理由、目覚めさせる鍵を求めて、リムネラとハンター達は北の大地にある龍園を目指す。
●神官長との謁見
「……面倒なことを頼んでしまってすまないな……」
「いいえ。構いませんよ。僕から言い出したことですし」
頭を下げるバタルトゥ・オイマト(kz0023)に人懐こい笑みを返すシャンカラ(kz0226)。言葉を探すように澄んだ青い瞳を泳がせると、徐に口を開く。
「……こんなことになってしまって、大変ですね。ご心労お察しします」
「……気遣いに感謝する。リムネラも心配ではあるが……白龍は辺境にとっても大切な存在ゆえ、何とか救ってやりたい……。立場のある身で軽率なことはするなとヴェルナーには言われたのだが……辺境の一大事に動かぬ大首長など何の意味があるのか」
そう続けたバタルトゥに、シャンカラはこくりと頷く。
「僕も青龍様に剣を捧げると誓った身です。同胞である白龍の危機は他人事とは思えません。僕もバタルトゥさんの立場だったら、同じことをしていると思います」
「……そうか」
その言葉に、どこか嬉しそうなバタルトゥ。シャンカラはそんな彼を先導して歩く。
――北方王国リグ・サンガマの龍園ヴリトラルカ。
リムネラとハンター達がここを訪れる少し前のこと。
2人はその中枢にある建物の中を歩いていた。
眠り続けるヘレの情報を得る為、青龍や彼の神官たちに謁見を求めてやってきた彼。
ナディアからの紹介状もあった為、面会自体は出来るだろうと踏んでいたが――バタルトゥは部族会議の大首長……要するに辺境地域の代表者という立場であるのだが、青龍も神官たちも、辺境の事情には暗く、大首長についても『クリムゾンウェスト連合軍の一員』程度にしか認識がない。
ハンター達と積極的に交流し、西方の事情にもある程度詳しい自分からの口添えがあった方がいいだろう、とシャンカラ自身が申し出て、この状況がある。
「アズラエル様、失礼致します」
「やあ、シャンカラじゃないか。どうしたんだい? 僕に会いに来るなんて珍しいね」
「今日は西方より客人を連れて参りました」
「……客人?」
「西方の辺境地域の代表者の方です」
「……部族会議の大首長、バタルトゥ・オイマトと言う」
そう言われて初めてシャンカラから目線を移したアズラエル・ドラゴネッティ。
バタルトゥを上から下までじろじろと眺める。
「僕は青龍の神官長のアズラエルだよ。で、その辺境の偉い人が僕に何の用かな?」
「……辺境部族にとって大切な存在である小さき白龍が眠ったまま目を覚まさない。青龍であれば目覚めさせる方法を知っているかもしれぬと思い、話を聞きに来た……。謁見の許可を戴きたい……」
そう言い、ナディアからの紹介状を手渡すバタルトゥ。差出人を見て、アズラエルはため息をつく。
「成程。ナディアの回し者って訳か。……君達とは既に協力体制を敷いているはずだし、青龍様も会いに来た人の子を拒否したりはしないよ。何故わざわざ許可を得に来たんだい?」
「……こちらの事情に、お前達の大事な存在を巻き込むのだ。代表者に話を通すのは当然だろう」
「ふーん。そう。戦うだけしか能がない代表者って訳じゃなさそうだね」
「……すみません。アズラエル様はあのような態度を取られていますが悪気がある訳ではないのです……」
ひそひそとバタルトゥに耳打ちするシャンカラ。アズラエルは受け取った手紙に目を落とす。
「……事情は大体分かったよ。同朋の危機とあらば寛大な青龍様も力をお貸しになるだろうし、白龍の幼体であれば僕達も歓迎するよ。ただ……」
「ただ……?」
「西方の人々とナディアは一度、青龍様との約束を違えている。青龍様の元に集い、共に歪虚に立ち向かうことは勿論、青龍様の存在すら忘れ去った。……勿論、青龍様はそれを罪とは思ってないけどね」
「……だが、神官達の中には快く思っていないものがいる……そういうことだな?」
「へえ。君、察しがいいんだね」
「……以前にも似たようなことがあったゆえ」
「昔の約束の尻拭いをしたことが他にもあったのかい? 随分君も変な苦労してるんだね。まあ、いいや。白龍の民が青龍様に協力の姿勢を示す……それだけで大分神官達の心証が違うと思うんだ。どうかな、僕達に少し協力してみない?」
「……分かった。その決定に従おう」
「物分かりが良くて助かるよ。じゃあ早速行って貰おうかな。歪虚討伐に」
●力を示すもの
「……北方に現れた歪虚を退治しに行く。協力してくれ……」
「え。青龍に話を聞きに行くんじゃなかったんですか?」
「……ちょっと事情があってな。アズラエルに頼まれた……」
「バタルトゥ、お前また厄介事背負いこんだのか?」
「……青龍との謁見を滞りなくする為だ。……厄介事ではない」
バタルトゥの返答にため息を漏らすハンター達。
どうせ大真面目に義理立てをした結果なのだろうとも推測がついたが……それでヘレの容態が好転しないまま終わるのも困るし、こういうところがまあ、バタルトゥらしいと言えばそうだし。
ハンター達は『仕方がない、付き合うか』と頷き合うと族長を見る。
「それで、それはどういった歪虚なんですか?」
「巨大な火龍だそうだ……。強欲の残党といったところだな……」
「うわあ。それユニットないと厳しそうだな」
「……そうだな。持ち込むユニットは各員に任せる。火龍は火属性の攻撃に高い耐性を誇るが、水と氷に弱いとのことだ……」
「なるほど。弱点を狙った戦略を取ることが出来そうですね……」
「了解。皆で力を合わせてアズラエルをビックリさせてやろうぜ」
「……うむ。すまぬが、小さき白龍と……辺境の未来の為に力を貸してくれ」
バタルトゥの言葉に頷くハンター達。
白龍ヘレを救うための、水面下の戦いが始まろうとしていた。
解説
■依頼内容
龍園ヴリトラルカ近くにある荒野に現れた火竜を討伐してください。
バタルトゥはアズラエルが出した条件を果たそうとしていますが、こちらは依頼達成条件には含みません。
ですが、依頼を成功させると、アズラエルや青龍の神官達への心象が好転します。
■成功条件:火竜の討伐
■失敗条件:火竜の討伐に失敗し取り逃がすこと
■戦場
雪がうっすらと積もった荒野になります。遮蔽物などはありません。
火竜以外の敵はいません。
■敵について
火竜×1(サイズ3、移動力7)
全身を硬質な鱗に覆われ、火耐性を持ちます。半面、水と氷に弱い特性があります。
大きな羽があるため飛行能力もあります。
攻撃方法は以下の通りです。
・羽ばたき(強い風で対象を吹き飛ばす)
・ファイアブレス(火焔による範囲攻撃)
・テイルアタック(長い尾を叩きつける)
■NPCの同行
今回はバタルトゥが同行しています。
OPには出ていますがシャンカラは別の仕事がある為同行しません。
■その他
白紙は描写できません。
質問板は立てて戴いても構いませんが、明確にすることで逆に厳しい状況になることがありますのでご利用の際はご注意ください。
また、質問する場合は出発24時間前までの質問を受け付けます。
龍園ヴリトラルカ近くにある荒野に現れた火竜を討伐してください。
バタルトゥはアズラエルが出した条件を果たそうとしていますが、こちらは依頼達成条件には含みません。
ですが、依頼を成功させると、アズラエルや青龍の神官達への心象が好転します。
■成功条件:火竜の討伐
■失敗条件:火竜の討伐に失敗し取り逃がすこと
■戦場
雪がうっすらと積もった荒野になります。遮蔽物などはありません。
火竜以外の敵はいません。
■敵について
火竜×1(サイズ3、移動力7)
全身を硬質な鱗に覆われ、火耐性を持ちます。半面、水と氷に弱い特性があります。
大きな羽があるため飛行能力もあります。
攻撃方法は以下の通りです。
・羽ばたき(強い風で対象を吹き飛ばす)
・ファイアブレス(火焔による範囲攻撃)
・テイルアタック(長い尾を叩きつける)
■NPCの同行
今回はバタルトゥが同行しています。
OPには出ていますがシャンカラは別の仕事がある為同行しません。
■その他
白紙は描写できません。
質問板は立てて戴いても構いませんが、明確にすることで逆に厳しい状況になることがありますのでご利用の際はご注意ください。
また、質問する場合は出発24時間前までの質問を受け付けます。
マスターより
お世話になっております。猫又です。
皆様に、【幻兆】連動の依頼をお届けいたします。
変調を来した小さい白龍ヘレを目覚めさせる為、それぞれが動き出す中、それを影で支える依頼となります。
若干政治色が混じっておりますが、こちらを成功させると、青龍から話を聞きだすことがスムーズになるかもしれません。
それでは、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
皆様に、【幻兆】連動の依頼をお届けいたします。
変調を来した小さい白龍ヘレを目覚めさせる為、それぞれが動き出す中、それを影で支える依頼となります。
若干政治色が混じっておりますが、こちらを成功させると、青龍から話を聞きだすことがスムーズになるかもしれません。
それでは、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/04/04 21:19
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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火竜討伐相談卓! 藤堂研司(ka0569) 人間(リアルブルー)|26才|男性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2018/03/22 12:59:16 |
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![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/03/18 20:46:57 |