ゲスト
(ka0000)
【星籤】自律可動型機体を作ろう!
マスター:紫月紫織

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 3~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/04/19 09:00
- リプレイ完成予定
- 2018/05/03 09:00
オープニング
◆ロマンを積み込め! オート・ソルジャー!
わくわくと、期待を胸に集まったハンター達を前に、エリクシアは神妙な面持ちだった。
なぜ、私はここにいるのだろうか?
仕事だから、仕方ない。
だがもう少し、私よりも適正の高い人材はいるはずじゃないか。
いや、私より適正のない人間なんて居ないだろう、そう思わずにはいられない。
だが仕事である。
もしかしたら、あるいは以前から結構時間も経っているし、あの体質もナリを潜めているのかも知れない。
そうに違いない、そうであってくれ。
そう思い、エリクシアは参加者が全員席についた段階で
――リモコンに手を伸ばした。
電源ボタンを押し、モニターのスイッチをオンにするだけのその簡単な、ボタンさえ押せれば赤子でも出来るはずのその行為。
だが、エリクシアがボタンを押した瞬間、モニターが爆発した。
がらがらと残骸が崩れ落ち、部屋が軽くざわつく。
慣れたハンターの一部は斜め下の方向へと視線を向けてため息を吐いていた。
いつからか、誰が呼んだか"メカニックハザード"。
今日もエリクシアは健在だった。
「というわけで」
「何が"というわけで"なんですか」
「資料を配ります」
「あ、はい」
すぐに配られるということはあらかじめ用意されていたということなのだろう。
一体、モニターはなんのために殉職したというのか……。
そんな一部ハンター達の憂いをよそに、エリクシアは拳を高らかに突き上げた。
「みんな! 自律型機械ユニット、ほしいかー!」
唐突過ぎて誰もついてこず、会場はしんと静まり返る。
「というわけで」
「何が"というわけで"なんですかっ!」
「ソサエティで、開発が決まりました!」
「ヤッター!」
「でも費用に問題があるのです」
「ナ、ナンダッテー!」
合いの手に余念のないハンターも居たものである……。
「というわけで、お手元のレポートを御覧ください」
促されて集まったハンター達がそれぞれレポートをめくっていく。
一部抜粋、部外秘と書かれていたがそれはさておき。
◆◆自立可動型戦闘兵 生産計画レポート◆◆
一部抜粋
■月■■次試験
高度姿勢制御システム進捗65%。
制御にオートマトン■■■嬢の知覚・姿勢制御補助プログラムを転用、多少の改善に成功。
実用段階試験成績78。
■月■■■試験
個体識別アルゴリズム試運転、失敗。
作業員負傷多数。
無差別攻撃モードと命名、実用性はなし。
■■月■七次■験
自律行動システム試運転。
待機・索敵・補助は期待値の4割。
戦闘システムは先の試験結果の関係上未実施。
■■月第■■試験
自己診断システム試運転。
CAMシステムを応用、順調に作動中。
並列して補助システムチップ開発、武器種選定中。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「具体的に申しますと、開発費用が底をつきつつあり、現状のままでは開発完了前に計画が頓挫してしまいます」
総開発予算なども後ろに記載されており、一部のこういったことの見積もりが得意な者たちがざわつき始める。
わりとすでに足が出そうなギリギリのラインというのがわかるのだろう。
「追加資金出せやオラァ、と上を突っつくのはもちろんのこと、この手の事について権威であるトマーゾ博士に相談したところ、『エバーグリーンの自動兵器でも適当にバラして使えばいいじゃろ』とのお言葉をいただきました」
エリクシアのメガネがきらりと光る。
「開発者直々の許可です。よって……」
ぐっ、とセリフを貯めるエリクシア。
その様子に集ったハンター一同も次の句をじっと待つ。
「チキチキ! オート・パラディンとかその他諸々! 大☆回収大会をします!」
「大会なんだ?」
「いや、依頼なんですけどね? そう言ったほうが楽しくありません? エバーグリーンはほぼ機能停止状態らしいので目立った危険もなさそうですし」
そう言ってエリクシアの説明は続き、最後に地図が提示された。
ある一点に印が入れられており、転移先の予定であるらしい。
「今回の探索の目的ポイントはここ。トマーゾ博士が言うには、可動していた自動兵器などの活動拠点だそうです。『破損した部品の交換、新規装備の増設なども行っていた場所のようじゃから、一揃えは手に入るじゃろ』とのことです」
「回収にあたって意識するべきことはありますかー!」
一人のハンターから勢いよく挙手があがる。
「はいそこ! 元気がイイですね! 動いていたオート系の某、損傷が少ないものを回収していただけると安心安全です! サイズの問題もありますがそこは後ほど調整します。あとはなんかくっつけたいもの持ってきてください! ジャンクパーツもしこたまあるみたいですから試作品を作ってみるなんてのもイイんじゃないでしょうか!」
エリクシアの言葉に、数人のハンターが目を輝かせる。
「回収にはソサエティから魔導トラックを貸し出しますので好きに詰め込んでください! みんなー! 回収に行ってくれるかなー!?」
返事がある前に、エリクシアが唐突にぶっ倒れた。
◆おねんね
エリクシアは無自覚な風邪だったらしく、思いの外熱が高かったために、体力の限界を超えた途端に倒れただけらしい。
無駄にテンションが高かったのもその所為のようだ。
一人暮らしのためにひとまず友人宅に預けられた。
「というわけで私が受付代理になりました」
ちょこん、と臨時設営窓口に座るミモザを前に、一部のハンター達が胸をなでおろす。
なにせ、無事に持って帰ってきた部品をエリクシアに渡したらその場でぶっ壊れるんじゃないかという不安があったからだ。
その点彼女ならば問題はない、なにせオートマトンだし。
「えっと、回収したパーツなどは、こちらで確認した段階で納品完了という扱いになります。質問などがありましたら適宜うけつけます……」
マニュアルとレポート分厚いなぁ、と思いながら、たどたどしく受付をこなすミモザ。
応援したくなる反面、だいじょうぶかと不安にもなる光景だった。
「えっと、すぐに答えられないものについては追って回答いたしますね。よろしくおねがいいたしします」
ぺこりと小さくお辞儀をする少女を前に何人かが気合を充填し直した。
わくわくと、期待を胸に集まったハンター達を前に、エリクシアは神妙な面持ちだった。
なぜ、私はここにいるのだろうか?
仕事だから、仕方ない。
だがもう少し、私よりも適正の高い人材はいるはずじゃないか。
いや、私より適正のない人間なんて居ないだろう、そう思わずにはいられない。
だが仕事である。
もしかしたら、あるいは以前から結構時間も経っているし、あの体質もナリを潜めているのかも知れない。
そうに違いない、そうであってくれ。
そう思い、エリクシアは参加者が全員席についた段階で
――リモコンに手を伸ばした。
電源ボタンを押し、モニターのスイッチをオンにするだけのその簡単な、ボタンさえ押せれば赤子でも出来るはずのその行為。
だが、エリクシアがボタンを押した瞬間、モニターが爆発した。
がらがらと残骸が崩れ落ち、部屋が軽くざわつく。
慣れたハンターの一部は斜め下の方向へと視線を向けてため息を吐いていた。
いつからか、誰が呼んだか"メカニックハザード"。
今日もエリクシアは健在だった。
「というわけで」
「何が"というわけで"なんですか」
「資料を配ります」
「あ、はい」
すぐに配られるということはあらかじめ用意されていたということなのだろう。
一体、モニターはなんのために殉職したというのか……。
そんな一部ハンター達の憂いをよそに、エリクシアは拳を高らかに突き上げた。
「みんな! 自律型機械ユニット、ほしいかー!」
唐突過ぎて誰もついてこず、会場はしんと静まり返る。
「というわけで」
「何が"というわけで"なんですかっ!」
「ソサエティで、開発が決まりました!」
「ヤッター!」
「でも費用に問題があるのです」
「ナ、ナンダッテー!」
合いの手に余念のないハンターも居たものである……。
「というわけで、お手元のレポートを御覧ください」
促されて集まったハンター達がそれぞれレポートをめくっていく。
一部抜粋、部外秘と書かれていたがそれはさておき。
◆◆自立可動型戦闘兵 生産計画レポート◆◆
一部抜粋
■月■■次試験
高度姿勢制御システム進捗65%。
制御にオートマトン■■■嬢の知覚・姿勢制御補助プログラムを転用、多少の改善に成功。
実用段階試験成績78。
■月■■■試験
個体識別アルゴリズム試運転、失敗。
作業員負傷多数。
無差別攻撃モードと命名、実用性はなし。
■■月■七次■験
自律行動システム試運転。
待機・索敵・補助は期待値の4割。
戦闘システムは先の試験結果の関係上未実施。
■■月第■■試験
自己診断システム試運転。
CAMシステムを応用、順調に作動中。
並列して補助システムチップ開発、武器種選定中。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「具体的に申しますと、開発費用が底をつきつつあり、現状のままでは開発完了前に計画が頓挫してしまいます」
総開発予算なども後ろに記載されており、一部のこういったことの見積もりが得意な者たちがざわつき始める。
わりとすでに足が出そうなギリギリのラインというのがわかるのだろう。
「追加資金出せやオラァ、と上を突っつくのはもちろんのこと、この手の事について権威であるトマーゾ博士に相談したところ、『エバーグリーンの自動兵器でも適当にバラして使えばいいじゃろ』とのお言葉をいただきました」
エリクシアのメガネがきらりと光る。
「開発者直々の許可です。よって……」
ぐっ、とセリフを貯めるエリクシア。
その様子に集ったハンター一同も次の句をじっと待つ。
「チキチキ! オート・パラディンとかその他諸々! 大☆回収大会をします!」
「大会なんだ?」
「いや、依頼なんですけどね? そう言ったほうが楽しくありません? エバーグリーンはほぼ機能停止状態らしいので目立った危険もなさそうですし」
そう言ってエリクシアの説明は続き、最後に地図が提示された。
ある一点に印が入れられており、転移先の予定であるらしい。
「今回の探索の目的ポイントはここ。トマーゾ博士が言うには、可動していた自動兵器などの活動拠点だそうです。『破損した部品の交換、新規装備の増設なども行っていた場所のようじゃから、一揃えは手に入るじゃろ』とのことです」
「回収にあたって意識するべきことはありますかー!」
一人のハンターから勢いよく挙手があがる。
「はいそこ! 元気がイイですね! 動いていたオート系の某、損傷が少ないものを回収していただけると安心安全です! サイズの問題もありますがそこは後ほど調整します。あとはなんかくっつけたいもの持ってきてください! ジャンクパーツもしこたまあるみたいですから試作品を作ってみるなんてのもイイんじゃないでしょうか!」
エリクシアの言葉に、数人のハンターが目を輝かせる。
「回収にはソサエティから魔導トラックを貸し出しますので好きに詰め込んでください! みんなー! 回収に行ってくれるかなー!?」
返事がある前に、エリクシアが唐突にぶっ倒れた。
◆おねんね
エリクシアは無自覚な風邪だったらしく、思いの外熱が高かったために、体力の限界を超えた途端に倒れただけらしい。
無駄にテンションが高かったのもその所為のようだ。
一人暮らしのためにひとまず友人宅に預けられた。
「というわけで私が受付代理になりました」
ちょこん、と臨時設営窓口に座るミモザを前に、一部のハンター達が胸をなでおろす。
なにせ、無事に持って帰ってきた部品をエリクシアに渡したらその場でぶっ壊れるんじゃないかという不安があったからだ。
その点彼女ならば問題はない、なにせオートマトンだし。
「えっと、回収したパーツなどは、こちらで確認した段階で納品完了という扱いになります。質問などがありましたら適宜うけつけます……」
マニュアルとレポート分厚いなぁ、と思いながら、たどたどしく受付をこなすミモザ。
応援したくなる反面、だいじょうぶかと不安にもなる光景だった。
「えっと、すぐに答えられないものについては追って回答いたしますね。よろしくおねがいいたしします」
ぺこりと小さくお辞儀をする少女を前に何人かが気合を充填し直した。
解説
◆目的
エバーグリーンにて稼働を停止している自動兵器の回収。
◆探索ポイント情報
エバーグリーンのドーム状拠点の一つ、仮称:廃墟都市にある自動兵器拠点。
都市全体はすでに動力が落ちてしまっており、稼働している自動機械は確認されていない。
拠点は多くの自動兵器の修理と改造が行われていたと思われる。
◆出来ること
・パーツ回収をしながらほんのりエバーグリーンの今を覗く
・ジャンクパーツで装備を作ってみる
※作られた武装の実装をお約束するものではありません。
・ユニットに載せたい装備を目当てに探してみる
※発見された武装の実装をお約束するものではありません。
◆ユニットサイズ
開発はサイズ2(全高4mぐらい)で行われています。
◆ミモザ
お見送り、お出迎え係です、同行はしません。
質問がある場合は質問卓を立ててご質問ください。
ミモザが(開発レポート原本を見ながら)回答いたします。
エバーグリーンにて稼働を停止している自動兵器の回収。
◆探索ポイント情報
エバーグリーンのドーム状拠点の一つ、仮称:廃墟都市にある自動兵器拠点。
都市全体はすでに動力が落ちてしまっており、稼働している自動機械は確認されていない。
拠点は多くの自動兵器の修理と改造が行われていたと思われる。
◆出来ること
・パーツ回収をしながらほんのりエバーグリーンの今を覗く
・ジャンクパーツで装備を作ってみる
※作られた武装の実装をお約束するものではありません。
・ユニットに載せたい装備を目当てに探してみる
※発見された武装の実装をお約束するものではありません。
◆ユニットサイズ
開発はサイズ2(全高4mぐらい)で行われています。
◆ミモザ
お見送り、お出迎え係です、同行はしません。
質問がある場合は質問卓を立ててご質問ください。
ミモザが(開発レポート原本を見ながら)回答いたします。
マスターより
お久しぶりです、紫月紫織です。
新年度が始まりましたがいかがお過ごしでしょうか。
今年初シナリオは【星籤】シナリオとなりました、ゆるりとクリムゾンウェストへの召喚が始まったエバーグリーンでパーツ集め(いつもの)はいかがでしょうか?
今回ミモザは初の受付業務でわたわたしているため、エバーグリーンへは同行いたしませんがご了承ください。
新年度が始まりましたがいかがお過ごしでしょうか。
今年初シナリオは【星籤】シナリオとなりました、ゆるりとクリムゾンウェストへの召喚が始まったエバーグリーンでパーツ集め(いつもの)はいかがでしょうか?
今回ミモザは初の受付業務でわたわたしているため、エバーグリーンへは同行いたしませんがご了承ください。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/05/02 20:15
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
質問卓! アシェ-ル(ka2983) 人間(クリムゾンウェスト)|16才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2018/04/15 14:18:14 |
|
![]() |
相談卓です! アシェ-ル(ka2983) 人間(クリムゾンウェスト)|16才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2018/04/19 01:21:55 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/04/19 01:14:52 |