• 東幕

【東幕】幕開けの後は早急にて

マスター:赤山優牙

シナリオ形態
イベント
難易度
やや難しい
オプション
参加費
500
参加制限
-
参加人数
1~25人
サポート
0~0人
報酬
普通
相談期間
5日
締切
2017/11/08 07:30
完成日
2017/11/19 18:09

このシナリオは5日間納期が延長されています。

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング

●十鳥城
「ど、ど、どうするんだよ! 正秋!」
 菱川 瞬が慌てた声で叫ぶ。
 手には幕府からの書状。そこには幕府主催で武家の骨董市を開くと記してあった。
 そして、瞬が慌てる理由は、そこにあった。
「瞬……もう少し、静かに出来ないのか」
 困った表情を浮かべたのは、仁々木 正秋だった。
 彼は十鳥城の代官という立場である。今回の幕府主催の骨董市への参加を決めたのも彼だ。
「これが静かに出来るか!」
 バンっと机を叩いた。それだけで古びた机の脚が折れそうになる。
「いいか、正秋! よく、考えろ! この城に骨董品なんかないだろ!」
「城下町から適当な壺でも持っていけばいいんじゃないか?」
「ちっがーう! お前は、骨董が何たるかを知らなさ過ぎる! 笑い者になるだけだ!」
 馬鹿にされるなど、武士としての誇りが許さない。
 出るからには、やはり、それなりの物は用意する必要はあるだろう。
「そんなものなのか? しかし、もう、出場すると使いを出したし、今更、断念するのも……」
「ぐぬぬ……」
 悔しそうな声を上げる瞬。
 彼の実家も歪虚によって滅ぼされており、何も残っていない。
 今回ばかりは留守番が良いのだが、こういう時に限って正秋と同行なのだ。
「こうなったら、やるしかねぇ!」

●龍尾城
 ハンターオフィスからの資料を手にし、立花院 紫草(kz0126)は口元を緩めた。
「どうやら、良い返事が貰えたようですね」
 そういって資料を大轟寺蒼人に手渡した。
 そこには、神霊樹ネットワークを用いて過去に遡れる事が記してあったのだ。
「記録に残っている過去を調べる事で、秘宝について調べるのですか」
「上手くいくという保証はありませんけどね」
 蒼人の言葉に微笑を浮かべて答える紫草。
 神霊樹に残っている記録を遡る。ただし、それは容易な事ではない。
「まずは、“昔の記録”が残っている事が前提になります。そして、次に、“キーワード”と合致する事を見つけなければいけません」
「それだけで途方もない労力ですね」
「そういう事です。なので、クリティカルに秘宝に辿り着く事はできないでしょう」
 そこで、紫草は考えた結果、『エトファリカ・ボード』という発言の記録が残っている中で、なるべく年代が古い記録を選ぶようにお願いした。
 最終的には幾つかある候補の中から、直感で選んだのだが……。
「少なくとも、秘宝の発言があるという事は、その事を知っている人物が居るという事です。何か情報が得られるかもしれません」
「骨董市の方も、開催の旨、各武家に伝えました」
 蒼人が眼鏡の位置を直しながら報告する。
 そんなにズレるなら新しい眼鏡でも買えばいいのに。
「例の事はそれとなく情報を流しましたか?」
「はい。勿論です」
「どんな動きがあるか……楽しみですね」
 秘宝には『凄い力があって、持っていると歪虚が狙ってくる』という偽情報を流したのだ。
 こうする事で、秘宝がこっそり戻ってきたり、名前を変えて骨董市に出てこればしめたものだ。
「しかし、名前を変えて骨董市に出てきたりしても、判別がつかないのでは?」
「私は3年前、宝物庫の中の品物を全て、直接確認したのです。現物を見れば、思い出すでしょう」
「そ、そうですか……」
 普通は思い出せそうにないだろうが、相手は紫草である。
 意外と判別可能なのかもしれない。ちなみに、宝物庫の中は防犯上の理由によりパルムは入れていないので、神霊樹ネットワークを用いて過去を見る事は出来ない。
「蒼人には、怪しい動きをする武家がいないか、見張っていて下さいね」
「はい。お任せ下さい」
 仰々しく蒼人は頭を下げたのであった。

●長江付近
 蓬生が縁側でゴロゴロとしていた。
 突如として崩れる床板。成すすべもなく頭から落ちる蓬生。
「……これは困りました」
 修繕や蓬生の身の回りの世話などを甲斐甲斐しくやっていた歪虚が居なくなったからだ。
 妹に憤怒残党歪虚の指揮権を渡したら、連れていかれたのだ。
「まぁ……仕方ありませんね」
 虚博という名の歪虚がどうなったか分からない。
 かといって、新しい歪虚を創り出そうという気にもなれない。
「また、旅に出るのもいいかもしれませんね」
「どこに行こうというのですか、蓬・生・お・兄・さ・ん」
 嫌なマテリアルを感じたと思ったら、“妹”が縁側に姿を現した。
 穴に頭が落ちたままの蓬生をワザとらしく体を密着させながら引き上げる。
 周囲を警戒しているように、狐耳のような毛がピンと動いた。
「また、貴女ですか。もう、私に用事は無いでしょう」
「可愛い妹が大きい事をしようとしている時に、遠くに行くだなんて」
「任せたのですから」
 そう言いながら、“妹”を引っぺはがす。
 嫌な相手だから早々に立ち去って貰いたいものだと蓬生は思った。そういえば、昔はよく絡んできてたかとそんな感覚を抱いた。
「そうはいきません。ちゃんと見届けて下さい。元憤怒王の蓬生お兄さん」
 面倒な名前を出され、蓬生は大きなため息をついた。
 やはり、元々が自分と同じ存在なので、楽しくともなんともないのだ。
「では、せめて、ここから移動しますね」
「それぐらいは良いですよ。新しい拠点も用意致しますので、ぜひお越し下さい」
 そういって、“妹”はニッコリと満面の笑みを浮かべると唐突に消えた。
 絶対に行かない……蓬生は心の中で決意するのであった。




〇解説
●目的
秘宝の調査を行う。

●内容
各々、其々の行動先で秘宝に関する調査等を行う。
【神霊樹】:神霊樹ネットワークで過去に遡る
【骨董市】:天ノ都の広場で行われる骨董市に参加する
【蓬生探索】:長江付近に潜んでいると思われる蓬生の居場所を確認する

●NPC
骨董市に参加しており、会話など接触可能。
・立花院 紫草(kz0126)
エトファリカ武家四十八家門、第一位立花院家当主にして「八代目征夷大将軍」。実質的な東方の支配者。
骨董市に参加しており、会話などの接触は可能。

・仁々木 正秋(kz0241)
十鳥城の代官の一人。親しい人には、“まさあき”と呼ばれている。

・菱川 瞬(ひしかわ しゅん)
親友である正秋の頼みで、彼に同行する事になった。

リプレイ本文

【蓬生探索】
●長江
「さて、長江付近って話だが……憤怒の雑魔も多いようだ」
 龍崎・カズマ(ka0178)が周囲の状況を確かめながら、そんな事を言った。
 探索に有効と思われる考えられる手段を取っているのだが、上手く進んでいるという気にならない。
 おまけに憤怒系雑魔との遭遇戦もあるのだ。
「残党を叩く事を重視の方が良いか。蓬生については運が良ければって感じだしな」
 その時、カズマの隣で符が舞った。歩夢(ka5975)が符術で占っているのだ。
 あくまでも占いだが、こうも情報が少ない時は、何かの足しになるものだ。
 もちろん、それはただの占いではなく、マテリアルに働きかけてのものではあるのだが。
「探す方向のおおまかな指針だけでも分かれば……」
 探している歪虚である蓬生は人型をしている。
 ならばこそ、人が生活している状況に似た形跡があるのではないかと睨んでいた。
「魔導短伝話のノイズはおかしいが」
「強力に汚染させている……という事かもな」
 カズマも伝話を片手に掲げた。
 しかし、この汚染は、蓬生が引き起こしているものなのか、そもそも、この大地の汚染なのかは判別できない。
「仕方ない。もう一度、占ってみる。その上で後は直感だ」
「兎にも角にも動いてみねえとって事かねえ」
 符を再び手にした歩夢にカズマが頷いた。

 荒野の中にポツンと民家らしきものがあるのを見つけたのはカズマだった。
 探索に対する執念というべきなのか、直感が冴えていたのかは分からないが。
「……誰も居ないのか?」
 カズマの疑問の声。
 確かに、民家には人の気配というものがない。というか、汚染地域に人が住んでいると思えない。
「歩夢だ。よろしくな」
 彼の挨拶は無駄に空き家に響いた……。
 ハンター達はお互いに顔を見合わせたが、メンカル(ka5338)が険しい表情を浮かべたまま叫んだ。
「蓬生! いないのか? メンカルだ。居るなら出てきてくれ、お前に会いに来た!」
 その声が聞こえたのか、民家の裏側から人声が響く。
「はいはいー。雨戸が閉まらなくて、少し、待ってくださいね」
 目的の人物の声がして、ホッとするメンカル。
 ここまで探索に来た意味があったというものだ。ややあって、旅姿の蓬生が家の裏から現れる。
「お前なら出てきてくれると思ったぞ。元気にしていたか?」
 気さくに話しかけるメンカルは手を伸ばそうとしたが、それを止めた。
 蓬生との距離もあるが、何か……空気を感じたからだ。胃がチクリとした。
「折角、お越しいただいた訳ですが、もう、行かねばならないので……」
 つまり、ハンターと話している時間はあまり無い……という事のようだ。
 探索に時間がかかり過ぎたのかもしれない。偶然にも、見つかったのは、本当に幸運だったのだ。
「ならば、手短に聞こう」
 そう前置きしてGacrux(ka2726)が尋ねる。
「東方に古くから居座っていた歪虚王ならば、歴史にも詳しいのではと思って訊くが、玉越城をご存知で? なぜ、憤怒歪虚は玉越城を攻め入ったのですか?」
 その城は100年前後昔に滅んだ城だ。今では廃城となっているどころか、建物の痕跡すらない。
 そして、それは東方では珍しい事ではなく、むしろ、それが当たり前だった。国が歪虚に滅ぼされるというのは、そういう事なのだから。
「玉越城? いえ、知りませんね。少なくとも、獄炎の記憶をそのまま受け継いでいる訳ではありませんので」
 蓬生は特に隠している様子なく、答えた。
 考えてみれば、彼自身は憤怒王獄炎の切り離された尻尾だ。
「憤怒歪虚が攻めるというのは単に歪虚としての目的を達するだけの事」
「そうか……。分かった。それにしても、前々から思ってたんですが、あんた……変な歪虚ですね」
「それは、お互い様でしょう。少なくとも、私は貴方達の敵なのですから」
 話は終わったとばかりに立ち去ろうとする蓬生をメンカルが止めた。
「お前、『エトファリカ・ボード』って、知ってるか?」
 数歩進んだ蓬生の興味を引いたようで足が止まると振り返る。
「いえ、知りませんね」
「ここだけの話……そうだな、男同士の秘密としようか」
 少し声のトーンを落とし、メンカルはその名前の秘宝が龍尾城の宝物庫から盗まれたと話す。
 蓬生は楽しそうに、話を黙って最後まで聞いた。
「誰にも言うなよ……困るのは俺だ。お前も、それとなく探して貰えると俺の胃痛が少し減るな?」
「分かりました。正体不明の秘宝ですか。楽しそうですね」
 それだけ言って立ち去る間際、蓬生の動きがピタリと止まった。
 改めてハンター達全員を見渡す。
「秘宝と関係あるかどうか分かりませんが、廃城で動きがあるようです。私は呼ばれているのですが、行きたいないので、皆さんに託します」
 わざとらしく、メモ紙らしいものを落とした。恐らく、その廃城の事が書かれているのだろう。
 ハンターに襲われて慌てて落としたという事にすれば、“妹”も怒らないだろうという彼の計算が働いたのだが、それを知るハンター達ではない。
「それでは、ハンターの皆さん、お達者で」
 傘っぽい何かを被り、蓬生は悠然と立ち去っていったのだった。

【神霊樹】
●玉越城(王国歴900年頃)
 ハンター達が出現した瞬間、彼ら彼女らの目の前に広げられるのは憤怒歪虚と玉越城の兵士達の乱戦だった。
「俺達は立花院家から送られた援軍だぜェ!」
 シガレット=ウナギパイ(ka2884)が盾を掲げながら宣言すると、敵味方入り乱れる所へ、雷の魔法を唱えた。
 一応、敵味方の識別は可能だし、敵も憤怒系歪虚なので、違いが良く分かる。
「飛行タイプにも気を付けるんだぜェ」
 憤怒歪虚の中には飛行できるタイプもいる。
 特に今回は平城での戦いだ。空を遮るものがなければ、制空権を奪われているはず。
「援軍か、助かる! ここは、もうダメだ。城主様が居る天守閣を目指して、くれ……」
 必死の防戦を続ける兵士が血だらけの顔を向けて言ってきた。
 あくまでも主人の為に戦う。これが、東方武士というものなのだろうか。
「分かりました」
 回復魔法を掛けながら羊谷 めい(ka0669)が答える。
 ここは、あくまでも神霊樹ネットワーク内の出来事だ。目の前の武士が“今”生きている訳ではない。
 それでも、目の前で傷つき、失われようとする命を放って置きたくはなかったのだ。
 傷を回復した武士は感謝の言葉を告げると、再び乱戦の中へと消えていく。
 戦闘状況は憤怒歪虚が優勢のようだ。圧倒的な戦力で押し込まれている。
「陥落寸前か……時間との勝負になるか」
 目の前の歪虚を切り伏せて鞍馬 真(ka5819)が言った。
 シミュレーションが始まってすぐ、この状況である。一刻の猶予もないだろう。
 そして、ハンター達の準備が不足していたとすれば、ネットワーク内での役割分担だったかもしれない。
 混戦の中、敵を突破して前に進む者と殿を守る者とだ。
「敵の数が多い。進むのは倒しながらだろう」
「これはまた随分と鉄火場に飛び込んじゃったわね……」
 真を援護するように、マリィア・バルデス(ka5848)が銃撃を放った。
 撃ち抜いた歪虚はそれで消滅したが、その後ろから別の歪虚が姿を現す。
 上手くすれば城主達と挟撃もと考えたが、これでは、そういう訳にはいかなそうであった。
「城主を討ち死にさせるのは、早いでしょう!」
 ハンター達が進む先を塞ぐように激戦が繰り広げられている。
 そんな激戦の中、突然、幾人もの武士が文字通り吹き飛んだ。
 歪虚化した鬼が居るようだった。幾本もの腕を持つ鬼の戦士は、血塗られた刀を幾本も持っていた。
 明らかに難敵の雰囲気を発している。
(情報を得る前に全滅したら元も子もない……)
 覚悟を決める真。
 要は、誰かしらが城主が生きている間に辿り着けさえすればいいのだ。
 この鬼を倒せるかどうか分からない。しかし、名のある歪虚であれば、後世に伝わっているはずだ。
 そして、真の記憶が正しければ、幾本もの腕を持つ鬼の存在は無かった。この鬼も、いずれ、誰かが討伐したのかもしれない。
 だとすれば、“自分達”が倒せない訳は無いはず。
「ここは俺に任せて先へ!」
「無理はせずに」
 鳳城 錬介(ka6053)が真にアンチボディを付与した。
 真の意図を汲み取っての事なのかもしれない。先に進む仲間達を見送り、真は魔導剣にマテリアルを込める。
 空気を読まない雑魔が隙かと思い飛び込んでくるのを、マリィアが援護射撃を放って防ぐ。
 そして、周囲で戦う玉越城の武士や兵士達に呼び掛けた。
「私達は歪虚……妖怪と戦う者よ。だから、助太刀に来たのっ」
 接近戦を挑んできた憤怒歪虚の攻撃をギリギリで避けると零距離から魔導銃を放つ。
 周囲の武士達と連携して、なんとか戦線を維持する。
 それも長くは持たないだろうとマリィアは思った。その時、視界の中に入った光景に、マリィアは思わず声をあげた。
「真!」
 そこには、鬼の堕落者と壮絶な相打ちとなっている真の姿があった。
 これがシミュレーションだったとしても、声を出さずにはいられない。そんな光景だった。
「まだ、です!」
 口から血を吹き出すのも構わず、真はグッと剣を持つ手に力を入れた。
 鬼が持つ幾本かの刀が身体を貫いているが、真も鬼に食い込ませた剣を更に深く突き刺していた。

 いち早く城主の元に辿り着いたハンターは二人。
 紅薔薇(ka4766)と時音 ざくろ(ka1250)だった。
 戦闘は至る所で行われているが、特に激しいのは、侵入経路上の箇所だ。空を飛べる歪虚もいるが、やはり、地を行く歪虚や雑魔も多い。
 それらは、平城の天守閣へと向かう。一方、防衛側はそうはさせじと要所要所で待ち構える。幾つかの門は突破され、混戦となっていたのだ。
 ここを徒歩で突破しようと思うと、歪虚が立ち塞がるのは当然の事。ハンター達が突破している間に、紅薔薇とざくろは塀や石垣を飛び越えて天守閣へと辿り着いたのだ。
「過去から秘宝の秘密を探る大冒険だ!」
 天守閣の中に躍り込むと、冒険家を自認しているざくろが、機導術を操り、光の筋を放った。
 空から攻め寄せた歪虚が城主とその手勢との戦闘状態になっていたからだ。
 ざくろの攻撃に合わせる形で、紅薔薇が圧倒的な強さを見せつけながら、攻め寄せていた歪虚を切り伏せた。
 その勢いはただ事ではない。挟撃される形となった歪虚はあっけなく倒されていく。
 彼女にとっては、過去の東方の歴史を体験する事はそれだけでも意味がある事……なのだろう。
「妾の家門は別じゃが、この度は立花院家からの依頼なのじゃ」
「おぉ。立花院家の者か。助かった」
 全身が傷だらけの甲冑姿の武士が応じた。
 手勢もまともに立っている者は少ない。ギリギリ間に合ったというべきか。
「玉越城主 川勢一郎じゃ。援軍感謝する。だが、見ての通り、もはや、落城寸前じゃ」
 そして、ある一角を指差す。
 壁に掛けられている掛け軸が破れており、ポッカリと穴が開いていた。抜け道なのだろう。
「儂はここに残る。儂の一族と共に、抜け道を通り、脱出するのじゃ」
 見れば隅には、幾人かの女子供や城下町の一般人に見られる者も一緒だった。城に避難してきた者も含まれているのだろう。
 ざくろはそっと、紅薔薇に耳打ちする。
「ここは任せたよ。ざくろは脱出する人達から情報を探ってみる」
「では、そちらは任せたのじゃ」
 ざくろが護衛を引き受けて城主の一族と共に抜け道へと入っていく。
 それを見届け終わった時、他のハンター達が到着したようだった。
 誰もが傷だらけであり、ここまでの奮戦が手に取るように分かった。
「どうやら間に合ったようだなァ」
「皆さんを回復しますね。すぐに歪虚もやってくるはずです」
 シガレットが煙草に火を付け、めいが回復魔法を順に唱えていく。
「なにか秘宝について話をしてくれるための切っ掛けがあればいいですけど……」
 そう言いながら、夜桜 奏音(ka5754)は符術を行使する。
 とりあえず、この場に居る者以外で、生命は感じられない。
 城主の前で空蝉(ka6951)が膝をついた。
「立院花家からの援軍、遅くなりましたが、到着致しました」
「うむ。儂のような弱小武家には過分な心遣い、感謝する……『エトファリカ・ボード』に刻まれた我らが願い。立花院家と朝廷に託しましたぞ」
 その台詞に、ハンター達は顔を見合わせた。
 城主は知っているのだ。『エトファリカ・ボード』が何かを。
「実は、『エトファリカ・ボード』が盗まれまして……」
 唐突に錬介が言った。それも真正直に。
 妙に隠すして聞き出すよりも良いかもしれない。そして、この問い掛けに城主が驚く。
「なんと!? あれを盗む者がおるとは……いや、理解できん。何かの間違いでは……」
 目を丸くしている。相当、驚いている様子だ。
 『エトファリカ・ボード』が盗まれるような価値がある物ではないと言っているような表情だった。
 では、『エトファリカ・ボード』とは、一体なにか。秘宝と呼ばれるだけの価値があるものなのか。
 誰かが詳しく聞こうとした時だった。押し寄せる壁のように傲慢歪虚の群れが迫ってきた。
「精一杯、抗ってみるのじゃ」
 紅薔薇は宝刀を構える。
 例え、これが過去であったとしても憤怒歪虚を滅する。それが彼女の想いなのだから。
「ならば、わたくしも同行致しましょう」
 音を鳴らしながら、刀を抜いた空蝉。紅薔薇と同様に迎え撃つつもりのようだ。
 ちらりと城主と仲間のハンターに視線を向けたのも一瞬の事。すぐさま、歪虚に向き直る。
「もっと、ゆっくりお話しがしたかったです」
 残念そうにそう呟いて、めいが回復魔法を城主に掛けた。
 もはや、抜け道から脱出している時間はないだろう。迫る憤怒歪虚を迎撃し、残り僅かな時間を稼ぐしかない為だ。
「こうも数が多いと焼石に水だなァ」
 歪虚の1体に対し、足止めを放ったシガレットだが、押し寄せる歪虚に苦笑を浮かべた。
 かくなるうえは、自身の身体を張って止めるだけ。
 奏音は符を構えながら、城主に話し掛けた。恐らく、これが最後の質問になるだろう。
 押し寄せる歪虚に向かった仲間達を符術で援護するまでもなく、歪虚の大軍に次々と飲み込まれていったからだ。
 紅薔薇だけが奮戦しているが、それもいつまで持つか……。
「教えて下さい。城主さんにとって、『エトファリカ・ボード』とは何なのですか?」
「あれは……願いじゃ。遠い未来に託した、な」
 ニヤリと城主は笑顔を浮かべると、刀を構え、怒号を上げながら突撃していく。
 その答えを奏音は心に刻み込む。この情報は漠然としているかもしれない。けれど、きっと、真実に近いものなのかもしれない。
「私も戦います」
 符術を放った直後、天守閣を包み込む起こる爆発。そこで、奏音の意識は途絶えた。

 抜け道を通り、ざくろは城主の一族と共に城を抜ける。
 心配していた追手は無さそうだが、ざくろの制限時間も迫っている。
「『エトファリカ・ボード』について何か知りませんか?」
 だから、ざくろは率直に尋ねた。
 答えたのは城主の娘だった。
「詳しくは知りませんが……父からは『国難が過ぎた後に必ず役に立つものだ』と聞いています」
 その答えに、ざくろは思わず首を傾げたのであった。

【骨董市】
●掌の黒猫
 ニャンゴ・ニャンゴ(ka1590)が慎重に尾行していた。
 尾行の相手は――エトファリカ征夷大将軍 立花院 紫草(kz0126)である。
(骨董市で秘宝がポンと出てくるようなことは無いと思っていますよ)
 心の中でそう呟く。
 肝心なのは人が集まり、様々な情報が飛び交う事。だから、ニャンゴは大将軍の尾行を決めた。
(嗚呼、屑虫の死骸より無価値の私が。恐れ多くも、第一位立花院家当主を疑っているのです……)
 それだけで死罪にも値するだろうと思う。
 きっと、見つかれば八つ裂きの刑にされるのだろうが、私如きの身体、八つ裂きする道具の方が哀れだともネガティブに感じていた。
 それは兎も角、容疑者という点では大将軍が秘宝に最も近い位置に居るのは間違いない事。
 秘宝の捜索方法に対する決定権も有しているのも大将軍である。疑惑を晴らす為の尾行ともいえよう。
(……)
 尾行の途中でニャンゴは慌てて人混みに紛れた。
 一瞬だけ、大将軍が振り返って見つめていた気がしたのだ。それも、微笑を浮かべて。
 ニャンゴはゴクっと唾を飲み込み。再び尾行を開始したのだった。

●マウジー
 骨董市で一組のカップルが手を繋いでいた。
 それは、明らかに骨董市の中を調べ回るよりも、カップルを装っている方が相手も油断するかもしれないからだ。
 もっとも、調査自体に関しては大きな手掛かりは得られていなかった。負のマテリアルも感じられなかったので、歪虚が骨董市に潜り込んでいるというのも考え難い。
(ここでは売却者よりも、気になる購入者を見つける方が、いいのかもしれません)
 穂積 智里(ka6819)は心の中で、そう呟いた。
 盗品を売るにしても、龍尾城がある天ノ都では売り難いだろうし。
(宝物庫から、高価さで複数選んで盗まれていたのであれば売却も有り得るかもしれませんけど……)
 盗まれたのは、『エトファリカ・ボード』ただ一つなので、その可能性は無いだろう。
 そんな考えに浸っていると、手を繋いでいたハンス・ラインフェルト(ka6750)が顔を覗き込んできた。
「どうしました、マウジー」
「い、いえ……ちょっと……」
 何て答えれば良いか分からず、智里は視線を落とした。
(友人は手を繋がないんですって、宣言してたのに……何だか、普通に手を繋ぐようになって)
 お互いの手は確りと握り合っている。
(それって、もう普通に好きですって、宣言したのも同じでしょうか……同じだと、思ってくれているんでしょうか)
 そんな乙女心的な想いを抱く智里。
 結局、言葉らしい言葉が出ずに、上目遣いでハンスを見つめる。
 ハンスはその視線を受け止めてから、正面を向いて言った。
「……私の故郷では、無言は『無能か、変人か、怒りの表明』です」
 その口調は智里の行動を非難しているものではなかった。
 そして、小さく、コホンと咳払いをしてから、智里を見つめ直す。彼女の青い瞳に自分が映った。
「沈黙を好む私は充分、変人だった訳ですが……東方に憧れている筈の私が、それでも、貴方を、マウジーと呼んでしまうんだなぁと、思いまして」
「……え?」
 唐突なハンスの告白。
 不器用で、でも、それが、彼らしくて。
 智里は顔を赤く染めながら俯いて呟くように言った。
「マウジーは……おばあちゃんにも、そう呼ばれてたから……」
 ちゃんと返事をしないとと思うが、それが出ないのも、また自分らしくて。
 だから、智里は返事の代わりに、彼の頼もしいその手を強く握り締めたのであった。

●慧眼
「仕事は仕事として、私の目がどこまで通用するか確かめる事が出来る良い機会だ」
 楽しませて貰おうと言葉を続け、久延毘 大二郎(ka1771)がキラリと眼鏡を光らせた。いや、きっと、太陽の光を反射しただけだ。
 骨董市を見て回るが、秘宝の手掛かりがないので、大二郎は品物に関係なく、聞きまわっていた。
「大事なのは、そこに歴史的な繋がりがみられるかどうかだ」
 つまり、骨董品が素晴らしいのはその品物だけの価値ではなく、歴史的な重要さがあるかどうかも大切なものなのだ。
 骨董品を見回っていると、ある事に気が付いた。
 既に滅んだ地域の昔の物に値がついていたからだ。それは骨董品としての価値としてもなかなか、良いものだった。
 それを眺めながら、大二郎はふと思い至った。
(……秘宝と呼ばれるなら、その当時、確かに価値はあったのだろう。だが、価値とは移り変わるもの……)
 素晴らしい出来の物は、それなりに値がついたまま時が過ぎる。
(しかし、そうでないとすれば……その当時、別の意味で重要だったものではないのか)
 眼鏡の位置を直しながら、大二郎は考古学者らしく思案に耽るのであった。

●天ノ都鑑定大会
 多くの人が集まる中、天竜寺 詩(ka0396)がタチバナの隣に座っていた。
 幾つもの品が出てくるが、“目当て”のものは出てこない。
「やっぱり、『エトファリカ・ボード』は出てこないのかな~」
 詩の台詞にタチバナは軽く頷いた。
 秘宝を盗んだ者がその価値を知りたいと思ったら、鑑定に出すと思っていたからだ。
 ただ、よくよく考えてみれば、盗品を正直に持ってくる者は居ないだろう。詩は頭を中を切り替える。
「……昔見た映画で、聖杯ってとある宗教の重要物が、実は汚いみすぼらしい盃だったってのがあって……」
「興味深い話ですね」
 鑑定を眺めているのが飽きていたのかタチバナが詩の話に強い関心を持った。
「案外、エトファリカ・ボードも、見た目は地味で宝物と思えないような物かもしれないね」
 微笑みながら言った詩の言葉にタチバナも微笑を浮かべる。
「……女の勘というのは、時として恐ろしいものですね」
「え?」
 予想外なタチバナの返しに、思わず詩はそんな声を出した。
「いや、そうだったら……という話です」
 タチバナの楽しそうな表情が、詩には印象的に思えたのだった。
 
●怪しい侍
 世の中には変わった人もいるようで……なんでも、怪しい物を集めるのが趣味だとか。
 そんな紹介と共に鑑定大会に現れたのは、ミィリア(ka2689)だった。
 神秘的な雰囲気の着物に鬼にも似たお面。そして、明らか変な帽子と着物なのにブーツという、ファッションセンスも疑われるような怪しいドワーフの小娘。
(偽情報作戦が効いていた時に確実に売り飛ばして貰う作戦! で、ござる)
 心の中でニヤリと笑った。
 これなら、どうみても怪しい侍だ。もっとも、怪しすぎて逆に売りに来ないのではないかという考えは……彼女には無かったようだ。
 持ち込んだ特別な斬魔刀を鑑定している間にミィリアは錬筋術を使う。
 突如として水が出現し、鑑定台を濡らした。
「これは、呪い。刀に込められた呪いだ」
 そして不気味な雰囲気を発しながら会場を見渡すと両手を広げた。
 静まり返る会場。どちらかというと怖いというより、こいつヤバイみたいな空気だ。
「……あんた達も、呪われる前に手放すといい。喜んで引き取ってあげるさね」
 そして、高らかな笑い声をあげながら、ミィリアは退場したのだった。
 なお、会場の反応はイマイチだったが鑑定結果は良い値が付いたのだった。

●仲良し二人組
 猫をモチーフにした絵が描かれた壺を持ち、リューリ・ハルマ(ka0502)が満面の笑みを浮かべていた。
「色んな物があるんだよね、骨董市って楽しい!」
 さすが、幕府主導で、かつ、首都である天ノ都で開催されているだけあって規模が大きい。
 当然、色々な品が並び、可愛い物目当てもあって、リューリは目を輝かせていた。
「陶器だけじゃなくて、古い物も多いね」
 親友のはしゃぎように笑いながらアルト・ヴァレンティーニ(ka3109)がそう言った。
 骨董品というのは、単に昔の陶器類を指すものではない。
 希少価値がある古いものの通称であるので、中には芸術性の高い着物なんかも並んでいた。
「お互いに似合いそうな着物でも探すかい?」
「勿論だよ!」
 仲の良い女の子二人組のようだが、周囲に向ける視線は時々、鋭い。
 骨董市を楽しみながらも、怪しい者や泥棒が居ないか探しているのだ。
「治安は良いみたいだね」
 ニッコリとしながらリューリがそう言った。
 幕府主導でのイベントなだけあって、治安対策はバッチリのようだ。
 少なくとも、目の届く範囲に悪さを起こすような事や事件はなかった。
「まぁ、商品の方は酷い値段で売り出しているお店はあったけどね」
 アルトの言う通り、ぼったくりをしようとしている人もいるが、そもそも、騙されなければ問題はない。
 売れなければ出店料で赤字になるだけだし。そもそも、そういうリスクを抱えての事だろう。
「秘宝も出ないね」
「『エトファリカ・ボード』を盗んだのが金銭目的なら、ここに出る可能性はあった」
 周囲を見渡す。もっとも、アルトには秘宝が出てこないのではないかという思いもあった。
「え……それじゃ、私達って、骨董市を楽しんだだけ!?」
 驚くリューリの顔が面白くて、アルトはつい、吹き出してしまった。
「アルトちゃん!!」
 ぷくっと頬を膨らませるリューリにアルトは軽く謝りながら言う。
「捜査っていうのは当たりを追うだけでなく、外れを外れと確定させ、狭めるのも大切なはずなんだよ」
「つまり……『エトファリカ・ボード』を盗んだのは金銭目的ではないと?」
「その可能性が高いって事だね」
 そう答えて、アルトは骨董市に視線を向ける。
 金銭が目的でないとすると、他にどんな理由があるのだろうかと思いながら。

●秘宝の手掛かりを追って
「真白殿、感謝いたす」
 仁々木 正秋(kz0241)が丁寧に頭を下げた。
 骨董市の大きなイベント、正秋は天ノ都鑑定大会に武家として出場をしていたのだ。
「それなりに価値があってよかった。もし、売れるなら、そのまま十鳥城の復興資金にして欲しい」
 答えたのは、銀 真白(ka4128)。彼女が正秋に幾つかの品物を渡したのだ。
 そのおかげで、会場の笑いものにはならなかったようだ。
 もっとも、会場の失笑を沸かせた怪しいメイド侍の直後だったというのもあるかもしれないが。別の意味でナイスなアシストになっていた。
「さすがにそれは申し訳なく」
 真白の申し出を正秋は丁重に断った。
 この辺り、真面目な性格な彼らしいというべきか。
「そういえば、七葵殿の方の収穫はいかがでしたか?」
 正秋は視線を一人の侍――七葵(ka4740)――に向けた。
 彼は、“わざと流された噂”に喰いついた人物が居ないか探し回っていたのだ。
 “『エトファリカ・ボード』には物凄い呪いが宿っており、持ち主が危ない”という嘘情報を流していた。
 だから、秘宝を持ち出した人物が居た場合、骨董市に持ち込んでいる可能性が考えられたからだ。
 手放したい思いがあれば、値切り交渉の末、押し売りしてくる事も……と思ったのだが……。
「収穫は無かった」
 七葵が短く答える。
 もっとも、収穫が無いという事自体も大事な結果なので、意味が無かった訳ではない。
「売り出しても居なかった。手放そうもしなかった……という事に、もし、意味があるなら」
「「まさか……」」
 真剣な表情で言った七葵の台詞に、正秋と真白の言葉が重なった。
 七葵は深く頷きながら続ける。
「秘宝を持ち出した者は、少なくとも、秘宝の事を“知っている”のではないだろうか」
「“知っている”のであれば、宝物庫から秘宝だけを持ち出す理由になる……か……」
 口元に指を当てて真白は呟いた。
 『エトファリカ・ボード』という事から連想して、家系図や板のようなものを探していたが、真白が探した中ではピンと来るものは無かった。
「……大きな事件にならなければいいのだが」
 空を見上げて心配する真白に、七葵も同意する。
 色々な苦難を乗り越えてここまで来たというのに、この国にまた新たな試練が出現したのではないか……と。

●秘宝へと至る道へ
 一人の酔っ払い――劉 厳靖(ka4574)――が骨董市の中を危ない足取りで歩いていた。
 今日はなかなかどうして酒が上手い日だ。正秋への忠告もできたし、例の噂の件もある。
(なにより、良い収穫じゃねぇかよ)
 多くのハンターが怪しい人物が居ないかと探していた。
 運もあるかもしれないが、厳靖は一人の人物を尾行していた。
 身のこなしが一般人ではないのだ。何かしらの訓練を受けたものだろう。
 敢えて、群衆の中に溶け込もうとしている雰囲気が、厳靖には怪しく映った。
 酔っ払った勢いのように、すれ違った人物にぶつかった。そして、耳元で告げる。
(そこの黄土色の羽織の侍……怪しいぜ。やれるか?)
(もちろんです)
 ただの通行人ではなく、ユリアン(ka1664)だった。
 骨董市を監視しながら厳靖と連絡を取り合っており、こうして合流したのだ。
 尾行に関していえば、疾影士である彼の方が適任だろう。
 探し出しは厳靖が行い、追うのはユリアンが担う。良い連携だった。
(無茶するなよ)
 それだけ言い残して目立たぬように、厳靖は路地へと消える。
「さて……」
 一方、ユリアンは目を細めた。
 人混みの中で消えそうな目標を定める。ここまで尾行していた厳靖の話によると、『エトファリカ・ボード』の事を聞いて回っていたらしい。
 依頼を受けたハンターの中には見なかった顔である。
 “噂”に引っかかった人物の手の者の可能性が高い。
(逃がさない!)
 静かに、音を立てない風のようにユリアンは尾行を続ける。
 相手の侍も、それなりに訓練を受けていたようだが、ここはユリアンの方に軍配が上がった。
 必要以上に周囲を警戒している侍は、やがて、武家屋敷の区画へと消える。
 武家は普段、自分の領地を治めている。だが、呼び出しなどで天ノ都に来た時の為に、屋敷を持つ者も居るのだ。
(あの屋敷は……)
 侍が入っていった屋敷。
 そこの場所を確りと覚え、ユリアンは警戒しながら骨董市へと戻った。

 そして、後ほど、御登箭家の屋敷だと判明するのだった――。


 秘宝を巡る調査は、其々の場所において、有意義な結果を得られた。
 【神霊樹】では秘宝そのものに関する手掛かりが。【蓬生探索】からは憤怒残党の動きが。そして、【骨董市】では御登箭家の怪しい者が。
 今回の調査結果を受けて、紫草はハンター達に次の依頼を託すのであった。


 おしまい。

依頼結果

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MVP一覧

  • 虹の橋へ
    龍崎・カズマka0178
  • Monotone Jem
    ニャンゴ・ニャンゴka1590
  • 抱き留める腕
    ユリアン・クレティエka1664
  • 茨の王
    アルト・ヴァレンティーニka3109
  • 正秋隊(紫龍)
    劉 厳靖ka4574
  • 不破の剣聖
    紅薔薇ka4766
  • 真実を照らし出す光
    歩夢ka5975
  • 流浪の聖人
    鳳城 錬介ka6053

重体一覧

参加者一覧

  • 虹の橋へ
    龍崎・カズマ(ka0178
    人間(蒼)|20才|男性|疾影士
  • 征夷大将軍の正室
    天竜寺 詩(ka0396
    人間(蒼)|18才|女性|聖導士
  • 元気な墓守猫
    リューリ・ハルマ(ka0502
    エルフ|20才|女性|霊闘士
  • Sanctuary
    羊谷 めい(ka0669
    人間(蒼)|15才|女性|聖導士
  • 神秘を掴む冒険家
    時音 ざくろ(ka1250
    人間(蒼)|18才|男性|機導師
  • Monotone Jem
    ニャンゴ・ニャンゴ(ka1590
    人間(紅)|20才|女性|闘狩人
  • 抱き留める腕
    ユリアン・クレティエ(ka1664
    人間(紅)|21才|男性|疾影士
  • 飽くなき探求者
    久延毘 大二郎(ka1771
    人間(蒼)|22才|男性|魔術師
  • 春霞桜花
    ミィリア(ka2689
    ドワーフ|12才|女性|闘狩人
  • 見極めし黒曜の瞳
    Gacrux(ka2726
    人間(紅)|25才|男性|闘狩人
  • 紫煙の守護翼
    シガレット=ウナギパイ(ka2884
    人間(紅)|32才|男性|聖導士
  • 茨の王
    アルト・ヴァレンティーニ(ka3109
    人間(紅)|21才|女性|疾影士
  • 正秋隊(雪侍)
    銀 真白(ka4128
    人間(紅)|16才|女性|闘狩人
  • 正秋隊(紫龍)
    劉 厳靖(ka4574
    人間(紅)|36才|男性|闘狩人
  • 千寿の領主
    本多 七葵(ka4740
    人間(紅)|20才|男性|舞刀士
  • 不破の剣聖
    紅薔薇(ka4766
    人間(紅)|14才|女性|舞刀士
  • 胃痛領主
    メンカル(ka5338
    人間(紅)|26才|男性|疾影士
  • 想いと記憶を護りし旅巫女
    夜桜 奏音(ka5754
    エルフ|19才|女性|符術師

  • 鞍馬 真(ka5819
    人間(蒼)|22才|男性|闘狩人
  • ベゴニアを君に
    マリィア・バルデス(ka5848
    人間(蒼)|24才|女性|猟撃士
  • 真実を照らし出す光
    歩夢(ka5975
    人間(紅)|20才|男性|符術師
  • 流浪の聖人
    鳳城 錬介(ka6053
    鬼|19才|男性|聖導士
  • 変わらぬ変わり者
    ハンス・ラインフェルト(ka6750
    人間(蒼)|21才|男性|舞刀士
  • 私は彼が好きらしい
    穂積 智里(ka6819
    人間(蒼)|18才|女性|機導師
  • 潰えぬ微笑
    空蝉(ka6951
    オートマトン|20才|男性|舞刀士

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン こっそり確認用
仁々木 正秋(kz0241
人間(クリムゾンウェスト)|20才|男性|闘狩人(エンフォーサー)
最終発言
2017/11/23 11:49:38
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2017/11/08 06:24:05
アイコン 【行き先相談】
龍崎・カズマ(ka0178
人間(リアルブルー)|20才|男性|疾影士(ストライダー)
最終発言
2017/11/08 06:27:57
アイコン 【質問】教えて!大将軍様
龍崎・カズマ(ka0178
人間(リアルブルー)|20才|男性|疾影士(ストライダー)
最終発言
2017/11/08 07:11:20