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地球の技術

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地球でのVOIDとの戦いで主力兵器となっているCAMと、LH044等のコロニーについて説明するぜ。
しっかり目を通しておいてくれ。

クリストファー・マーティン(

更新情報(11月30日更新)

R7「エクスシア」「月面基地「崑崙」」の画像を更新しました。
CAM
コロニーと月面基地
宙軍特殊作戦部隊におけるCAMの開発
CAMのコクピット
アワフォード社・ドミニオンMk.IVの誕生
対VOID戦用CAM・R6M2bデュミナス
R6M3c「陸戦型デュミナス」
R7「エクスシア」11月30日更新
宇宙コロニー
月面基地「崑崙」11月30日更新
 
 

CAMについて

宙軍特殊作戦部隊におけるCAMの開発

特殊作戦部隊は歩兵隊員とは別に、宇宙服への被弾が致命傷になりやすい戦場の性質から遮蔽物の少ない状況で歩兵隊員を援護する装甲戦力、敵武装集団が宇宙船を使用していた場合に備えて、これを無力化できる火力の必要性が認識していた。
数々の宇宙開発計画に予算と人員が優先される中で、特殊作戦部隊は少ない人員で運用可能な、宇宙空間と人工空間内とでシームレスに運用することができる装甲と火力を兼ね備えた兵器の開発をスタートさせる。
「Combative Armour Machine(戦闘装甲機)計画」、通称CAM計画である。

当初、コロニー内用の装甲兵員輸送車(APC)、宇宙空間用の装甲宇宙艇がそれぞれに用意されるはずであった。
しかし、地球連合政府上層部は宇宙開発を急ピッチで推進している時期であり、各ラグランジュポイントのスペースコロニー、第2、第3の月面都市、さらには火星移住計画などが目白押しであり、多くの資金と人員が宇宙開発に投入されている時期であった。
その為、特殊作戦部隊が計画した装備計画は予算と人員を獲得できずに頓挫してしまうのである。
大学や民間企業などに要求仕様を提示して公募した開発コンペでは、装甲宇宙艇に車輪を付けただけ、装甲車に宇宙船機能を付与しただけ、重装甲宇宙服などのアイデアなどが多く寄せられたが、全長7mの人型兵器という奇抜な提案を行ったのは、アワフォード社というイギリスの工作機械メーカーであった。
アワフォード社はその後、CAM開発計画においてトマーゾ教授と協力し、主導を行っていくことになる。

最初の試作機から3度のリニューアルを経て、2009年に完成したのが「ドミニオンMk.IV」である。
ドミニオンMk.IVは以下の特徴を備えたものとなった。

 ・敵性宇宙船を無力化できる火力
 ・敵の小銃弾や手榴弾等に抗堪できる装甲
 ・スラスターと脚部の使い分けによるシームレスな機動力

位置づけとしては、地上における装甲兵員輸送車(APC)や歩兵戦闘車(IFV)であるが、宙軍特殊作戦部隊は近傍に母艦となる宇宙船が待機する前提となる為、兵員輸送能力は考慮せずに一人乗りの兵器となった。
歩兵隊員が遮蔽物に取りつくまでの楯となるのが、CAMの第一義であった。

アワフォード社・ドミニオンMk.IVの誕生

アワフォード社(OurFord)はイギリスの老舗工作機械メーカーで、特にホビー工作の分野のブランドとして知られていた。
トマーゾ教授の影響による新技術ブームは、アワフォード社にも多くの受注をもたらしたが、これを事業拡大の好機をとらえた同社は、自社ブランドの顧客であるアマチュア技術者をスカウトして研究開発部を組織し、新技術開発産業に乗り出したのである。
アマチュア技術者を中心としたアワフォード社の研究開発部はユニークで既成概念にとらわれない(採算性も薄い)研究を行っており、特殊作戦部隊のCAM計画の募集に対しても、全高7mの人型機動兵器という奇抜なコンセプトデザインを提出したのであった。
ドミニオン ※画像クリックで拡大
特殊作戦部隊はこの斬新なコンセプトを採用し、開発を勧めさせていく。
こうして、最初の試作機から3度のリニューアルを経て完成したのが「ドミニオンMk.IV」である。
この世界初の人型兵器は、計画名そのままに戦闘装甲機(CAM)という兵器カテゴリー名を与えられた。

この時点では、あくまでCAMは対人制圧における歩兵支援の機体であった。
幸いなことに、CAMが対人戦闘で活躍する機会はなく、数年が経過し、特殊作戦部隊はこのまったく新しい兵器の運用を研究していくのである。
この蓄積が後にVOIDとの戦いで活かされることとなる。
また、こうした歩兵支援というスタートが、後々、生身のハンターたちとの連携に適性を示すことになったのである。

対VOID戦用CAM・R6M2bデュミナス

2011年の火星調査隊の遠征で自衛用を兼ねた汎用作業機として、改良されたCAMドミニオンMk.Vが数機配備され、初めてのヴォイドとの戦闘で柔軟な応戦を行ったことで対小型ヴォイド兵器として注目を浴びた。
このドミニオンMk.Vの活躍を受けて、既存のドミニオンMk.IVが対ヴォイド用に重武装化されるとともに、本格的な対ヴォイド戦闘を目的としたR6デュミナスの開発がスタートする。
デュミナスはドミニオンの拡大改良型として開発されている。
重武装化したドミニオンMk.IVbから引き継いだ対ヴォイド用30mmアサルトライフル、105mmスナイパーライフル、1300mmコンバットナイフなどの武装に加え、ミサイル運用能力も付与された。
重装甲化と出力の確保を両立させるためにドミニオンより一回り大きな8mサイズとなったが、運動性はむしろ向上しており、単純戦力では同サイズのヴォイドを圧倒する。
2012年、増加試作型であるデュミナスR6M2aが同数近くのヴォイドに完勝するという戦果を挙げる中、最終調整を行った対ヴォイド用の量産型CAMデュミナスR6M2bの生産体制が整ったのである。
CAMサイズ比較 デュミナス(左)、人間(中央)、ドミニオン(右)の対比図。
※画像クリックで拡大

対ヴォイド戦におけるCAMの価値は「前衛」という点である。
CAMは単純な火力や装甲、機動力においては主力戦車に大きく劣っている。
しかし、少々の砲撃には耐えて肉薄攻撃を仕掛けるヴォイドに対して主力戦車は接近戦を行うことが困難であるが、CAMは人型という形状を活かしてヴォイドの足止めして戦線を構築することが可能である。
防御が火力を優越し、かつ格闘戦を仕掛けてくるヴォイドという新たな敵に対して、偶然にもCAMは適応してしまったと言える。

R6M3c「陸戦型デュミナス」

2016年より生産開始されたR6シリーズの陸戦型モデル。
元々CAMは宇宙空間での使用を前提に設計されており、地上戦も可能ではあるが万全に適応できているとは言い難かった。
特に局地戦においてその性能不足は如実で、密林や砂漠、凍土など過酷な環境下でその性能を万全に発揮する事は困難だった。
そこで、地上戦闘用にカスタマイズされたモデルが生産される運びとなった。それがR6M3c、通称陸戦型デュミナスである。

VOIDの侵攻は激しさを増す一方であり、幾つかの母艦型個体が地球に墜落すると、地上戦も開始される運びとなった。
統一連合宙軍の主力兵器であるCAMの地上戦への対応は急務である。 元々CAMは互換性が高く、カスタマイズが容易である。その為、陸戦型はあまり構想から時を置かずにリリースされた。
陸戦型 ※画像クリックで拡大

市街地等の入り組んだ地形でデュミナスの最高速度を維持する事は困難であり、必然的に機動性はやわらげ、装甲を増強する思想に至る。
足回りの強化で非スラスター移動時の歩行などが安定し、通信性能なども調整されている。 パイロット的には切望された高度なエアコンの導入が何よりも好評であったという。

R7「エクスシア」

トマーゾ・アルキミア教授の力を借りて設計された最新型のCAM。
これまで実戦に耐えないとされてきた幾つかの技術がトマーゾ教授の力で実用化され、それらを搭載したエクスシアは量産に向かない性能とコストを有する事となった。
現段階でエクスシアを実戦投入しているのは月面基地崑崙の防衛部隊と、実験部隊も兼ねているサルヴァトーレ・ブルの機甲部隊のみである。

デュミナスやドミニオンとは異なり、かなり高度なマテリアル……即ち魔法的な技術が駆使されている。クリムゾンウェストで言うところの機導術である。
試作型エクスシアは魔導化改造が施されていない状態でもマテリアル兵器の運用が可能なほどで、サルヴァトーレ・ブルの部隊は上々な戦果を挙げている。
トマーゾ教授はそれを明言したわけではないが、エクスシアは初の「覚醒者向けCAM」として設計しており、そこにはクリムゾンウェストから転移してきたハンターらの「魔導化改造」されたCAMの影響も大きく受けているようだ。
R7エクスシア R7エクスシア設定図
illust:KAXAK
※画像クリックで拡大

マテリアル兵器運用を前提に設計されたエクスシアは魔導兵器への適正を持っている。
背面に装備した特徴的な円形の装備は、エンジンから抽出したマテリアルエネルギーを制御・増幅する為の物だという。
ブルの部隊に配属されたエクスシアは青い塗装を施されているが、ベースカラーは赤である。トマーゾ教授は元々、ロッソへの補給物資として当機を開発したようだ。

CAMのコクピット

CAMのコクピットは宇宙服を装着した状態の2m程の人間が何とか乗り込めるスペースがある為、普通の身長であれば問題なく搭乗することができる。
ヘッドマウントディスプレイにより、ほぼ全天周の視界を得ることができ、戦闘に必要な情報もそこに表示される。
なお、CAMは一人乗りの機体であるため、パイロット以外の人間を収容するスペースは存在しない。

操縦の基本操作は攻撃方向を操作する右スティック、移動や方向転換を行う左スティック、推進ブースターを操作する両足のペダルによって行われる。
CAMのコクピットと各ジョイント部
※画像クリックで拡大

ゲームセンターの大型筐体ゲームのようなシンプルさで、動かすだけであれば子供でも簡単にできる。
ただし、実際に操縦するにはある程度の訓練のほか、道交法や宇宙航空法などに基づく免許証が必要だ。
特殊な戦闘機動は「→→↑+A」「ジャンプ中に→→↑+A」のようなスティックへの特定操作の入力(通称・コマンド入力)によって行う。
特にコンバットナイフやカタナを使った格闘戦において、コマンド入力は様々な格闘動作を引き出すのに頻繁に使用される。

スティックには必要なボタンが人間工学に基づいて配置されており、戦闘中は基本的にスティックから手を離す必要のない「HOS(HandsonStick手はスティックに置いたまま)」となっている。
ヘッドマウントディスプレイには脳波感知装置が搭載されており、スティックとペダルだけでフォローできない微調整を直感的に行うことができる。
例えば、ロックオンした敵の脚を狙い撃つなどの微調整が可能となる。
また、瓦礫の撤去や荷物の運搬などの精密作業用に、手袋型のモーショントレースシステムがサブシステムとして存在する。

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コロニーと月面基地について

宇宙コロニー

人類は宇宙開発に伴い、短期間で宇宙コロニーを開発。
最大時には50基以上ものコロニーの建造に成功していた。
コロニーは共通で直径2km弱、スタンフォード・トーラス型と呼ばれる形状で、ドーナツ型の居住区が管理ブロックの周囲を回転し、疑似重力を得ている。人口はおよそ3万人。
中央の管制ブロックには宇宙港がある。
円周部には数人用脱出ポッドや数十人用小型艇が多数設置されており、脱出の際には最寄りの味方コロニーへの自動操縦、外部からの誘導も行える。
また、コロニー自体から独立した閉鎖系を持つシェルターも用意されており、移動能力こそないものの数百人単位で数日生存はできる見込みにある。
ただし、損傷により基礎構造そのものに大ダメージが与えられてし
地球と月、コロニーの位置
地球と月、コロニーの位置(ラグランジュポイント)
(※クリックで拡大)
まうと、疑似重力を得るべく絶え間なく続けられている回転が行えなくなり、崩壊してしまう。

宇宙コロニーは反重力機関を搭載し、制御建造時や動作安定までの期間はこれに頼っている。
理論上、常時反重力機関により重力を制御すれば、自由な位置にコロニーを建造することは可能だ。
しかし、反重力機関の運用は非常に高コストであり、常時稼働させることは難しい為、ラグランジュポイントを利用している。
※ラグランジュポイントとは、2つの天体の間で重力と遠心力が釣り合い、安定している領域を指し、L1~L5までの5か所、存在する。

コロニーは大まかに分けてNGY型と、LH型の二種類があるが、これらの差は用途の違いであって、構造は同一である。
NGYは統一連合政府が所持するコロニーに与えられる型番で、実験用、工業用の物が多い。
各ラグランジュポイントにつき、最大10基ほどのコロニーが建造されたが、それらの建造拠点として、まずはNGY型が建造される。
LH型は民生コロニーに与えられる型番で、基本的には民間が統治管理している事を示す。
「LH044」など、型番についている数字は「何番目に建造されたコロニー」かを示しており、この部分はNGY型とLH型で区別せずカウントする。
つまり、「LH044」は「44番目に建造されたコロニーであり、民間が管理するもの」という意味になる。
同じ番号のコロニーは二つとして存在しない為、例えば「LH044」と「NGY044」は同時に存在しえない。

月面基地「崑崙」

月面に存在する基地である崑崙(コンロン)は、地球統一連合宙軍の本拠地でもある。
元々宇宙開発の開始に先駆けて開拓が進んだ月面にはドーム状の月面都市と宇宙港が作られ、そこに後から肥大化した宙軍が加わり、基地として強化された。
宇宙コロニーの建造などには特に月面から物資が運ばれることが多く、現在でも民間人を含め、多数の宇宙開発事業に携わる人々が暮らしている。
月面都市は直径3kmほどで、地下に複数の階層を持つ。総人口は民間で約8万人。

連合宙軍の造船所でもあり、サルヴァトーレ級の二番艦以降はここで建造が進められている。
月面基地「崑崙」
月面基地「崑崙」
サルヴァトーレ・ロッソはNGY型コロニーで建造されたが、既にコロニーで新型艦を建造するのは危険な行為と言えるほど戦況は悪化している。
元々サルヴァトーレ級を建造できるほどの造船施設が崑崙に存在せず、ドックの増設から開始されたのも二番艦以降の建造が遅れた理由の一つだ。
月面都市には宇宙自治政府の本部も存在し、コロニー含む宇宙民の政治の中心地でもある。

連合宙軍は公にしていないが、トマーゾ・アルキミア教授のラボがあるのも、この崑崙であると噂されている。
宇宙自治政府はともかく、連合議会は月面基地の状況を正確に把握することが難しく、増改築が繰り返される現状がそれに拍車をかけている。
地上の軍隊とは全く異なるスケールで活動する連合宙軍の動きは地上に住まう人々にとっては不透明なものだ。
故に、監視の為に連合議会は崑崙に諜報員を送り込んでいるという噂もあるようだ。

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