ゲスト
(ka0000)
【東幕】春陽麗和
マスター:猫又ものと

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/03/28 19:00
- リプレイ完成予定
- 2018/04/11 19:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●とりつくろうもの
「……もうお身体は宜しいのですか?」
「身体って何のことだよ」
「私が何も知らないとでもお思いですか? スメラギ様」
にっこりと笑う立花院 紫草(kz0126)。
その笑みに有無を言わさぬ何かを感じて、スメラギ(kz0158)は引き攣った笑みを返す。
「大丈夫だっつーの。大体、俺様があの程度で倒れるかよ。稀代のスメラギ様をナメんなよ?」
「……そうですか。それは何よりです。では早速次の話に移れますね」
整った顔に微笑みを乗せたまま続ける紫草。
謁見の間にある玉座で、スメラギは何となく居住まいを正す。
「……何か問題があったのか? エトファリカ・ボードについては分かったのかよ」
「ええ。そちらは近日中に調査報告を公家の方にもお知らせする予定ですが……どうやら、憤怒の残党共が本気を出して来たようですよ」
「ん……? 憤怒の残党の目的は獄炎の復活じゃねえのか? 獄炎の影はもう倒しただろうが」
「……私の推測ですが、あれは恐らく副産物ですね」
「ハァ!? 獄炎の影が副産物だぁ!? どういうことだよ」
「それが分かれば苦労していませんよ。それも調査を進めさせていますから、分かり次第ご報告します。それから、憤怒歪虚が不穏な動きをしています。こちらも幕府軍を動かして対応します」
「おう。相変わらずヌケがねえなぁ。お前が国を治めりゃ万事解決するだろうによ」
「何を仰いますやら。スメラギ様という絶対の頭がいてこそ、私という手足は自由に動けるのですよ。私が国を治めようものならあっと言う間に争いが起きて内部から死にますよ、この国」
「そんなもんかね」
「そんなものです。……という訳で、私が幕府軍を動かしている間に、スメラギ様は宴席にご出席願います」
「あ? 宴席? ……ああ、獄炎の影の戦いの慰労会か?」
「仰る通りです。あのあと臥せっていた符術師や真美姫もお元気になられたとのことですし、この機会に民達に盛大に『勝利』を印象付けてください」
「あぁ。こんな時だからこそ、盛大に勝利を祝わねえとな」
顔を上げたスメラギはニンマリと笑顔を作ると紫草を見据える。
「問題は山積みで、先が見えねー。いつものことじゃねーか。こういう時こそ、俺様が笑ってねーとな」
「……あなたも大きくなってるんですね」
「は? なんだよ。急に気持ち悪い」
「これは失礼。独り言ですよ」
微笑む紫草。
――笑った顔が、あの人に良く似ている。
そして先代のスメラギにも負けぬ風格を纏い始めていることを、本人は気付いていないのだろう。
――北政所様を安心させるためにも、是が非でも世継ぎを残して戴かなくてはなりませんね。
その脳裏には懐かしいあの人……若くして亡くなった花の顔が浮かんでいた。
●春陽麗和
「皆さん、スメラギさんから招待状が来ていますよ」
人が多く集まるハンターズソサエティ。ソサエティ職員、イソラが手紙を持ってハンター達に歩み寄る。
「招待って何の話だ?」
「先日の獄炎の影討伐や、東方の治安維持に努めたハンターさん達にお礼がしたいとかで、慰労会を開かれるそうです。そこに皆さまを招待したいとのことですよ」
「……ああ、そういうことね」
手紙を広げながら笑顔で続けたイソラに、ハンターも笑顔で頷く。
「スメラギさん達の方でお食事やお飲み物は用意されているそうですが、差し入れも歓迎だそうです。天ノ都に咲いている桜が綺麗だから、是非楽しんでいって欲しいって書いてありましたよ」
「……サクラ?」
「東方では一般的な花なんだが……春に咲く花でな。淡い桃色が空一面を覆って綺麗なんだ」
「あ、詩天でも見たことあります! とっても綺麗でした!」
「へー。見てみたいなー」
桜の話で盛り上がるハンター達。イソラの説明が続く。
「今回の慰労会は花見の会も兼ねて盛大に行われるそうなので、街には屋台も出ているそうですよ」
「お。いいね。ちょっとしたお祭りって感じだな」
「そういえば、結界陣を張るのに協力していた符術師さんや真美さんはもう元気になったんですか?」
「はい。皆さんすっかりお元気になられたそうで、今回の慰労会にもご出席されるそうですよ」
「そりゃいいや。スメラギも大分お疲れ気味だったみたいだし、何か差し入れ持っていこうぜ」
「そうだね。元気が出るものがいいかな……?」
「ちょっとー! 皆さん盛り上がるのはいいですけど、どなたが行くのか先にお知らせしないといけないですからこちらにお名前書いてくださいねー!」
はしゃぐハンター達。イソラの声がオフィス内に響く。
まだ、残された課題は色々とあるけれど、ひとまずの区切りはついた。
戦いを制し、勝ち残ったことを祝おう――。
ハンター達は、スメラギが示した会場へと足を運ぶのだった。
●とりつくろうもの
「……もうお身体は宜しいのですか?」
「身体って何のことだよ」
「私が何も知らないとでもお思いですか? スメラギ様」
にっこりと笑う立花院 紫草(kz0126)。
その笑みに有無を言わさぬ何かを感じて、スメラギ(kz0158)は引き攣った笑みを返す。
「大丈夫だっつーの。大体、俺様があの程度で倒れるかよ。稀代のスメラギ様をナメんなよ?」
「……そうですか。それは何よりです。では早速次の話に移れますね」
整った顔に微笑みを乗せたまま続ける紫草。
謁見の間にある玉座で、スメラギは何となく居住まいを正す。
「……何か問題があったのか? エトファリカ・ボードについては分かったのかよ」
「ええ。そちらは近日中に調査報告を公家の方にもお知らせする予定ですが……どうやら、憤怒の残党共が本気を出して来たようですよ」
「ん……? 憤怒の残党の目的は獄炎の復活じゃねえのか? 獄炎の影はもう倒しただろうが」
「……私の推測ですが、あれは恐らく副産物ですね」
「ハァ!? 獄炎の影が副産物だぁ!? どういうことだよ」
「それが分かれば苦労していませんよ。それも調査を進めさせていますから、分かり次第ご報告します。それから、憤怒歪虚が不穏な動きをしています。こちらも幕府軍を動かして対応します」
「おう。相変わらずヌケがねえなぁ。お前が国を治めりゃ万事解決するだろうによ」
「何を仰いますやら。スメラギ様という絶対の頭がいてこそ、私という手足は自由に動けるのですよ。私が国を治めようものならあっと言う間に争いが起きて内部から死にますよ、この国」
「そんなもんかね」
「そんなものです。……という訳で、私が幕府軍を動かしている間に、スメラギ様は宴席にご出席願います」
「あ? 宴席? ……ああ、獄炎の影の戦いの慰労会か?」
「仰る通りです。あのあと臥せっていた符術師や真美姫もお元気になられたとのことですし、この機会に民達に盛大に『勝利』を印象付けてください」
「あぁ。こんな時だからこそ、盛大に勝利を祝わねえとな」
顔を上げたスメラギはニンマリと笑顔を作ると紫草を見据える。
「問題は山積みで、先が見えねー。いつものことじゃねーか。こういう時こそ、俺様が笑ってねーとな」
「……あなたも大きくなってるんですね」
「は? なんだよ。急に気持ち悪い」
「これは失礼。独り言ですよ」
微笑む紫草。
――笑った顔が、あの人に良く似ている。
そして先代のスメラギにも負けぬ風格を纏い始めていることを、本人は気付いていないのだろう。
――北政所様を安心させるためにも、是が非でも世継ぎを残して戴かなくてはなりませんね。
その脳裏には懐かしいあの人……若くして亡くなった花の顔が浮かんでいた。
●春陽麗和
「皆さん、スメラギさんから招待状が来ていますよ」
人が多く集まるハンターズソサエティ。ソサエティ職員、イソラが手紙を持ってハンター達に歩み寄る。
「招待って何の話だ?」
「先日の獄炎の影討伐や、東方の治安維持に努めたハンターさん達にお礼がしたいとかで、慰労会を開かれるそうです。そこに皆さまを招待したいとのことですよ」
「……ああ、そういうことね」
手紙を広げながら笑顔で続けたイソラに、ハンターも笑顔で頷く。
「スメラギさん達の方でお食事やお飲み物は用意されているそうですが、差し入れも歓迎だそうです。天ノ都に咲いている桜が綺麗だから、是非楽しんでいって欲しいって書いてありましたよ」
「……サクラ?」
「東方では一般的な花なんだが……春に咲く花でな。淡い桃色が空一面を覆って綺麗なんだ」
「あ、詩天でも見たことあります! とっても綺麗でした!」
「へー。見てみたいなー」
桜の話で盛り上がるハンター達。イソラの説明が続く。
「今回の慰労会は花見の会も兼ねて盛大に行われるそうなので、街には屋台も出ているそうですよ」
「お。いいね。ちょっとしたお祭りって感じだな」
「そういえば、結界陣を張るのに協力していた符術師さんや真美さんはもう元気になったんですか?」
「はい。皆さんすっかりお元気になられたそうで、今回の慰労会にもご出席されるそうですよ」
「そりゃいいや。スメラギも大分お疲れ気味だったみたいだし、何か差し入れ持っていこうぜ」
「そうだね。元気が出るものがいいかな……?」
「ちょっとー! 皆さん盛り上がるのはいいですけど、どなたが行くのか先にお知らせしないといけないですからこちらにお名前書いてくださいねー!」
はしゃぐハンター達。イソラの声がオフィス内に響く。
まだ、残された課題は色々とあるけれど、ひとまずの区切りはついた。
戦いを制し、勝ち残ったことを祝おう――。
ハンター達は、スメラギが示した会場へと足を運ぶのだった。
解説
さて、今回は事件ではありません。
東方は天ノ都の一角で催される、慰労会兼桜の鑑賞会をお楽しみください。
獄炎の影の討伐や東方の治安を守る為に尽力されたハンター様は是非お越し下さいませ。
飲むもよし、食い倒れて戴くもよし、楽しく踊るのもよし、桜を楽しんで戴くもよし、今まであったことをしみじみと語り合って戴くもよしです。
今は花見の季節の為、天ノ都にも多くの屋台が出ています。
昼はもちろんのこと、夜になると町のあちこちに松明が置かれ、月夜に浮かぶ桜を楽しむことができます。
あーんなことやこーんなこともしてOKです。
スメラギが皆さんへの労いにお食事や飲み物を用意していますが、差し入れも歓迎です。
真美も何か持参するつもりのようです。
また、『【東幕】憤怒再来』にて勲章を授与された方は、猫又の東方シナリオに限りますが有名人として扱われます。
街を歩いていると町人から声をかけられるのは勿論、握手やサイン、赤子の名づけなどを求められる可能性があります。
■同行者の指定
同行する人がいる場合【同行者のフルネームと番号】を冒頭に記載してください。
例:【同行者】スメラギ(kz0158)
複数いらっしゃる場合は【チーム名】でご指定戴いても大丈夫です。
同行者がいらっしゃらない場合は、お一人でいらっしゃっている方と一緒に書かせて戴くことがあります。
希望されない方は【単身希望】とお書き添え下さい。
■NPCの同行
皆さまの案内役としてスメラギと真美が同行しています。
武徳は詩天で留守番中です。
それ以外の猫又のNPCはそれぞれリアルブルーと龍園に出張中の為来られません。
■その他
白紙は描写できませんのでご注意ください。
東方は天ノ都の一角で催される、慰労会兼桜の鑑賞会をお楽しみください。
獄炎の影の討伐や東方の治安を守る為に尽力されたハンター様は是非お越し下さいませ。
飲むもよし、食い倒れて戴くもよし、楽しく踊るのもよし、桜を楽しんで戴くもよし、今まであったことをしみじみと語り合って戴くもよしです。
今は花見の季節の為、天ノ都にも多くの屋台が出ています。
昼はもちろんのこと、夜になると町のあちこちに松明が置かれ、月夜に浮かぶ桜を楽しむことができます。
あーんなことやこーんなこともしてOKです。
スメラギが皆さんへの労いにお食事や飲み物を用意していますが、差し入れも歓迎です。
真美も何か持参するつもりのようです。
また、『【東幕】憤怒再来』にて勲章を授与された方は、猫又の東方シナリオに限りますが有名人として扱われます。
街を歩いていると町人から声をかけられるのは勿論、握手やサイン、赤子の名づけなどを求められる可能性があります。
■同行者の指定
同行する人がいる場合【同行者のフルネームと番号】を冒頭に記載してください。
例:【同行者】スメラギ(kz0158)
複数いらっしゃる場合は【チーム名】でご指定戴いても大丈夫です。
同行者がいらっしゃらない場合は、お一人でいらっしゃっている方と一緒に書かせて戴くことがあります。
希望されない方は【単身希望】とお書き添え下さい。
■NPCの同行
皆さまの案内役としてスメラギと真美が同行しています。
武徳は詩天で留守番中です。
それ以外の猫又のNPCはそれぞれリアルブルーと龍園に出張中の為来られません。
■その他
白紙は描写できませんのでご注意ください。
マスターより
お世話になっております。猫又です。
今回は赤山MSとの同日公開。猫又の方は、日常イベシナです!
皆様、獄炎の影の討伐お疲れ様でした……ということで、遅くなりましたが慰労を兼ねたお花見シナリオをお届けします。
戦火に襲われてばかりで落ち着かない状況が続いておりますが、久しぶりに平和な雰囲気の天ノ都をお楽しみください。
皆様のご参加、心よりお待ちしております。
今回は赤山MSとの同日公開。猫又の方は、日常イベシナです!
皆様、獄炎の影の討伐お疲れ様でした……ということで、遅くなりましたが慰労を兼ねたお花見シナリオをお届けします。
戦火に襲われてばかりで落ち着かない状況が続いておりますが、久しぶりに平和な雰囲気の天ノ都をお楽しみください。
皆様のご参加、心よりお待ちしております。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/04/14 06:17