ゲスト
(ka0000)
傲慢なオーダー
マスター:坂上テンゼン

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 3日
- プレイング締切
- 2016/07/01 22:00
- リプレイ完成予定
- 2016/07/10 22:00
オープニング
●グラズヘイム王国西部山岳地帯、まだ名もなき地下坑道での出来事。
「何だ? 空洞になっているぞ……」
「どこかに繋がっているのかもしれん。
構うな、掘ってみろ」
「もしかして山賊の隠したお宝があったりしてな」
「だったら楽しい鉱山暮らしもこれまでさ!」
四人の抗夫が岩壁を堀崩すと、その先には闇が広がっていた。
一人が松明を闇に向けてかざす。
そこには空洞が広がっており、その中心には岩石がうずたかく積もっていた。
異様な臭いがした。土の臭いではない。本能的に死を感じさせる臭いだった。
闇の質感が違う。闇が意志を持って、まとわりついてくるかのような錯覚を覚える。
「掘り出せ……」
抗夫達はそこで確かな声を聞いた。
「掘り出せ……」
脳の中に直接聞こえてくるかのような声だった。誰もが異様だと感じていた。
しかし、抗うことが恐ろしいとも感じ、どうしても逆らうことができない。
抗夫達は鶴嘴を振るい、積もった岩を砕き、細かくなった岩の欠片を退けていった。
やがて岩の間から、彼らが掘り出そうとしていたものが姿を見せた。
「感謝などしない」
それは言葉を口にして、立ち上がった。
それは人の姿をしていた。背が恐ろしく高い。2mは遙かに越えていた。もしかしたら、3mに届くかもしれなかった。
「貴様等に次の命令をくれてやる」
誰もがそれの言葉の意味を理解できなかった。
「殺し合え」
次の瞬間、地獄絵図が広がった。
狂気めいた叫び声をあげながら、抗夫達は互いに鶴嘴を振り上げ、仲間に振り下ろした。
「脆弱な」
それは見下して言った。
眼下には頭を叩き割られた死体が、三つ転がっていた。
「『強制』ごときに耐えられぬようでは話にならぬ。
おい、貴様」
たった一人、震えながら立ちすくんでいる男にむけて、それは言った。仲間を殺したことで生き残った男に。
「俺は強いものの肉を裂き、血を啜りたいのだ」
その眼差しは陰鬱で、強い。
「そういうものを連れてこい。
俺を殺せると思うような、思い上がった奴らを。
そう……あの時の、奴等のように」
●某日、ハンターオフィス
坑道を掘っていたら歪虚を掘り出してしまったという抗夫の報告は、最終的にハンターオフィスに依頼という形で伝わった。
「その場所はホロウレイドの戦いで戦場となった場所です……まさか、ずっと生き埋めになっていたのでしょうか……」
集まったハンターに依頼についての説明をしたハンターオフィス職員は、最後にひとりごちた。
「何だ? 空洞になっているぞ……」
「どこかに繋がっているのかもしれん。
構うな、掘ってみろ」
「もしかして山賊の隠したお宝があったりしてな」
「だったら楽しい鉱山暮らしもこれまでさ!」
四人の抗夫が岩壁を堀崩すと、その先には闇が広がっていた。
一人が松明を闇に向けてかざす。
そこには空洞が広がっており、その中心には岩石がうずたかく積もっていた。
異様な臭いがした。土の臭いではない。本能的に死を感じさせる臭いだった。
闇の質感が違う。闇が意志を持って、まとわりついてくるかのような錯覚を覚える。
「掘り出せ……」
抗夫達はそこで確かな声を聞いた。
「掘り出せ……」
脳の中に直接聞こえてくるかのような声だった。誰もが異様だと感じていた。
しかし、抗うことが恐ろしいとも感じ、どうしても逆らうことができない。
抗夫達は鶴嘴を振るい、積もった岩を砕き、細かくなった岩の欠片を退けていった。
やがて岩の間から、彼らが掘り出そうとしていたものが姿を見せた。
「感謝などしない」
それは言葉を口にして、立ち上がった。
それは人の姿をしていた。背が恐ろしく高い。2mは遙かに越えていた。もしかしたら、3mに届くかもしれなかった。
「貴様等に次の命令をくれてやる」
誰もがそれの言葉の意味を理解できなかった。
「殺し合え」
次の瞬間、地獄絵図が広がった。
狂気めいた叫び声をあげながら、抗夫達は互いに鶴嘴を振り上げ、仲間に振り下ろした。
「脆弱な」
それは見下して言った。
眼下には頭を叩き割られた死体が、三つ転がっていた。
「『強制』ごときに耐えられぬようでは話にならぬ。
おい、貴様」
たった一人、震えながら立ちすくんでいる男にむけて、それは言った。仲間を殺したことで生き残った男に。
「俺は強いものの肉を裂き、血を啜りたいのだ」
その眼差しは陰鬱で、強い。
「そういうものを連れてこい。
俺を殺せると思うような、思い上がった奴らを。
そう……あの時の、奴等のように」
●某日、ハンターオフィス
坑道を掘っていたら歪虚を掘り出してしまったという抗夫の報告は、最終的にハンターオフィスに依頼という形で伝わった。
「その場所はホロウレイドの戦いで戦場となった場所です……まさか、ずっと生き埋めになっていたのでしょうか……」
集まったハンターに依頼についての説明をしたハンターオフィス職員は、最後にひとりごちた。
解説
●はじめに
このシナリオは戦闘描写に拘るシナリオです。
ステータスの高さも影響しますが、いかにPCの個性を戦闘を通じて表現できるかと言う、プレイングの説得力が問われます。
●目標
傲慢の歪虚ニブハズを倒す
●敵戦力
『傲慢の歪虚ニブハズ』
ハンター八人と互角に戦える強さを持っている。
体術と魔術師に似たスキルを使用する。遠近両方でも戦えるが近距離戦を好む。能力の傾向は端的に言えば『頑丈な魔術師』
また、以下のスキルを持つ。
・懲罰
高貴な自身に手傷を負わせた相手に、その罪に相応しい罰を与えるというもの。
要するにカウンタースキル。
発動条件はダメージを受けること。
傲慢の歪虚は特性として「変容」「強制」を持つが、シナリオ中では使うことはない。
なお戦闘の障害になるものは『一切ない』。
戦場は発見現場の地上。何もない。
敵は必ず発見できる。
リプレイは交戦状態から開始される。
●味方戦力
PC達自身の力のみ
●その他
戦闘スタイル、愛用の武器、専用スキル、専用でなくとも愛用のスキル
自分のPCはこういうヤツだという事がMSにわかりやすいとよいです。
成功度合いの基準はMSが感動するか否か。
よっぽど度肝を抜かれない限りは普通になると思います。
このシナリオは戦闘描写に拘るシナリオです。
ステータスの高さも影響しますが、いかにPCの個性を戦闘を通じて表現できるかと言う、プレイングの説得力が問われます。
●目標
傲慢の歪虚ニブハズを倒す
●敵戦力
『傲慢の歪虚ニブハズ』
ハンター八人と互角に戦える強さを持っている。
体術と魔術師に似たスキルを使用する。遠近両方でも戦えるが近距離戦を好む。能力の傾向は端的に言えば『頑丈な魔術師』
また、以下のスキルを持つ。
・懲罰
高貴な自身に手傷を負わせた相手に、その罪に相応しい罰を与えるというもの。
要するにカウンタースキル。
発動条件はダメージを受けること。
傲慢の歪虚は特性として「変容」「強制」を持つが、シナリオ中では使うことはない。
なお戦闘の障害になるものは『一切ない』。
戦場は発見現場の地上。何もない。
敵は必ず発見できる。
リプレイは交戦状態から開始される。
●味方戦力
PC達自身の力のみ
●その他
戦闘スタイル、愛用の武器、専用スキル、専用でなくとも愛用のスキル
自分のPCはこういうヤツだという事がMSにわかりやすいとよいです。
成功度合いの基準はMSが感動するか否か。
よっぽど度肝を抜かれない限りは普通になると思います。
マスターより
坂上テンゼンに候。
『闘祭』が開催され、闘争本能が高まっていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
そんな中、不完全燃焼なまま敗退してしまった方、あるいは更なる戦いを望む方にこのシナリオを送ります。
ただ戦うだけのシナリオを。
このシナリオでは字数が許す限りの戦闘描写を続けます。
皆様はどうかPCの戦う姿を可能な限り鮮明に想像していただき、プレイングをこのテンゼンにぶつけてください。
それらは止揚してさらなる高みへと至るでしょう。
それが、テンゼンからのオーダーでございます。
相談が短くなっております。直感的にどうぞ。
『闘祭』が開催され、闘争本能が高まっていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
そんな中、不完全燃焼なまま敗退してしまった方、あるいは更なる戦いを望む方にこのシナリオを送ります。
ただ戦うだけのシナリオを。
このシナリオでは字数が許す限りの戦闘描写を続けます。
皆様はどうかPCの戦う姿を可能な限り鮮明に想像していただき、プレイングをこのテンゼンにぶつけてください。
それらは止揚してさらなる高みへと至るでしょう。
それが、テンゼンからのオーダーでございます。
相談が短くなっております。直感的にどうぞ。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/07/06 05:07
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談用です。 アメリア・フォーサイス(ka4111) 人間(リアルブルー)|22才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2016/07/01 06:00:14 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/06/29 23:53:44 |