ゲスト
(ka0000)
【幻兆】明日を拓く者たち
マスター:近藤豊

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 不明
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在4人 / 3~4人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/04/12 22:00
- リプレイ完成予定
- 2018/04/21 22:00
オープニング
チュプ大神殿の探索で発覚した施設『ラメトク』。
幻獣にマテリアルを注ぎ混み強化、大型化する事が可能だという。
かつて古代文明の時代に幻獣が歪虚と戦った際、幻獣の力を引き出したとされる施設であった。
チュプ大神殿と共に封印されていたラメトクであったが、ハンターがその封印を開く事に成功。
これで対歪虚戦に利用できると色めきだったハンター達であったが、ここでヴェルナー・ブロスフェルト(kz0032)がある提案を行った。
「このラメトクのマテリアルを一体の幻獣に注ぎ込む事は可能でしょうか?」
四大精霊の一人、イクタサ(kz0246)へ向けられたこの質問には大きな意味がある。
マテリアルを注ぎ込む事で幻獣が大型化するのであれば、一体に大量のマテリアルを注ぎ込めば想像以上に大きくする事ができるのか。
ヴェルナーの脳裏にあったのは、怠惰王ビックマー・ザ・ヘカトンケイル。
体長が100メートル近い巨大なサイズであり、山であっても障害物にならない程である。かつて、要塞「ノアーラ・クンタウ」もビックマーの前では何もする事ができなかった。この時、ヴェルナーは屈辱とも言える辛酸を味わっていた。
イクタサによれば、ヴェルナーの問いは可能。
神殿に貯えられたマテリアルをすべて使えば、時間制限はあるものの、大幻獣であれば大型化ができるようだ。そして、もしその大幻獣をビックマーにぶつける事ができれば、正負のマテリアルが衝突。うまくいけばビックマーを弱体化させられる。
対ビックマーにおける最終決戦兵器――ラメトク。
因縁の対決に終止符を打つことができるのだろうか。
●
「ラメトクなんだけどね。ちょっと問題があるんだ」
チュプ大神殿を訪れていたイクタサは、ヴェルナーへそう話し掛けてきた。
最終決戦兵器に問題がある。
ヴェルナーもその一言を黙って聞き流す訳にはいかない。
「何でしょう?」
「今のままだと大幻獣であっても100メートル近い大きさにするのは難しいんだ。出力を上げる必要がある」
「出力?」
イクタサによれば、神殿そのものがラメトクというシステムだが、大幻獣をビックマーサイズにする為には大量のマテリアルを流し込む必要がある。その為には、マテリアルの流れを制御しているシステムを一時的に解放しなければならないようだ。
「制御装置を解放しなければ、マテリアルの流れを自動的にカットされてしまうはずだよ。それだと100メートルを超えるサイズにはできない」
「そうでしたか」
「規定外の事をしようというのだから、仕方ないね。それにそれだけ大きくなれば、ラメトクも壊れるはずだよ。一発の大博打にかけるなら、障害は排除しておいた方がいい。違うかい?」
「正論ですね。では、その制御を外さなければなりません。その制御はどちらで?」
ヴェルナーの当然とも言える質問。
それに対してイクタサは一呼吸を置いた後に答えた。
「アルナス湖の北に古城がある。その地下にラメトクの制御室があるよ」
「一つよろしいですか? やっぱりそこにも……」
言い掛けたヴェルナーの言葉を遮って、イクタサは即答する。
「あるよ。もちろんね」
●
アルナス湖北の古城。
かつてBADDASとよばれた怠惰が根城としていた場所だ。
まさかBADDASもこの場所に対ビックマーの重要施設が眠っていたとは思わなかったようだ。
「誇りっぽい場所ですね。灯りを持参して正解でした」
古城の地下へと続く階段を発見したヴェルナーは、ハンターと共に一段ずつ降りていく。
ここから先、何が潜んでいるのかは分からない。
警戒しながら進む他無い。
「大神殿のように謎が明かされれば、周囲に灯りが灯るかもしれませんね」
そう言いながら、手にしていたランプを前に突き出して灯りを左右に向けるヴェルナー。
数本の柱はあるものの、怪しい影は発見できない。
だが、左右に振った事でハンターの一人がある物に気付いた。
「あれは……石版?」
ハンターが見つけたのは、部屋に中央にある大きめの石版だった。
積もっていた砂埃を払うと、そこには大神殿同様古代文明の文字が浮かび上がる。
「ありましたね。またですか」
ヴェルナーはランプで文字を照らしながら、ゆっくりと読み上げる。
『風=SATE 闇=RA・ 天=NENN 明日=KATSU
senn sasase taseme
rukushi ka・
戦士は民を導く。目の変え、足を踏み出せ』
「これはまた難解ですね。イクタサさんを崇めた方々もそれだけ警戒されていたのかもしれませんが……」
ヴェルナーはため息をついた。
ラメトクは歪虚から見れば破壊したい存在だ。
ビックマーがラメトクを知っていたかは不明だが、何かを察していたのかもしれない。だからこそ、ロックワンやラロッカ一味にチュプ大神殿を探させ、青木燕太郎に大神殿の地下入り口を破壊させた。
今回の調査も歪虚が察知していたとしたら――。
万一を考えて地上に護衛のハンターを配備してきたのだが、彼らの為にもこの謎を早々に解き明かす必要があるだろう。
「ふふ、皆さんを頼りにしていますよ」
ランプの明かりが灯る中、ヴェルナーは笑みを見せた。
幻獣にマテリアルを注ぎ混み強化、大型化する事が可能だという。
かつて古代文明の時代に幻獣が歪虚と戦った際、幻獣の力を引き出したとされる施設であった。
チュプ大神殿と共に封印されていたラメトクであったが、ハンターがその封印を開く事に成功。
これで対歪虚戦に利用できると色めきだったハンター達であったが、ここでヴェルナー・ブロスフェルト(kz0032)がある提案を行った。
「このラメトクのマテリアルを一体の幻獣に注ぎ込む事は可能でしょうか?」
四大精霊の一人、イクタサ(kz0246)へ向けられたこの質問には大きな意味がある。
マテリアルを注ぎ込む事で幻獣が大型化するのであれば、一体に大量のマテリアルを注ぎ込めば想像以上に大きくする事ができるのか。
ヴェルナーの脳裏にあったのは、怠惰王ビックマー・ザ・ヘカトンケイル。
体長が100メートル近い巨大なサイズであり、山であっても障害物にならない程である。かつて、要塞「ノアーラ・クンタウ」もビックマーの前では何もする事ができなかった。この時、ヴェルナーは屈辱とも言える辛酸を味わっていた。
イクタサによれば、ヴェルナーの問いは可能。
神殿に貯えられたマテリアルをすべて使えば、時間制限はあるものの、大幻獣であれば大型化ができるようだ。そして、もしその大幻獣をビックマーにぶつける事ができれば、正負のマテリアルが衝突。うまくいけばビックマーを弱体化させられる。
対ビックマーにおける最終決戦兵器――ラメトク。
因縁の対決に終止符を打つことができるのだろうか。
●
「ラメトクなんだけどね。ちょっと問題があるんだ」
チュプ大神殿を訪れていたイクタサは、ヴェルナーへそう話し掛けてきた。
最終決戦兵器に問題がある。
ヴェルナーもその一言を黙って聞き流す訳にはいかない。
「何でしょう?」
「今のままだと大幻獣であっても100メートル近い大きさにするのは難しいんだ。出力を上げる必要がある」
「出力?」
イクタサによれば、神殿そのものがラメトクというシステムだが、大幻獣をビックマーサイズにする為には大量のマテリアルを流し込む必要がある。その為には、マテリアルの流れを制御しているシステムを一時的に解放しなければならないようだ。
「制御装置を解放しなければ、マテリアルの流れを自動的にカットされてしまうはずだよ。それだと100メートルを超えるサイズにはできない」
「そうでしたか」
「規定外の事をしようというのだから、仕方ないね。それにそれだけ大きくなれば、ラメトクも壊れるはずだよ。一発の大博打にかけるなら、障害は排除しておいた方がいい。違うかい?」
「正論ですね。では、その制御を外さなければなりません。その制御はどちらで?」
ヴェルナーの当然とも言える質問。
それに対してイクタサは一呼吸を置いた後に答えた。
「アルナス湖の北に古城がある。その地下にラメトクの制御室があるよ」
「一つよろしいですか? やっぱりそこにも……」
言い掛けたヴェルナーの言葉を遮って、イクタサは即答する。
「あるよ。もちろんね」
●
アルナス湖北の古城。
かつてBADDASとよばれた怠惰が根城としていた場所だ。
まさかBADDASもこの場所に対ビックマーの重要施設が眠っていたとは思わなかったようだ。
「誇りっぽい場所ですね。灯りを持参して正解でした」
古城の地下へと続く階段を発見したヴェルナーは、ハンターと共に一段ずつ降りていく。
ここから先、何が潜んでいるのかは分からない。
警戒しながら進む他無い。
「大神殿のように謎が明かされれば、周囲に灯りが灯るかもしれませんね」
そう言いながら、手にしていたランプを前に突き出して灯りを左右に向けるヴェルナー。
数本の柱はあるものの、怪しい影は発見できない。
だが、左右に振った事でハンターの一人がある物に気付いた。
「あれは……石版?」
ハンターが見つけたのは、部屋に中央にある大きめの石版だった。
積もっていた砂埃を払うと、そこには大神殿同様古代文明の文字が浮かび上がる。
「ありましたね。またですか」
ヴェルナーはランプで文字を照らしながら、ゆっくりと読み上げる。
『風=SATE 闇=RA・ 天=NENN 明日=KATSU
senn sasase taseme
rukushi ka・
戦士は民を導く。目の変え、足を踏み出せ』
「これはまた難解ですね。イクタサさんを崇めた方々もそれだけ警戒されていたのかもしれませんが……」
ヴェルナーはため息をついた。
ラメトクは歪虚から見れば破壊したい存在だ。
ビックマーがラメトクを知っていたかは不明だが、何かを察していたのかもしれない。だからこそ、ロックワンやラロッカ一味にチュプ大神殿を探させ、青木燕太郎に大神殿の地下入り口を破壊させた。
今回の調査も歪虚が察知していたとしたら――。
万一を考えて地上に護衛のハンターを配備してきたのだが、彼らの為にもこの謎を早々に解き明かす必要があるだろう。
「ふふ、皆さんを頼りにしていますよ」
ランプの明かりが灯る中、ヴェルナーは笑みを見せた。
解説
目的:アルナス湖北の古城地下の謎を解く。
概要:アルナス湖北の古城地下には、幻獣を強化する施設『ラメトク』の制御装置が眠っていた。大幻獣をビックマーに対抗するレベルに強化する為には、この制御装置を解放するには、古城地下にある謎の暗号を解読する必要がある。
謎:
石版に書かれた謎は下記の通りです。暗号を解読して指し示す行動を取らなければなりません。
『風=SATE 闇=RA・ 天=NENN 明日=KATSU
senn sasase taseme
rukushi ka・
戦士は民を導く。目を変え、足を踏み出せ』
※ヒント
「・」には使い方によって意味が変わります。
概要:アルナス湖北の古城地下には、幻獣を強化する施設『ラメトク』の制御装置が眠っていた。大幻獣をビックマーに対抗するレベルに強化する為には、この制御装置を解放するには、古城地下にある謎の暗号を解読する必要がある。
謎:
石版に書かれた謎は下記の通りです。暗号を解読して指し示す行動を取らなければなりません。
『風=SATE 闇=RA・ 天=NENN 明日=KATSU
senn sasase taseme
rukushi ka・
戦士は民を導く。目を変え、足を踏み出せ』
※ヒント
「・」には使い方によって意味が変わります。
マスターより
近藤豊です。
幻兆連動第三弾になります。今回も例によって謎解きになります。正直、猫又SSDと毎回皆様が謎をクリアする早さにビビってます。いや、それだけ簡単過ぎるのかもしれませんが……。
今回は猫又SSDの依頼と密接に関わりがあります。謎を解いている間、古城の外ではいろいろな大変な事になっております。
それでは、燻製チーズを肴にお待ちしています。
幻兆連動第三弾になります。今回も例によって謎解きになります。正直、猫又SSDと毎回皆様が謎をクリアする早さにビビってます。いや、それだけ簡単過ぎるのかもしれませんが……。
今回は猫又SSDの依頼と密接に関わりがあります。謎を解いている間、古城の外ではいろいろな大変な事になっております。
それでは、燻製チーズを肴にお待ちしています。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/04/15 07:37
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 雨を告げる鳥(ka6258) エルフ|14才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2018/04/12 19:18:25 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/04/09 10:11:05 |