ゲスト
(ka0000)

  • マイページ
  • SC購入
  • キャラクター選択


  • キャラクター登録


【幻想】

:トップ画像
アイコン

怠惰王は倒せたのに、こんなことになるなんて……。
終末の獣だか青髯だか知らないけど、あいつはここで倒さなきゃ。
族長が起きた時に心配事が減らせてるように……皆さん、力を貸してください!

オイマト族族長補佐:イェルズ・オイマト(kz0143)

更新情報(5月9日更新)

人も歪虚も本能のまま喰らい続ける獣――『青髯』となった青木燕太郎がマギア砦北に姿を現した。
ジグウ連山の麓を南下して向かうはホープ。
ここを破壊される事は辺境だけではなく、リアルブルーから転移した統一地球連合宙軍にも打撃となる。
部族会議は連合軍へ協力を要請。対青髯戦に向けて早急な準備が開始される。
そこへもたらされる一報。それは和平交渉戦中であるが故に生じた予想外の援軍であった。

辺境の地を巡る【幻想】の事後連動!
すべてを破壊せんとする青髯に対し、人と歪虚が手を組み戦いを挑むリベンジシナリオ、本日より開始です!
ストーリーノベル作戦概要をご確認ください!

「【幻想】辿りついた果て」の参加に関しての注意事項
・別シナリオ「【幻想】DEATH RESPECT」の直後に行われるシナリオとなります。
両方参加の場合は、「【幻想】辿りついた果て」には途中から参加という扱いになります。
・また、「【幻想】辿りついた果て」は「【幻想】仇討のヴォイドレディ」と同時攻略シナリオとなります。
両方参加の場合、「【幻想】辿りついた果て」には不参加という扱いになります。
同キャラクターで重複参加されないようご注意ください。


特殊サブクラス「白巫女」の修得が解放できるハントシステムは引き続き稼働中!
入手方法が限定されていた「白巫女の証」を、アイテム交換所で入手可能になっております!
【幻想】ハントシステムはサブクラス修得に必要なアイテムを入手しやすくなっており、大成功でクリアすることでイクシード・プライム(大)が2つ入手確定!
この機会にぜひ、サブクラスでキャラクターを強化しましょう!

▼【幻想】グランドシナリオ「白と黒」(4/10~4/26)▼

▲OPと参加者一覧▲
 
 

【幻想】ストーリーノベル「本当の世界は想像よりもはるかに小さい」(5月9日公開)

 それは、かつて女王と呼ばれていた。
 次元の狭間『アフンルパル』ではハンターと交戦して数名のハンターを重体に追い込んだ事でも知られている。さらに軍団を統率し、号令の下に攻撃させる事で頂点に君臨していた。

 そんな女王は、今――。
「――……!」
 トンボのような羽根は千切れ、腕の先にあるカマはへし折られている。
 そして、インセクトクイーンの胴体に深々と突き刺さる牙。
 顎に力が入る度、インセクトクイーンの体に激痛が走る。
 藻掻いても、抗ってもその牙は決して抜ける事はない。
 クイーンの視界には虫軍団の亡骸が無数に転がっている。突如クイーンの前に現れた『それ』は、何の予告もなく襲い掛かってきた。
 いつものように虫軍団に号令を発して無法者を葬るつもりだった。
 そう、いつもならばこれで終わりだ。
 だが、その無法者はクイーンの想像を遙かに超えていた。虫を喰らい度に体躯を巨大化させ、暴力の元にクイーンを蹂躙する。気付けばクイーンの腸は『それ』に貪られていた。
 クイーンもここで終わるとは考えていなかっただろう。
 意識が事切れる瞬間、クイーンは『それ』と視線が合う。
 『それ』の鋭い眼光の奥には、破壊。そして――憎悪。
 すべてを喰らい尽くすまで終わらない。飢餓と絶望が渦巻いていた。
 クイーンは、本能で戦いた。
 『それ』に関わってはいけなかった。『それ』に出会えば、すべてが喰らい尽くされる。そして『それ』は強くなる。
 走り出してしまった。もう止められない――。
 弱肉強食の世界。否、これはその程度の物ではない。もっと恐ろしい何かだ。

 クイーンがその事に気付くのは、あまりにも遅すぎた。


森山恭子

ヴェルナー・ブロスフェルト

八重樫 敦

青木 燕太郎

ジェイミー・ドリスキル

ブラッドリー

「それは本当ザマスか?」
 ラズモネ・シャングリラ艦長、森山恭子(kz0216)はブリッジを訪れたヴェルナー・ブロスフェルト(kz0032)へ聞き返した。
 ヴェルナーが携えてきた情報は二つ。
 一つは巨大な歪虚がラズモネ・シャングリラのドックがあるホープに向かって進軍中である事だ。
 斥候の話ではマギア砦北に現れた巨大歪虚はホープに向かって真っ直ぐに南下している最中であるという。既に現地ハンターが攻撃を仕掛けているが、巨大歪虚は一切を無視してホープを目指しているという。
「ええ。その巨大歪虚はこの地の破壊を目論んでいると思われます。ここはリアルブルーの技術も揃っていますからね。ここで暴れれば多くの者が姿を見せると考えているのでしょう」
 これはあくまでもヴェルナーの推測だ。
 だが、歪虚側と和平交渉である中で勃発したこの襲撃をどう考えるか。それに巨大歪虚がホープで暴れる意味は? そこで暴れれば世界を敵に回すのと等しい。何故そんな危険を冒してまでここへ向かうのだろうか。
「すべてを憎む歪虚、ザマスか」
「私はそう考えます。情報では既に歪虚を多数喰らって負のマテリアルを吸収し続けています。最早、あれは新しい王と称しても差し支えないでしょう」
 ――新しい王。
 先日、ハンターが文字通り命を賭して撃破に至った怠惰王オーロラ。その功績は計り知れない。
 だが、辺境の地の平和が取りもどされた訳ではない。
 その事がヴェルナーの持参した次なる情報へと繋がる。
「その巨大歪虚であるがとある筋からの情報によれば、あれは青木燕太郎です」
「……なんだと?」
 山岳猟団団長の八重樫 敦(kz0056)は聞き返した。
 青木燕太郎(kz0166)といえば、闇黒の魔人として知られる。槍の使い手であり、数多の歪虚を吸収して力を蓄えていった歪虚だ。先日のオーロラ討伐戦でも姿を見せ、オーロラに合流しようとする青木は目の前でオーロラを撃破されるに至った。
「怠惰王撃破以後、姿を消していました。ですが、先の戦いから青木が吸収し続けた力が制御できていませんでした。それらしい状況をハンターが報告しています」
「吸収した力を制御できず暴走したという訳か」
「おそらくそのような所でしょう。そして、青木はすべての破壊を目論んでいます。人も歪虚も、すべてを」
 歪虚を吸収し、人と戦い続けた青木。
 その裏にはオーロラを護ろうとする強い意志があった。
 しかし、オーロラを失った今、青木に何が残ったのか。
 目標を失い、残されたのは膨大な力。それはオーロラを奪ったすべてを破壊するために使われ始めた。
 ここでジェイミー・ドリスキル(kz0231)が口を挟んだ。
「ちょっと待て。そのとある情報って何処からの情報だ?」
「ええ。それが今回、少々困った話で……」
 ヴェルナーがそう言い掛けた瞬間、ブリッジのオペレーターが声を上げる。
「艦長。緊急通信です」
「こちらへ回すザマス」
 オペレーターが回線をブリッジ全体へ音声を繋げる。
 そこから流れる声は予想外の存在であった。
「天使達。息災のようですね」
「……お前は!?」
 八重樫が思わず息を飲んだ。
 この声を八重樫は知っている。
 それは先日の戦闘で八重樫を重傷に追い込んだ忌むべき存在。
「とある筋とはブラッドリーです。人と歪虚の間に和平交渉が行われている状態であり、ブラッドリーに交戦の意思はありません」
「マジかよ。そりゃとんだサプライズだ。今日誕生日の奴はラッキーだったな」
 ドリスキルは嫌味を込めた台詞を告げる。
 情報元が歪虚だとは予想していなかった。だが、考えてみれば歪虚側にとっても今の青木は厄介な存在だ。人へ突き付けた選択を前に破壊を繰り返し、同胞である歪虚を喰らい続ける。
 青木は人にも歪虚にも邪魔な存在となっていた。
「私達は今こそ近衛騎兵となり、小さな鍵の小部屋を覗いた新妻を救い出さなければなりません。青髯はオルレアンの乙女を失い、狂気に身を委ねています」
「は? 何ザマス?」
「青髯か。グリム童話だ。見掛けによらずロマンチストな奴だ。だが、それじゃ女は口説けねぇぞ」
 恭子の疑問へドリスキルが答える。
 オルレアン包囲戦でジャンヌ・ダルクと共に戦い、ジャンヌを失って心が荒み錬金術に没頭。少年への陵辱や虐殺を行ったジル・ド・レをモデルにしたと言われる話だ。ブラッドリー(kz0252)は青木を青髯と呼称しているようだ。
「じゃあ、今回の戦いには歪虚が協力してくれるザマスか?」
「私は天使達を楽園へ導く為にいます。青髯は楽園へ向かう為の障害。必ず排除しなければなりません。既に辺境の地で私に青髯撃破を打診した者も援軍へ訪れる事でしょう」
 ブラッドリーは、断言する。
 青木は――青髯は止めなければならない。この和平交渉で『正しい判断』を下す為にも、青髯はここで討ち滅ぼす必要がある。
「既に連合軍にも救援を要請。巨人も防衛作戦に参加します」
「大事になりそうだな」
「はい。それに私もあるツテを使わせていただきました」
 八重樫の呟きにヴェルナーが悪戯っぽい笑みを浮かべる。
「バタルトゥさんが目を覚まさない為、現地で指揮官となる方を召還しました。巨人に迎撃指示まで出せる有能な指揮官……『東のたぬき』なら無事こなせるでしょう」


イェルズ・オイマト

レギ

「イェルズさん、お久しぶりです」
 呼ばれて振り返るイェルズ・オイマト(kz0143)。ハンターらしい恰好をしたレギ(kz0229)の姿に口角を上げる。
「レギ、来てくれたんだ」
「はい! 一大事だって聞きましたしね。その後、バタルトゥさんはどうですか?」
 レギの問いに目を伏せて首を振るイェルズ。
 先日行われた怠惰王との戦い。アフンルパルの中で倒れていたところを救出されたバタルトゥ・オイマト(kz0023)は、その後も目覚めることなく意識不明の状態が続いている。
 友人の様子に、レギは励ますように続ける。
「じゃあ、尚の事お手伝いしないとですね。僕、一度バタルトゥさんにはお世話になったことがありますし」
「えっ。そうだっけ?」
「ええ。イェルズさん救出の時に同行させて貰いました」
「うわあ……。何か申し訳ない話聞いちゃったな……」
「そんな風に思わなくていいですよ。今回の件だって、たまたま進軍ルートが被ったからっていうのはありますけど……そうじゃなかったとしても、皆協力したと思いますよ。森山艦長やラズモネ・シャングリラのクルー達も、イェルズさんの助けになるならって張り切ってましたし」
「……そうなんだ。有り難い話だね」
「そうそう。森山艦長が『イェルズちゃんのお兄様ならわたくしのお兄様と同義ザマス!』ってすごい気合入れてました」
「……族長が聞いたら微妙な顔しそうなんだけど」
 笑い合うレギとイェルズ。
 こうして色々な人が協力してくれるのも、イェルズがリアルブルーに武者修行に行ったからこそ。彼自身の行動から作られた縁だ。
「きちんと倒して、バタルトゥさんに報告しましょうね」
「うん。ありがとう」
 レギの言葉に頷くイェルズ。
 ここできちんと青木に引導を渡して、バタルトゥが起きた時に報告したい……。
 イェルズは仲間達に感謝しながら、改めて決意を固めた。


 タマラナイ。ガマン、デキナイ。――コロス。

 スベテ、モウ、ナニモ、イラナイ。ナンデモイイ。

 ケッシテ、ユルサナイ……。オマエモ、ジブンモ。


 テッテイテキニ、コワシ、ツブシ、クラッテヤル。

(執筆:近藤豊猫又ものと
(文責:クラウドゲート)

ページトップへ