ゲスト
(ka0000)
【東幕】拷陀討伐戦
マスター:赤山優牙
このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
- 500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 6日
- プレイング締切
- 2018/07/28 09:00
- リプレイ完成予定
- 2018/08/11 09:00
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●???
荒野を突撃将軍“拷陀”が僅かな取り巻きと共に駆けている。
目指すは憤怒本陣。一先ずはあそこに戻って体勢を整える必要があるだろう。
「おのれ、紫草! ハンター!」
轟々と炎を噴出させており、その怒りは冷めていないようだ。
憤怒歪虚の中には、怒りに耐えきれず、自暴自棄となって人間に向かっていく者も多い。
ある丘を登ったところで、拷陀は足を止めた。
そこには、耳のようにぴょんと立っているような髪型が特徴の美女の姿をした歪虚が立っていたのだ。
「狐卯猾様……」
すぐに頭を下げる拷陀。
「この度は申し訳ございません! 必ずや立て直し――」
「いいのよ、拷陀。むしろ、“目的”は達したのだから、よくやったわ」
拷陀の台詞を狐卯猾は遮った。
幕府軍との戦力差を考慮すれば、困難だっただろう。幕府軍が慎重である事も、狐卯猾にとっては幸運だった。
「し、しかし……」
グググと拷陀は拳を握る。
紫草を後一歩という所まで追い詰めたのに、この状況だ。怒りが込み上げて来ない方が可笑しい。
「それなら、逆襲を許可するわ。拷陀は役目を果たした。後は、思うがままに怒りをぶつけなさい」
「よろしいのですか?」
「憤怒王として感謝している。拷陀が戦うというのならば、本陣に残っている戦力を増援として送るわ」
「必ずや、幕府の追撃隊を返り討ちにします!」
背をビシっと伸ばす拷陀に狐卯猾は微笑を浮かべ、踵を返した。
(全ては私の思惑通り)
ニヤリと口元が歪む。“目的”を達成した以上、拷陀は用無しだ。
問題があるとすれば、幕府軍が憤怒本陣に今、攻めて来られる事だが、拷陀が逆襲に出れば、その心配もないだろう。
●追撃隊後方陣地
拷陀が構築した拠点に最低限の兵力を残し、足の速い部隊を中心とした追撃隊が編制された。
その中には、馬が揃っていた十鳥城の軍勢も合流している。
「将軍様。増援となるハンター達が間もなく到着予定との事です」
側近の言葉に立花院 紫草(kz0126)は軽く頷いた。
転移門がある天ノ都から距離が離れている。ハンター達の為に、特別に高速馬車を用意した意味はあっただろう。
「それでは、いよいよ、追撃の総仕上げです。前線の仁々木 正秋(kz0241)にも連絡を入れて下さい」
「仰せの通りに……将軍様もご出撃されますでしょうか?」
紫草は首を横に振った。
どうも身体に違和感を感じてはいるが、それは口にはしない。
病み上がりだった所で傷を受けた事によるものか、それとも、ただ歳を取っただけか。
「拷陀の能力がある程度判明している以上、後はハンター達で十分でしょう」
微笑を浮かべて紫草は側近に答える。
高位の憤怒歪虚ではあるが、倒せないという程、絶望的でもないはずだ。
「憤怒本陣に動きは?」
「斥候からの情報によると、今のところ、動きは見られていないそうです」
「……出て来ますね。敵の増援が」
ピクッと紫草の眉毛が動く。
このまま追撃を許してはその勢いで憤怒本陣まで迫るかもしれないと憤怒側は考えるだろう。
事実、紫草はその想定もしていた。拷陀のような高位歪虚は討ち漏らすと後の脅威となるからだ。
憤怒側も馬鹿ではないだろうから、やすやす、本陣への侵入を許すとは思えない。
そうでなくとも、【蒼乱】時に攻め込まれて本陣を破壊されているのだ。
「拷陀を討伐するように厳命しますか?」
「必要があれば、幕府軍でハンター達をフォローしましょう。損害が出る事になりますが」
こうして、追撃戦は山場を迎える事になった。
●追撃隊
背を見せて逃げ出していた憤怒甲冑共が急に反転。
追撃隊である正秋ら、幕府軍に反撃を開始してきた。
「拷陀まで後少しというのに……」
正秋が太刀を振って憤怒甲冑を腕を切り落とす。
視界の中、荒野にポツンと拷陀が立っている。徹底抗戦のつもりか、その辺り一帯は炎に包まれていた。
「仕方ねぇよ。さっさと取り巻きを倒してしまおうぜ」
親友である瞬も先程から肩を並べて戦っていた。
他にも幕府軍の中から精鋭が集まっている。この様子なら、殲滅も問題ないだろう。
「ハンター達も間もなく到着するっていうし、余裕なんじゃねぇ」
「このまま敵がすんなりと倒されてくれるとは思えないんだ」
「正秋は無駄に真面目なんだよ。相手は手負いだぜ」
瞬はそう言うが、こればっかりは元々の性格にもよるだろう。
それに、正秋はどうしても不安が払拭できなかった。
(憤怒本陣が近い……もし、ハンター達が拷陀との戦闘中に敵の増援が来たら……)
高位歪虚との戦闘中に隙を見せる事は死を意味するだろう。
ハンターも絶対無敵という事はないはずなのだから。
(……拷陀を倒すまでに敵の増援が来たら、その時は……)
心の中で正秋は覚悟を決める。
これまで沢山の事をハンター達に助けて貰ったのだ。ここで命を張れないでどうするか。
(絶対に守る。だから……!)
正秋は全身の力を込めて眼前の敵を切り伏せたのであった。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●???
荒野を突撃将軍“拷陀”が僅かな取り巻きと共に駆けている。
目指すは憤怒本陣。一先ずはあそこに戻って体勢を整える必要があるだろう。
「おのれ、紫草! ハンター!」
轟々と炎を噴出させており、その怒りは冷めていないようだ。
憤怒歪虚の中には、怒りに耐えきれず、自暴自棄となって人間に向かっていく者も多い。
ある丘を登ったところで、拷陀は足を止めた。
そこには、耳のようにぴょんと立っているような髪型が特徴の美女の姿をした歪虚が立っていたのだ。
「狐卯猾様……」
すぐに頭を下げる拷陀。
「この度は申し訳ございません! 必ずや立て直し――」
「いいのよ、拷陀。むしろ、“目的”は達したのだから、よくやったわ」
拷陀の台詞を狐卯猾は遮った。
幕府軍との戦力差を考慮すれば、困難だっただろう。幕府軍が慎重である事も、狐卯猾にとっては幸運だった。
「し、しかし……」
グググと拷陀は拳を握る。
紫草を後一歩という所まで追い詰めたのに、この状況だ。怒りが込み上げて来ない方が可笑しい。
「それなら、逆襲を許可するわ。拷陀は役目を果たした。後は、思うがままに怒りをぶつけなさい」
「よろしいのですか?」
「憤怒王として感謝している。拷陀が戦うというのならば、本陣に残っている戦力を増援として送るわ」
「必ずや、幕府の追撃隊を返り討ちにします!」
背をビシっと伸ばす拷陀に狐卯猾は微笑を浮かべ、踵を返した。
(全ては私の思惑通り)
ニヤリと口元が歪む。“目的”を達成した以上、拷陀は用無しだ。
問題があるとすれば、幕府軍が憤怒本陣に今、攻めて来られる事だが、拷陀が逆襲に出れば、その心配もないだろう。
●追撃隊後方陣地
拷陀が構築した拠点に最低限の兵力を残し、足の速い部隊を中心とした追撃隊が編制された。
その中には、馬が揃っていた十鳥城の軍勢も合流している。
「将軍様。増援となるハンター達が間もなく到着予定との事です」
側近の言葉に立花院 紫草(kz0126)は軽く頷いた。
転移門がある天ノ都から距離が離れている。ハンター達の為に、特別に高速馬車を用意した意味はあっただろう。
「それでは、いよいよ、追撃の総仕上げです。前線の仁々木 正秋(kz0241)にも連絡を入れて下さい」
「仰せの通りに……将軍様もご出撃されますでしょうか?」
紫草は首を横に振った。
どうも身体に違和感を感じてはいるが、それは口にはしない。
病み上がりだった所で傷を受けた事によるものか、それとも、ただ歳を取っただけか。
「拷陀の能力がある程度判明している以上、後はハンター達で十分でしょう」
微笑を浮かべて紫草は側近に答える。
高位の憤怒歪虚ではあるが、倒せないという程、絶望的でもないはずだ。
「憤怒本陣に動きは?」
「斥候からの情報によると、今のところ、動きは見られていないそうです」
「……出て来ますね。敵の増援が」
ピクッと紫草の眉毛が動く。
このまま追撃を許してはその勢いで憤怒本陣まで迫るかもしれないと憤怒側は考えるだろう。
事実、紫草はその想定もしていた。拷陀のような高位歪虚は討ち漏らすと後の脅威となるからだ。
憤怒側も馬鹿ではないだろうから、やすやす、本陣への侵入を許すとは思えない。
そうでなくとも、【蒼乱】時に攻め込まれて本陣を破壊されているのだ。
「拷陀を討伐するように厳命しますか?」
「必要があれば、幕府軍でハンター達をフォローしましょう。損害が出る事になりますが」
こうして、追撃戦は山場を迎える事になった。
●追撃隊
背を見せて逃げ出していた憤怒甲冑共が急に反転。
追撃隊である正秋ら、幕府軍に反撃を開始してきた。
「拷陀まで後少しというのに……」
正秋が太刀を振って憤怒甲冑を腕を切り落とす。
視界の中、荒野にポツンと拷陀が立っている。徹底抗戦のつもりか、その辺り一帯は炎に包まれていた。
「仕方ねぇよ。さっさと取り巻きを倒してしまおうぜ」
親友である瞬も先程から肩を並べて戦っていた。
他にも幕府軍の中から精鋭が集まっている。この様子なら、殲滅も問題ないだろう。
「ハンター達も間もなく到着するっていうし、余裕なんじゃねぇ」
「このまま敵がすんなりと倒されてくれるとは思えないんだ」
「正秋は無駄に真面目なんだよ。相手は手負いだぜ」
瞬はそう言うが、こればっかりは元々の性格にもよるだろう。
それに、正秋はどうしても不安が払拭できなかった。
(憤怒本陣が近い……もし、ハンター達が拷陀との戦闘中に敵の増援が来たら……)
高位歪虚との戦闘中に隙を見せる事は死を意味するだろう。
ハンターも絶対無敵という事はないはずなのだから。
(……拷陀を倒すまでに敵の増援が来たら、その時は……)
心の中で正秋は覚悟を決める。
これまで沢山の事をハンター達に助けて貰ったのだ。ここで命を張れないでどうするか。
(絶対に守る。だから……!)
正秋は全身の力を込めて眼前の敵を切り伏せたのであった。
解説
●目的
拷陀討伐
●内容
憤怒本陣から敵増援が届く前に、拷陀を討伐する
●地形
障害物の乏しい荒野
●味方勢力
立花院 紫草(kz0126)
幕府軍を率いる征夷大将軍。
後方陣地にて追撃隊を支援している。
仁々木 正秋(kz0241)
十鳥城の精鋭部隊を率いる代官。
拷陀の取り巻きや憤怒雑魔などと戦闘中。
※今依頼においては、NPCと行動を共にする事はありませんし、逆に応援の必要もありません。
●敵勢力
突撃将軍“拷陀” サイズ1
元武家の堕落者。燃え盛る炎に包まれた全身甲冑の姿をしている歪虚。
高位の憤怒歪虚の力を扱える。
以下の特殊能力を持っている(明確に判明している分)
『憤怒の加護』:強力な怒りで周囲の大気を震わせる事で、覚醒者のマテリアルを用いた、あらゆる攻撃魔法の威力を漸減する事ができる。
『憤怒の炎法』:燃え盛る炎を急速縮小&拡大する事で、自身に付与された、あらゆるグッド・バッドステータスを無効化する事ができる。
『憤怒の飛火』:負のマテリアルによる炎で一帯を包み、憤怒以外に“継続ダメージ:憤怒炎上”を付与させる。抵抗に成功しても能力が発動されている限り、毎ラウンド判定が発生する。
“継続ダメージ:憤怒炎上”……毎ラウンド防御点を無視したダメージが発生し、かつ、負のマテリアルによる炎系魔法のダメージが増加する。また、このバッドステータスが付与された者に対し、拷陀は奇襲攻撃が可能となる。
憤怒甲冑 サイズ1
怒りの顔が浮かんでいる和装鎧の歪虚。
刀や槍、魔導筒などで武装している。
本来の取り巻き分としてではなく、召喚された分のみとなる。
※拷陀の召喚による出現がない限り、ハンター達は拷陀単体との戦いとなる。
●その他
タイムリミットはおおよそ50ラウンドとする(増援分は幕府軍がカバーする。以降、達成度が低下していく)。
開始位置は100スクエア離れている事とする。
拷陀討伐
●内容
憤怒本陣から敵増援が届く前に、拷陀を討伐する
●地形
障害物の乏しい荒野
●味方勢力
立花院 紫草(kz0126)
幕府軍を率いる征夷大将軍。
後方陣地にて追撃隊を支援している。
仁々木 正秋(kz0241)
十鳥城の精鋭部隊を率いる代官。
拷陀の取り巻きや憤怒雑魔などと戦闘中。
※今依頼においては、NPCと行動を共にする事はありませんし、逆に応援の必要もありません。
●敵勢力
突撃将軍“拷陀” サイズ1
元武家の堕落者。燃え盛る炎に包まれた全身甲冑の姿をしている歪虚。
高位の憤怒歪虚の力を扱える。
以下の特殊能力を持っている(明確に判明している分)
『憤怒の加護』:強力な怒りで周囲の大気を震わせる事で、覚醒者のマテリアルを用いた、あらゆる攻撃魔法の威力を漸減する事ができる。
『憤怒の炎法』:燃え盛る炎を急速縮小&拡大する事で、自身に付与された、あらゆるグッド・バッドステータスを無効化する事ができる。
『憤怒の飛火』:負のマテリアルによる炎で一帯を包み、憤怒以外に“継続ダメージ:憤怒炎上”を付与させる。抵抗に成功しても能力が発動されている限り、毎ラウンド判定が発生する。
“継続ダメージ:憤怒炎上”……毎ラウンド防御点を無視したダメージが発生し、かつ、負のマテリアルによる炎系魔法のダメージが増加する。また、このバッドステータスが付与された者に対し、拷陀は奇襲攻撃が可能となる。
憤怒甲冑 サイズ1
怒りの顔が浮かんでいる和装鎧の歪虚。
刀や槍、魔導筒などで武装している。
本来の取り巻き分としてではなく、召喚された分のみとなる。
※拷陀の召喚による出現がない限り、ハンター達は拷陀単体との戦いとなる。
●その他
タイムリミットはおおよそ50ラウンドとする(増援分は幕府軍がカバーする。以降、達成度が低下していく)。
開始位置は100スクエア離れている事とする。
マスターより
●挨拶
皆さん、おはようございます。AdivMSの赤山です。暑い日々に相応しい熱い依頼を用意しました。
●攻略のヒント
特殊能力にどう対抗するのか、準備するのかという辺りは大事だと思います。役割分担は必須でしょうか。
なお、危険フラグ付いています。判定内容によっては容赦なく重大ステータスが付与されますので、ご注意下さい(NPCも同様です)。
ちなみに……討ち漏らすと後々、めんどい事になりますので、出来れば倒して欲しいです(切実)。
皆さん、おはようございます。AdivMSの赤山です。暑い日々に相応しい熱い依頼を用意しました。
●攻略のヒント
特殊能力にどう対抗するのか、準備するのかという辺りは大事だと思います。役割分担は必須でしょうか。
なお、危険フラグ付いています。判定内容によっては容赦なく重大ステータスが付与されますので、ご注意下さい(NPCも同様です)。
ちなみに……討ち漏らすと後々、めんどい事になりますので、出来れば倒して欲しいです(切実)。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/08/06 20:00
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
質問卓 リュー・グランフェスト(ka2419) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2018/07/26 00:18:10 |
||
相談卓 ウィーダ・セリューザ(ka6076) エルフ|17才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2018/07/27 23:54:20 |
||
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/07/25 21:50:01 |