ゲスト
(ka0000)
【反影】乱戦模様の火消し役
マスター:馬車猪

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- ユニット参加人数
- 現在8 / 0~8
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 4日
- プレイング締切
- 2018/05/04 19:00
- リプレイ完成予定
- 2018/05/13 19:00
オープニング
人と大精霊が和解し、王と称される歪虚がひそやかにことを進める。
表面上は穏やかな時期ではある。
しかし下っ端あるいは中堅の歪虚達は、まず生き延びるため努力する必要があった。
●ハンターオフィス出張所
「帰還中のハンターから連絡です。南下中の大型竜種2体を発見したそうです」
「リグ・サンガマから増援が到着しました。竜2頭との戦闘に入ると連絡が……」
決戦から数日後、グラウンド・ゼロにぽつんと立つテントは喧噪で満ちていた。
「違います赤い大型竜2体です。えっ、今戦っているのは青い?」
「輸送隊から連絡です。赤い竜が……あ、護衛のハンターが撃退したとのこと」
蜘蛛の子を散らすように逃げる中堅以下の歪虚と、移動中のハンターとその支援部隊が衝突を繰り返している。
「はい、いやそれシェオル型じゃないです。弾に余裕がないなら迂回してくださいよぉっ」
「承知しました直ちに援軍を手配します。ちょっと誰かー!」
歪虚の主力は消えた。
地に潜んでいるのか遠くに跳んだのかは分からないが、今グラウンド・ゼロで活動中なのは雑魚か雑魚に毛が生えた程度の歪虚がほとんどだ。
「すみませんよろしくお願いします! 報酬は2割増し出ますので、はいっ」
戦力が減ったのはハンターも同じだ。
リゼリオで休暇中のハンターも多いし、各国での依頼を受けて活動中のハンターもまた多い。
「CAMサイズの黒竜? お、おお落ち着いて下さい。高位歪虚かもしれないので刺激しないように……」
結局どうなっているのかというと、砲弾1発で倒せそうな重傷歪虚を見逃さざるを得なかったり、消耗した部隊を見つけた竜が後ろ髪引かれながら飛び去ったりする場面が連続している。
「班長、もう一度大規模作戦をできませんか」
オフィス職員の1人が上司にたずねる。
同じ考えの職員は多いようで、トランシーバーや魔導スマフォ持ちの職員が上司にちらちら視線を向けている。
「無茶を言うな。予算はなんとか出来ても物資が足りない」
大精霊が敵にまわるような戦場だったので弾薬の消費量もすさまじかった。
浄化拠点にも物資が必要なので余裕は皆無だ。
「ですが勿体ないですよ。結構な大物歪虚を倒すチャンスです」
10人近くのオペレーターが、通信を繋げながら深くうなずいた。
「……超人じみたハンターでも消耗するんだ。無茶な依頼にするんじゃないぞ」
一瞬通信が途切れたタイミングで、職員が依頼票を書き上げ本部に送る。
そろそろ3徹目は血走り正直怖かった。
●ドラゴン
『おーい生きてるかァ?』
黒い竜が歩いている。
大柄なCAM程度には大きいのに、熟練のハンター並の身のこなしで足音がほとんど発生しない。
『……』
倒れたまま血を流す赤竜が、観念したかのように目を閉じた。
『随分と諦めが良くなったな』
傷だらけの爪で赤竜のまぶたを突く。
かすり傷すら付けない見事な力加減だ。それが赤竜の機嫌を急激に悪化させる。
『まだいけるだろう。とっとと逃げろ』
腹を立てて赤竜が目を開ける。
黒い竜は赤竜以上に傷だらけだった。
しかし非常に上機嫌で、鱗も目も精気で輝いて見える。
『雑魚を食っても身につかない程度には強くなったんでな』
黒竜ガルドブルムは鱗の下から鉄粉を取り出し、投げた。
グラウンド・ゼロに満ちる膨大な負マテリアルの一部が破片に流れ込み、複数の鉄が蠢きながら形をなしていく。
『手下を貸してやる。俺に恩を感じるなら強くなって首を獲りに来い』
初期型デュミナスに限りなく近い歪虚が、4体がかりで赤竜を持ち上げる。
えっちらおっちら運ばれていく赤竜を見送るガルドブルムは、真面目な顔で考え込んでいた。
『人間の王国に戻ってマテリアルを漁るか? リアルブルーにでも渡れれば捗るんだがなァ』
接近戦なら単独でハンターに負けかねない。
ハンター部隊には遠距離戦でも勝てないかもしれない。
そんな現状が、とても楽しい。
ガルドブルムが空に戻る。
見所のある同属を逃がすため、災厄の十三魔がグラウンド・ゼロを飛び回るのだった。
●シェオル
黒々としたシェオル・ノドが、無防備に歩いていたデュミナス型歪虚へ襲いかかる。
分厚いシールドも超射程を誇る砲も、胸部装甲に密着されてしまうと役に立たない。
操縦席へ通じるハッチがこじ開けられる。
2本の腕と2本の足を持つノドが席に座り、どろりと形が崩れてコンソールとシートと混じる。
デュミナス型歪虚が再起動。
頭部センサーが鈍く光る。
ときにコミカルですらあった雰囲気は完全に消え、人間の命を求める歪虚らしい歪虚として徘徊を開始した。
●討伐依頼
グラウンド・ゼロに向かい偵察と歪虚討伐を行って下さい。
現地は非常に危険ですので、戦闘開始までは集団行動をお願いいたします。
表面上は穏やかな時期ではある。
しかし下っ端あるいは中堅の歪虚達は、まず生き延びるため努力する必要があった。
●ハンターオフィス出張所
「帰還中のハンターから連絡です。南下中の大型竜種2体を発見したそうです」
「リグ・サンガマから増援が到着しました。竜2頭との戦闘に入ると連絡が……」
決戦から数日後、グラウンド・ゼロにぽつんと立つテントは喧噪で満ちていた。
「違います赤い大型竜2体です。えっ、今戦っているのは青い?」
「輸送隊から連絡です。赤い竜が……あ、護衛のハンターが撃退したとのこと」
蜘蛛の子を散らすように逃げる中堅以下の歪虚と、移動中のハンターとその支援部隊が衝突を繰り返している。
「はい、いやそれシェオル型じゃないです。弾に余裕がないなら迂回してくださいよぉっ」
「承知しました直ちに援軍を手配します。ちょっと誰かー!」
歪虚の主力は消えた。
地に潜んでいるのか遠くに跳んだのかは分からないが、今グラウンド・ゼロで活動中なのは雑魚か雑魚に毛が生えた程度の歪虚がほとんどだ。
「すみませんよろしくお願いします! 報酬は2割増し出ますので、はいっ」
戦力が減ったのはハンターも同じだ。
リゼリオで休暇中のハンターも多いし、各国での依頼を受けて活動中のハンターもまた多い。
「CAMサイズの黒竜? お、おお落ち着いて下さい。高位歪虚かもしれないので刺激しないように……」
結局どうなっているのかというと、砲弾1発で倒せそうな重傷歪虚を見逃さざるを得なかったり、消耗した部隊を見つけた竜が後ろ髪引かれながら飛び去ったりする場面が連続している。
「班長、もう一度大規模作戦をできませんか」
オフィス職員の1人が上司にたずねる。
同じ考えの職員は多いようで、トランシーバーや魔導スマフォ持ちの職員が上司にちらちら視線を向けている。
「無茶を言うな。予算はなんとか出来ても物資が足りない」
大精霊が敵にまわるような戦場だったので弾薬の消費量もすさまじかった。
浄化拠点にも物資が必要なので余裕は皆無だ。
「ですが勿体ないですよ。結構な大物歪虚を倒すチャンスです」
10人近くのオペレーターが、通信を繋げながら深くうなずいた。
「……超人じみたハンターでも消耗するんだ。無茶な依頼にするんじゃないぞ」
一瞬通信が途切れたタイミングで、職員が依頼票を書き上げ本部に送る。
そろそろ3徹目は血走り正直怖かった。
●ドラゴン
『おーい生きてるかァ?』
黒い竜が歩いている。
大柄なCAM程度には大きいのに、熟練のハンター並の身のこなしで足音がほとんど発生しない。
『……』
倒れたまま血を流す赤竜が、観念したかのように目を閉じた。
『随分と諦めが良くなったな』
傷だらけの爪で赤竜のまぶたを突く。
かすり傷すら付けない見事な力加減だ。それが赤竜の機嫌を急激に悪化させる。
『まだいけるだろう。とっとと逃げろ』
腹を立てて赤竜が目を開ける。
黒い竜は赤竜以上に傷だらけだった。
しかし非常に上機嫌で、鱗も目も精気で輝いて見える。
『雑魚を食っても身につかない程度には強くなったんでな』
黒竜ガルドブルムは鱗の下から鉄粉を取り出し、投げた。
グラウンド・ゼロに満ちる膨大な負マテリアルの一部が破片に流れ込み、複数の鉄が蠢きながら形をなしていく。
『手下を貸してやる。俺に恩を感じるなら強くなって首を獲りに来い』
初期型デュミナスに限りなく近い歪虚が、4体がかりで赤竜を持ち上げる。
えっちらおっちら運ばれていく赤竜を見送るガルドブルムは、真面目な顔で考え込んでいた。
『人間の王国に戻ってマテリアルを漁るか? リアルブルーにでも渡れれば捗るんだがなァ』
接近戦なら単独でハンターに負けかねない。
ハンター部隊には遠距離戦でも勝てないかもしれない。
そんな現状が、とても楽しい。
ガルドブルムが空に戻る。
見所のある同属を逃がすため、災厄の十三魔がグラウンド・ゼロを飛び回るのだった。
●シェオル
黒々としたシェオル・ノドが、無防備に歩いていたデュミナス型歪虚へ襲いかかる。
分厚いシールドも超射程を誇る砲も、胸部装甲に密着されてしまうと役に立たない。
操縦席へ通じるハッチがこじ開けられる。
2本の腕と2本の足を持つノドが席に座り、どろりと形が崩れてコンソールとシートと混じる。
デュミナス型歪虚が再起動。
頭部センサーが鈍く光る。
ときにコミカルですらあった雰囲気は完全に消え、人間の命を求める歪虚らしい歪虚として徘徊を開始した。
●討伐依頼
グラウンド・ゼロに向かい偵察と歪虚討伐を行って下さい。
現地は非常に危険ですので、戦闘開始までは集団行動をお願いいたします。
解説
・14メートル級ドラゴン
サイズ4。近距離では円錐状広範囲ブレス、遠距離では直線型ブレスを使うかなりの強敵です
生命力は最大値の2割程度しかなく、負傷で移動力は1まで下がり飛行能力も喪失しています
デュミナス型歪虚を指揮してしぶとく勝利と生き残りを目指します
生命力の一部を消費して、超長距離直線型ブレスを撃つ可能性があります
・デュミナス型歪虚
サイズ3。移動力3。回避50。CAMシールドと30mmアサルトライフルを装備
14メートル級ドラゴンの配下です
ドラゴン運搬時は、シールドと銃を自分の背中に固定するためシールドも武器も使えません
・黒いデュミナス型歪虚
サイズ3。移動力3。回避70。浮遊能力を無制限に使用可能。浮遊時移動力5
105mmスナイパーライフルを装備
己の生存より人間の殺害を優先します。浮遊時の命中は80、回避35
最高高度50メートル
105mmスナイパーライフル、30mmアサルトライフルは、ギルドショップの品と比べると威力のみ高い
CAMシールドはギルドショップの品と比べると受け防御のみ高い
・ガルドブルム
時折地平線の向こうで飛んでいます
今回戦闘する機会はありません
・地図
abcde
あ□竜□□1 □=平地。障害物なし。縦1km横1km
い□□□□□ ハ=平地。ハンター現在位置
う□□ハ□□ 竜=平地。赤竜とデュミナス型歪虚4体が北上中。ハンターに気づいていません
え□□□□□ 1=平地。黒いデュミナス型歪虚1体。浮遊してハンターに接近中
お□□□□□ 2=平地。黒いデュミナス型歪虚2体。浮遊してハンターに接近中
か□2□□□ 地図外もだいたい同じような地形です
サイズ4。近距離では円錐状広範囲ブレス、遠距離では直線型ブレスを使うかなりの強敵です
生命力は最大値の2割程度しかなく、負傷で移動力は1まで下がり飛行能力も喪失しています
デュミナス型歪虚を指揮してしぶとく勝利と生き残りを目指します
生命力の一部を消費して、超長距離直線型ブレスを撃つ可能性があります
・デュミナス型歪虚
サイズ3。移動力3。回避50。CAMシールドと30mmアサルトライフルを装備
14メートル級ドラゴンの配下です
ドラゴン運搬時は、シールドと銃を自分の背中に固定するためシールドも武器も使えません
・黒いデュミナス型歪虚
サイズ3。移動力3。回避70。浮遊能力を無制限に使用可能。浮遊時移動力5
105mmスナイパーライフルを装備
己の生存より人間の殺害を優先します。浮遊時の命中は80、回避35
最高高度50メートル
105mmスナイパーライフル、30mmアサルトライフルは、ギルドショップの品と比べると威力のみ高い
CAMシールドはギルドショップの品と比べると受け防御のみ高い
・ガルドブルム
時折地平線の向こうで飛んでいます
今回戦闘する機会はありません
・地図
abcde
あ□竜□□1 □=平地。障害物なし。縦1km横1km
い□□□□□ ハ=平地。ハンター現在位置
う□□ハ□□ 竜=平地。赤竜とデュミナス型歪虚4体が北上中。ハンターに気づいていません
え□□□□□ 1=平地。黒いデュミナス型歪虚1体。浮遊してハンターに接近中
お□□□□□ 2=平地。黒いデュミナス型歪虚2体。浮遊してハンターに接近中
か□2□□□ 地図外もだいたい同じような地形です
マスターより
戦闘依頼です。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/05/11 10:00
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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追って追われて追いついて? リチェルカ・ディーオ(ka1760) 人間(クリムゾンウェスト)|17才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2018/05/04 07:31:03 |
|
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/05/01 22:09:03 |