【奏演】その胸中は

マスター:風亜智疾

シナリオ形態
ショート
難易度
やや難しい
オプション
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
4~6人
サポート
0~0人
マテリアルリンク
報酬
普通
相談期間
5日
締切
2017/06/25 22:00
完成日
2017/07/02 01:21

このシナリオは5日間納期が延長されています。

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング


 動かないのは足だけのはずだったのに。


 絵を描けなくなった。物語を綴ることが怖くなった。
 自分が何かを作り上げることで、多くの人が不幸になるのではないかと思った。

「だって実際に、そうなんだよね……」

 真っ白なスケッチブック。握られなくなった絵筆。木製のパレットの上は何一つ色を乗せていない。
 ヴェロニカ・フェッロ(kz0147)はカーテンの隙間から外を覗き込んだ。
 自分に求められたのは絵本の作成を中断することと、極力外出を控えることだけ。
 けれど、それと恐怖心とはまた別の問題で。

 絵本を作ろうとしたわけではなかった。
 ただ、気分転換になにか描ければと思っただけだった。それなのに。

 ――ヴェロニカの絵筆は、ほんの僅かも動かなかった。


 カーテンを閉め切り、隙間から怯えるように外を見るヴェロニカを見つつ、ディーノ・オルトリーニ(kz0148)は口元を隠したストールの奥で唇を噛みしめていた。
 戦場から持ち帰った情報が彼女の心を酷く傷つけたのは、言うまでもない。
 自身の絵本が悪意を持って使われている。
 しかも一度ではなく、何度も。
 そしてその真意は不明のまま。
 目的は何なのか、誰が行っているのか。何故ヴェロニカの絵本でなくてはならなかったのか。

「……ヴェラ、窓を開けるくらいは構わんぞ?」

 空気を入れ替えた方がいいだろう、というディーノの提案に、ヴェロニカは小さく首を横に振って拒否を示した。

「……やめておくわ。ごめん」

 ディーノは元来口数も多くなく、こういう面のフォローには不向きだ。
 剣を振り回し、敵を狩ることならばいくらでも出来るのに。
 たった一人の人間を安心させる手段が、自分にはきっとない。
 ――ならば。


「ディーノ、お前さん今はヴェロニカ嬢の護衛についてるんじゃなかったのか」
 顔馴染みの受付担当であるバルトロの問いに、ディーノは一度首を横に振ってみせる。
「身辺警護は出来る。だが……あれは俺にはどうにも出来ん」
 思い出す。かつて自身が守れなかった小さな少女のことを。
 たすけてくれてありがとう。
 そう言ってくれた少女の足は、二度と駆けることは出来ない。
 今の状況がそうでなくても、ディーノにとっても想像以上に今回のヴェロニカは不安で押しつぶされそうになっている。
「……絵を、描かない」
「絵本は中断って言われてるからじゃないのか?」
「いや……純粋に、描かない。……描けないんだろう」
 体は守れても、心を回復させるには自分はヴェロニカと近すぎるのだ。あまりにも長く、傍にいたせいで。
 だからどうか。誰か。どうか。と、ディーノは1件の依頼を提出することにした。

『塞ぎこんで絵筆を取れなくなった人を、救ってほしい』

リプレイ本文

■訪問者
 恐々玄関を開けたヴェロニカの眼前には6つの影。
「ヴェロニカ……久しぶり、だね」
 柔らかく微笑んだ浅緋 零(ka4710)が、彼女へと近づいてその手を取る。
「今日、は……友だちも一緒……なの。レイと、せんせいの、友だち」
 後方、目を細め手を挙げる神代 誠一(ka2086)と、少し眉を下げてこちらを見ているクィーロ・ヴェリル(ka4122)の姿。
「はじめまして、だよね。僕はクィーロ。前にディーノさんと同じ依頼に行ったことがあるんだ」
 ディーノの知り合いというのは初対面である彼女にとって安心材料の一つだ。
「それならわたしも同じね。はじめまして、ヴェロニカさん。わたしはブラウ。ディーノさんからお名前だけは聞いているわ」
 琥珀の瞳で見上げるブラウ(ka4809)に、ディーノが頷く。
「僕は久しぶりだね。覚えててくれるかな?」
 長い新緑の髪を揺らしつつ微笑むルスティロ・イストワール(ka0252)の姿に頷きを返し。
「最後は僕かな? はじめまして、僕はグラディート、好きに呼んでね?」
 紅金の瞳、右目の下の涙ボクロがチャームポイントのグラディート(ka6433)の6人が今日のお客様。

■友だち
 リビングにはキッチンが併設されていて、お昼のピクニックの準備を担当するメンバーはそちらに集まっている。
「お口にあえばいいのだけれど」
 ブラウは全員へ手作りのパウンドケーキを配り、お茶を淹れてくるわとやはりキッチンへ行ってしまった為、今リビングにいるのは零とヴェロニカだけだ。
 持ち込んだ手作りのアイテムをテーブルの上に広げながら、零はこっそりとヴェロニカへと耳打ちする。
「あのね……せんせいと、クィーロ。酒のみ仲間、なの。いっつも、お酒ばっかり……飲んでる」
 思わず二人に視線を向けて噴き出したヴェロニカと眉を寄せている零へと、クィーロと誠一が不思議そうに視線を向けるが、零はわざと二人にも見えるように人差し指を口元に立てた。
「女同士の、ひみつ」
 気になる。が、気落ちしている彼女が笑ってくれるのならいいのだろう。
 編みぐるみを軽く突いた彼女を見つめて、零はずっと考えていたことを口に出す。
「ねぇ。レイ、も……ヴェロニカのこと……ヴェラって、呼んでも……いい?」
 彼女の愛称である『ヴェラ』を使うのは、ディーノ以外にいない。
 愛称は特別なものだと零は思っている。
 編みぐるみから視線を上げて、ヴェロニカはそっと自身を見つめる薄茶の瞳を見返した。
 そっとキッチンで調理を続けているメンバーが、悟られない程度に視線を向けている。
 ヴェロニカは小さく目を伏せて、微かに唇の端を引き上げた。
「喜んで、レイ」
 その言葉に零は嬉しそうにはにかむ。
 小さな一歩を、踏み出せたような。そんな手ごたえが、確かにあった。

 昼の外出までの間、ヴェロニカと零は編みぐるみを作ることとなった。
「ヴェラは、お家に居ること、多い……から」
 手芸や工作が好きなのだと、丁寧に作り方を教える零へと、ヴェロニカは小さく笑う。
「まるで、今は零が先生ね?」
 珍しく目を瞬かせた零は、恥ずかし気に少し頬を染めた。

 手を動かしながら、零は話を切り出す。
「ディーノは、ヴェラの……友だち……?」
「……少し違うわ」
 彼女にとって彼は恩人であり、彼にとって彼女は庇護対象。
 だからディーノは、彼女の問題に自ら巻き込まれていく。
「私は、何もできないのに」
 寂しそうに笑うヴェロニカに、零は首を横に振った。
「そんなこと、ない……。ヴェラは、すごい……。だって、ヴェラのおかげで、レイ……友だち、できた」
 絵本に出てくる灰色オオカミ。それはディーノが呼ばれる呼称と同じものだ。
「ディーノは、灰色オオカミ……なら、レイは、その友だちの、子ネコ、でしょ……?」
 絵本で繋いでくれたのは他ならぬ作者のヴェロニカ。
「また一緒に、みんなでお花、見に行こう。今度は、ディーノも、一緒に」
 花は枯れてもまた咲き誇る。それは人も同じ。
「レイたちは、何度だって、立ち上がるから」
 零がヴェロニカの掌に置いたのは、作り上げた灰色オオカミの編みぐるみ。
「……一緒なら、何もこわくない、でしょ?」
 ゆっくりと目を瞬かせ掌の中の編みぐるみを見つめるヴェロニカを、零は微笑みつつ見つめていた。

■散策
「外に出て風に当たるだけでも気晴らしになると思うよ」
 グラディートの手に摘まみやすい軽食系、クィーロの手に男性陣向けの重箱。
 先に家から出ていく数名を眺め、ヴェロニカはじっと玄関から動かない。
 足が動かないのだ。張り付いたように。

 その様子を見つめていたルスティロは、心の内で自身の契約精霊に問いかける。
 自分が同じ目に遭ったらどうしただろう、と。
 彼には力がある。だから、この身がどうなろうとも代償を払ってもらう。
(……けれど、彼女はそうじゃない。そうなってはいけない。問うまでもないね、カーバンクル)
 そうしてルスティロが取った行動は、そっとヴェロニカの背を押すことだった。
 倒れないように慎重に、だけれど前に進めるように確実に。
「あっ」
 一歩踏み出した彼女がルスティロを見上げ。
 それを気づかないふりで、彼は先導するように話しながら歩き出す。
「少し前にね、エバーグリーンって世界に行ったんだ」
 知らない世界の話。物語を綴る者なら、気になって仕方ないはず。
 だって彼女は彼と同じ綴る者なのだから。
 不安そうではあるけれど、言葉の続きが気になったのだろう。歩みを進め始めた彼女に笑いながら、彼は歩きつつその滅んでしまった世界の話を始めていく。
「そこで1冊の絵本を拾ったよ。違う世界にだって物語があって、楽しまれてたんだ」
 だけど。
「僕は凄く嬉しくて……でも、少しだけ哀しかったかな」
 小さく笑む彼は、それ以上何も言わない。言う必要はないと思った。
 一瞬口を開きかけて閉じたヴェロニカの少し前を歩いていたグラディートが、辿り着いた公園の入り口に咲いていたある花を指さす。
「ほら見てヴェロニカさん。綺麗な薄紫の花だよ」
 到着したのは小さな公園。少し遠くの公園まで行きたかったが、今の彼女の体力を考えると難しいだろう。
 無理はさせられない。
 花の香りを嗅いで笑う少年に並んで、ヴェロニカがそっとそのフリルのような花弁に触れる。
 まだ空色の瞳には陰りがある。それにグラディートは気づいているから、こうして綺麗なものを体感してもらいたかった。
「ねぇヴェロニカさん。その花、どう思う?」
 追いついたルスティロが、優しく問いかける。
 人によっては、ただの薄紫の花だ。自分にとってはどうだろう。
 問われた彼女は、静かに考える。
「……夜の精霊の、ヴェールみたいね」
 その言葉を聞いて、彼は嬉しそうに笑う。
 大丈夫だと確信した。まだ、彼女の心に彩りがあると。
「この花の色を、たまにでいい。思い出してみてくれないかい?」
 ルスティロの言葉に、彼女は小さく頷いた。

 お昼は公園の木陰にシートを引いてみんなで食べた。
 男性陣がどんどん食べていくのを、零とヴェロニカは少し呆れつつ見やり。
 ブラウは少し離れたところに立っていたディーノの元へ、取り分けて届ける。
 いらない。食べてちょうだい。お前が。わたしじゃなくて。
 穏やかな、時が流れる。
(そう、ゆっくりゆっくり休んで、休み疲れたから動こう。でいいんだ)
「ヴェロニカさん」
 グラディートは微笑んだ。
「ゆっくりまったり、だよ」

 疲労の色が濃くなった彼女を見て、家へと戻ることにする。
 道中、背負うか抱き上げるかと提案した者もいたが、彼女は小さく笑いそれを断った。
 全員がディーノへと救いの目を向けるも、彼も肩を竦めるだけ。
 頑固なのは、弱っていても変わらないらしい。

 日暮れの中をゆったりと。
 それでも、ヴェロニカは他のメンバーに遅れていく。
 けれど彼女とつかず離れずの距離で、クィーロは常に横を歩いていた。
 先に行っていいという彼女へ笑って首を横に振り、彼はヴェロニカへと語りかける。
「少し僕の話を聞いてくれるかな?」
 そうして語られるのは彼の『過去』。
 名前も本当の年齢も、どこで生まれてどこで暮らしていたのかも。
 クィーロはこの世界に来たその瞬間に、全て失ってしまっていた。
 今の名と誕生日は、そんな自分を助けてくれた部族の長に貰ったもので、とても大切なものなのだ。と。
「君が抱えているものとは違うけど、失われた記憶を取り戻した時『僕』はどうなるんだろうって恐怖が、常にあるんだ」
 今『クィーロ』として生きる自分が、取り戻された『誰か』に消されてしまうのではないか。
 そんな恐怖に苛まれて。人との関わりも、あまり積極的ではなかったかもしれない。
「でも、そんな僕にね『どんなになってもお前はお前だ』って言ってくれた人がいるんだ」
 クィーロの金の瞳が、少し前を歩きつつ時折振り返ってくる『誰か』を捉える。
 お節介焼きの眼鏡の向こうの瞳が浮かべているのは、心配。
 彼のおかげで、クィーロは変われた。いや、強く心を持つことができるようになった。
 自分は自分だと。前を向く決心が出来たのだ。
「君の周りにも、君を思ってる人がいるだろ。抱え込むなとは言わないけど、誰かに助けを求めていいんだよ」
 差し出された手を掴む人は必ずいる。沢山いる。勿論、自分だって。
 そっと、クィーロは夕日に溶ける金の瞳を細めつつ手を差し伸べた。
「すぐには変われないだろうけど、少し考えてみてね」
 差し出された手に躊躇いながら。けれど確かに、ヴェロニカの手は重ねられた。

■語らい
 夜。ゆっくりとブラウとヴェロニカはもう一度公園へと向かう。
 その後ろをディーノがついてきているのを背中で感じつつ、ブラウは話し始めた。
「貴女の絵が何者かに悪用されているのは知っているわ」
 一瞬、ヴェロニカの歩が止まる。
 それは、この日誰も口にしなかった、今回皆がやって来た理由。
 傷を抉るつもりはないと、ブラウは言葉を探す。
「うまくは言えないのだけれど、わたしは貴女の絵が好きよ」
 きちんと見た事はない。けれど、これだけの人が彼女が再び絵筆を取ることを願って動いている。
「だから、今度はちゃんと目にしたいのよね。……ごめんなさい、やっぱりうまく言えないのだけれど」
 くるりとターンして彼と彼女を見る。口角を引き上げ、強気の笑みを浮かべ。
「だから、わたしが貴女の絵を悪用した奴を探し出してお仕置するわ」
 ディーノさんもどう? と問われ、男は苦笑しつつ頷く。
 もちろんこれで元気が出るとブラウは思わない。
 自分に出来るのはこれくらい。だけど気持ちは伝えきった。
 彼女の手にクッキーの袋を。彼には昼のケーキの入った袋をそっと渡すと、彼女は来た道を戻り始める。
「夜風に当たりすぎてもよくないわね。戻りましょうか」

 帰宅して、メンバーは夕食作りをはじめる。
 けれどそこに、ヴェロニカと誠一の姿はない。
「ごめんなさい先生」
 彼女を自室のベッドへ座わらせ、誠一はゆっくり話しかける。
 リビングでもよかったが、少し二人で話をしたかった。
「俺はね、自分の生徒や気を許した相手には少しだけ口調が変わるんだ」
 自分をまだ先生と呼んでくれるのなら。
「そうだな。零みたいに、ヴェラと呼んでも?」
 頷いた彼女に笑いかけ、誠一はのんびり話を続ける。
「それじゃあヴェラ。今日、皆と過ごしてどうだった?」
「楽しかったけど、皆に気を使わせて……それに……」
 やっぱりまだ少し怖い。それは彼女の様子を見ていた誠一にも分かっていた。
「私、どうしたら……」
 誠一は敢えて答えない。本人にしか正解は分からない。
 けれど。
「ヴェラ、それ、少しの間俺が借りたら駄目だろうか」
「……え?」
 不意に誠一が指さしたのは、彼女の髪でいつも揺れているレースのリボン。
 戸惑いつつもリボンを外し差し出すと、彼は大事に受け取り視線を合わせるよう膝をついて口を開く。
「約束する。自分の作ったものが誰かを傷つけているのに待つ事しか出来ない辛さは、俺が持ってくよ」
 だからその気持ちを自分に預けてほしい、と。

 誠一は覚えている。
 気が遠くなるほどの屍を前に、無力を嘆き歩みを止めようとすらした彼の背を押したのは、彼女に同行した森への散策だった。
 忘れない。木々の間から降り注ぐ柔らかな光を。
 だから彼は歩みを止めなかったし、今まで以上に考えるようになった。
 不安や痛みを抱えて日々生きる人たちに、自分達は何を伝えようとしただろうか。と。
 部屋にそっと置かれた子狐のぬいぐるみを見て、その思い出も振り返る。
 あの時彼女は観客の一人だと言っていた。それを、君も仲間だと言ったのは自分だ。
「『世界は美しい。”アルバ”お前はそれを伝える者でいたいかい?』」
 目を見開きヴェロニカが唇を戦慄かせる。
 確かに覚えている。大成功の人形劇。割れんばかりの歓声。
 世界を見据える賢者の鷲が、問いかけている。
 アルバ。それは――彼から君も仲間なのだと譲られたぬいぐるみにつけた名前。
(あぁ。どうして忘れていたの)
 はらりと空色の瞳から涙が零れる。
 言葉はない。けれど彼女は思い出した。
 絵本を通じて確かにあった沢山の人との幸せな出会いと時間。
 泣きながら頷くヴェロニカの頭をそっと撫で、誠一は笑う。
「大丈夫」
 自分は彼女の、先生兼友人なのだから。
 彼女と彼女の作品を愛する人が抱く不安や恐怖、悲しみや痛みを取り除くために。
「俺は全力を尽くすよ」
 託されたリボンは、約束の標。

■前へ
 リビングにはメンバーお手製の食事の数々と、ルスティロが持ち込んだワインや炭酸飲料が並べられていた。
 ふとディーノが部屋の隅を見れば、そこには一つの蜜蝋。どうやら片目を瞑ったルスティロが犯人のようだ。
 微かに広がる上品な香りは、どこかやる気が出そうなもの。
 しばらくして少し目を腫らしたヴェロニカと、穏やかな様子の誠一が戻って来たのを見た零が、普段からは想像できない素早さで彼女の傍へと駆け寄った。
「ヴェラ、だいじょぶ? ……せんせい……」
 じと、とした視線を向けれられた誠一は困ったように笑って首を横に振り、ヴェロニカは大丈夫だと笑う。
 そんな様子を眺めていたグラディートが手を鳴らして笑って声を上げた。
「夕ご飯も出来たし、みんなで食べよう。ね?」
「食後のデザートはわたしが作らせてもらったわ」
 会話を耳に、ヴェロニカは笑う。
 その笑顔は朝の歪なものとは違う、いつも通りの――。

■後日談
 後日、各参加者の元に絵葉書が届けられた。
 テーブルを囲んで楽し気に食事をしている、狸と子猫、精霊と一緒の長い耳の兎、黄色の目の黒犬に緋の鳥、紅金の兎。
 そして。
 灰色オオカミと頭にリボンをつけた子狐が、そこには描かれていた。


 END

依頼結果

依頼成功度大成功
面白かった! 10
ポイントがありませんので、拍手できません

現在のあなたのポイント:-753 ※拍手1回につき1ポイントを消費します。
あなたの拍手がマスターの活力につながります。
このリプレイが面白かったと感じた人は拍手してみましょう!

MVP一覧

  • その力は未来ある誰かの為
    神代 誠一ka2086
  • 差し出されし手を掴む風翼
    クィーロ・ヴェリルka4122

重体一覧

参加者一覧

  • 英雄を語り継ぐもの
    ルスティロ・イストワール(ka0252
    エルフ|20才|男性|霊闘士
  • その力は未来ある誰かの為
    神代 誠一(ka2086
    人間(蒼)|32才|男性|疾影士
  • 差し出されし手を掴む風翼
    クィーロ・ヴェリル(ka4122
    人間(蒼)|25才|男性|闘狩人
  • やさしき作り手
    浅緋 零(ka4710
    人間(蒼)|15才|女性|猟撃士
  • 背徳の馨香
    ブラウ(ka4809
    ドワーフ|11才|女性|舞刀士
  • 思わせぶりな小悪魔
    グラディート(ka6433
    人間(紅)|15才|男性|格闘士

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2017/06/22 03:23:12
アイコン 相談卓
神代 誠一(ka2086
人間(リアルブルー)|32才|男性|疾影士(ストライダー)
最終発言
2017/06/25 19:26:23