ゲスト
(ka0000)
【星籤】木漏れ日の先に石翼は佇む
マスター:植田誠

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 3~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/07/12 15:00
- リプレイ完成予定
- 2018/07/26 15:00
オープニング
●
『ペガサス』
その能力は攻撃的なグリフォンやワイバーンと違い、補助的な要素が強いという。
「乗り手を回復するような能力とか……この辺りはグリフォンと大きく違う点だね」
第五師団の執務室で、団長であるロルフ・シュトライトは兵長たちに説明した。
「報告書が上がっているから各自確認してみてくれ」
その報告書とは、クロウたちが調査していた未確認飛行物体に関するもの。それによると、とある山の森林地帯にそれらしき幻獣が生息している可能性があるとのことだ。
「しかし、ペガサスですか……帝国ではとんと見ませんでしたが」
「そりゃそうだろ……だってペガサスって言やぁ……」
資料を見ながら、二人の兵長が顔を見合わせる。
「翼のある馬、だからね……」
その様子を見ながら、ロルフも苦笑いする。
ここで、グリフォンの生態について少し触れよう。
グリフォンは雑食である。基本的になんでも食べる。グラウネーベル島のグリフォンは魚などとって暮らしていた記録もある。
ただ、そんなグリフォンにも好物といえるものが存在している。それが『馬肉』だ。
「帝国内だと大体グリフォンに淘汰されて絶滅したものと思っていたよ。まぁその思い込みが、今回の発見を遅らせたわけだけど……」
「それで、どうしますか」
兵長の問いに、ロルフは考え込む。
はっきり言って、ロルフたちは空戦戦力に苦労していない。グリフォンがいれば事足りるのだ。それに生物としての性格が、どちらかといえば好戦的なグリフォンに対し、どちらかといえば温厚……というよりは臆病に近いとも言われている。戦闘行動には向かない可能性もある。
だが、今後の歪虚との戦いを見据えるならば、さらなる戦力拡充は必須だろう。それは帝国だけの話ではない。
「それに、空戦における覚醒者によらない補助能力というのは無視できない。やはり生息地を特定して保護する動きに持っていきたいところだね」
「仰る通りです。ではまたハンターに……」
「そうだね。依頼を出そう。僕たちが動くのはあんまりよくないだろうし……」
グリフォンライダーたちが動けばペガサスたちも警戒して逃げ去ってしまうかもしれない。そう考えたロルフはこの件をハンター達に任せることにした。
●
依頼を受けたハンターたちは、山の中を捜索していた。歪虚の出現報告があったこともあり、そのメンバーは覚醒者のみの小規模なものであったため、捜索は困難が予想されていた。
が、意外にも目的とする場所はすぐに見つかった。前入りしていたハンターたちが山の中をマッピングしており、その情報が生きた形だ。クロウの遭難が予想外のところで功を奏したといったところであろうか。
そこは山の一角にある高原のような場所だった。このように開けた場所であるにも関わらず、いままでグリフォンライダーによる哨戒で発見されたことが無い。そのことが、ここが特別な場所であることを印象付ける。
特に目を引くのは、中央部にある石像のようなもの。ペガサスを模したものだが、不思議と人工物には思えない。周囲には……きっと、ペガサスたちが供えたのであろう。手折られた花が無数にあった。きっと、これはペガサスの守り神のようなものなのだろう。
ふと、ハンターたちは身構えた。静かな草原に、獣の雄叫びが響いてきたからだ。
ハンターたちの見た報告書には、狼型歪虚に関するものも書かれていた。連携の類はとってこない、機動力はやや高いがそれだけの歪虚。だが、報告書にはその歪虚がどういう目的でこの辺りをうろついていたのか記述はなかった。
今にして思うと、この場所……この場所を見つけることが目的だったのかもしれない。そして、ハンターたちの後を追ってここまでやってきた。そう考えれば合点がいく。
すぐさまハンターたちは迎撃の態勢を整えた。広い草原だが、周囲にペガサスの姿は見えない。敵が攻撃してくるとしたらこの石像であろうことは間違いない。
このような静謐な空間で派手な戦いを繰り広げるのは躊躇われなくはない。が、重視すべきはどちらか、言うまでもないだろう。
『ペガサス』
その能力は攻撃的なグリフォンやワイバーンと違い、補助的な要素が強いという。
「乗り手を回復するような能力とか……この辺りはグリフォンと大きく違う点だね」
第五師団の執務室で、団長であるロルフ・シュトライトは兵長たちに説明した。
「報告書が上がっているから各自確認してみてくれ」
その報告書とは、クロウたちが調査していた未確認飛行物体に関するもの。それによると、とある山の森林地帯にそれらしき幻獣が生息している可能性があるとのことだ。
「しかし、ペガサスですか……帝国ではとんと見ませんでしたが」
「そりゃそうだろ……だってペガサスって言やぁ……」
資料を見ながら、二人の兵長が顔を見合わせる。
「翼のある馬、だからね……」
その様子を見ながら、ロルフも苦笑いする。
ここで、グリフォンの生態について少し触れよう。
グリフォンは雑食である。基本的になんでも食べる。グラウネーベル島のグリフォンは魚などとって暮らしていた記録もある。
ただ、そんなグリフォンにも好物といえるものが存在している。それが『馬肉』だ。
「帝国内だと大体グリフォンに淘汰されて絶滅したものと思っていたよ。まぁその思い込みが、今回の発見を遅らせたわけだけど……」
「それで、どうしますか」
兵長の問いに、ロルフは考え込む。
はっきり言って、ロルフたちは空戦戦力に苦労していない。グリフォンがいれば事足りるのだ。それに生物としての性格が、どちらかといえば好戦的なグリフォンに対し、どちらかといえば温厚……というよりは臆病に近いとも言われている。戦闘行動には向かない可能性もある。
だが、今後の歪虚との戦いを見据えるならば、さらなる戦力拡充は必須だろう。それは帝国だけの話ではない。
「それに、空戦における覚醒者によらない補助能力というのは無視できない。やはり生息地を特定して保護する動きに持っていきたいところだね」
「仰る通りです。ではまたハンターに……」
「そうだね。依頼を出そう。僕たちが動くのはあんまりよくないだろうし……」
グリフォンライダーたちが動けばペガサスたちも警戒して逃げ去ってしまうかもしれない。そう考えたロルフはこの件をハンター達に任せることにした。
●
依頼を受けたハンターたちは、山の中を捜索していた。歪虚の出現報告があったこともあり、そのメンバーは覚醒者のみの小規模なものであったため、捜索は困難が予想されていた。
が、意外にも目的とする場所はすぐに見つかった。前入りしていたハンターたちが山の中をマッピングしており、その情報が生きた形だ。クロウの遭難が予想外のところで功を奏したといったところであろうか。
そこは山の一角にある高原のような場所だった。このように開けた場所であるにも関わらず、いままでグリフォンライダーによる哨戒で発見されたことが無い。そのことが、ここが特別な場所であることを印象付ける。
特に目を引くのは、中央部にある石像のようなもの。ペガサスを模したものだが、不思議と人工物には思えない。周囲には……きっと、ペガサスたちが供えたのであろう。手折られた花が無数にあった。きっと、これはペガサスの守り神のようなものなのだろう。
ふと、ハンターたちは身構えた。静かな草原に、獣の雄叫びが響いてきたからだ。
ハンターたちの見た報告書には、狼型歪虚に関するものも書かれていた。連携の類はとってこない、機動力はやや高いがそれだけの歪虚。だが、報告書にはその歪虚がどういう目的でこの辺りをうろついていたのか記述はなかった。
今にして思うと、この場所……この場所を見つけることが目的だったのかもしれない。そして、ハンターたちの後を追ってここまでやってきた。そう考えれば合点がいく。
すぐさまハンターたちは迎撃の態勢を整えた。広い草原だが、周囲にペガサスの姿は見えない。敵が攻撃してくるとしたらこの石像であろうことは間違いない。
このような静謐な空間で派手な戦いを繰り広げるのは躊躇われなくはない。が、重視すべきはどちらか、言うまでもないだろう。
解説
●目的
敵の殲滅
石像の防衛
●状況
PCたちは帝国軍第5師団から依頼を受けたハンターとなる。
戦場は山中の草原。高原のような位置づけになると思われるが、付近を哨戒したこともあるはずの第5師団が発見できていない謎の場所。
中央にはペガサスを模した石像が存在。周囲には手折ってきたような花が供えられており、ペガサスにとって重要なものであるのは間違いない。
●敵情報
狼型歪虚×たくさん
ハンターたちの足跡を追ってこの地にたどり着いたと思われる。
攻防とも特筆すべきものは無いが、とにかく足が速い。
連携の類はとってこないが、常にPCよりも石像を優先して狙っている。
スライム×たくさん
狼型に引き寄せられるように現れた。
物理的なダメージを大きく軽減するが、攻撃力は低く、機動力はより低い。
●防衛目標
石像
ペガサスを模した石像。
これが何かは不明だがペガサスにとっては重要なものだと思われる。
敵の攻撃以外にも、流れ弾や範囲攻撃の余波などにも注意を払う必要があるかもしれない。
敵の殲滅
石像の防衛
●状況
PCたちは帝国軍第5師団から依頼を受けたハンターとなる。
戦場は山中の草原。高原のような位置づけになると思われるが、付近を哨戒したこともあるはずの第5師団が発見できていない謎の場所。
中央にはペガサスを模した石像が存在。周囲には手折ってきたような花が供えられており、ペガサスにとって重要なものであるのは間違いない。
●敵情報
狼型歪虚×たくさん
ハンターたちの足跡を追ってこの地にたどり着いたと思われる。
攻防とも特筆すべきものは無いが、とにかく足が速い。
連携の類はとってこないが、常にPCよりも石像を優先して狙っている。
スライム×たくさん
狼型に引き寄せられるように現れた。
物理的なダメージを大きく軽減するが、攻撃力は低く、機動力はより低い。
●防衛目標
石像
ペガサスを模した石像。
これが何かは不明だがペガサスにとっては重要なものだと思われる。
敵の攻撃以外にも、流れ弾や範囲攻撃の余波などにも注意を払う必要があるかもしれない。
マスターより
お世話になっております、植田です。
今回は戦闘依頼です。
謎の石像を守るだけの簡単なお仕事なので、気軽に戦っていただけたらと思います。
それでは、皆様の参加お待ちいたしております。
今回は戦闘依頼です。
謎の石像を守るだけの簡単なお仕事なので、気軽に戦っていただけたらと思います。
それでは、皆様の参加お待ちいたしております。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/08/02 14:12
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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【相談卓】巻き込み注意? 十色・T・ エニア(ka0370) 人間(リアルブルー)|15才|男性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2018/07/12 00:13:25 |
|
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/07/09 20:47:17 |