ゲスト
(ka0000)
傲慢なオーダー
マスター:坂上テンゼン

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 4~8人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 3日
- 締切
- 2016/07/01 22:00
- 完成日
- 2016/07/06 05:07
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
●グラズヘイム王国西部山岳地帯、まだ名もなき地下坑道での出来事。
「何だ? 空洞になっているぞ……」
「どこかに繋がっているのかもしれん。
構うな、掘ってみろ」
「もしかして山賊の隠したお宝があったりしてな」
「だったら楽しい鉱山暮らしもこれまでさ!」
四人の抗夫が岩壁を堀崩すと、その先には闇が広がっていた。
一人が松明を闇に向けてかざす。
そこには空洞が広がっており、その中心には岩石がうずたかく積もっていた。
異様な臭いがした。土の臭いではない。本能的に死を感じさせる臭いだった。
闇の質感が違う。闇が意志を持って、まとわりついてくるかのような錯覚を覚える。
「掘り出せ……」
抗夫達はそこで確かな声を聞いた。
「掘り出せ……」
脳の中に直接聞こえてくるかのような声だった。誰もが異様だと感じていた。
しかし、抗うことが恐ろしいとも感じ、どうしても逆らうことができない。
抗夫達は鶴嘴を振るい、積もった岩を砕き、細かくなった岩の欠片を退けていった。
やがて岩の間から、彼らが掘り出そうとしていたものが姿を見せた。
「感謝などしない」
それは言葉を口にして、立ち上がった。
それは人の姿をしていた。背が恐ろしく高い。2mは遙かに越えていた。もしかしたら、3mに届くかもしれなかった。
「貴様等に次の命令をくれてやる」
誰もがそれの言葉の意味を理解できなかった。
「殺し合え」
次の瞬間、地獄絵図が広がった。
狂気めいた叫び声をあげながら、抗夫達は互いに鶴嘴を振り上げ、仲間に振り下ろした。
「脆弱な」
それは見下して言った。
眼下には頭を叩き割られた死体が、三つ転がっていた。
「『強制』ごときに耐えられぬようでは話にならぬ。
おい、貴様」
たった一人、震えながら立ちすくんでいる男にむけて、それは言った。仲間を殺したことで生き残った男に。
「俺は強いものの肉を裂き、血を啜りたいのだ」
その眼差しは陰鬱で、強い。
「そういうものを連れてこい。
俺を殺せると思うような、思い上がった奴らを。
そう……あの時の、奴等のように」
●某日、ハンターオフィス
坑道を掘っていたら歪虚を掘り出してしまったという抗夫の報告は、最終的にハンターオフィスに依頼という形で伝わった。
「その場所はホロウレイドの戦いで戦場となった場所です……まさか、ずっと生き埋めになっていたのでしょうか……」
集まったハンターに依頼についての説明をしたハンターオフィス職員は、最後にひとりごちた。
「何だ? 空洞になっているぞ……」
「どこかに繋がっているのかもしれん。
構うな、掘ってみろ」
「もしかして山賊の隠したお宝があったりしてな」
「だったら楽しい鉱山暮らしもこれまでさ!」
四人の抗夫が岩壁を堀崩すと、その先には闇が広がっていた。
一人が松明を闇に向けてかざす。
そこには空洞が広がっており、その中心には岩石がうずたかく積もっていた。
異様な臭いがした。土の臭いではない。本能的に死を感じさせる臭いだった。
闇の質感が違う。闇が意志を持って、まとわりついてくるかのような錯覚を覚える。
「掘り出せ……」
抗夫達はそこで確かな声を聞いた。
「掘り出せ……」
脳の中に直接聞こえてくるかのような声だった。誰もが異様だと感じていた。
しかし、抗うことが恐ろしいとも感じ、どうしても逆らうことができない。
抗夫達は鶴嘴を振るい、積もった岩を砕き、細かくなった岩の欠片を退けていった。
やがて岩の間から、彼らが掘り出そうとしていたものが姿を見せた。
「感謝などしない」
それは言葉を口にして、立ち上がった。
それは人の姿をしていた。背が恐ろしく高い。2mは遙かに越えていた。もしかしたら、3mに届くかもしれなかった。
「貴様等に次の命令をくれてやる」
誰もがそれの言葉の意味を理解できなかった。
「殺し合え」
次の瞬間、地獄絵図が広がった。
狂気めいた叫び声をあげながら、抗夫達は互いに鶴嘴を振り上げ、仲間に振り下ろした。
「脆弱な」
それは見下して言った。
眼下には頭を叩き割られた死体が、三つ転がっていた。
「『強制』ごときに耐えられぬようでは話にならぬ。
おい、貴様」
たった一人、震えながら立ちすくんでいる男にむけて、それは言った。仲間を殺したことで生き残った男に。
「俺は強いものの肉を裂き、血を啜りたいのだ」
その眼差しは陰鬱で、強い。
「そういうものを連れてこい。
俺を殺せると思うような、思い上がった奴らを。
そう……あの時の、奴等のように」
●某日、ハンターオフィス
坑道を掘っていたら歪虚を掘り出してしまったという抗夫の報告は、最終的にハンターオフィスに依頼という形で伝わった。
「その場所はホロウレイドの戦いで戦場となった場所です……まさか、ずっと生き埋めになっていたのでしょうか……」
集まったハンターに依頼についての説明をしたハンターオフィス職員は、最後にひとりごちた。
リプレイ本文
●接触
灼熱に燃える太陽の下、焔の尾を引いた火球が幾多も飛び交い、ぶつかり合った。閃光と甲高い破裂音を発して空中でいくつもの爆発が起こる。
火球を放ったのは傲慢の歪虚ニブハズ、そしてヴィルマ・ネーベル(ka2549)。
双方が敵を確認するや否や応酬になった。
破裂の衝撃が吹き荒れ、破裂を免れた火球が降り注ぐ中、アメリア・フォーサイス(ka4111)とマリィア・バルデス(ka5848)は銃を構えた。とうに猟撃士の間合いには入っている。
閃光と土煙に遮られながらも、引き金を引いた。
どこまでも広がる乾いた大地に、銃声が木霊する。それを耳にしながら、五つの影が駆けた。
岩井崎 旭(ka0234)、ロニ・カルディス(ka0551)、キー=フェイス(ka0791)、ザレム・アズール(ka0878)、鞍馬 真(ka5819)の五人は、歪虚を取り囲むように立つ。
彼らの前には、3mには及ぼうかという巨躯に伸ばし放題にした針金のような髪、そこから伸びるねじれた二本の角、暴力的な光を放つ双眸、そして始まったばかりの殺戮の宴に悦びの笑みを浮かべる歪虚ニブハズの姿があった。
一行の眼前で歪虚の体の表面を何かが動き覆っていく。黒曜石のような光沢を持つそれはやがて幾何学文様や突起を備えた禍々しい鎧となった。
ストーンアーマー系の術であろうか。
「我が名はニブハズ。貴様等が我が糧になるに相応しい強者か……まずは見極めさせてもらうぞ……」
唐突に、歪虚が言った。
それは、戦いの本格的な開始を意味していた。
●前半戦
「これは手向けだ。最後になるのだし遠慮せずに聞いてくれ」
――永遠の安息を彼らに与え、彼らに与え、彼らに与え――
ロニが鎮魂歌を歌い上げる。歪虚という既に生物として既に死んだ存在に贈る歌と同時に、歪虚という歪んだ生に終わりを齎すという宣言でもあった。
アメリアは歌う代わりに弾丸を贈った。それは冷気を纏った弾丸であり、歪虚の左脚に直撃すると同時に周囲を白く凍結させ、行動を阻害する。
そしてヴィルマの贈ったものは魔術の矢であった。冷気を凝縮した矢は歪虚の右脚に直撃し周辺を白く凍てつかせる。
「行動を阻害する技か……丁度良いハンデだ」
歪虚は事も無げに言い、両拳を目の高さに上げて膝を曲げ半身になった。
旭の頭部がミミズクのそれに変わり、背中からは翼の幻影が現れた。馬を走らせ、馬上でハルバードを掲げる。
「強い敵だと? 上等だッ!」
気合と共に振り下ろされる重厚な刃。
歪虚はそれを目にし、小刻みに横に動いて裏拳で弾き飛ばした。
旭は反動でわずかに傾くもすぐに構え直す。その間、真が接近し、横薙ぎに刀を振るった。
歪虚は上半身を反らしてこれを避けるが、真はさらに刀と反対側の手に持った拳銃剣で刺突した。
歪虚は少し驚いた表情を見せるも横に上体を倒して突きをかわす。
その時歪虚の顔面に何かが直撃した。キーの魔力を纏った烏だった。烏は跳ね返るように飛んでからキーの元へと舞い戻る。
「お前は島へは帰れんよ」
歪虚の右側から声がした。ザレムだ。
ジェットブーツで瞬時に回り込んだザレムが、地面を蹴って得た回転力と共に大剣を叩き付ける。
その一撃は確かに入った。が、黒曜石の鎧の上だ。
巨体が動く。ザレムに向き直り、右拳で真っ直ぐに突いた。
それはザレムの頭部を強打した。ザレムは地面にバウンドしつつも、途中ジェットブーツの噴射を使って立ち直る。
追撃を阻止するように、ロニが盾を構えて割り込んだ。
いったん足を止めた歪虚の、左からキーのハルパーが、右から真の二刀の刃が襲う。
歪虚はまずハルパーを黒曜石の手甲で受け止め、そのまま右手刀で真の二連撃に合わせた。
二人はすかさず反撃に備え構えなおす。
歪虚は一歩踏み込み、攻撃の姿勢をとった。
しかしその時マリィアがバイクを走らせ射線を確保し、バイクに固定したマシンガンを撃つ。立て続けに歪虚の左脚に命中し、攻撃のタイミングを失う。
そこに旭の戦馬が走った。
ハルバードを水平に構え、馬の突進力を破壊力に転化。突風となって駆ける。
歪虚は瞬時に旭に向き直った。
左側が空いていたが、その時アメリアのライフルが火を噴いた。牽制射撃によって歪虚は移動をためらい、その一瞬の内に旭の騎馬突撃をその身に受けた。
その勢いは歪虚の巨体をものけぞらせた。攻撃により左胸を覆う装甲の一部が割れ、そこから血が流れ出す。
一瞬歪虚の動きが止まった。旭は追撃を食らわそうとハルバードを振り上げる。
――その瞬間、旭は胸に強烈な衝撃を感じ、身を仰け反らせた。
馬は主人の異変に気づき足を止めた。
「『懲罰』である」
低く暗い声が大地に響いた。
「この俺に血を流させたな……良かろう……死して我が糧となれ」
歪虚の姿は地獄の悪鬼そのものだった。
「へっ……何でそんな顔しやがる」
口から血を垂らしながら旭は言った。
「強敵を求めてたんだろ? テメーも楽しけりゃ笑えよッ!」
その顔は、痛みにもかかわらず力強い笑みを浮かべていた。
「然り! 我等はいかなる時も笑おうぞ!」
旭に呼応するように、ヴィルマが後衛から吼えた。
ワンドを翳し、突風を躍らせる。それは刃となって歪虚を幾重にも斬りつけた。
「いかなる術も、技も、我等から笑いを奪うことはできぬ!」
ヴィルマの表情は、強気に溢れていた。
「どうした、余裕を見せ付けたいんじゃなかったのか?」
ザレムがジェットブーツで跳躍し、歪虚の頭上から縦回転を加えた一撃を繰り出す。
頭部への一撃に辛うじて反応するも額を傷つける。歪虚は怒りの目をザレムに向けた。
「貴様……俺を高みより見下すかッ」
歪虚の眼光には怒りだけが燃えていた。
未だ上空に留まるザレムを衝撃が打ち据えた。再び『懲罰』が発動したのだ。
その時、ザレムの身体の表面で光が弾けた。
それは稲妻のように地面を穿ち、歪虚を貫く。
地面を抉った窪みの中央で歪虚は大の字に倒れこんだ。
「カウンターにカウンターを合わされるのは想定外か?」
地面に着地してザレムは言う。懲罰に対しての攻性防壁だった。
「傲慢は考えてる事がわかりやすいから煽りやすくていいわね」
「ようやく隙を見せてくれましたね」
絶好の機会だった。マリィアとアメリアが同時に、動きを止めた歪虚に向かってありったけの弾丸を撃ち込む。
「――?! 駄目、避けて!」
マリィアが一瞬の異変に気づき注意を促す。
しかし功を成さず、突如としてアメリアの視界が閃光に覆われた。
雷光に貫かれたアメリアは、青白い火花を散らし燃え上がった。
「無事かッ!」
ロニがすぐさま下がり、アメリアをヒーリングスフィアの範囲に含めるよう動く。
次の瞬間、一行は土煙の中に立つ歪虚の姿を認める。
「…………誇りにかけて……! ……この戦い、必ず勝つ…………」
歪虚は怒りの形相で言う。少なくない傷を負っていたが、今だ堂々として仁王立ちしていた。
「覚えがあるぜ、そういうの」
キーが肉薄し、ハルパーの黄金の刃を振るう。今の歪虚の姿は彼の記憶に触れるものがあった。
弧を描いて迫った刃は歪虚の右脚を刈り取るように食い込む――しかし、刃はそこで止まる。
「面白い。それでこそだ」
反対側から真が迫り、左肩に斬撃を喰らわせた。すぐさま刃を戻し、副武器の拳銃剣で同じ場所に射撃を行う。
避けはしないが、動じた様子もなかった。
「言ったはずだ……丁度良いハンデだと」
歪虚はキーのハルパーに引っ掛けられた脚でキーに蹴りを食らわせ、その反動で動き、真に体当たりを食らわせ体勢を崩させた。
そこに旭とザレムが攻撃を仕掛ける。
ハルバードと大剣の一撃を捌ききれないながらも、歪虚は跳躍した。
轟……という音を旭は聞いた。
馬上の旭に膝蹴りが炸裂した。旭は落馬して地面を転がる。
着地に合わせ仕掛けようとした真とザレムの攻撃を歪虚は転がって避け、跳ね上がって続けざまに二人に拳を見舞う。
立ち上がり、構え直す。
思わぬ反撃を食らったザレムと真は反応が遅れた。
追撃に移ろうと一歩踏み込む歪虚だったが、その時軸足を弾丸が射抜いた。
マリィアの妨害射撃だった。
ほぼ同じタイミングでヴィルマのアイスボルトと、ロニから治療を受けたアメリアのレイターコールドショットが歪虚の両腕を凍てつかせる。
その隙に旭は乗馬し直し、ロニ、真、キー、ザレムは陣形を組み直す。
『仕切り直し』のような形になった。
●後半戦
攻性防壁、アイスボルト、レイターコールドショットの効果で歪虚の動きは確かに鈍っているように見えた。負っている傷も少なくはない。
それでもいまだ戦意は衰えたように見えなかった。
今だ敵よりも自分のほうが優れている、という『自信』……自分自身に持っている『誇り』……
『傲慢さ』を形成するそれらが歪虚を立たせていた。
一方ハンター達も気合は十分だった。
旭の内側では闘争心が燃え上がり、精力的な笑みを浮かべていた。
ヴィルマもまたふてぶてしいまでに笑っている。
真は一見冷静ではあったが、内心強敵との戦いを愉しんでいた。
ロニは冷静沈着に敵の観察を怠らない。
キーはいかにして敵を倒すかの考察を脳内で追及し続けている。
ザレムはこれまでの敵の行動パターンを分析しつつ動くタイミングを計っていた。
アメリアは敵の自信に驚嘆しつつも負けることなどさらさら考えてはいない。
マリィアなど内心で『ただの力押し。どんなに強かろうが所詮格下歪虚』と評していた。
在り方も信条もまるで違う双方だったが、自分達の勝利を疑わないという点で、共通していた。
ロニが前に出た。ほぼ同時に歪虚が前進する。正面からのぶつかり合いとなった。
体格が半分程度のロニに対して歪虚はローキックを放った。直線的かつシャープな蹴りを、ロニは真っ直ぐに受ける。
盾の上からではあったが、クリーンヒットだ。衝撃にロニの骨が軋む。
一瞬地面から足が浮く。
だが、堪えた。
ロニは歪虚の足が離れる前に杖を突き出す。
勢いは弱くて良い。触れさえすれば、極限まで高めた魔力が炸裂する。
――フォースクラッシュ。
迸った魔力が強大な破壊力をもって爆ぜた。
何が起こったのか歪虚には一瞬解らなかった。
蹴りは組み付かれる危険性もあるという事をまったく念頭に入れていなかったのは彼が傲慢であるが故にだった。
だが結果として思わぬ反撃を食らった歪虚は、隙を晒すことになる。
旭が戦馬ごと飛び込んだ。
暴風そのものとなって駆け、闘争心の促すままにハルバードを振るう。
一度……二度。
間髪を入れず叩き込まれる攻撃は踊り狂う乱気流。
歪虚は回転しつつ地面に叩き付けられた。
それで終わりではない。
歪虚が立ち上がるや否や、真が刀と拳銃剣二つの武器で、高速で動き回りながら複数の方角から攻撃する。
振り下ろし、横薙ぎ、袈裟懸け、突き……その太刀筋は変幻自在にして千変万化。
攻撃の軌道を読ませない。
そして離れると同時に銃撃を喰らわせた。
それは注意を引きつけるためでもあった。
上方から、ジェットブーツで跳躍したザレムが迫る。
放つはただの一撃。
超重量級の必殺の一撃――超重練成。
巨大化した大剣が歪虚の胴体に叩き付けられた。
地面を打つ大音声が響く――
歪虚が立ち上がったのは、ザレムが離れてすぐのことだった。
ハンターの猛攻を受けながらもなお、反撃に出ようとする。
次に前に出たのは――アメリアだった。
得物をライフルから拳銃に変え、至近距離での射撃を試みる。
確実に命を奪うために。
轟いた銃声は特別に大きい気がした。
額に穴が穿たれた……
だが、頭蓋骨で止まったとでもいうのか。
歪虚は立ち上がりアメリアに大振りの右フックを放つ。
しかしアメリアはクローズコンバットの技術を駆使し、スウェーバックで避けた。
これまで受けた行動阻害の影響か、身体の動きが意思についていかない。かくなる上は魔術に頼るか……
その思考が一瞬の隙を作った。
歪虚の頚動脈を短剣が抉った。
キーが接近していた事に、歪虚は気がつかなかった。
「こういう泥臭いのは、辞めたつもりなんだがな、ったくよ」
確かな手ごたえを感じキーは呟く。
今の姿は普段の彼とはかけ離れていた。……しかし彼本来の生き方でもあった。
確実に殺した……
キーがそう思った瞬間、凄まじい勢いで首が掴まれた。
首を大きく切り裂かれながら、歪虚はいまだ動いていた。
考えてした事ではない、歪虚の本能が殺めることを求めたのか。
歪虚の指はキーの気道を圧迫する。
だがその強靭な腕は、鋭利な力の奔流によって切断された。
「……悔い改めろ」
ヴィルマが、凄惨な笑みを浮かべていた。
狙いを定めたウインドスラッシュにより、歪虚の腕を切り落としたのは彼女だった。
その表情は笑ってはいたが普段の彼女からかけ離れている。……確かな殺意が秘められていた。
「ガアァァァーーーーー!!!」
歪虚が吼えた。
知性の欠片もない野獣の咆哮……
人間を見下していたものが、死にかけの獣に等しい姿に成り下がっていた。
だが凶暴さはいまだなりを潜めていない。
マリィアは完全に銃と一体となり、殺害のための道具と変じていた。
軍人だった頃と同じように――軍人は、己がなれる物全てになる。
この一瞬、この一射に最大限マテリアルを集中させ、マシンガンの引き金を引いた。
弾丸はマテリアルによって加速され、虚空を奔った。
いまだ消えざる憎悪の浮かんだ歪虚の顔面は
――突如として弾け飛んだ。
歪虚の体が、黒い粒子となって消えていく……
だが、それは本当の終わりではなかった。
「離れろぉぉぉッ!」
ロニが叫ぶ。だが、あまりに突然すぎた。
歪虚が完全に消える前に、左腕が上がった。
腕ごと燃え上がり、焔は火球となって上へと打ち出される。
そして空中で分裂した火球がハンター達に降り注いだ。
それは燃え尽きる前の、最後の輝きだった。
●戦闘終了
「これで満足か?」
自分達の惨状を見渡して、ロニはもういない敵に問いかけた。
爆発、灼熱、酸欠。ハンター達は最後に苦痛を体験する羽目になった。
「まぁ、満足しようとしまいとこれで終わりだが」
そう、終わったのだ。
誰もが無傷ではなかった。だが、戦死者はいない。
完全勝利だ。
「人間は弱いと侮った傲慢さがお前の敗因だ。
人間は……群れると強いのだよ」
ザレムは消えていった歪虚に言った。
どんな相手が来ようと自分ひとりで勝てる……それは歪虚の思い上がりでしかなかった。
強者を殺め、そのマテリアルを奪うことにより自分の強さを証明する、その為だけにハンター達と死ぬまで戦った。
良くも悪くもそれが傲慢の歪虚ニブハズのすべてだった。
灼熱に燃える太陽の下、焔の尾を引いた火球が幾多も飛び交い、ぶつかり合った。閃光と甲高い破裂音を発して空中でいくつもの爆発が起こる。
火球を放ったのは傲慢の歪虚ニブハズ、そしてヴィルマ・ネーベル(ka2549)。
双方が敵を確認するや否や応酬になった。
破裂の衝撃が吹き荒れ、破裂を免れた火球が降り注ぐ中、アメリア・フォーサイス(ka4111)とマリィア・バルデス(ka5848)は銃を構えた。とうに猟撃士の間合いには入っている。
閃光と土煙に遮られながらも、引き金を引いた。
どこまでも広がる乾いた大地に、銃声が木霊する。それを耳にしながら、五つの影が駆けた。
岩井崎 旭(ka0234)、ロニ・カルディス(ka0551)、キー=フェイス(ka0791)、ザレム・アズール(ka0878)、鞍馬 真(ka5819)の五人は、歪虚を取り囲むように立つ。
彼らの前には、3mには及ぼうかという巨躯に伸ばし放題にした針金のような髪、そこから伸びるねじれた二本の角、暴力的な光を放つ双眸、そして始まったばかりの殺戮の宴に悦びの笑みを浮かべる歪虚ニブハズの姿があった。
一行の眼前で歪虚の体の表面を何かが動き覆っていく。黒曜石のような光沢を持つそれはやがて幾何学文様や突起を備えた禍々しい鎧となった。
ストーンアーマー系の術であろうか。
「我が名はニブハズ。貴様等が我が糧になるに相応しい強者か……まずは見極めさせてもらうぞ……」
唐突に、歪虚が言った。
それは、戦いの本格的な開始を意味していた。
●前半戦
「これは手向けだ。最後になるのだし遠慮せずに聞いてくれ」
――永遠の安息を彼らに与え、彼らに与え、彼らに与え――
ロニが鎮魂歌を歌い上げる。歪虚という既に生物として既に死んだ存在に贈る歌と同時に、歪虚という歪んだ生に終わりを齎すという宣言でもあった。
アメリアは歌う代わりに弾丸を贈った。それは冷気を纏った弾丸であり、歪虚の左脚に直撃すると同時に周囲を白く凍結させ、行動を阻害する。
そしてヴィルマの贈ったものは魔術の矢であった。冷気を凝縮した矢は歪虚の右脚に直撃し周辺を白く凍てつかせる。
「行動を阻害する技か……丁度良いハンデだ」
歪虚は事も無げに言い、両拳を目の高さに上げて膝を曲げ半身になった。
旭の頭部がミミズクのそれに変わり、背中からは翼の幻影が現れた。馬を走らせ、馬上でハルバードを掲げる。
「強い敵だと? 上等だッ!」
気合と共に振り下ろされる重厚な刃。
歪虚はそれを目にし、小刻みに横に動いて裏拳で弾き飛ばした。
旭は反動でわずかに傾くもすぐに構え直す。その間、真が接近し、横薙ぎに刀を振るった。
歪虚は上半身を反らしてこれを避けるが、真はさらに刀と反対側の手に持った拳銃剣で刺突した。
歪虚は少し驚いた表情を見せるも横に上体を倒して突きをかわす。
その時歪虚の顔面に何かが直撃した。キーの魔力を纏った烏だった。烏は跳ね返るように飛んでからキーの元へと舞い戻る。
「お前は島へは帰れんよ」
歪虚の右側から声がした。ザレムだ。
ジェットブーツで瞬時に回り込んだザレムが、地面を蹴って得た回転力と共に大剣を叩き付ける。
その一撃は確かに入った。が、黒曜石の鎧の上だ。
巨体が動く。ザレムに向き直り、右拳で真っ直ぐに突いた。
それはザレムの頭部を強打した。ザレムは地面にバウンドしつつも、途中ジェットブーツの噴射を使って立ち直る。
追撃を阻止するように、ロニが盾を構えて割り込んだ。
いったん足を止めた歪虚の、左からキーのハルパーが、右から真の二刀の刃が襲う。
歪虚はまずハルパーを黒曜石の手甲で受け止め、そのまま右手刀で真の二連撃に合わせた。
二人はすかさず反撃に備え構えなおす。
歪虚は一歩踏み込み、攻撃の姿勢をとった。
しかしその時マリィアがバイクを走らせ射線を確保し、バイクに固定したマシンガンを撃つ。立て続けに歪虚の左脚に命中し、攻撃のタイミングを失う。
そこに旭の戦馬が走った。
ハルバードを水平に構え、馬の突進力を破壊力に転化。突風となって駆ける。
歪虚は瞬時に旭に向き直った。
左側が空いていたが、その時アメリアのライフルが火を噴いた。牽制射撃によって歪虚は移動をためらい、その一瞬の内に旭の騎馬突撃をその身に受けた。
その勢いは歪虚の巨体をものけぞらせた。攻撃により左胸を覆う装甲の一部が割れ、そこから血が流れ出す。
一瞬歪虚の動きが止まった。旭は追撃を食らわそうとハルバードを振り上げる。
――その瞬間、旭は胸に強烈な衝撃を感じ、身を仰け反らせた。
馬は主人の異変に気づき足を止めた。
「『懲罰』である」
低く暗い声が大地に響いた。
「この俺に血を流させたな……良かろう……死して我が糧となれ」
歪虚の姿は地獄の悪鬼そのものだった。
「へっ……何でそんな顔しやがる」
口から血を垂らしながら旭は言った。
「強敵を求めてたんだろ? テメーも楽しけりゃ笑えよッ!」
その顔は、痛みにもかかわらず力強い笑みを浮かべていた。
「然り! 我等はいかなる時も笑おうぞ!」
旭に呼応するように、ヴィルマが後衛から吼えた。
ワンドを翳し、突風を躍らせる。それは刃となって歪虚を幾重にも斬りつけた。
「いかなる術も、技も、我等から笑いを奪うことはできぬ!」
ヴィルマの表情は、強気に溢れていた。
「どうした、余裕を見せ付けたいんじゃなかったのか?」
ザレムがジェットブーツで跳躍し、歪虚の頭上から縦回転を加えた一撃を繰り出す。
頭部への一撃に辛うじて反応するも額を傷つける。歪虚は怒りの目をザレムに向けた。
「貴様……俺を高みより見下すかッ」
歪虚の眼光には怒りだけが燃えていた。
未だ上空に留まるザレムを衝撃が打ち据えた。再び『懲罰』が発動したのだ。
その時、ザレムの身体の表面で光が弾けた。
それは稲妻のように地面を穿ち、歪虚を貫く。
地面を抉った窪みの中央で歪虚は大の字に倒れこんだ。
「カウンターにカウンターを合わされるのは想定外か?」
地面に着地してザレムは言う。懲罰に対しての攻性防壁だった。
「傲慢は考えてる事がわかりやすいから煽りやすくていいわね」
「ようやく隙を見せてくれましたね」
絶好の機会だった。マリィアとアメリアが同時に、動きを止めた歪虚に向かってありったけの弾丸を撃ち込む。
「――?! 駄目、避けて!」
マリィアが一瞬の異変に気づき注意を促す。
しかし功を成さず、突如としてアメリアの視界が閃光に覆われた。
雷光に貫かれたアメリアは、青白い火花を散らし燃え上がった。
「無事かッ!」
ロニがすぐさま下がり、アメリアをヒーリングスフィアの範囲に含めるよう動く。
次の瞬間、一行は土煙の中に立つ歪虚の姿を認める。
「…………誇りにかけて……! ……この戦い、必ず勝つ…………」
歪虚は怒りの形相で言う。少なくない傷を負っていたが、今だ堂々として仁王立ちしていた。
「覚えがあるぜ、そういうの」
キーが肉薄し、ハルパーの黄金の刃を振るう。今の歪虚の姿は彼の記憶に触れるものがあった。
弧を描いて迫った刃は歪虚の右脚を刈り取るように食い込む――しかし、刃はそこで止まる。
「面白い。それでこそだ」
反対側から真が迫り、左肩に斬撃を喰らわせた。すぐさま刃を戻し、副武器の拳銃剣で同じ場所に射撃を行う。
避けはしないが、動じた様子もなかった。
「言ったはずだ……丁度良いハンデだと」
歪虚はキーのハルパーに引っ掛けられた脚でキーに蹴りを食らわせ、その反動で動き、真に体当たりを食らわせ体勢を崩させた。
そこに旭とザレムが攻撃を仕掛ける。
ハルバードと大剣の一撃を捌ききれないながらも、歪虚は跳躍した。
轟……という音を旭は聞いた。
馬上の旭に膝蹴りが炸裂した。旭は落馬して地面を転がる。
着地に合わせ仕掛けようとした真とザレムの攻撃を歪虚は転がって避け、跳ね上がって続けざまに二人に拳を見舞う。
立ち上がり、構え直す。
思わぬ反撃を食らったザレムと真は反応が遅れた。
追撃に移ろうと一歩踏み込む歪虚だったが、その時軸足を弾丸が射抜いた。
マリィアの妨害射撃だった。
ほぼ同じタイミングでヴィルマのアイスボルトと、ロニから治療を受けたアメリアのレイターコールドショットが歪虚の両腕を凍てつかせる。
その隙に旭は乗馬し直し、ロニ、真、キー、ザレムは陣形を組み直す。
『仕切り直し』のような形になった。
●後半戦
攻性防壁、アイスボルト、レイターコールドショットの効果で歪虚の動きは確かに鈍っているように見えた。負っている傷も少なくはない。
それでもいまだ戦意は衰えたように見えなかった。
今だ敵よりも自分のほうが優れている、という『自信』……自分自身に持っている『誇り』……
『傲慢さ』を形成するそれらが歪虚を立たせていた。
一方ハンター達も気合は十分だった。
旭の内側では闘争心が燃え上がり、精力的な笑みを浮かべていた。
ヴィルマもまたふてぶてしいまでに笑っている。
真は一見冷静ではあったが、内心強敵との戦いを愉しんでいた。
ロニは冷静沈着に敵の観察を怠らない。
キーはいかにして敵を倒すかの考察を脳内で追及し続けている。
ザレムはこれまでの敵の行動パターンを分析しつつ動くタイミングを計っていた。
アメリアは敵の自信に驚嘆しつつも負けることなどさらさら考えてはいない。
マリィアなど内心で『ただの力押し。どんなに強かろうが所詮格下歪虚』と評していた。
在り方も信条もまるで違う双方だったが、自分達の勝利を疑わないという点で、共通していた。
ロニが前に出た。ほぼ同時に歪虚が前進する。正面からのぶつかり合いとなった。
体格が半分程度のロニに対して歪虚はローキックを放った。直線的かつシャープな蹴りを、ロニは真っ直ぐに受ける。
盾の上からではあったが、クリーンヒットだ。衝撃にロニの骨が軋む。
一瞬地面から足が浮く。
だが、堪えた。
ロニは歪虚の足が離れる前に杖を突き出す。
勢いは弱くて良い。触れさえすれば、極限まで高めた魔力が炸裂する。
――フォースクラッシュ。
迸った魔力が強大な破壊力をもって爆ぜた。
何が起こったのか歪虚には一瞬解らなかった。
蹴りは組み付かれる危険性もあるという事をまったく念頭に入れていなかったのは彼が傲慢であるが故にだった。
だが結果として思わぬ反撃を食らった歪虚は、隙を晒すことになる。
旭が戦馬ごと飛び込んだ。
暴風そのものとなって駆け、闘争心の促すままにハルバードを振るう。
一度……二度。
間髪を入れず叩き込まれる攻撃は踊り狂う乱気流。
歪虚は回転しつつ地面に叩き付けられた。
それで終わりではない。
歪虚が立ち上がるや否や、真が刀と拳銃剣二つの武器で、高速で動き回りながら複数の方角から攻撃する。
振り下ろし、横薙ぎ、袈裟懸け、突き……その太刀筋は変幻自在にして千変万化。
攻撃の軌道を読ませない。
そして離れると同時に銃撃を喰らわせた。
それは注意を引きつけるためでもあった。
上方から、ジェットブーツで跳躍したザレムが迫る。
放つはただの一撃。
超重量級の必殺の一撃――超重練成。
巨大化した大剣が歪虚の胴体に叩き付けられた。
地面を打つ大音声が響く――
歪虚が立ち上がったのは、ザレムが離れてすぐのことだった。
ハンターの猛攻を受けながらもなお、反撃に出ようとする。
次に前に出たのは――アメリアだった。
得物をライフルから拳銃に変え、至近距離での射撃を試みる。
確実に命を奪うために。
轟いた銃声は特別に大きい気がした。
額に穴が穿たれた……
だが、頭蓋骨で止まったとでもいうのか。
歪虚は立ち上がりアメリアに大振りの右フックを放つ。
しかしアメリアはクローズコンバットの技術を駆使し、スウェーバックで避けた。
これまで受けた行動阻害の影響か、身体の動きが意思についていかない。かくなる上は魔術に頼るか……
その思考が一瞬の隙を作った。
歪虚の頚動脈を短剣が抉った。
キーが接近していた事に、歪虚は気がつかなかった。
「こういう泥臭いのは、辞めたつもりなんだがな、ったくよ」
確かな手ごたえを感じキーは呟く。
今の姿は普段の彼とはかけ離れていた。……しかし彼本来の生き方でもあった。
確実に殺した……
キーがそう思った瞬間、凄まじい勢いで首が掴まれた。
首を大きく切り裂かれながら、歪虚はいまだ動いていた。
考えてした事ではない、歪虚の本能が殺めることを求めたのか。
歪虚の指はキーの気道を圧迫する。
だがその強靭な腕は、鋭利な力の奔流によって切断された。
「……悔い改めろ」
ヴィルマが、凄惨な笑みを浮かべていた。
狙いを定めたウインドスラッシュにより、歪虚の腕を切り落としたのは彼女だった。
その表情は笑ってはいたが普段の彼女からかけ離れている。……確かな殺意が秘められていた。
「ガアァァァーーーーー!!!」
歪虚が吼えた。
知性の欠片もない野獣の咆哮……
人間を見下していたものが、死にかけの獣に等しい姿に成り下がっていた。
だが凶暴さはいまだなりを潜めていない。
マリィアは完全に銃と一体となり、殺害のための道具と変じていた。
軍人だった頃と同じように――軍人は、己がなれる物全てになる。
この一瞬、この一射に最大限マテリアルを集中させ、マシンガンの引き金を引いた。
弾丸はマテリアルによって加速され、虚空を奔った。
いまだ消えざる憎悪の浮かんだ歪虚の顔面は
――突如として弾け飛んだ。
歪虚の体が、黒い粒子となって消えていく……
だが、それは本当の終わりではなかった。
「離れろぉぉぉッ!」
ロニが叫ぶ。だが、あまりに突然すぎた。
歪虚が完全に消える前に、左腕が上がった。
腕ごと燃え上がり、焔は火球となって上へと打ち出される。
そして空中で分裂した火球がハンター達に降り注いだ。
それは燃え尽きる前の、最後の輝きだった。
●戦闘終了
「これで満足か?」
自分達の惨状を見渡して、ロニはもういない敵に問いかけた。
爆発、灼熱、酸欠。ハンター達は最後に苦痛を体験する羽目になった。
「まぁ、満足しようとしまいとこれで終わりだが」
そう、終わったのだ。
誰もが無傷ではなかった。だが、戦死者はいない。
完全勝利だ。
「人間は弱いと侮った傲慢さがお前の敗因だ。
人間は……群れると強いのだよ」
ザレムは消えていった歪虚に言った。
どんな相手が来ようと自分ひとりで勝てる……それは歪虚の思い上がりでしかなかった。
強者を殺め、そのマテリアルを奪うことにより自分の強さを証明する、その為だけにハンター達と死ぬまで戦った。
良くも悪くもそれが傲慢の歪虚ニブハズのすべてだった。
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相談用です。 アメリア・フォーサイス(ka4111) 人間(リアルブルー)|22才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2016/07/01 06:00:14 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/06/29 23:53:44 |